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食品産業総合スレッド
1029
:
荷主研究者
:2011/10/10(月) 23:29:29
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110927t12002.htm
2011年09月27日火曜日 河北新報
キリンビール仙台工場再開 半年ぶりビール仕込み
ほぼ半年ぶりに製造を再開したキリンビール仙台工場で、仕込み釜にホップを投入する従業員ら=仙台市宮城野区港2丁目
キリンビールは26日、震災で大きな被害を受けて操業を停止していた仙台工場(仙台市宮城野区)で、ほぼ半年ぶりにビール製造を再開した。同社は残る製造ラインの復旧も進め、早期の全面的な操業を目指す方針だ。
再開したのは缶ビールの製造ラインなどで、遠野市産ホップを使った「一番搾り とれたてホップ生ビール」の仕込みを始めた。全国で製造する約8300キロリットルのうち、仙台工場は約1000キロリットル分を造り、製品は11月9日に東北6県と北海道、新潟県の店頭に並ぶ。
工場で行われた仕込み式には高橋尚登常務、横田乃里也仙台工場長、本田敏秋遠野市長らが出席。ホップを一握りずつ仕込み釜に投げ入れた。
仙台港の間近にある仙台工場では、3月11日の地震で巨大な貯蔵タンクが転倒。直後の津波で出荷前のビールが入った缶や瓶が、大量に敷地内に散乱するなどした。4月上旬から復旧作業に着手し、製造能力は60%まで回復。これまでの復旧費用は約50億円に上る。
キリンビールは今後、瓶ビールの製造ラインなどの復旧を目指す。工場の防災体制強化では地震計や独自の緊急地震速報を導入、食料や毛布、燃料など700人分の避難物資の備蓄も図った。
横田工場長は仕込み式後、「社員一丸となっていち早く再開できた」と強調。高橋常務は「仙台工場は重要な拠点。震災から1年を迎えるまでに復旧率を100%に近づけたい」などと話した。
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