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民主党スレッド

1とはずがたり:2003/11/13(木) 11:03
民主党関係全般
http://www.dpj.or.jp/

6365名無しさん:2010/03/08(月) 17:01:49
小宮山が嬉しそうなんだが鳩山はどうだったんだろうね。
http://www.mbs.jp/news/jnn_4373903_zen.shtml
ページ更新時間:2010年03月08日(月) 16時43分
■ 民主・女性議員、「政調」復活求め官邸に

 民主党の政策調査会の復活を求める有志の女性議員が、党の代表である鳩山総理に改めて要望するため総理官邸を訪れました。

 「議員の皆が政策を作る場、そして政策を勉強する場、立法もしていく、そういう政策調査会を、名前にはこだわりませんけれども、要望しているということを伝えに行って来ました」(民主党・小宮山洋子議員)

 鳩山総理と面会した有志の女性議員らは、小沢幹事長が主導して廃止した政調=政策調査会の機能の復活を改めて要望しました。

 これに対して鳩山総理は、「是非実現する方向でやっていきたい」と応じたものの、政調会長ポストの復活については、「政権を作った時に一度やめたから」という理由で難色を示したということです。

 また鳩山総理は、こうした動きが反小沢の動きの一つとして捉えられていることを念頭に、「誰に近いとか遠いという考え方でこれが捉えられないようにした方がいい」と釘を刺したということです。

 政調復活を求める声を受けて、民主党の執行部は、所属議員が政策を議論する「議員政策研究会」を新たに設置する方針です。しかし、この研究会には法案を事前に審査する機能を持たせず、政調会長ポストの復活も認めない方針であることから、政調復活を求める議員の一人は「目くらましに過ぎない」と批判しています。(08日13:45)

6366名無しさん:2010/03/08(月) 17:05:08
>>6365の時事通信の記事
>>6365にもあるけど
> 「誰かに近いとか遠いとかでとらえられないようにした方がいい」
というのは結構意味深かも。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010030800380
民主有志、政調復活を申し入れ=首相「簡単ではない」

 民主党の小宮山洋子、藤田一枝両衆院議員ら有志が8日午前、首相官邸に鳩山由紀夫首相を訪ね、党政策調査会(政調)や政調会長ポストの復活を申し入れた。これに対し、首相は「簡単ではない」と慎重姿勢を重ねて示した。
 小宮山氏らは先に発足した「政策調査会の設置を目指す会」のメンバー。小沢一郎幹事長と距離がある議員が多く、首相は小宮山氏らに対し「誰かに近いとか遠いとかでとらえられないようにした方がいい」と語った。 (2010/03/08-13:20)

6367とはずがたり:2010/03/08(月) 18:26:08
>>6364
一人いたぐらいで全体が崩壊してしまうような柔な政党では困ると思うんですけどねぇ。
>そもそも、政調復活などで数十人に増えるかもしれん党内有力者の中に一人でも利権に走ったり政策より人格批判等で議論しようというような厄介者が含まれれば、政府・内閣が迷走する可能性が高まるのはお分かりいただけないでしょうか。

>>6365-6366
議員政策研究会新設の方向>>6357が固まっているから鳩山もそこは「是非実現する方向でやっていきたい」と前向きで,この動きがそのまま反小沢とならない様釘を刺すのも忘れない感じでしょうか。

6368名無しさん:2010/03/08(月) 18:55:05
>>6367
崩壊と迷走は違うでしょ?それとも迷走した途端崩壊するというニュアンスでとられました?わざと揚げ足とろうとしてるとは思いたくないですか、どうもこの手の話(反反小沢とでも言っときましょうか)になると牽強付会なご意見をされるように見えるのですが…

もっと反小沢の人たちに判り易く言うと「小型の(世間や反小沢が思われてる闇将軍的な)小沢」を造りやすくする体制なんですよ>党内政調部会。

例えば自民党時代に「ベトコン議員」と呼ばれた農林族が「農政」という政策論を盾に党内や内閣を引っ掻き回す舞台となったのが農林部会やそこに連なる調査会だったんじゃないですかね。
あんなのただの利権ぶんどりあいで目指してるものとは違うんだと言うかもしれませんが、どんな理念を掲げようが、党内で政策の提言や調整をする部局を設置すれば、そこを中心に利権ぶんどりあいに理屈をつけて表にだせるようにする場と化してくんじゃないでしょうかね。

結局「政策通だから大丈夫」なんて私には思えないんですよ、まして彼らの「私利私欲私怨で党の方針をねじまげようとするような態度」など見せつけられた日には。

6369とはずがたり:2010/03/08(月) 19:14:58
崩壊と云う言葉がまずければ,党の迷走ではなくそういう場で闊達な議論を期待したい,と思います。
自民党が利権のぶんどり合いしてた場所で民主党には政策議論を期待したいと云う考えですが,其れをやるには民主党は旧自民党的・旧社会党的な悪い部分の要素を強く持ちすぎてますかね?

6370名無しさん:2010/03/08(月) 20:11:03
>>6369
> 闊達な議論

それを政務三役との政策会議などで充実させるという方向で鳩山政権はスタートしたんじゃなかったでしょうか?
それに不備があるからどこそこを修正せよ、というのは判るのですが、党内にもう一度政調復活させて政府から切り離した場で独自に政策議論できるようにするのは違うと思うのですよ。
無論、勝手に個人的研究会とか作ってやるのはそれはそれで構わないと思います、但し、それは私的な領域で公務や議員活動に大きな影響を及ぼさない範囲に留めるべきでしょうが。


> 其れをやるには民主党は旧自民党的・旧社会党的な悪い部分の要素を強く持ちすぎてますかね?

「民主党が」というより「人間が」「人類が」って気がするんですけどね。

なんというか政治家に無駄にストイックな精神を求めすぎじゃないでしょうか?
私は政治家だろうとどんな職種だろうと、他人に「聖人君子たれ」と求める気はありません。
勿論、そういう風になりたいという方がいれば止める気はないですし、そういう人がいれば素直に尊敬しますけど、実際はそれぶってる人や他人にだけ強要される方が多いなぁと感じています。

6371小沢嫌い:2010/03/08(月) 20:19:42
どーでもいーけど、いつもの小沢大好きクンは相変わらず名無しなのな
教祖が分かりやすく説明したくない男だから、信者が議論を分かりやすくしようと思わないのは当たり前かw
議員板と違ってID出ないのにねぇ

6372名無しさん:2010/03/08(月) 20:25:01
IDとかIPとか表示するようにしてくれても構いませんよ。
名乗るルールでもないので面倒だから名乗ってないだけなので。

6373小沢嫌い:2010/03/08(月) 20:48:51
>>6372
ルールの問題なのかよw
ルールに定められてなければ、議論に参加する常連さんやら、俺らROM連中に対する、配慮とか思いやりとか、そういうものはないわけだ
つーか、そんだけ長文書いといて、名前のところに1でもアでも入れるのが面倒なわけなかろうに
いやぁ、さすが小沢信者は他の人とは違うね
想像を超えるわw
お邪魔さま

6374名無しさん:2010/03/08(月) 21:02:26
>>6373
どういう配慮や思いやりでしょう?どうせ内容で勝手に特定されてるのだからもう名乗ろうが名乗るまいが同じでしょうし。
私にとって重要なのも発言内容です。
あなたが他の誰かであろうと書かれてる内容にそれは関係ないように、私がどこの誰であろうと書かれてる内容に関係ありません。
本文を見て内容を読み取れば済む話です。
その内容が問題なら指摘すれば良い訳で。

名前に入れるのも面倒ですよ。タブなりマウスでカーソル移動なりする訳ですから。
掲示板もここだけ使ってる訳でなしクッキーに残ったら削除やらと手間だけが増えます。

管理人もしてるので判りますが、ここの掲示板はIP表示も設定できますし、たしか名前必須入力にする事もできたんじゃなかったかな?
そうしないという事は管理人がそれを望んでないか、めんどうだからやってないのでしょう。
そういう事です。

6375とはずがたり:2010/03/09(火) 01:02:24
>>6370
まあ認識の違いなんだと思います。

>>6371-6374
IPだのIDだの自由な書き込みを阻碍するから入れたくないっすねぇ。
IDはチャット状態の議員板なら兎も角日付変わったら変わるなら数日に亘る議論ともなったりする我が板には無意味でしょうし。IP晒されると職場とかから書き込みにくくなるしw
まあぶっちゃけ規制のために管理画面熟読するのは面倒だからやっておりません。やってるのは変な各種広告や粘着私的告発対策のNGワード規制ぐらいです。
管理人としては全ての名無しさんにコテ付けて貰えるとそりゃあ有り難いですけど名乗らない選択肢も当然認めるというスタンスです。

6376名無しさん:2010/03/09(火) 11:19:18
政調会廃止って方針は、政権形成前後いきなりどこかで決まって出てきたって印象がありますね。
議員の意見が実質的に意味を持たない政策会議しかないなら問題だと思います。

6377名無しさん:2010/03/09(火) 14:38:18
>>6376
元々が小沢マニフェスト発でなく鳩山代表が取りまとめた政権奪取後の方針で出てきたものだったからではないでしょうか。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090608-145056/news/20090711-OYT1T00757.htm
民主、政権獲得後に国家戦略局や閣僚委…政治主導へ改革案

 民主党の政権獲得後の政府の機構改革案が11日、明らかになった。

 国家の将来構想や予算の骨格を策定する首相直属の「国家戦略局」や少人数の閣僚による「閣僚委員会」を設け、政治主導の強化を目指す内容だ。鳩山代表がまとめたもので、次期衆院選の政権公約(マニフェスト)に盛り込む方針だ。

 国家戦略局は首相官邸に置き、各省庁に加えて民間からもスタッフを登用する。外交を含めた国家戦略を策定するほか、財務省が行う予算編成の前段階として国家戦略に沿った予算の骨格をまとめる。機能が重複する経済財政諮問会議は廃止する。

 一方、閣僚委員会は、各省の縦割りによる弊害を打破するため、政策ごとに関係閣僚が少人数で議論する仕組みで、英国がモデルとなっている。現在の次官会議は廃止はしないが、「閣議の事前調整としての会議は行わない」とし、機能を見直す考えだ。

 行政全般を見直し、ムダや不正を洗い出す「行政刷新会議」も創設する。すべての予算や制度を精査し、各省庁に是正を求める役割を担う。

 このほか、与党が政策決定の過程に大きく関与する現在の仕組みを改める方針だ。与党の政務調査会を廃止する一方、閣僚、副大臣、政務官の「政務三役」のほか、大臣補佐官として国会議員100人余りを政府内に配置する。

 各省では政務三役が政策立案・決定にあたることとし、政策は国会議員が主導して内閣で一元的に決めることを目指す。
(2009年7月11日20時20分 読売新聞)

6378名無しさん:2010/03/09(火) 14:43:10
ついでにこの辺も貼っときます

http://www.secj.jp/
新しい日本を作る国民会議
緊急提言「政権交代後の日本政治と与党民主党、野党自民党の課題」ダウンロード(2009/9/3)
http://www.secj.jp/pdf/090903-1.pdf

第3.民主党による政権構造転換に関する課題
【政権構造転換こそ民主党政権の使命】
① 民主党は大胆な政権構造の転換を訴えて総選挙に勝利した。「政府・与党二元体制」の解消など、われわれがかねて主張してきたことと重なる改革案も多く、われわれとしては、そうした「政権構造の転換」を民主党が力強く推進することを、期待を持って見守りたい。ただ、そうした転換には多くの障害があり、新しい制度を導入すれば問題が片付くというほど簡単なものではない。その点で、大勝利にもかかわらず、民主党幹部が謙虚な姿勢を示していることは高く評価できる。民主党が今後とも勝利に驕ることなく、丁寧に政権構造を作り替えていく作業に従事することを願っている。 3
【大規模な情報公開と国民との情報共有】
② 政権交代による最大の政治改革の一つは大規模な情報公開の実現であり、それこそが、新政権の一丁目一番地である。官僚主導とは「官による情報の独占」に他ならないのであるから、民主党は過去の政府の活動について情報を公開し、国民との間で政府の実情についての現状認識を共有するところから始めるべきである。そして、「税と社会保障制度共通の番号制導入」など、すべての国民が暮らしの現在と将来に関する情報を共有できる基盤の整備に向かうべきである。また、今後の政権移行や政権運営にあたっても透明性を確保し、国民に対する説明責任をその都度果たしながら進めるべきである。こうした「国民との情報共有」なしには、「政権構造の転換」は成し遂げられないことを民主党は再認識する必要がある。
【特別国会と残務処理内閣の使命】
③ 総選挙に敗れた麻生内閣、自公連立政権関係者は、政権の座を明け渡すにあたり、不慣れな民主党関係者に対して国益の観点から誠実に引き継ぎを行うことが求められる。その意味で、特別国会において新内閣が成立するまでの麻生内閣は「残務処理内閣」となるのであって、駆け込み的な政策決定が好ましくないことはいうまでもないが、政権交代後に予定されている行事や政策的課題処理に関しても、政権担当を予定する民主党と誠実な情報交換と調整を行うべきである。
【政府・与党二元体制の克服と新しい政官ルールの確立】
④ 民主党が組織する新政権のもっとも重要な課題は、「政府・与党二元体制」の克服である。基本的には議院内閣制の正式の機関を軸に政策を決定し、与党は真の意味での「政権党」として政権の中核に位置することが求められる。その意味で、個別政治家の「政治家主導」を脱して、政治家中心の「政権主導」(内閣一元による首相を中心とする内閣主導体制=真の意味での政治主導)を実現すべく、これまでの慣習をあらためなければならない。与党政治家は、正式の指揮命令系統を乱すような官僚に対する指示を出してはならず、行政課題や政策に関して要望があれば、担当の大臣や副大臣などを通じて意思を伝達するべきである。また、各担当大臣など政権において責任を持つ政治家は、政権に参加する政党の所属議員の意思を集約する仕組みを持たなければならない。
【連立政権と政府・与党一元化の関係】
⑤ そこで、たとえ連立政権を樹立する場合でも、これまでのように与党の政策協議機関を政府の外に置くのではなく、連立に参加する中小政党は入閣するなど政権に参加する政治家を政策調整の窓口とすることによって、新政権の「政府・与党一元化」が機能するような形をとるべきである。また、今回の総選挙結果は民主党に政権を担う明確な負託を与えたものである以上、たとえ連立内閣という形をとるにしても、連立政党間の関係は対等ではなく、「民主党が中心となって政権を運営していく原則」を確認した上での連立が組まれるべきである。その意味では、議会運営上他の政党の協力が必要であれば、民主党と他の政党が連立政権ではなく、「議会連合」を組むことも選択肢の一つである。

6379名無しさん:2010/03/09(火) 14:43:55
>>6378続き

【内閣を構成する国務大臣のあり方と閣僚委員会】
⑥ 内閣を構成する国務大臣が互いに連携し合いながら職務を分担して政権運営に当たる日常的政権運営方式について、新しい形をいかに生み出すのかが、政権構造の転換の中核となる。閣議を柔軟に運営するのはもちろん、それを補助するために実質的な調整を行うための「閣僚委員会」の運営などは、日本においてはなじみの薄い方法であるだけに、政治家とそれを支えるスタッフが改革の目的をよく理解し、問題意識を共有して改革を進めることが重要である。こうした大臣同士の調整には、互いに顔を合わせることも重要であるから、閣議以外に大臣が相互に調整ができるような時間設定をすべきであり、大臣の時間を確保するための方策が求められる。
【各省庁における政務三役のあり方】
⑦ また、各省庁においては、「政務三役」(大臣、副大臣、政務官)が責任を持って行政を行うという構想が発表されているが、「政務三役」がチームとして機能するためには、役割分担とともに、「政務三役」がよく相談しながら課題を処理することが必要であるから、頻繁な打ち合わせを行うべきである。逆に、日常業務の監督や判断に属さない事柄(国会の質問取りなど)は官僚に任せて報告を受け、政治家は意思決定作業に精力を集中させることが求められる。各省庁の官僚は「政務三役」の下で働くという意識を強く持つ必要があり、「政務三役」の補佐が業務の中核となるように行動原理をあらためる必要がある。その意味で、官僚の判断で、いろいろな政治家に「ご説明」に回るという、これまでの慣行は改めるべきである。
【内閣および首相補佐機関:国家戦略局、行政刷新会議の位置づけ】
⑧ また、首相主導の内閣運営のもとで内閣の方針を固めるためには、一定のスタッフ機能が求められるが、伝えられている「国家戦略局」を設置するという構想はそうした必要性に応じるものと思われる。また、行政内容の見直しのための「行政刷新会議」も、政府横断的に行政を見直すためには有効な方式であろう。ただ、これらの機関が政権の問題の全てを処理していくことはできないのであって、内閣レベルで処理すべき問題と、各担当者が処理していく問題の戦略的な切り分けが必要となる。むしろ、「国家戦略局」は首相の判断をもとに、そうした課題の切り分けに大きな労力を注ぐべきである。
そして「国家戦略局」等は各省庁の官僚に直接指示を出すのではなく、「閣僚委員会」などを通じて、内閣レベルの方針を出すために行動すべきであり、各省庁の「政務三役」がその方針を受けて、具体的な作業を指揮するような役割分担が求められる。
【文書管理と新しい行政】
⑨ このように、政権入りした政治家が職務をこなしていくためには、政治家が決定を随時確認していくことが必要であり、意思決定の各場面で「決定内容を簡単な文書にまとめる」必要がある。その意味で、政治家は口頭の説明で了解するだけではなく、その決定を短い形で文章・書類にし、その決定をもとにさらに上位の決定が行われる場合には、それについて新たな文章・書類が作られるというように、「各段階において意思決定の記録が残されるような文書管理」を行うべきである。

6380名無しさん:2010/03/09(火) 14:44:25
>>6379続き
【議院内閣制的国会運営への改革】
⑩ また、「政府・与党一元化」は国会運営についても見直しを不可避とする。議院内閣制では国会において政府が一定の役割を持つのは当然のことである。しかしながら、「政府・与党二元体制」のもとでのこれまでの日本の国会では、政府の役割が明確でなかった。今後は、政府と与党が一体化しているわけであるから、国会の委員会などにおいても、「与野党関係」は「政府・野党関係」に転換していくべきであって、そのための制度や慣行の変更も行われるべきである。たとえば、必要であれば、副大臣や政務官が国会の関連委員会の筆頭理事を兼ねるなどの方策も検討する必要があろう。
【党改革と人材養成】
⑪ これまで政権を不安定にしてきた大きな原因は、党内のルールや政治家たちの都合を国民に対する責任よりも優先させる体質にあった。首相の地位が政権党の内部事情で定期的に不安定になるようなことでは、到底国民に対する責任を果たすことはできない。政権党となった民主党は党内ルール優先主義の見直しを率先して行うなど、踏み込んだ態度表明が求められる。また、大量の新人議員をどのように育成し、どのような場で活躍してもらうかなど、国民の心配に応答できるよう、「党の人材育成体制の整備」も避けて通れない。政権交代時代においては、党の運営も国民目線で行うという大原則の定着が必要であり、意味ある政権交代のためには党改革が不可欠の条件である。
⑫ なお、政権を獲得すると、政府の要職に就く政治家は日々の業務に追われて社会との接点が薄くなりがちである。その弱点を補うため、数多くの新人議員はむしろ選挙区を中心に社会で人々の意見を吸い上げる活動に従事し、そこで得た人々が抱える問題や意見を政権入りした政治家に伝えていくことは有用である。そして、そのような活動を通じて民主党の組織を強化していくことが、民主党の将来にとっても大きな意味を持つはずである。
第4.自民党再建の課題
① 総選挙に敗れて、下野することになった自民党は、慣れない野党暮らしに戸惑いを隠せないかも知れないが、政権を手放すということは、またとない「自己改革の機会」を与えられたものという積極的な面があることを再認識すべきである。先に述べたように、次の衆議院総選挙において、再び政権の座に着く可能性が十分にある状況であるだけに、政権を担当していたときの何が問題であったのか、じっくりと反省し、それに基づいて政党のあり方を自己改革してゆくことが求められる。
② 現代日本のような多様な利害・意見が存在するところで、政権担当をめざすには、党内に多様な意見があるのは当然である。そうした多様な意見を党内で集約するのが、政権をめざす政党の重要な責務である。その意味で、再び政権を担当するためには、何よりも団結が必要なのであって、いたずらに政界再編などに期待して、分裂するようなことがないようにしなければならない。
③ 政権を担当していたときには、どうしても社会との接点が薄くなりがちであるから、それを反省し、有権者の中に入って、これまでの政策に関する固定観念を打ち破り、政党のあり方を一から作り直す努力を重ねれば、必ず、柱となる政策が生まれ、政党としての足腰が強くなる。そうした自民党の再生に向けた活動に、議席の有無にかかわらず所属の政治家が努力することが必要である。
④ その意味で、予定されている総裁選では、じっくりとした論戦が戦わされ、そのうえで、新しい総裁が選ばれるというものでなければならないが、それを前提に、特別国会における首相指名選挙などで、党内の足並みがそろうような方法を考えることも大切である。
第5.来年の参議院選挙をめざして
① 来年に予定されている参議院選挙は、新政権にとって「中間評価」とも言える機会であり、新政権の安定度が試される機会であるから、新政権はそれまでに移行期の混乱を乗り越えて、安定した政権運営ができるように努めなければならない。
② とりわけ、今回の総選挙では、政権交代の是非が大きな問題となり、政策については、政権公約の策定過程に不充分な点があったこともあり、一般の有権者の理解も十分ではない。そこで、参議院選挙で再び民意を問う機会を利用して、必要であれば政権公約の修正や発展の姿を示して、有権者の意向を確認しながら、新政権の政策展開がなされるべきである。
③ また、これほど明確な政権選択が行われたわけであるから、参議院においては、会派の勢力関係にかかわらず、総選挙で示された国民の意思を尊重しつつ、必要な修正を求めていくという参議院の役割に基づいた審議や採決が行われることが求められている。その意味で、参議院においては、数の力に頼った一方的な審議が行われないよう、衆議院とはまた違った議会運営が模索されるべきである。

6381名無しさん:2010/03/09(火) 14:55:59
>>6378-6380
この中で与党政調に関して重要な個所は
> 【議院内閣制的国会運営への改革】
> 【党改革と人材養成】
です。
要約すると
1、これまでの「政府・与党二元体制」を改め政府与党一体化し「与野党関係」は「政府・野党関係」に転換
2、これまで政権を不安定にしてきた大きな原因「党内のルールや政治家たちの都合を国民に対する責任よりも優先させる体質」を排除
3、政府の要職に就く政治家の社会との接点が薄くなりがちの弱点を補うため、(新人を含めたその他の)議員は選挙区を中心に社会で人々の意見を吸い上げる活動に従事、そこで得た意見を政権入りした政治家に伝えていく

政調の復活は2の問題(国民への責任より党内ルール等優先)を再燃させるだけですが、今問題になっているのは3の部分(政府入りしてない議員による国民意識の吸い上げと政府入りした議員への伝達)のはずで、これは与党内政調の復活などでは解決されない事の筈なんです。

6382名無しさん:2010/03/09(火) 16:02:33
ありがとうございます。
吸い上げた意見をぶつけてこなれさせる場があり、
そのうえで納得いく形で集約させて、政府に伝える場があり、
という形がよいように思えます。

吸い上げた意見をどうすればいいかわからない(無駄に帰する)状態なら、
吸い上げても仕方ない、ということになるでしょうし。

6383名無しさん:2010/03/09(火) 16:16:26
>>6382
> 吸い上げた意見をぶつけてこなれさせる場があり、
> そのうえで納得いく形で集約させて
というを党の内側でやろうとすると「二元構造」にならざるを得ないのではないでしょうか?
こうした事を政府内や公開で議事録も残る各院委員会で行うというのが「一元化」に繋がるのだと思います。

政府に「党内部で出した結果」を伝えるのでなく「政府が結果を出すための様々な材料」を集めて伝える、というのが(小沢でなく)「鳩山の理想」だったのではないかと愚行します。
ですから、今回の動きは「反小沢」ではなく「反鳩山」だと思うのです。

6384名無しさん:2010/03/09(火) 20:23:46
>>6383
党でも議論した方がいいんじゃないかと思うんですけどねぇ。
私としては、ナマの、イノセントな「陳情」みたいなものをそのまま政府に
御用聞きみたいに伝えるのが与党議員の役目とはあまり思えないです。

よく「私は現場の声を聞きます」だけで選挙を戦う候補者いますけど、
ああいうのへの違和感と共通します。

政府が与党の機能をもっと本格的に取り込むというなら
もっとまともになっていく制度かもしれませんけど、
政府案が深まっていかない一元化では意味がないのでは。

6385名無しさん:2010/03/09(火) 22:24:46
>>6384
> 党でも議論した方がいい
> 政府案が深まっていかない一元化では意味がない
鳩山内閣案では、それを補完するのは「与党内政調」ではなく「各院委員会」という事だと思います。
かみぽこちゃんというニックネームでブログも書いてる上久保誠人という方が、その辺を解説されています。
http://diamond.jp/series/kamikubo/10038/
上久保誠人(早稲田大学グローバルCOEプログラム客員助教)
【第38回】 2009年12月08日

「小沢支配」の指摘は的はずれ
小沢氏が目指す国会制度の健全化

 小沢一郎民主党幹事長が議員立法提出の自粛を求めるなど、「小沢支配」を固めているとの批判が強まっている。政策決定を政務三役(大臣、副大臣、政務官)に一元化し、それ以外の選挙と国会にかかわる政治的な問題を党が行う。しかし、議員立法の自粛等で議員活動が制限されると、大多数の与党議員が小沢氏の支配下に置かれるという懸念が広がっているからだ。

「闇将軍」田中角栄元首相の直系の弟子である小沢氏は、日本政治の長年の問題である「権力の二重構造」の元凶とされてきた。また、小沢氏は自らが関わった政権や政党を次々と崩壊させる「壊し屋」とも呼ばれてきた。小沢氏による党の掌握は、「権力の二重構造」を生み、いずれ鳩山政権を崩壊させると言う識者もいる。

 一方、小沢氏には「英国流議会制民主主義」を日本に持ち込んできた「改革者」というもう1つの顔がある。小選挙区制による二大政党制実現を狙う「選挙制度改革」や、「党首討論」「副大臣制」の導入は、小沢氏の主導で実現したものだ。

 鳩山政権下における小沢氏の国会制度改革の狙いも、「小沢支配」を固めるためではなく、この一連の英国流議会制度導入の完成を目指すものだ。
「与党事前審査」の廃止と
政務三役主導体制

 鳩山政権の「政治主導」の政策過程では、事務次官会議廃止など官僚を政策過程から排除し、政務三役が省庁での法案作成、省庁間の調整から閣議への提出まですべてを主導する。また「経済財政諮問会議」の廃止など、審議会の見直しも決定した(第37回)。自民党政権下では、各省庁の審議会における議題設定から政策過程がスタートしたが、議題設定権を持つ官僚がその主導権を握っていたからだ(第20回)。

 自民党政権下では、各省庁で検討された法案が自民党政調会の「与党事前審査」に回された。これに対して、鳩山政権は民主党政調会を廃止し、与党事前審査を行わないことを決定した。

6386名無しさん:2010/03/09(火) 22:27:01
>>6385続き
http://diamond.jp/series/kamikubo/10038/?page=2
 自民党政権下の与党事前審査では、族議員や様々な業界団体が利益獲得を求めて跋扈した。一方で首相など閣僚はほとんどこの過程に関与できず、内閣よりも党が実質的に政策決定権を持ち、政府・与党の政策決定が二元化していた。また、与党事前審査を経て国会に提出された法案には「党議拘束」が掛けられる。その結果、与党は国会で法案の修正ができず、国会審議が形骸化していた。

 鳩山政権では、与党事前審査の代わりに、副大臣が主催し、与党議員と意見交換する「各省政策会議」を開催する。この会議は政府の公式な会議であり、意見交換の結果は議事録要旨の公開により透明性が確保される。自民党の与党事前審査が非公式であり、その内容が非公開だったのと大きな違いだ。

 また、重要なのは、「各省政策会議」が業界団体等からの陳情を原則受け付けないことだ。鳩山政権では、業界団体からの陳情は幹事長室が一元的に受け付けて各省庁の政務三役に伝達される。

「各省政策会議」での意見聴取と、幹事長室からの陳情の受付を踏まえて、政務三役は法案を取りまとめて内閣に提出する。内閣に提出された法案は、事務次官会議の代わりに、「閣僚委員会」で調整されて閣議に提出される。このように鳩山政権では、法案が省庁で検討されて閣議に提案されるまで政務三役が主導する一方で、他の与党議員は「各省政策会議」に参加する以外政策過程に関与できない。この与党議員の活動制限が「小沢支配」と批判されている。しかし、小沢氏の「国会制度改革」では、実際には与党議員には新たな役割が与えられているのである。
「最後の砦」を活性化させる
委員会審議後の党議拘束

 与党議員の新たな役割とは、国会常任委員会での審議の活性化だ。鳩山政権の委員会審議では、答弁を政務三役が行う。また、その答弁の原稿を官僚が用意することを禁止している。

 これはよく知られていることだが、それ以上に重要なのは、これまで国会会期中に週2回開催されていた委員会を、毎日開催できるようにすることだ。これで野党側に比べて制限されていた与党側の質問時間も十分に確保される。その上で、法案に対する「党議拘束」を委員会審議の段階では掛けず、審議が終了して採決を行う直前に掛ける。その結果、与党議員は委員会で法案の修正を行うことができる。自民党政権時に形骸化していた委員会審議が実質化されることになる。

6387名無しさん:2010/03/09(火) 22:27:42
>>6386続き
http://diamond.jp/series/kamikubo/10038/?page=3

 私は以前、委員会を「脱官僚」の最後の砦とせよ、と主張した(第33回)。与党には、かつて委員会を主戦場として名を挙げた議員が多くいるからだ。

 臨時国会では、中小企業等金融円滑化法案などで「審議拒否」「強行採決」が行われ、国会審議はこれまでとあまり変わらなかった。しかし、常任委員会の委員長たちは、その役割の重要性に少しずつ気付き始めたようだ。

 来年度の通常国会について、川内博史衆院国土交通委員長が「すべての事業を委員会で論じたい」、鈴木宗男外務委員長が「核密約、沖縄密約、機密費、税の無駄遣い。国民が関心を持つテーマをやりたい」と語るなど、委員長たちは意欲を見せ始めている。陳情の幹事長室一元化で、与党議員が支持者からの陳情に忙殺されなくなることも、委員会審議の活性化につながるだろう。
小沢氏の「国会制度改革」は
日本の国会制度のよさを機能させる

 日本の国会制度は、英国議会の「本会議中心主義」と米国議会の「委員会中心主義」の折衷型である。これは戦前、英国を参考に議院内閣制が導入され、本会議での論戦を通じて立法を行う「本会議中心主義」で国会が運営されたものが、敗戦後に米国の影響を受けて委員会中心主義に変わったためだ。

 この日本の国会制度は、まず議院内閣制により政府与党の政策立案を一元化させて首相の指導力を確保する。それに委員会中心主義を組み合わせることで、多くの与党議員が法案審議に参加できる。これは閣僚や野党の幹部クラスばかりが目立ち、その他の議員が活躍する場が少なくなる本会議中心主義の欠点を補うものだ。

 小沢氏の「国会制度改革」は、自民党政権下で政策立案が政府と党に二元化し、委員会審議が形骸化したために機能しなかった、日本の国会制度が本来持つ利点を発揮させるものである。


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