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地域綜合スレ
4998
:
とはずがたり
:2018/09/30(日) 18:32:43
>>4997
◇大木折れる
本巣市根尾板所の淡墨桜は、地元住民が枝4本が折れているのを確認した。60年以上生育状態を記録し続ける藤原俊博さん(78)=同市根尾神所=は「これだけの被害は伊勢湾台風以来」と話し「花付きが良く、見事な花を咲かせてくれる枝だった」と声を詰まらせた。
樹木医大平猛司さん(44)=同市屋井=は「現段階で来年以降の開花にどのような影響があるかは何とも言えない」としつつ「折れた箇所が腐らないよう早急に処置する必要がある」と指摘した。枝を支える支柱も倒れたり傾いたりしており、市と県は「専門家の意見を交え早急に対応したい」としている。
揖斐郡揖斐川町谷汲岐礼では、高さ約35メートルの県指定天然記念物「伊野一本杉」が強風で折れた。同所の新宮神社のご神木で、樹齢千年以上。古くから住民の信仰の対象で地域のシンボルだった。地面から約7メートルの高さで折れた木は、近くを通っていた電線と電柱を巻き込んで倒れた。子どもの頃に一本杉を遊び場にした男性(79)は「すっかり殺風景になってしまった」と肩を落とした。
歴史的な建物などの被害も。岐阜市司町では、1924年に建設された旧県岐阜総合庁舎の2階と3階の約1メートル四方の窓ガラス計4枚が割れた。県によると、塔屋の金属製の扉も外れ、屋上に吹き飛んでいたという。
◇秋の味覚大きな痛手 栗、ナシ落下
猛威を振るった台風21号の強風で、県内では特産の栗やナシが落下し、秋の味覚が打撃を受けた。
JAひがしみのによると、中津川、恵那市では相当数の栗園に影響が出たといい、木が倒れ、大量のいが栗が青いまま落ちた。中津川市栗振興会長の榊間信明さん(77)の栗園は約250本のうち幼木が数本倒れ、いが栗は3割が落ちた。「不作の年で例年の7割の収量を見込んでいたが、6割になるかもしれない」と肩を落とした。
同市の観光栗園も約300本が被害を受けた。8日に今季の営業が始まるため、5日は約15人が復旧作業に当たった。恵那市のえな笠置山栗園も倒木や実が落ちる被害があった。今季の収量は5トンの予定だったが、1・5トンに落ちる見込み。
県内有数のナシの産地・美濃加茂市山之上町では「豊水」が数多く落下した。山之上果樹農業協同組合の湯浅誠組合長(67)によると「6〜7割落下した農家が多く、ひどい農家は9割。今季は雨が少なく、実が小さめで収量も少ない。台風とダブルパンチで品薄は避けられない」と嘆く。
約7割が落下したナシ農園の経営者(41)は、落ちた実を拾いながら「防風ネットで対策したが、効果はなかった」と天を仰いだ。
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