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食品産業総合スレッド

1083荷主研究者:2012/04/08(日) 14:55:05

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120218/bsc1202180502008-n1.htm
2012.2.18 05:00 Fuji Sankei Business i.
発泡酒“落日”、薄れる存在 第3・ノンアル台頭で販売量3分の1に

 ビールを下回る価格で一世を風靡(ふうび)した発泡酒の存在感が薄らいでいる。ビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)に占める割合は2002年に37.2%あったが、11年は15.4%と半分以下に落ち込んだ。後から登場した第3のビールに低価格のお株を奪われたほか、ビール各社が利益率の高いノンアルコールのビール風味飲料などに力を注いでおり、10年4月以降、新製品が出ていない。一定の愛飲者を持つブランドを持つ各社は撤退を否定するが、活性化が望めない状況に陥っている。

 ◆全社マイナス

 今月相次いだビール大手の11年12月期決算発表。豪州事業が不振だったキリンホールディングス以外の3社が営業増益を確保したが、国内事業に貢献したのは、前年比で市場が2割成長したノンアルコールのビール風味飲料など。各社の首脳は、発泡酒について触れることはほとんどなかった。

 発泡酒の11年の販売量は13%減の86万キロリットルで、最盛期の約3分の1に減った。大手4社の今年の販売計画も、全社が前年比マイナスを見込む。

 減少率はキリンビール3.8%、アサヒビール12.1%、サッポロビール18.5%、1994年に他社に先駆けて発泡酒を生み出したサントリー酒類にいたっては40.3%と、ビール類出荷量に占める発泡酒の割合はわずか1.7%になる計算だ。

 発泡酒にとって代わっているのが、第3のビール。11年の総需要は194.1万キロリットルと5年前より5割以上も増えた。「第3」の躍進の背景には税制がある。発泡酒には税率が2段階あるが、現在主流の商品は麦芽使用率が25%未満で、350ミリリットル当たりの税額は47円。「第3」の28円と比べて約7割も高く、350ミリリットル缶入りの店頭での実勢価格は、発泡酒が160円程度、「第3」が140円前後とくっきり差がついている。

 「第3」には、大豆タンパクなどを原料にしているものと、発泡酒に麦を原料とした蒸留酒を混和させたものがあるが、後者は麦芽使用率50%未満が要件。麦芽の量を基準にすると、一部の「第3」の方が発泡酒よりもビールに近いことになる。

 ◆「機能性」が頼み

 それでも「発泡酒の撤退はない」と各社が口をそろえるのは「各ブランドが一定の固定客を持っており、販促費をかけなくてもある程度は売れる」(関係者)からだ。

 発泡酒全体の7割を占めるキリンの有力ブランド「淡麗」の11年の販売量(派生商品を除く)は約2700万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と前年に比べ4.3%減ったが、ビール類全体でみても「スーパードライ」(アサヒ、ビール)などに次ぐ4番目の多さを誇る。同社マーケティング部の今村恵三主査は「ジャンルで選ぶというよりは『淡麗』というブランドで選んでいただいている」と強調する。ブランドで選ぶ消費者は、嗜好(しこう)や価格を基準にしている傾向が強く、発泡酒だから買う、買わないという行動はほとんどないとみられている。

 また、発泡酒の功績の一つに糖質やカロリーを抑えた「機能性」という市場を創造したことがある。他のビール類に比べて「機能性」を付加しやすく、02年にキリンが発売した糖質70%オフの「淡麗 グリーンラベル」が大きな役割を果たした。ビールでも過去に機能性に着目した商品が出たが定着せず、低価格で気軽に飲める発泡酒の特徴とマッチしたことで、市場ができたようだ。

                   ◇


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