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食品産業総合スレッド

1018とはずがたり:2011/09/24(土) 10:36:45

「福島産ビール」期待 アサヒ、10月に工場再開
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201109230161.html

 アサヒビールは22日、東日本大震災で建物が壊れた福島工場(福島県本宮市)で10月3日にビール類の仕込みを再開し、11月下旬から出荷し始めると発表した。地元では、大手企業の生産再開が福島産食品の苦境を打開するきっかけになると期待している。

■2段階で放射線検査

 福島工場はアサヒビールの生産能力の約14%を占める。外壁修理に手間取り、ビール業界の被災工場では、復旧が最も遅れた。

 この工場は東京電力福島第一原発から西へ約60キロにある。福島市で会見した柴田和憲・研究生産本部長は「安心できる商品を地域で作り、地域で喜んで飲んでいただくことが企業の使命だ」と語った。

 風評被害の不安もつきまとう。「福島産ビール」をどう理解してもらい、どれだけ売れるか。アサヒも手探りが続く。

 工場には、放射線測定装置を取り入れ、水道水など原材料段階と、製品の完成段階の両方で検査する態勢をとる。これまでの検査では、装置で検出できるレベルの放射線は検出されなかったという。

 当面の生産量は震災前の年間2500万ケースの半分以下。商品も主力の「スーパードライ」ではなく、発泡酒の「アサヒ本生アクアブルー」を作る。

 福島産の缶には「感謝」などのメッセージを載せる。地元への感謝を表すためといい、柴田本部長は「メッセージ入りなので、出荷先は主に福島になると想定している」と話した。

 震災前は166人を雇っていた。今後は他工場に出張中の人を除いた約120人を雇う予定だ。

■地元「風評克服へ」

 ビール工場再開を、福島県は心待ちにしていた。

 県内では被災者の働き口がおもに震災復旧工事に偏っており、「安定雇用につながる」との期待の声が多い。さらに県商工労働部の斎須秀行部長は「福島の水を使ったビール工場の再開は食品産業の復興のシンボルになる」と話す。

 県はコメや牛肉などの農畜産品については出荷前に放射能を検査し、放射性セシウムやヨウ素がどれだけ含まれているかを公表している。そのうえで国の基準を超えたものは市場に出回らないようにしている。

 加工食品は企業の「自主検査」に任せている。県によると、これまでに自主検査した約700品の加工食品はほとんどが「放射能未検出」。検出されたのは約20品だけで、最高でも基準の6割ほどだった。

 ただ、厳しい検査態勢を敷いても、出荷価格や販売量は好転していない。JA全農福島によると、牛肉は出荷段階で震災前の3〜4割しか値がつかないという。風評被害を抑えるため、県は22日、イオンと連携し、全国の店で県産食品を販売する協定を結んだ。

 「スーパーや百貨店が福島産の応援フェアをしてくれているうちに、風評被害を克服しないといけない」。県幹部は消費者にどう理解してもらえるか、頭を悩まし続けている。(高重治香、大月規義)


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