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憲法スレッド

597とはずがたり:2014/05/28(水) 16:01:06
寛仁親王妃・信子さま 皇籍離脱したら約3億円支給との見方
NEWSポストセブン 2012年6月23日 07時00分 (2012年6月23日 07時33分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20120623/Postseven_122952.html

 寛仁親王妃・信子さま(57才)には、いま大きな選択の機会が与えられている。
 寛仁さまのご葬儀に際しても喪主をお務めにならず、関連行事もことごとく欠席された信子さま。いま宮内庁関係者の間では、こんな声が上がっているという。
「もしかしたら、このまま信子さまは、皇籍を離脱されるかもしれない」
 その背景には長きにわたる寛仁さまと信子さまの別居と、2人の娘と信子さまの不仲がある。寛仁さまが逝去されるまで、別居は8年にも及んだ。その別居生活のなかで、信子さまは2人の娘たちとも距離を置くようになっていったという。
 これまで“離婚”を避けてこられた信子さまにいま、“皇籍離脱”の話が持ち上がっているのは、いったいどうしてなのだろうか。それは皇室典範第14条に、次のように記されているからだ。
<皇族以外の女子で親王妃又は王妃となった者が、その夫を失ったときは、その意思により、皇族の身分を離れることができる>
 民間から嫁がれた女性が、未亡人となられた折は、自身の意思でいつでも皇族をやめることが可能だという規定だ。信子さまはこの2つの条件に当てはまる。
「いままで夫君に先立たれ未亡人となられた女性皇族は皆、夫の死後も皇室に残られ、宮家、そして皇室を守るためにお務めをされてきました。この皇室典範第14条の規定によって皇籍を離脱された前例はないんです」(元宮内庁職員の皇室ジャーナリスト・山下晋司氏)
 2002年11月、高円宮さまが47才の若さで亡くなられたが、妻・久子さまは皇籍を離脱されず、宮家の当主となられ、今日に至っている。
「久子妃殿下は、皇族としての役目を果たしながら、3人のお子さまを立派にお育てになりました。しかし、皇室典範の規定には、期限が明記されていませんので、もしも、これから久子妃殿下が“皇籍離脱をしたい”というお気持ちになられれば、それは可能だと思われます」(前出・山下氏)
 現在、信子さま、久子さま以外で、第14条の・皇族以外の女子で親王妃又は王妃となった者・の条件に当てはまるのは、皇太子妃・雅子さまと秋篠宮妃・紀子さま、三笠宮妃・百合子さま、常陸宮妃・華子さま。あくまで仮定の話だが、雅子さまや紀子さまも、信子さまと同様の事態が起きた場合、法律上は皇籍離脱は可能となる。
 その場合、お子様方である愛子さまや眞子さま、佳子さまは、どのような状況になられるのか。

「お子様方の皇籍離脱については別の条項(皇室典範第11、12、13条)が適用され、母親である妃殿下の離脱とは関係なく、お子様単独の問題となるわけです。まず、15才以上の内親王の場合は、本人に離脱の意思があり、かつ皇室会議で承認されれば離脱できますが、15才未満の場合は、本人の意思によって離脱することはできません」(前出・山下氏)
 もし今回、その前代未聞の皇籍離脱劇が実現するとすれば、その後の信子さまが、どのような生活を送られるのかという点にも注目が集まる。
「皇族の身分を離れる場合は、女性皇族が民間に嫁がれるときと同様に宮内庁から一時金が支払われます」(前出・山下氏)
 黒田清子さん(元紀宮さま)が結婚された際、一時金として1億5250万円が支給された。これは皇室経済法で定められた皇族費の10倍以内という規定から算出されている。内親王の皇族費は1525万円であったため、その10倍の満額が支払われたこととなる。
「現状の信子妃殿下の皇族費は清子さんと一緒で、年額1525万円ですが、夫君を失って独立の生計を営む親王妃は年間3050万円となります。その10倍の3億500万円を超えない範囲の一時金が支給されます。仮に減額されるとしても、9割が妥当だと思いますので、少なくとも2億7450万円が支給されるはずです」(前出・山下氏)
 いずれにしても約3億円という莫大な一時金を手に、皇室を離れることとなる。
「この金額が多いかどうかは評価が分かれると思いますが、皇籍を離脱して一般人となっても、元皇族ということは動かしようがなく、やはり、それなりの品位を保持していただくためには必要な額なのです」(前出・山下氏)
 ご自身の意思で“承認いらずの皇籍離脱”の選択が許される信子さまだが、いざ実現となると宮内庁からの強い抵抗が予想される。
「信子さまから“皇籍離脱”の話があっても、前例主義の宮内庁としては、なんとしてでもご本人を説得して引き留めようとするでしょうね。もし離脱が現実のものとなってしまえば、国民の皇室観への影響は避けられませんから…。また、女性宮家創設問題が議論されるなか、これ以上、皇族が減ることだけは避けたいという考え方もありますし」(宮内庁関係者)
※女性セブン2012年7月5日号

598とはずがたり:2014/06/10(火) 23:57:12

皇后美智子さま 首相が女性宮家創設を白紙に戻したことを憂慮
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140607-00000014-pseven-soci
NEWS ポストセブン 6月7日(土)16時6分配信

「理想の家族像につきましては、私は元気な、かつ明るく楽しい家族であってほしいと願っております」

 5月27日、出雲大社禰宜(ねぎ)・祭務部長を務める千家国麿(せんげくにまろ)さん(40才)とのご婚約を発表して会見に臨まれた高円宮家の次女・典子さま(25才)は、こうお気持ちを述べられた。

 この日、典子さまは母・久子さま(60才)とともに、天皇皇后両陛下にご挨拶された。両陛下は「このたびは、ご婚約おめでとう」と心から祝福されたという。

 皇室においての慶事は、2005年の黒田清子さん(45才)のご結婚以来、およそ9年ぶりということもあり、祝賀ムードが広がっているが、両陛下はお喜びの半面、“将来の皇室”について、憂いも抱かれていらっしゃるという。実際、冒頭の会見で典子さまも、

「両陛下からとても温かいお言葉を賜りましたけれども、両陛下のお気持ちを私の口から公表するということは、失礼に当たると思いますので、これは私の胸の内に大切にしまっておかせていただきます」

 と含みのある発言をされた。

 2008年12月、当時の羽毛田信吾宮内庁長官(72才)は、天皇陛下の健康状態が悪化していると発表。その要因について、こう明かした。

「皇統の問題からくるご心労」

 両陛下にとって皇統問題、さらに皇族の減少問題は、長年にわたるお悩みごとであった。

 女性皇族が皇籍を離れれば、皇族の数が少数となり、皇室全体の活動に支障が出ると、“将来の皇室”を案じられていた両陛下だが、「女性宮家創設」の議論が高まると、側近に安堵の表情を見せられたという。

「美智子さまも親しい知人に“いろいろありましたけど、たくさんのかたがたの努力のお陰があって、少しずつ動き始めているようです。これで、私たちの気持ちも、少し楽になりました”と胸の内を吐露されたそうです。両陛下にとって女性宮家創設は、将来の皇室を考える上で大きな意味をもつものとお考えだったに違いありません」(宮内庁関係者)

 有識者へのヒアリングを経て2012年10月、政府は「皇位継承権には踏み込まず、愛子さま、真子さま、佳子さまの内親王に限定した一代限りの女性宮家創設を検討する」という皇室典範改正へ向けた論点整理を発表した。

599とはずがたり:2014/06/10(火) 23:57:46
>>598-599
 しかしその後、両陛下に衝撃を与える出来事が…。

《皇位継承は男系男子という私の方針は変わらない。野田政権でやったことは白紙にする》

 2012年12月、2度目の総理就任を果たしたばかりの安倍首相が新聞のインタビューでこんな発言をする。1年2か月にわたり、野田政権が取り組んだ女性宮家創設に「NO」を突きつけたのだ。

「女性宮家を認めてしまえば将来、女系天皇が誕生する可能性も高い」というのが白紙に戻した理由だった。

 そして両陛下が心を痛められている“皇族の減少”への対策については、

《この状況の中で戦後、皇籍離脱した十一宮の中から、適当と思われる方に皇籍に復帰していただくことも検討してもいいと思います》

《すでに国民に広く親しまれている三笠宮家や高円宮家に、旧宮家から男系男子の養子を受け入れ、宮家を継承していく方法もある》

 と、どこか現実味を帯びない内容に終始するのみで、両陛下のお気持ちはないがしろにされたままだった。

 それから1年半の歳月が経ったが、いまだ安倍政権が皇室典範改正に着手する動きは見られない。そんななか、発表された典子さまのご婚約。

「もちろん典子さまは女王で内親王ではありませんから、野田政権が2012年10月に示した女性宮家の対象とはなりませんが、美智子さまとしては、典子さまが皇室を離れるお姿を間近でご覧になることで、将来の皇室への憂慮をさらに深められたと思います。これからひとり、またひとりとご結婚で皇室を離れていかれるわけですから」(宮内庁関係者)

 皇室ジャーナリスト・神田秀一氏もこう警鐘を鳴らす。

「これから10年間に、次々とご結婚される女性皇族が出てくると思います。愛子さま、真子さま、佳子さまも皇室典範の改正が行われなければ、みなさま、典子さまと同じように皇室を出られるわけですから。本当に皇居に悠仁さまがひとりぼっちになってしまうという可能性があるわけです。だから一刻も早く、皇室典範改正の議論を再燃させなくてはなりません」

※女性セブン2014年6月19日号

600とはずがたり:2014/06/20(金) 15:20:42

大変な人生だった様ですねぇ・・。

桂宮さまご逝去 独身で宮家創立の理由〈週刊朝日〉
dot. 2014年6月20日 11時39分 (2014年6月20日 12時52分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140620/asahi_20140620_0011.html

 三笠宮崇仁(たかひと)さま(98)、同妃百合子さま(91)の次男、桂宮宜仁(かつらのみやよしひと)さまが6月8日、亡くなられた。享年66。39歳で異例の独身宮家を創立した直後に倒れ、ずっと車椅子で公務に携わった。岩井克己・元朝日新聞編集委員が宮さまの思い出を振り返る

*  *  *
 異変が起きたのは1988(昭和63)年5月26日。同年1月に桂宮家を創立し一人暮らしを始めてわずか5カ月。高松宮家宮務官に桂宮家宮務官からうろたえた声で電話がかかった。

「殿下がずっと部屋から出て来られない。ノックにも返事がない」
「何をしているんだ。ドアを蹴破ってでも入れ!」

 宜仁さまはベッドの脇に倒れていた。前日転倒したためか、持病の心筋症の発作か、強く頭を打っていた。救急車で運ばれ硬膜下血腫切除の緊急手術で奇跡的に一命をとりとめた。意識が戻ったのは3カ月後だ。体の自由がほとんどきかなくなった。26年間に及ぶ闘病生活の始まりだった。

 若い頃、学業は優秀だったという。ビートルズが好きでバンドを結成、国産スポーツカーを駆りF1レースなどにもめっぽう詳しい一面もあった。大学卒業後、NHK嘱託職員として10年余りサラリーマン生活を経験したが、85年辞職。持病の心筋症が見つかったのが理由だった。

「皇族ゆえに責任ある仕事をさせてもらえぬ失望もあったようだ」と言う関係者もいる。学習院中等科在学中に友人に「税金で生活しているくせに」と言われたショックを引きずり、ずっと皇族の立場、自身の生き方について悩んだ。知人はこう言う。

「兄の寛仁さまも皇籍離脱を公言し騒ぎとなったことがあったが、真面目で内気な宜仁さまは、ずっと抱え続け、思い悩んだようだ」
「浴びるように酒に浸ってもおられた」

 闘病中の昭和天皇に宮家創設を願い出たのは87年。結婚してもいないのに独立宮家を構えるのは異例のことだった。「40歳を機に」と説明されたが、今後も結婚はしないと意志を固めておられたのかもしれない。

「心臓病を抱えて結婚すべきではない」
「私のようなつらい思いをする人間をさらにつくる気になれない」

 そう語ったこともある。あるいは親しかった女性との結婚に障害があったのか。周囲も様々に推測したが真相はよくわからない。

 82年に寛仁親王の「皇籍離脱」宣言には激怒した昭和天皇だったが、肺がんで病床にあった高松宮の口添えもあり了承した。宮号は「三室宮」という候補もあったが、「桂宮」と決まった。ご本人も三笠宮ご夫婦も深い感謝の気持ちを公にした。巨額の経費がかかる宮邸新築も遠慮し、最後まで東京都千代田区三番町の手狭な宮内庁分室に住み続けた。

※週刊朝日  2014年6月27日号より抜粋

601アーバン:2014/06/26(木) 22:38:46
http://mainichi.jp/shimen/news/20140625dde012010008000c.html
特集ワイド:集団的自衛権、どこか人ごと!? なぜ議論が盛り上がらないのか
毎日新聞 2014年06月25日 東京夕刊

首相官邸前で「戦争反対」と訴える抗議行動の声に足を止める人はほとんどいない=東京都千代田区で23日、竹内幹撮影

 集団的自衛権の行使容認が閣議決定されそうな勢いだ。解釈変更による「改憲」が国民投票も経ないまま、時の内閣の判断で決まっていいのか。安全保障政策の大転換なのに議論は今一つ盛り上がらない。大事なことがすうっと決まってしまいそうなこの感じ、何なのだろう。【小国綾子】

 ◇「政治の話はタブー。大人だってそうでしょ」と大学生

 ◇白井聡さん「戦後のツケ」 赤坂真理さん「政治の消費者はダメ」

 前半16分、日本代表の先制ゴールが決まると、客席は総立ち。サッカー・ワールドカップ(W杯)の日本初戦、対コートジボワール戦が行われた15日、東京ドームのパブリックビューイングに約3万5000人が詰めかけた。人の集まる場所で「解釈改憲」について聞きたくて「大事な日にそんな取材をするな」という反発を覚悟して出かけた。だが、みな驚くほど親切に答えてくれる。

 サムライブルーのユニホームを着た男性(23)は「集団的自衛権? もちろん関心があります。行使容認に賛成。平和憲法だ戦争放棄だと言っても中国が攻めてきたらどうするんですか」。孫と観戦中の男性(69)も「行使容認、大賛成」。閣議決定による解釈「改憲」という手続きに反対の人はいるが、行使容認には賛成が多い。

 別の日、今度は慶応大湘南藤沢キャンパスへ。3人の総合政策学部生に話を聞いた。行使容認にも解釈改憲にも賛成。「護憲派の上の世代の理想主義って既得権を守ろうとする人と同じにおいがする」という。

 3年生(20)は「このままじゃ自衛隊の人に申し訳ない。法整備のないまま手足を縛られて」と嘆く。少子化の日本ではいずれ徴兵制が必要になるかも、と話を向けると「こういう大学に通う僕が戦場に駆り出される可能性はないと思う。この国で徴兵制は無理。若者は竹やりより弱い。専門性の高い軍隊に国を守ってほしいから、戦闘員が足りないなら移民を。そのために相当のカネを投入し、法整備も必要」。

 それって雇い兵ってこと? 何だろう、この「誰かに守ってもらいたい」的な当事者ではない感じ……。

 思わず「身内の戦争体験を聞いたことは?」と尋ねると、「全然ないですね」。

 別れ際、彼らは言った。「正直、僕らの世代で行使容認に反対の人、ほとんどいないと思いますよ。W杯の時期で愛国心、すごいですから」。本当にそうなんだろうか。

続く

602アーバン:2014/06/26(木) 22:39:26
続き

2日後、同じ学部の別の3年生(21)から話を聞いた。「僕は行使容認にも解釈改憲にも反対。『敗戦後、日本は戦争で一人も殺さず殺されもしなかった』という事実を壊してしまったら、先の戦争で死んだ人々の思いを踏みにじる」。周囲の友人もみな反対という。同じ学部内でも互いに異なる意見をぶつけ合う機会はないのか。

 「だって政治の話はタブー。『この教授のゼミを選んだからにはこういう考えの持ち主か』と推察し、少しずつ距離を詰めるのがせいぜいです。政治の話ができるのは親友だけ。でも大人だってそうでしょ。僕が政治に関心を持てたのは政治的な意見を述べる予備校教師に出会えたから。そんな先生は大学にもめったにいない」

 反対だが行動には踏み切れない。「脱原発の集会やデモに行ったが違和感の方が強かった。結局、投票くらいしかないのかな。大きな流れに逆らえない」。昨年の特定秘密保護法成立直後は友人と「ひどい」と話したが、その後は話題に上らない。「解釈改憲もきっとそう」

 深いあきらめが漂う。日々のニュースがすごいスピードで流れていく。最近インタビューした作家、半藤一利さん(84)の言葉が思い浮かんだ。「戦争への道を後戻りできなくなったノー・リターン・ポイントはいつなのか、その時代に生きていた人は、意外とそれに気づけない。今がその時ではありませんか」

 なぜ、こんなにも議論が盛り上がらないのか。文化学園大助教(社会思想・政治学)で「永続敗戦論」の著者、白井聡さん(36)は「枝葉末節の細かい議論に持ち込み、国民をけむに巻く。事例を次々に増やし、議論をテクニカルにする。安倍晋三政権のぼやかし戦術です」と批判する。確かに、政府が現行法制では十分に対応できないとする「15事例」や集団的自衛権に関わる「8事例」を列挙できる人はまずいない。最近は自公がどこに妥協点を見いだすか、政局の話になっている。

 白井さんはもう1点、「戦後のツケ」を挙げる。

 「日本は『敗戦』を『終戦』と言い換えることで敗戦を否認し、戦前の支配層が戦後の統治者として居残った。東西冷戦中、米国の保護下で経済発展を謳歌(おうか)できたことで、国民は思考停止し、いくつものタブーを棚上げしてきた。『平和憲法と非核三原則を掲げた唯一の被爆国』という建前を守る一方、米軍による核兵器持ち込みは見逃した。自衛隊創設からイラクへの派兵まで、憲法解釈の変更によるつじつま合わせの繰り返しを受け入れた。だから今、解釈『改憲』は立憲主義に反する、という批判はどこかむなしく響く。こんな光景は実は見慣れたもの。解釈変更によるつじつま合わせは、戦後の保守政治の王道だったからです」

 新著「愛と暴力の戦後とその後」を出した作家、赤坂真理さん(50)は「議論が盛り上がらないのは、憲法が私たち国民の血肉ではないから。もし血肉となっていれば、内閣の話し合いだけで憲法解釈を変えるのはおかしい、という反対の声が改憲・護憲の立場を超えて出てくるはず」と指摘する。「日本人にとって『憲法』は上から来たものです。国民が勝ち取ったことは一度もない。だから『憲法は国家権力を制限するもの』という西欧風の立憲主義に現実感がないのです。それでも戦後、平和憲法が尊重されてきたのは、戦争の怖さを肌身で知る世代がいたからでしょう」

 しかし、今、くしの歯が欠けるように戦中派が減っていく。赤坂さんは「今回の解釈『改憲』は賛成、反対で語れることではなく、もっと憲法の根幹に関わる問題。憲法って何か。国家って何か。素朴で率直な『子供の問い』を恐れず発しないと、私たちはいつまでたっても政治の『消費者』のままです」と訴え、こう呼びかける。「確かに私たちは国政にものを言う癖がついていない。でも今から始めることはできます。民主主義の本質は多数決ではなく、『民が主』という考え方です。今回の議論、『わからない』ことがたくさんあるのに、それすらちゅうちょして言えない。『わかんない祭り』始めませんか。『わかんない』と正直に言いましょう。今言わないと。騒がないと。自分の言葉で。政治の『消費者』になっては絶対にダメです」

 消費者ではなく、主権者に−−私たちはなれるだろうか。

603とはずがたり:2014/09/11(木) 21:29:46

2014.9.11 17:20
佳子さま、学習院大中退される 他大学ご受験のため
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140911/lif14091117200014-n1.html

 宮内庁は11日、秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまが、昨年4月に入学した学習院大文学部を、今年8月31日付で中退されたと明らかにした。他大学を来春入学を目指して受験するため、ご夫妻と相談して決められたという。

 関係者によると、長女の眞子さまが卒業された国際基督教大(ICU)も検討されているという。同庁によると、佳子さまは幼稚園から通った学習院の女子高等科在学時にも、新たな学びの場を持ちたいとして学習院大以外を受験されていた。

604とはずがたり:2014/12/12(金) 14:33:57
内閣法制局よりも宮内庁の方が憲法の番人として最後の砦となれるのかも。
皇室の藩屏たる公家衆がないのに皇室だけあってもなぁと思わなくもないけど憲政の藩屏としての皇室ってのも素晴らしいのかも。本来保守の安定性とはこんな所に根源があるのであろう。

護憲派の天皇皇后が安倍政権に危機感
天皇家と安倍政権が対立!? 護憲姿勢強める天皇・皇后を首相の側近が批判!
http://lite-ra.com/2014/11/post-605.html

 それは、安倍首相に対して発せられたとしか思えないものだった。10月20日の誕生日を前にした文書コメントで、美智子皇后が「来年戦後70年を迎えることについて今のお気持ちをお聞かせ下さい」という質問に、こう答えたのだ。
「私は、今も終戦後のある日、ラジオを通し、A級戦犯に対する判決の言い渡しを聞いた時の強い恐怖を忘れることが出来ません。まだ中学生で、戦争から敗戦に至る事情や経緯につき知るところは少なく、従ってその時の感情は、戦犯個人個人への憎しみ等であろう筈はなく、恐らくは国と国民という、個人を越えた所のものに責任を負う立場があるということに対する、身の震うような怖れであったのだと思います」
 実はこの皇后発言の2ヶ月前、安倍首相がA級戦犯として処刑された元日本軍人の追悼法要に自民党総裁名で哀悼メッセージを送っていたことが報道されていた。連合国による裁判を「報復」と位置づけ、処刑された全員を「昭和殉難者」として慰霊する法要で、安倍首相は戦犯たちを「自らの魂を賭して祖国の礎となられた」と賞賛したという。
 皇后の言葉はこうしたタイミングで出てきたものだ。しかも、それは記者からA級戦犯をどう思うかと質問されたわけではない。自らA級戦犯の話題を持ち出し、その責任の大きさについて言及したのである。
「天皇と皇后両陛下は、安倍政権の改憲、右傾化の動きに相当な危機感をもたれている」
 宮内庁記者や皇室関係者の間では少し前からこんな見方が広がっていた。天皇・皇后は、即位した直後からリベラルな考えをもっているといわれていたが、それでも以前は、一言か二言、憲法や平和、民主主義についてふれる程度だった。それが、第二次安倍政権が発足し、改憲の動きが本格化してから、かなり具体的で踏み込んだ護憲発言が聞かれるようになったのだ。
 たとえば、昨年、天皇は誕生日に際した記者会見で、記者の「80年の道のりを振り返って特に印象に残っている出来事を」という質問にこう答えている。
「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います」
 日本国憲法を「平和と民主主義を守るべき、大切なもの」と最大限に評価した上で、わざわざ「知日派の米国人の協力」に言及し、「米国による押しつけ憲法」という右派の批判を牽制するような発言をしたのである。

 また、美智子皇后は昨年の誕生日にも、憲法をめぐってかなり踏み込んだ発言をしている。この1年で印象に残った出来事について聞かれた際、皇后は
「5月の憲法記念日をはさみ、今年は憲法をめぐり、例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます」
 
 としたうえで、以前、あきる野市五日市の郷土館で「五日市憲法草案」を見た時の思い出を以下のように語り始めたのだ。
「明治憲法の公布(明治22年)に先立ち、地域の小学校の教員、地主や農民が、寄り合い、討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で、基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務、法の下の平等、更に言論の自由、信教の自由など、204条が書かれており、地方自治権等についても記されています。当時これに類する民間の憲法草案が、日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが、近代日本の黎明期に生きた人々の、政治参加への強い意欲や、自国の未来にかけた熱い願いに触れ、深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で、市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして、世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います」

605とはずがたり:2014/12/12(金) 14:34:28
>>604-605
 日本国憲法と同様の理念をもった憲法が日本でもつくられていたことを強調し、基本的人権の尊重や法の下の平等、言論の自由、信教の自由などが、けっして右派の言うような「占領軍の押しつけ」などでないことを示唆したのである。 
 そして、今回のA級戦犯発言──。これはどう考えても偶然ではないだろう。この期に及んでA級戦犯を英雄視する首相に対して、「責任をとることの意味を考えなさい」と諭したとも受け取れる言葉だ。
 もっとも、安倍首相やそれを支える右派勢力にこうした天皇・皇后の発言を真摯に受けとめようという気配はまったくない。それどころか、首相の周辺からは、天皇に対する批判発言までが飛び出している。
 今年4月、安倍政権下で教育再生実行会議委員をつとめるなど、安倍首相のブレーンとして知られる憲法学者の八木秀次が「正論」(産業経済新聞社)5月号で「憲法巡る両陛下のご発言公表への違和感」という文章を発表。そこで、天皇・皇后に安倍内閣の批判をするな、と説教をしたのである。
「両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない」
「宮内庁のマネジメントはどうなっているのか」
 この憲法学者は、日本国憲法第99条に「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」という条文があることを知らないらしい。そもそも現天皇は戦後憲法によって天皇に即位したのであり、自己の立脚基盤を憲法におくことは当然なのだ。象徴天皇制とは戦後レジームの象徴であり、だからこそ天皇と皇后は常に戦後憲法理念である平和と民主主義の擁護を語ってきた。そういう意味では、先に喧嘩を売ったのは、その戦後天皇制の立脚点をはずしにかかった安倍政権のほうなのだ。
 だが、彼らにこんな理屈は通用しない。ネット上では安倍首相支持者が、護憲発言を繰り返す天皇・皇后に対して「在日認定」という表現で非難するケースまで出てきている。
 これまで、安倍首相が議連会長をつとめる神道政治連盟はじめ、右派勢力は天皇を再び国家元首にかつぎあげることを公言し、天皇を中心とした祭政一致国家の復活を声高に叫んできた。ところが、天皇が護憲や平和、民主主義を口にし始めたとたん、その存在を敵視し、天皇を棚上げするかたちで国家主義政策を進め始めたのだ。現在の天皇・皇后はむしろ、政権に疎んじられ、完全に孤立しているようにすら見える。
 しかも、こうした状況に拍車をかけているのが、マスコミの対応だ。新聞、テレビはオランダ王室との華やかな宮中晩餐会などを大々的に報道する一方で、天皇や皇后のこうした憲法発言はほとんど取り上げようとしない。
 たとえば、天皇が昨年の誕生日会見で、「平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り〜」と憲法に言及した部分について、NHKは安倍政権に配慮して、完全に削除してしまった。また、今年の美智子皇后の「A級戦犯」発言についても、この部分を大きく取り上げた新聞、テレビは皆無に近かった。全国紙の政治部記者がその理由をこう解説する。
「読売、産経、NHKは安倍政権の広報機関のようなものですから、改憲に水を差すような発言は報道しない。一方、朝日などの左派系メディアは今、弱っていますから、それを取り上げることで『天皇の政治利用だ!』 と言われるのを恐れて腰が引けている。結局、天皇陛下や皇后陛下がどんなに護憲発言をしても、国民には伝わらない、そういう状況になっています」
 この先、おそらく天皇と皇后はますます孤立を深め、何を話しても政権から無視される状態になっていくだろう。だが、そのことは、天皇が政治利用される危険性がなくなるということとイコールではない。たとえば、代替わりをして、次の天皇や皇后が自分たちの意に沿う発言をしてくれるとなれば、改憲をめざす国家主義的勢力は確実に「天皇のお言葉を聞け」と政治利用に乗り出すはずだ。
 実際、安倍政権と一部の保守勢力はすでに皇太子、雅子妃夫妻を今の天皇、皇后とは逆の方向に導くべく動き始めているという見方もある。次回はその辺りについても検証してみたい。
(エンジョウトオル)

606名無しさん:2015/01/11(日) 10:16:04
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150108/Cyzo_201501_post_18027.html

“佳子萌え”が中国にも飛び火「佐々木希を超えた」「ロイヤルファミリー欲しい」
日刊サイゾー 2015年1月8日 22時00分 (2015年1月11日 09時30分 更新)

 アイドル並みのルックスから、皇族としては異例の人気を集めている秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さま。日本のネット上では「佳子萌え」という言葉が生まれたが、その人気ぶりは、ついに海を越えてお隣中国にも飛び火している。

 佳子さまが高校を卒業された2年前あたりから、その美しさは中国でも話題となっていた。しかし、その人気ぶりが決定的となったのは、先月29日、20歳の誕生日を迎え、白いローブデコルテとティアラを身につけた佳子さまの姿だ。

 中国版Twitter「微博」では、その姿を捉えた写真が数多く投稿され、合わせて10万以上の「いいね!」が寄せられている。コメントを見ても、

「本当にきれいだ!」
「我が国にうじゃうじゃいる成金の娘とは風格が違いすぎる」
「私が一番好きな日本人女性は昨日まで佐々木希だったが、今日からは彼女だ!」

などと、その多くは手放しの大絶賛。中には、

「日本やイギリスみたいに、君主のいる国がうらやましい時がある。王族の結婚や出産を国民みんなで祝うのは素晴らしい。中国にもロイヤルファミリーがいればいいのに」
「宣統帝(ラストエンペラーの愛新覚羅溥儀)の末裔を探すか」

と、まるで王政復古を望むような発言すらあった。

 一方では、美人との評判の高い習近平の長女を暗に示し、「我が国のプリンセスも負けていないではないか!」とする書き込みも見られた。また、「安倍は来なくていいから、かわりに佳子公主に中国に来てほしい」という声も。両国関係が冷え込む中、国境を超えた佳子萌えが日中友好に一役買う!?
(文=牧野源)

607名無しさん:2015/01/11(日) 10:35:29
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141128-00041195-gendaibiz-bus_all
宮内庁が密かに頭を悩ます 浩宮が即位したら、「皇太子」がいなくなる 秋篠宮も愛子さまも悠仁さまも、皇太子にはなれない
現代ビジネス 2014年11月28日(金)6時2分配信

 12月23日に81歳を迎える今上天皇は、かねてよりご自身の陵墓案など「その日」を視野に入れた活動をされてきた。だが皇族の身分を規定する『皇室典範』には、代替わりについての大きな穴があった―。

「皇太弟」に「皇太甥」
 「えっ、そうなんですか?皇太子という存在は必ずいるものだと思ってました。皇太子がいない状況というのは、神話とかそのあとの時代ぐらいなのかと」(漫画家・倉田真由美氏)

 おそらく大多数の人が倉田氏と同じ思いを抱くだろう。今上天皇が代替わりし、現皇太子の浩宮徳仁親王が皇位に就いたとき、皇室には「次の天皇(皇嗣)」たる権利を持つ「皇太子」がいなくなってしまうのだ。

 そんな話があるか、秋篠宮文仁親王も悠仁親王もいらっしゃるではないかという反論が返ってくるだろう。確かに皇位継承権を持つ皇族男子は存在する。けれども、お二人は「皇太子」にはなれない。『皇室典範』が定めている皇太子の条件に合致しないからだ。

 皇室典範が定める皇太子の定義にはこうある。

 〈第八条 皇嗣たる皇子を皇太子という。皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という〉

 ここに出てくる「皇子」とは、天皇の息子を意味する。だから現在、皇太子の地位には、今上天皇の長子である浩宮がついている。

 では、浩宮が即位して天皇となった場合はどうなるのか。浩宮には娘(愛子内親王)はいるが、息子(皇子)はいない。皇室典範第一条には〈皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する〉とあるので、息子がいない以上、「男系男子」の孫(皇太孫)も当然いない。

 「現皇太子が即位した時点で、皇位第一継承者は弟宮の秋篠宮文仁親王になります。ただ、秋篠宮は『皇嗣たる皇子』ではないから、皇太子にはなりません。歴史上の表記でいえば、〝皇太弟〟ということになる。悠仁親王はどうか。たとえば、父である秋篠宮が兄の天皇より先に亡くなった場合、悠仁親王が皇位第一継承者になるわけですが、悠仁親王は皇太孫ではなく、天皇の甥なので、やはり皇太子にはなりません」(ノンフィクション作家・保阪正康氏)

 皇太子不在を、それほど問題にする必要はないという意見もある。近現代史研究家の浅見雅男氏は言う。

 「歴代の天皇家において、皇太子が空位だったことは決して珍しいことではありません。皇室典範が穴だらけなのはそのとおりですが、むしろそれによって皇位継承は、昔から融通無碍におこなわれてきた。世継ぎの方に対して、皇太子という呼び方を絶対にしなければいけないという決まり自体がないのです。もし、浩宮在位中に悠仁親王が皇位継承第一位になった場合は、『皇太甥』とするのが、一番自然ということになるでしょう」

 今の世に皇太甥と書いて「こうたいせい」と読める人がはたしてどれだけいるだろうか―。

608名無しさん:2015/01/11(日) 10:36:34
>>607
「東宮職」もなくなる
 皇室ジャーナリストの山下晋司氏が語る。

 「皇太子がいなくなれば、宮内庁法第六条によって〈皇太子に関する事務をつかさどる〉とされる『東宮職』がなくなります。東宮職は、現在約50名。ほかに料理人や運転手などの管理部の職員もあわせると六十数名の居場所がなくなります。解雇できませんので人事異動で対応するしかありませんが、それだけの人数を異動させるとなると大変です。宮内庁には頭の痛い問題でしょう」

 皇太子としての公務を誰が担うのか、という問題も、当然出てくる。

 「皇太子殿下が即位されれば、皇位継承順位第一位の秋篠宮殿下が、今の皇太子殿下の職務を引き継がれるでしょう。そうすると、宮家皇族としてこれまで秋篠宮殿下がやってこられた公務はどうなるのかという問題が出てきます。

 外国交際の面でも、悩ましい問題が生まれるでしょう。事実上の皇太子ではあるが、法的には一宮家の親王という場合、外国に対してクラウンプリンス(皇太子)という言葉を使うのか、それともただのプリンスとするのか。当然、次期皇位継承者ということでクラウンプリンスとして活動していただいたほうが日本の国益にはなるでしょう。国内と海外で使い分けをするという可能性もあります」(前出・山下氏)

 東宮家と宮家では、公的な活動の内容も大きく違ってくる。宮家皇族は公益法人など各種団体の名誉職に就いて活動できるが、皇太子・皇太子妃は、天皇・皇后と一緒で、原則的には団体の名誉総裁には就かない。秋篠宮は、現在、世界自然保護基金ジャパン名誉総裁や日蘭協会名誉総裁など多くの名誉職に就いているが、皇太子の職務を引き継いだ場合、これら名誉職や、その活動はどうするのかもはっきりしない。実際問題として、宮家皇族としての公務と皇太子の公務を兼任するというのは難しいだろう。

 もっと大きな問題もある。「生活費」の問題だ。

 皇族には「内廷皇族」(皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃など)と、内廷から独立して一家をかまえている「宮家皇族」の2種がある。ちなみに特別な存在である天皇は、内廷皇族にも宮家皇族にも含まれない。

 国が支出する費用は、内廷皇族と宮家皇族ではまるで違う。天皇および内廷皇族に支出される「内廷費」は、平成26年度は年額3億2400万円。現在の状態のまま天皇が代替わりすると仮定すれば、内廷皇族は美智子皇太后、雅子皇后、愛子内親王の3方。天皇を加えて4方の世帯ということになる。仮に愛子内親王が結婚して皇籍を離脱し、3方になったとしても、金額は同じだ。

 他方、宮家皇族に支出される「皇族費」は、親王で3050万円、親王妃がその半額というように、頭数ごとに皇室経済法で定められているが、内廷費と比べると極端に少ない。

 秋篠宮、あるいは悠仁親王が、事実上、皇太子の役割を担う場合も、現行法では内廷費の対象にはならないので、すべて皇族費でやりくりしなければならないという事態になるのだ。

 内廷費と皇族費は、いわば皇室のプライベートのお金だが、それとは別に、内廷諸費以外の宮廷諸費に充てるための「宮廷費」というものがある。宮内庁が経理を担当する公金で、平成26年度の予算は55億6304万円。この宮廷費も、支出内容によっては、内廷皇族は使うことができる。たとえば、愛子内親王の学費・教育費は、宮廷費から支出されている。

 「将来の天皇なのだから、悠仁さまの学費もオモテの金である宮廷費から出しましょうという話があったんです。でも、これは実現せず、悠仁さまの学費は、従来どおり秋篠宮家の皇族費から出されたと聞いています」(宮内庁関係者)

609名無しさん:2015/01/11(日) 10:37:13
>>608
「次の天皇=皇太子」の違和感
 このように、皇太子の不在により多くの問題が噴出してくる。そもそもなぜこんなことになっているのか。

 「今の皇室典範、皇室経済法という法律も、宮内庁という組織も、皇位は親子継承しか前提にしていない。だからこんな問題が生じてきたのです。確かに今までは親子継承が6代も続いてきた。しかし、そのほうが日本の歴史上から見れば珍しいのです」(前出・保阪氏)

 愛子内親王を皇太子とすれば、これらの問題は回避できる。けれども、この方法は無理だろうと言うのは、宮内庁担当記者だ。

 「愛子さまを皇太子にするということは、『女系・女帝』を容認するということです。でも、これは国論を二分しかねない大変革で、宮内庁はもちろん、政府も手をつけたくないでしょう」

 では、どうすればいいのか。皇室典範にある皇太子の定義を変えるという案が、宮内庁でひそかに検討されているという。

 「現行の第八条の条文を、『皇位継承順位第一位の皇族を皇太子という』に改正する方法があります。そうすれば、皇太子殿下が即位された時点で秋篠宮殿下は皇太子となります。皇太孫に関する部分を削除する必要はありますが、この皇太子の定義を変えるだけで、内廷費・皇族費のことや東宮職のことなどの問題は解決します」(前出・山下氏)

 だがそれでは、従来「天皇の息子」だったはずの皇太子に、「天皇の弟」がなっているという国民の違和感はぬぐい難い。

 宮内庁ははたしてどう考えているのか。「代替わりの際に皇太子に当たる皇族がいなくなることについての見解」を質すと、以下のような回答があった。

 「(代替わりとなった場合の秋篠宮の呼び名として)現在、『皇太弟』という制度はありません。

 (将来の対策について)将来的に生じうる様々なケースを想定し、研究しておくことは有益であると考えております」

 前出・浅見氏は言う。

 「皇室典範第三条には〈皇嗣に、精神若しくは身体の不治の重患があり、又は重大な事故があるときは、皇室会議の議により、前条に定める順序に従つて、皇位継承の順序を変えることができる〉とあります。たとえば秋篠宮が皇嗣となって10年、20年後に兄の天皇ともども老年に達した場合、皇位の安定のためにも壮年となった悠仁親王と皇位継承順位を取り替えてはどうか、という意見が出てくるかもしれません」

 声を上げるとたちまち議論百出となるのが皇室問題。冒頭の倉田氏は「皇位継承で一番大事なのは、波乱がないことだと思うんです」と案じている。おそらく宮内庁も、根回しをすすめながら、じっとタイミングを窺っているのだろう。

 「週刊現代」2014年11月29日号より

週刊現代

610名無しさん:2015/01/11(日) 10:40:40
>>607-609
9条以外からの憲法改正は、9条の改正につながるから、9条以外の憲法改正にも絶対反対だという護憲派がいますが、
皇室典範第一条(男系男子)以外からの皇室典範改正は、皇室典範第一条の改正につながるから、皇室典範第一条以外の皇室典範改正にも絶対反対だという保守派もいるかも?

611とはずがたり:2015/01/27(火) 13:38:48
終戦70年、天皇新年のお言葉は8月の安倍談話を制する綸言か
2015.01.08 12:01
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4713

「戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」。

 元日、新年のご感想で天皇はこう綴られた。このお言葉について、「『極めて』というのは非常に強い表現」と解説するのは、宮内庁関係者だ。

 年頭所感では、日本を「世界の中心で輝く国」にしたいと綴った安倍首相だが、その言葉に宮内庁関係者は敏感だ。

「あの悲惨な大戦を今一度、胸に刻むべき節目の年頭所感としては、余りに能天気であり、陛下のご感想とは言葉の重みが異なると言わざるを得ない」(別の宮内庁関係者)


612名無しさん:2015/02/05(木) 21:37:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2015020400945
改憲発議は参院選後=安倍首相と自民本部長が一致

 安倍晋三首相は4日、自民党の船田元・憲法改正推進本部長と首相官邸で会談した。改憲について船田氏は、環境、財政、非常事態対応などのテーマに分けて段階的に議論を進め、2016年夏の参院選の後に最初の発議を目指す考えを伝えた。首相は「それが常識だろう」と応じた。
 憲法改正原案は衆院100人以上、参院50人以上の賛同で国会に提出できる。衆参両院のそれぞれ3分の2以上の賛成で改正が発議されると国民投票が行われ、過半数の賛成で承認される。与党の自民、公明両党の勢力は、衆院では3分の2を超えているが、参院では届いていない。首相としては、参院選で議席の上積みを図り、改憲の環境を整えたい考えだ。
 会談で船田氏は、今国会中に衆参両院の憲法審査会で改憲テーマの優先順位について議論を始める意向を示した。首相は「開かれた場の議論で中身を絞り、丁寧に進めてほしい」と指示した。 
 首相は昨年12月の第3次内閣発足時の記者会見で、改憲に関し「どういう条文から国民投票を行うか、国民的な理解を深める努力をしたい」と述べ、国民の支持獲得に努める意向を示していた。
 自民党は「国防軍」創設など9条改正を含む改憲案を示しているが、公明党や世論の理解をより得やすい「環境権」創設などを優先させるとみられる。(2015/02/04-23:06)

613名無しさん:2015/02/05(木) 21:56:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015020500843
憲法改正への意欲鮮明=「参院選後発議」政権内に波紋−安倍首相

 安倍晋三首相が宿願である憲法改正への意欲を鮮明にし始めた。昨年12月の衆院選で圧勝し、長期政権への足場を固めた中、改憲発議と国民投票の時期について「2016年夏の参院選の後」との認識を表明し、具体的な政治日程に位置付けた。ただ、至上命令である経済再生は道半ばで、政権内には改憲論議の独り歩きに警戒感がある。9条改正に慎重な公明党との関係がぎくしゃくする可能性もありそうだ。
 首相は5日の参院予算委員会で、磯崎仁彦氏(自民)の質問に対し、改憲に関し「国民的な議論と理解の深まりが必要だ」と答弁、見直しの必要性を粘り強く訴えていく考えを強調した。4日に自民党の船田元・憲法改正推進本部長と会談した際は、改憲発議と国民投票について、参院選後が「常識だろう」と言及した。
 首相がスケジュールに踏み込んだのは、政権運営での自信の表れと言える。衆院での自民党の会派勢力は291議席。発議に必要な3分の2以上の317議席に到達するには、与党の枠組みのほか、改憲に前向きな維新の党と連携する選択肢もある。参院では自民党は114議席で、与党に維新や次世代の党を加えても3分の2以上の162議席には届かないため、議席上積みが発議の前提となる。
 一方、公明党の漆原良夫中央幹事会長は5日の記者会見で、4日の首相の発言に関して「初めて聞いた」と語り、困惑を隠さなかった。同党は現憲法の条文を維持した上で、環境権など新しい人権を「加憲」していく立場で、9条改正に前向きな首相とは相いれない。別の同党幹部は「参院選直後の改憲なんてあるわけない」と言い切った。
 改憲機運の唐突な高まりに沈静化を図る動きも出ており、菅義偉官房長官は5日の会見で「国民の理解が深まらなければ、簡単にできることではない」と指摘。政府高官は「国民との約束は経済だ」と語り、経済最優先の路線に変化はないことを強調した。
 首相には第1次内閣時、改憲を参院選の争点に据える意向を示し、惨敗した経験もある。これを念頭に自民党ベテラン議員は「今から来年の話をしたら鬼が笑う。こんなことで参院選で勝てるのか」と懸念を示した。(2015/02/05-18:57)

614とはずがたり:2015/02/06(金) 11:38:18
国民にとってはどうでもいいけど民主と維新を分断できるしで参院選対策にはベストだなぁ。。(´・ω・`)

615名無しさん:2015/02/07(土) 11:10:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150206-00000064-mai-pol
<緊急事態条項>枝野幹事長「戒厳令はだめ」も、議論可能と
毎日新聞 2月6日(金)19時0分配信

 民主党の枝野幸男幹事長は6日、TBSのCS番組で、大規模災害時の「緊急事態条項」を憲法に設けることについて「政府が何でもできる戒厳令はだめだが、衆参両院の任期満了が迫っていて、東日本大震災のようなことが起きたときに実際に選挙ができるのか」と述べ、議論は可能との認識を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150206-00000604-san-pol
憲法改正 民主・岡田代表「首相との議論危ない」 枝野氏「議論の余地ある」
産経新聞 2月6日(金)22時29分配信

 憲法改正をめぐり、民主党の岡田克也代表と枝野幸男幹事長との間に6日、齟齬(そご)が生じた。

 枝野氏はCS番組で、憲法に規定されていない緊急事態条項の創設について「建設的な議論をする余地はある」と述べた。具体例として大震災時の対応を挙げ、「衆院選、参院選が半月後に迫っているときに東日本大震災のようなことが起こったら選挙ができるか」と指摘した。憲法は衆参両院の任期を定めているが、非常時の対応を明記していない。

 一方、岡田氏は記者会見で「枝野氏の考えも分かるが」と前置きした上で「まず入り口が大事だ。安倍晋三首相の憲法観を修正してもらわないと」と述べ、安倍政権下で憲法論議はしないとの考えを改めて表明。「首相は今の憲法を非常に低く見ている。そういう首相の下での憲法論議は非常に危ない」とも語った。

616名無しさん:2015/02/07(土) 11:22:55
【参院選】維新・橋下氏「侵略戦争は絶対ダメだ。今の憲法9条の考え方は堅持しなければいけない」
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1372485816/

1 :そーきそばΦ ★:2013/06/29(土) 15:03:36.82 ID:???0
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は28日、党憲法調査会が中間報告で自衛隊の存在を憲法に明記するとしたことに関し、
市役所内で記者団に「侵略戦争は絶対に駄目だ、戦争は駄目なんだという今の憲法9条の考え方は堅持しなければいけない」と述べた。
一方で「平和というのは自ら汗を流し、努力して守っていかなければいけない」とも語った。
 参院選公約で史実の解明に努めるとした従軍慰安婦問題については、「日本は反省しながら、謝るところは謝りながら、
でも事実と違うところは違うと言い続けないといけない」と強調した。 


憲法9条「考え方は堅持」=橋下氏【13参院選】
時事通信 6月28日(金)21時27分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130628-00000202-jij-pol

617名無しさん:2015/02/07(土) 11:24:28
>>616
http://www.huffingtonpost.jp/2013/05/13/ishin_n_3264399.html
橋下氏、自民の憲法改正案を「怖い」。国民投票のやり方にも相違点
The Huffington Post
投稿日: 2013年05月13日 13時26分 JST 更新: 2013年05月24日 10時25分 JST

日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が12日、自民党の改憲案を「危険」と批判したと各社が報じている。産経ニュースは下記のように、維新は、憲法観が自民とは違うことを参院選で問うとしている。

「公権力を前面に出しすぎており、怖い。僕らの世代以降には共感を得られないと感じる」と述べ、夏の参院選で憲法観の違いを訴える考えを示した。

(産経ニュース 2013.5.12 20:59)
維新の会は、維新八策に憲法改正について下記のように挙げている。

憲法改正〜決定できる統治機構の本格的再構築〜

? 憲法改正発議要件(96 条)を 3 分の 2 から 2 分の 1 に

? 首相公選制(再掲)

? 首相公選制と親和性のある議院制=参議院の廃止も視野に入れた抜本的改革・衆議院の優位性の強化(再掲)

? 地方の条例制定権の自立(上書き権)(「基本法」の範囲内で条例制定)憲法94条の改正

? 憲法9条を変えるか否かの国民投票

(維新の会ホームページ「維新八策」(PDF)より)
改憲手続きを定めた96条の改正については、自民党案でも発議要件を衆参両院の3分の2以上から過半数に引き下げるとしており、この部分は維新の会と一致すると見られる。また、橋下氏は11日に行われた大阪維新の会の全体会で、統治機構の再構築にしっかり取り組みたいと話しているが、この点に関しても自民とは異なる意見であろう。

また、改憲案そのものの内容ではなく、憲法改正を行うにあたっての国民投票に対しても、自民党との違いがあるようだ。9日に行われた、大阪市長定例記者会見では、憲法9条については、憲法改正の議論の前に、国民投票を利用して国民の声を聞くべきだということも発言している。

「憲法9条については、2年間ぐらい間を入れて、国民投票をやるべきだ。憲法改正の国民投票の前に。

それは、憲法9条というのは、大議論のテーマになるわけですから、単純に選挙が終わって、改正案の発議をして、国民投票で一発で決着を付けるというのは、僕はちょっとプロセスとしては、極めて幼稚だと思う。」

(2013年5月9日大阪市長定例記者会見より。)

618名無しさん:2015/02/07(土) 11:24:39
>>617

現在の国民投票は憲法改正に関するものしか存在せず、その他の議論に関して利用できるものがない。それらの法整備も、必要とも述べている。

「終戦直後、あの憲法が国民から総スカンを食らっていたのかと言ったら、そうでもない状況もあるわけですし、戦争が終わったあとに、もう戦争はコリゴリだというのは、国民としては当然だと思いますよ。



だけれども僕は、制定過程には問題有りだと思っているし、当時の1945年から1947年の状況と、 2013年の状況というのは全然違うので、しかも9条自体の言葉としてもおかしいです。そもそも自衛権まで否定していた9条だったわけですから、そういうところまで、内閣法制局のアクロバティックな解釈にすべて委ねるんではなくて、しっかり筋を通した形にしたら良いのではないでしょうか。



やっぱり戦争はね、やっちゃいかん。絶対ダメだし。止めないといけないけれども。国家としては安全保障をどう考えるのかは整理は必要だと思います。しかしそれはすぐにはできないから、時間もかかるだろうし、そうやって国民とコンセンサスを取っていくやり方は、新聞がワーワーワーワー社説書いたり、記事を書いたりしたって、それは国民のコンセサスになっているかどうかの確認はしないから、自分たちの意見が絶対的に正しいと思ってやっていますけれども、あれも一回国民投票にかけてみると良いんですよ。僕はね、15%ぐらいだと思います。



そういうのをやってみたら、ああこれはちょっと難しいな、修正しないといけないのかな、修正したら40まで増えたな、こういうやり方を取って憲法というものはコンセンサスを取って行かないと、憲法改正というものは、政治家の思いだけで出来ない、国民投票をやらなくてはいけないんでね、僕は国民とのキャッチボールは国民投票しか無いと思います。そういう意味で、9条については予備的な国民投票をやらないといけないと思っています。」

(2013年5月9日大阪市長定例記者会見より。)
「与党にならないと法律の改正もできないですからね。自民党は、予備的な国民投票という意識はないのではないでしょうか。それをこれから自民党のみなさんにも話をしますし。産経新聞は「維新は国民投票にまるなげするな」と言いますが、実行プロセスについての認識が甘いというか、案さえ出せば通ると思っているというか。そこが今までの浅い憲法論議だと思うんですが。



本当に改正していこうと思ったら、国民とのキャッチボールをどうやるか。これは、絶対国民投票を使わざるを得ない。国民投票法の改正など、憲法改正以外の国民投票ができるようにしなくてはいけないと思う。憲法を改正するには国民投票が必要で、どうやって国民投票で支持を得るのか、その戦略が全く自民党にはない。そこで国民の皆さんの支持を得ようと思ったら、キャッチボールをせざるを得ない。もちろん国民の皆さんの言うことだけに従うというわけではないけれども、国民の皆さんが理解してくれないんだったら説明をしなくてはいけないし、そこをどうやって救っていくかということ、それは世論調査などではなくて、国民投票だと思いますけれどもね。」

(2013年5月9日大阪市長定例記者会見より。)
朝日新聞デジタルでは、橋下氏の語った言葉として、次のように報じている。

自民党は政治家の立場で憲法を論じるが、僕自身は自分が今の立場を辞めた後、市民になった時に公権力はどうあるべきかという視点から考えたい。

(朝日新聞デジタル 『「自民党の憲法観、危険だと思う」維新・橋下氏』より。 2013/05/12 19:40)
いつの間にか憲法改正がされていたという状況にならないよう、憲法改正のやり方についても注目している必要がある。

619とはずがたり:2015/02/07(土) 19:50:30
>>616-618
なんか民主党でも乗れそうな慎重さですね〜。

620名無しさん:2015/02/14(土) 20:49:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150214-00000547-san-pol
自民党・船田憲法改正推進本部長の発言要旨
産経新聞 2月14日(土)18時53分配信

 自民党の船田元憲法改正推進本部長の宇都宮市での発言要旨は以下の通り。

 憲法改正はいっぺんにはできない。発議も国民投票も数回に分けてやることになる。問題は1回目の憲法改正のテーマを何にするか、いつやるかだ。

 4日、安倍晋三首相(自民党総裁)と会合を持った。いつやるかについては、国会でしっかりとした議論をしなければいけないとなると、「来年の参院選後に発議をすることが妥当ではないか」ということで一致した。

 9条の問題もあるが、環境権や緊急事態、財政規律の条項の創設という問題から解決していくのがいいのではないかと思っている。首相に話したところ、「お前に任せる」ということだった。

 首相自身が「ここを変えたい」「あれを変えたい」と言うとマスコミがたたく。私がくみ取って、1回目の憲法改正のテーマとして仕立て上げ、首相にも理解いただく形で進めていきたい。

 幅広い合意を得なければ発議はできない。この精神に基づいてこれからもしっかりと議論する。

 初めて憲法改正をやる。早ければ来年秋、遅くても再来年の春には実現すべく全力を尽くしていきたい。

621名無しさん:2015/02/19(木) 22:40:03
安倍首相、徴兵制は憲法違反
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/1726

 一方、岡田氏は集団的自衛権の行使容認により自衛隊活動のリスクが高まれば、入隊希望者が減少し、徴兵制導入の議論が浮上する可能性があると質問。これに対し、首相は「憲法解釈上、苦役に匹敵する。議論の余地はない。徴兵制はいわば憲法違反になる」と否定した。(2015/02/19-17:53)

622名無しさん:2015/02/21(土) 09:27:59
http://www.j-cast.com/tv/2015/02/20228447.html
佳子さんフィーバー!受験者が20%増えた国際基督教大学・・・新学期は大騒ぎ?
2015/2/20 17:25

「学内の男子の中では、すでに『KFC』(カコ・ファン・クラブ)が結成されました」
興奮気味にこう語るのは東京都・三鷹市にある国際基督教大学(ICU)の現役の男子学生である。
秋篠宮夫妻の次女である佳子さん(20)がアイドル並みの人気だと『週刊現代』が騒いでいる。彼女の合格発表があった昨年(2014年)10月以降、ICUでは志願者が急増し、前年に比べて一般入試の受験者数が約20%も増加したという。学内では早くも佳子フィーバーが巻き起こっているようだ。
2月6日から8日にかけて秋篠宮一家が訪れた沖縄では、『女性セブン』や『週刊文春』が密着取材を敢行、その様子を紙面で紹介していた。『週刊新潮』に至っては「奥二重の上にアイテープを貼り、『ぱっちり二重』にされていた」ことまで明らかにした。
彼女、なかなかしっかりした女性らしい。昨年末、20歳の誕生日を前に会見したとき、母親の紀子さんについて週刊誌などが批判的に取り上げていることに触れ、「娘の私から見ると、非常に優しく前向きで明るい人」だと発言し、学習院大学を退学してICUに入ったことについても、「さまざまな憶測があると聞いておりますが、私個人の問題」とキッパリといい、皇室にも踏み込まれたくないプライバシーがあることをにおわせたという。
精力的に公務もこなしているが、どこへ行っても人気はすごいようだ。「まるでアイドルを迎えるような目で、佳子さまを見ていましたね」(宮内庁記者)。こうした公務に熱心な姿勢は、秋篠宮夫妻の教育によって形作られたものだと週刊現代は書く。
<「秋篠宮殿下はお子さんたちにできるだけ色々なことを経験させて、自分のやりたいことを見極めさせる教育方針なんです。これは、ご自身が天皇皇后両陛下から受け継がれたものです。
そんななかで、佳子さまはご公務に熱心な母親の姿を見て、皇族のあり方を学んだと思います。(中略)佳子さまの話題については、宮内庁でも非常に明るい雰囲気で語られています」(宮内庁関係者)>

623名無しさん:2015/02/21(土) 09:28:26
>>622
違い過ぎる「愛子さん記事」の扱い・・・底流に「雅子さん批判」
月刊誌『サイゾー』によると、佳子さんフィーバーが見られ始めたのは09年からだそうだ。佳子さんの制服姿のプライベート写真が同級生のSNSサイト「ミクシィ」を通じて流出し、その写真を『フラッシュ』(09年6月16日号)が掲載したのである。
そして、決定的なターニングポイントとなったのは10年だそうだ。当時、学習院高等科1年生だった佳子さんは「可愛い&SEXY」がコンセプトのダンスチーム「KYS(キス)」を結成し、それが週刊文春(11月11日号)に掲載されたのだ。学園祭で披露したダンスの写真が載り、アイドルと見まがうような容姿、胸を強調するセクシーなポーズがネットを中心に話題となり、「これ撮った奴にピューリッツァ賞を贈りたい」という声まで上がったとサイゾーが書いている。
記事によると、佳子さんは「セクシーな腰ふりが魅力」と紹介され、ご学友から「AKBよりかわいい」「エロい〜!!」と絶賛されたという。<そしてこの記事以降、『本当に恋愛禁止の清楚なAKB』という扱いで報じるオヤジ週刊誌が続々と参入するようになる>(サイゾー)
ネットでも大騒ぎになり、11年になるとスレッドが300本以上に。世が世なら不敬罪にあたるようなわいせつなタイトルのスレッドが多数を占めるようになったそうだ。<すなわち10年から11年を境に「かわいい」の域を超えて、男たちの欲望の対象として消費されるようになったのである>(サイゾー)
サイゾーの中で辛酸なめこ氏はこういっている。<「佳子さまは、美智子さまのファッションセンス、紀子さまの処世術と社交術、そして秋篠宮さまのフェロモンを受け継いでおられる。アイドルを超越し、誰にも到達できない、佳子さまというひとつのジャンルを確立しておられると思います>
私には異様とも思われる佳子さんフィーバーは、皇太子妃雅子さんの病気がはかばかしくなく、完全な形で公務に携われないことへの『批判』が底流にあるのであろう。
週刊文春では「皇太子さまに55歳のご覚悟をお聞きしたい!」という特集を組み、いろいろな人たちが厳しい言葉を投げかけている。
東京大学名誉教授の御厨貴氏はこういう。<「皇太子が会見などで発信する言葉は、誰に向かって何を言ったらいいのか、はっきりしないという印象を受けます。というのも、皇太子のお言葉には、過去の出来事を反芻するという『歴史回顧』の要素がないからです。歴史との対話が欠如しているので、現代を生き、次代を担う皇太子としての生身の言葉として伝わってこない。(中略)
唯一、具体的なエピソードと実感を伴って語られるのは、雅子妃と愛子さまのことだけです。お言葉についての注目がそこにばかり集まってしまうのは無理からぬことでしょう」>
人生で一番美しい時期を謳歌している秋篠宮家の娘たちをアイドルのように追いかけ、持ち上げるメディアの騒ぎを、母親が病から未だ抜け出せず、引き籠もりがちな一人娘の愛子さんはどういう気持ちで眺めているのであろう。あまりにも一方的な取り上げ方だと憤るのは、私だけであろうか。

元木昌彦プロフィール

1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。
【著書】

編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

624名無しさん:2015/02/22(日) 12:35:56
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150221/k10015640711000.html
憲法改正に向けた初の国民投票 再来年春までに
2月21日 20時41分

自民党の憲法改正推進本部の事務局長を務める礒崎総理大臣補佐官は盛岡市で講演し、憲法改正に向けた初めてとなる国民投票を、来年中か遅くとも再来年の春までに実施したいという考えを示しました。

この中で、自民党の憲法改正推進本部の事務局長を務める礒崎総理大臣補佐官は、憲法改正に向けた初めてとなる国民投票について「私個人の意見だが、できれば来年中に初めての国民投票までもっていきたい。とにかく1回でも実施することが大事であり、遅くとも再来年の春にはやりたいと思っている」と述べ、国会による憲法改正の発議を経て、国民投票を来年中か、遅くとも再来年の春までに実施したいという考えを示しました。
また、礒崎氏は、安全保障法制の整備に向けた与党協議について「公明党との間にはまだ距離があるが、自民・公明両党は風雪を共にしてきた間柄であり、どこかできちんとしたまとまりができると思う。大型連休明けに国会審議を始めたい」と述べました。

625名無しさん:2015/02/28(土) 02:33:28
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150226-00000007-sasahi-pol
田原総一朗「自民党が60年間改憲をしなかった本当の理由」〈週刊朝日〉
dot. 2月26日(木)11時37分配信

 憲法改正が現実的な課題として浮上する中、ジャーナリストの田原総一朗氏は今まで改憲をしなかった理由をこう分析する。

*  *  *
 安倍首相は、どうやら来年の参院選後に憲法改正を敢行する腹を固めたようである。2月4日に首相官邸で自民党の船田元・憲法改正推進本部長と会談した際に、その確認作業を行ったと私はみている。

 現憲法がつくられたのは敗戦の翌年、1946年2月であり、日本は占領下にあった。連合国軍総司令部(GHQ)が10日足らずで書き上げた憲法案に日本政府が少々書き足しただけで、その意味ではGHQから押し付けられた憲法である。

 GHQがこの憲法をつくった目的は、一つは日本を再び戦争ができない非武装の国にすること。次に、民主的な国家にするということ。三つ目は個人の権利を重視し、国家に対する義務や責任を個人に押し付けないということであった。憲法の前文で、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とうたっているのも非武装が前提となっているからであり、憲法9条も非武装の念押しをした条項であった。

 自由民主党づくりの中核となった鳩山一郎、三木武吉、岸信介らは、これではとても独立国とは言えないと考え、憲法を改正してイギリスやフランスのような、いわば普通の国になることを目指した。1955年に自由党と民主党が合併して自民党が設立されたときの主要目標の一つが憲法改正であった。

 ところが、それから60年間、憲法は改正されないままできた。この間、ほとんど自民党が政権の座を占めていて、しかも自民党の中には主権のない占領下にGHQによって押し付けられた憲法を「無効」とする考え方の人物が少なくなかったにもかかわらずである。

 自民党の歴代の幹部たちに問うと、衆参両院とも、一度として3分の2議席を占めたことがないからだと説明する。確かに憲法を改正するには、衆参両院ともに3分の2以上の議席が必要で、現在までいずれの選挙でも自民党が3分の2以上の議席を獲得したことはない。

 だが、本当に憲法改正を狙うのならば、何も自民党単独で3分の2議席を占めるのではなく、公明党や民社党などが同意できる改憲案を示して、抱き込みを図ればよかった。

 なぜ、抱き込みを図らなかったのか。宮沢喜一氏は首相時代に、「改憲をしない最大の理由は、実は自民党内に改憲反対の議員が少なくないからだ」と説明した。宮沢氏を含め戦争を体験した議員たちに改憲派は少なく、9条を断固守るべし、という議員が多かったのである。

 改憲が現実味を帯びてきたのは、国際情勢が変わったためなどではない。戦争を体験した議員が自民党にほとんどいなくなったからなのだ。現に野中広務氏、青木幹雄氏、古賀誠氏など戦争を知るOB議員たちはいずれも改憲に強く反対している。

 安倍首相は、祖父の岸信介が改憲できずに辞任せざるを得なかった悔しさがトラウマになっているのかもしれない。しかし、来年の参院選後の改憲を図るとするならば、現実に公明党の協力を得ることが必要であり、公明党は平和政党であることを売り物にしていて、憲法9条に手をつけることには反対のはずである。

 船田元氏に憲法改正について確かめると、公明党との協力が必要であることを認め、参院選前に、憲法のどの部分をどのように改正するのか明らかにしなければならないと表明した。

※週刊朝日 2015年3月6日号

626名無しさん:2015/02/28(土) 22:52:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015022800038
憲法改正、9条は後回し=環境・緊急事態で実績狙う-自民

 安倍晋三首相が宿願とする憲法改正に向けた自民党の構想が固まってきた。まずは各党の賛同が見込まれる「環境権」創設などで実績を作った上で、9条をはじめ「本丸」と位置付ける条文を順次改正していく段取り。来年夏の参院選後に第1弾の国会発議を目指すが、野党の警戒感も強く、思惑通り進むかは不透明だ。
 自民党は26日、昨年末の衆院選後初めての憲法改正推進本部の会合を開いた。船田元・本部長は、今月上旬に首相と会い、最初の発議は2016年参院選後とする方針で一致したことを説明。「今国会から、いよいよ憲法改正の中身の議論を鋭意進めていく」と宣言した。
 船田氏は各党との協議で優先するテーマとして、環境権と、大規模災害などに備える緊急事態条項、財政規律に関する規定の三つを列挙。出席者からは「改憲を一度経験することで、国民に慣れてもらう必要がある」との意見が出た。
 また、船田氏は前文や9条、衆参両院でそれぞれ「3分の2以上の賛成」とされる発議要件を定めた96条などを第2弾以降に改正すべき重点項目に挙げ、「改憲勢力」の確保を前提に、一定期間内に実現を目指す方針も示した。
 自民党が最初の発議を次期参院選後とするのは、参院では同党の勢力が半数に満たず、公明党や、改憲で協力が期待できる維新の党などを加えても3分の2に届かないためだ。まずは参院選で安定的な改憲勢力を確保しようという思惑がある。
 自民党は当初、選挙権年齢の「18歳以上」への引き下げで連携した、共産、社民両党を除く各党と共通の改憲試案策定を目指し、3月にも協議をスタートさせたい考えだった。しかし、1月に就任した民主党の岡田克也代表は「首相と改憲を議論するのは非常に危ない」と協力に否定的。公明党の賛同も得られていない。このため、衆参両院の憲法審査会での議論を通じて世論の理解を得ていく「正攻法」への転換を余儀なくされた。(2015/02/28-05:22)

627名無しさん:2015/03/15(日) 10:02:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date4&k=2015031200799
「財政規律」憲法明記に慎重=維新代表

 維新の党の江田憲司代表は12日の記者会見で、自民党が憲法改正に関する各党協議の優先テーマの一つに「財政規律」を挙げていることについて「のっけから反対ではないが、慎重に検討しなければならない」と述べた。 
 江田氏は「財政再建が憲法に位置付けられて財政至上主義に陥らないようにしていかないと、『国滅びて財務省あり』となりかねない」とも指摘した。(2015/03/12-18:15)

628名無しさん:2015/03/15(日) 11:08:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150313-00000550-san-pol
首相の「言論の自由」論争広がる…民主・岡田氏「首相の憲法観が出た。メディアは萎縮してる」 枝野氏「報道関係は普通の国民…」
産経新聞 3月13日(金)16時52分配信

 民主党の岡田克也代表は13日の記者会見で、安倍晋三首相がテレビ番組でVTRのコメントに反論したことを「言論の自由」と説明していることについて「なんで俺の自由にならないんだと怒ったとしか思えない」と批判した。

 首相は昨年11月18日の衆院解散当日、TBS番組に出演し、街頭インタビューでアベノミクスに批判的な声が多く扱われたことに「おかしいじゃないか」と注文をつけた。12日の衆院予算委員会では民主党の細野豪志政調会長と論争となり、反論は「言論の自由だ」と強調した。

 岡田氏は「首相の憲法観がよく出た発言だった。憲法は権力者をしばることが一番重要な役割だ。最大の権力者は首相だ」と主張。その上で「『オレは憲法上保障された言論の自由があるんだからしばられないんだ』というのは、やっぱり憲法観が根本的に間違っている」と批判した。

 岡田氏は「首相だからといって何も言えないということではない」とも語った。番組の編集については「国民の8割ぐらいは景気回復の実感がないと確か言っているはずだ。決して偏った取り上げ方もしていない」と擁護した。

 一方、岡田氏は「安倍政権になってメディアは完全に萎縮している」とも強調。「よほど気をつけないと、『これが第一歩だった』ということになりかねない問題だとの危機感をもって野党もしっかりしないといけない」と語った。

 枝野幸男幹事長も13日、記者団に「首相の持っている権力の重さを理解していない」と首相を批判した。

 枝野氏は「報道関係の皆さんも間違いなく権力を持っていない普通の国民だ。そういう皆さんに(首相の発言が)どういう威嚇的効果があるのかを常に謙虚に受け止めていなければならない」と述べた。

 12日の衆院予算委の首相と細野氏のやり取りについて、朝日新聞は13日付朝刊で「安倍氏『それくらいで萎縮、情けない』」との見出しを掲げ、首相が報道に圧力をかけているイメージで報じた。ただ、「選挙前に報道は正しくしてもらいたい」「日本はちゃんと言論の自由は確保されている」などという首相の発言は紹介しなかった。

629名無しさん:2015/03/15(日) 12:02:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150310-00000085-san-pol
「緊急事態条項」議論着手へ 国民守る「統制」不可欠
産経新聞 3月10日(火)7時55分配信

 ◆3・11布告されず

 「まさに災害緊急事態に該当する事態だと思うが、なぜ布告しないのか」

 東日本大震災から11日がたった平成23年3月22日の参院予算委員会。自民党の佐藤正久氏は、災害対策基本法に基づいて生活必需品の配給や物価統制などの緊急措置を行えるよう、首相が「災害緊急事態」を布告するよう迫った。

 しかし、当時の菅直人首相が布告を発することはなかった。政府の答弁は、「国民の権利義務を大きく規制する非常に強い措置であることも踏まえて適切な判断が必要だ」とそっけなく、「平時」の論理から抜け出すことはなかった。

 このため、被災地ではガソリンや医薬品が不足し、救援活動に支障がでた。菅氏の首相としての不作為も指摘されるが、佐藤氏は菅政権が及び腰だった理由について「憲法に規定がないからだ」と憲法の不備もあったとみている。緊急時に国民の権利を一部制限し、首相に権限を集めて対処する「緊急事態条項」のことだ。

 阪神大震災から20年が経過し、東日本大震災からは11日で4年。今後、南海トラフ巨大地震や首都直下地震に備え、緊急事態条項の創設は「他の憲法改正項目以上に緊急性を要する」(船田元・自民党憲法改正推進本部長)といわれる。

 ◆各国は憲法に制定

 かつての明治憲法には非常事態条項があり、大正12(1923)年9月1日の関東大震災のとき、当時の政府はこの条項を使って対応した。震災翌日に治安維持のための戒厳令(明治憲法14条)を出し、「臨時非常徴発令」を発して必要な物資を調達した。

 緊急事態には現行法でも対応できるとして、憲法にわざわざ緊急事態条項を加える必要はないとの意見もある。実際、大規模災害時に、公道をふさぐ放置車両の強制撤去は昨年11月の災害対策基本法の改正で、できるようになった。

 多くの国々が、自国憲法に非常事態規定を設け、大統領や首相に権力を一時的に集中して対応する仕組みを整えている。だが、日本の現行憲法は「平時」の論理で、衆院解散中の参院の緊急集会以外、非常事態の規定はない。

 佐藤氏は、「人権のうち一番大事な生存権を守るため、いろいろな権利や自由を抑えて義務や責任を上にする発想がない。日本の戦後のゆがみだ」と指摘している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150310-00000086-san-pol
「緊急事態条項」議論着手へ 各党、必要性強調も「権限」温度差
産経新聞 3月10日(火)7時55分配信

 自民党や公明党、民主党、維新の党など多くの与野党が「緊急事態条項」を新設する必要性に言及している。ただ、緊急事態に際して首相に集中させる「権限」などをめぐり、各党に温度差があり、一致点を見いだすのは容易ではない。発議に必要な「3分の2以上」というハードルをクリアするのは、難航も予想される。

 「共産党以外の党から言及されていたのが緊急事態条項だ。審査会で一つのテーマとして議論することを提案したい」

 昨年11月の衆院解散直前に開催された衆院憲法審査会で、自民党の古屋圭司幹事がそれまでの議論を振り返った。各党が憲法に対するそれぞれの見解を表明する中で、緊急事態条項に限っては改憲政党の自民や維新以外も必要性に言及したからだ。

 民主党は「非常事態時においても国民主権や基本的人権の尊重が侵されることなく憲法秩序が維持されるよう、仕組みの明確化や首相の解散権の制限を唱えている」(武正公一氏)と主張。

 公明党も「衆院解散時の対処方法など現行憲法には大きな空白がある。憲法に規定した上で法律を整備するなどの対処が必要だという意見が大勢だ」(斉藤鉄夫氏)と強調した。

 緊急事態条項の創設が最初の改正項目の候補となっている背景にはそうした事情がある。

 ただ“各論”に入ると、各党の見解には差異が見られる。自民党は、平成24年4月に策定した憲法改正草案で緊急時の首相や政府の権限強化を明記。「何人も国民の生命などを守るための国の指示に従わなければならない」などと規定した。

 緊急事態条項の創設には前向きな民主党だが、「戒厳令的なところまで何でもかんでもやろうとする声が上がらなければ、建設的な議論ができる」(枝野幸男幹事長)と自民党との違いを強調し、牽制(けんせい)する。岡田克也代表は憲法観が異なるとして、そもそも安倍晋三政権下での改正論議には後ろ向きだ。

 野党の中には「政府の判断で自衛隊や警察に強大な権限を付与し、基本的人権や国会の役割を制限する条項で、有害であり必要もない」(共産党の小池晃参院議員)との意見もある。

 憲法改正原案の作成は、一筋縄にはいきそうにない。

630名無しさん:2015/03/15(日) 12:14:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150309-00000569-san-pol
群馬「正論」懇話会 八木秀次氏「憲法9条改正が本丸だ」
産経新聞 3月9日(月)21時44分配信

 群馬「正論」懇話会の第37回講演会が9日、前橋市の前橋商工会議所会館で開かれ、麗沢大教授の八木秀次氏が「第3次安倍内閣への期待と課題」と題して講演した。

 八木氏は、安倍晋三首相が来年夏の参院選後に憲法改正の発議を目指していることについて、「9条改正が本丸だ」と主張。戦力不保持を宣言した9条を維持したまま、憲法解釈の変更だけでは増大する中国や北朝鮮の脅威に対応することには限界があると訴えた。

 その上で、自衛隊を正規の軍隊と位置づけることや国防を国民の義務と規定することが必要だと述べた。

 八木氏は、中国や韓国が日本の憲法改正を封じようとして、歴史認識を使った対日批判「歴史戦」を展開していると指摘。国内でも「改憲は徴兵制につながる」と吹聴する動きがあることから内外の情報戦に勝利する必要性を強調した。

631名無しさん:2015/03/15(日) 12:33:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150312-00000554-san-pol
維新・江田氏、改憲3項目優先に理解
産経新聞 3月12日(木)18時38分配信

 維新の党の江田憲司代表は12日の記者会見で、憲法改正に関し、環境権、財政規律条項、緊急事態条項の3項目を優先的に取り上げる自民党の方針について「国民的な合意が得やすいところからやっていこうというのは一つのやり方だ」と述べ、一定の理解を示した。

 ただ、財政規律条項については「憲法上位置づけられて財政至上主義に陥らないよう慎重に検討していかなければならない」とも語った。

632名無しさん:2015/03/21(土) 23:48:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150318-00000532-san-pol
宮内庁からアクセストップは「産経新聞」
産経新聞 3月18日(水)15時4分配信

 宮内庁の山本信一郎次長は18日の参院予算委員会で、同庁LANに接続されている端末からアクセスされたウエブサイトのトップは産経新聞だと明らかにした。

 調査対象期間は1月19日から2月28日で、山本氏によると、トップ10は(1)産経新聞(2)宮内庁(3)読売新聞(4)産経デジタル(5)グーグル(6)気象庁(7)時事通信(8)夕刊フジ(9)サンケイスポーツ(10)ヤフー-の順だった。

 山本氏は「皇室のご活動などがどのように報道され、国民各層にどう受け止めていただいているのかを把握するのも宮内庁の仕事だ。比較的皇室に関する報道が多い報道関係へのアクセスが多くなっている」と答えた。

 産経新聞のサイト「産経ニュース」では、天皇、皇后両陛下、皇族方のご活動を幅広く紹介する「皇室ウイークリー」などを連載している。

 一方、金融庁もトップ10を公表した。首位が日経新聞。2位と5位がマイクロソフト関係。3位、6位、7位、8位、10位がグーグル関係。4位にヤフー、9位に産経新聞が入った。

 いずれもインターネット空間に蓄積される膨大な情報(ビッグデータ)などを取り上げた民主党の大久保勉氏の質問に答えた。

633名無しさん:2015/03/22(日) 20:06:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015032200069
9条改正へ4段階論も=改憲全体15〜20項目想定-自民・船田元氏インタビュー

 自民党の船田元・憲法改正推進本部長は時事通信のインタビューに応じ、来年夏の参院選後の憲法改正発議を目指す一方、戦争放棄をうたった9条改正は後回しにし、実現可能な改憲案を順次提示する考えを示した。9条改正は「2回目以降で、3、4回目の可能性もある」とし、改憲4段階論にも言及した。発言要旨は次の通り。
 -憲法改正のスケジュールは。
 われわれの希望としては今通常国会中に1回目の憲法改正のテーマを深堀りして、どこをどう改正するか与野党で議論する。秋の臨時国会でテーマを三つか四つに絞り込みたい。来年の通常国会で憲法改正原案を提示し、来年夏の参院選後、秋の臨時国会で衆参両院それぞれ3分の2以上の賛成を得て、憲法改正を発議したい。
 -安倍晋三首相に説明した際、首相からは。
 首相は発議と国民投票について「常識的には参院選の後だね」と。(2月4日に)首相に会ったのは、憲法改正推進団体や自民党内に「9条改正を早くやれ」という声が多く、それは無理で参院選には間に合わないと確認したかったからだ。
 -改憲の優先項目は。
 環境権創設、武力攻撃や災害時の緊急事態、財政健全化の条項の3点。最高裁判所裁判官の報酬を減額できないとしている79条や、私学助成で問題となっている89条も検討対象だ。
 -最初に9条改正ではなく、各党合意が得やすい項目から取り組む理由は。
 まず9条は無理だろう。われわれはその前に「慣れる」ということが必要だと思っている。憲法改正発議も国民投票も初めてとなる。最初から世論を二分する難しい問題から取り組むのはリスキーな部分がある。仮に否決されると、本来改正できる項目もしばらくはできなくなる。憲法改正に賛同できる政党を増やすため、一定の時間も必要だと思う。
 -だから憲法改正は2段階で進めるのか。
 実際は4段階ぐらいある。4回ぐらい発議して順番にやっていかないと憲法改正は完成しない。憲法改正はいっぺんに全部できるものではない。1回の国民投票で賛否を問うのは3、4問。例えば投票所に行くと投票ブースが3カ所あり、1問ずつ投票用紙を渡されて賛成か反対かをマルで囲む。憲法改正項目の一覧表に賛否を書くわけではない。自民党の憲法改正草案は改正部分が100項目ぐらいあるが、全部は無理だ。幾つか選んで重要なものをまとめなければならないが、それでも(改正項目は)15〜20にはなるだろう。
 -9条改正は2回目か。
 まだ分からない。
 -3回目、4回目となるかもしれないのか。
 その可能性もある。2回目に9条改正もあり得る。2回目以降に9条改正の可能性があるということだ。(2015/03/22-14:12)

634名無しさん:2015/03/29(日) 17:02:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150325-00000112-jij-pol
9条改正、2度目の発議で=初回改憲は2年以内に―自民・船田氏
時事通信 3月25日(水)17時39分配信

 自民党の船田元・憲法改正推進本部長は25日、東京都内で講演し、憲法9条改正について「あまり先にしたくない。できれば2回目にやりたい」と語った。緊急事態条項の創設など幅広い理解が得られそうなテーマで改憲の実績を積んだ上で、速やかに9条改正に着手したい意向を示したものだ。
 9条改正の際、自民党の改憲草案に盛り込んだ「国防軍」創設も併せて目指すかについては、「名称の問題を強調すると、できることもできなくなる。今の自衛隊で良い」と語り、否定的な見解を示した。
 船田氏は、自民党の草案では改正が100項目を超えると指摘。「いかにも多すぎる」として、改正項目を20程度に整理し直す考えを示した。また、実務的な制約から1回の国民投票で賛否を問えるのは4項目程度にとどまるとして、全体で5回程度の投票が必要になるとの見通しを示した。
 最初の発議と国民投票の時期については、「(来夏の)参院選後すぐに臨時国会があり、そこで発議するのはなかなか難しい。これから2年以内にできればいい」と述べ、早ければ来年秋としていた従来の目標を修正した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150323-00000112-mai-pol
<環境権>公明党「加憲」対象から除外…自民に広がる困惑
毎日新聞 3月23日(月)21時11分配信

 公明党が憲法改正で新条項を加える「加憲」の対象から環境権を除外する検討を始めたことを受け、公明党を巻き込んで改憲の早期実現を目指してきた自民党内には困惑が広がっている。環境権の加憲はイメージが先行し、具体的な議論はほとんどなかった。自民党内からは「いずれは行き詰まったはず」などと冷ややかな声も聞こえてくる。

 自民党の憲法改正推進本部の幹部は23日、「環境権もプライバシー権の論議とよく似ている。具体論に入った途端にいろいろな問題が出てくる。合意形成は容易ではない」と述べ、「環境権を加える改憲なら容易だ」との党内の主張を戒めた。

 細田博之幹事長代行は同日の記者会見で、「(環境権で問題があるという)意見があることは今日知った」と語り、党内で環境権について詰めた議論がされていなかったことを印象付けた。

 公明党が掲げる環境権の加憲に自民党が理解を示してきたのは、最初の憲法改正を「本丸」である9条からではなく、「理解の得られやすい条項から始めた方が、改憲が実現しやすい」との思惑からだ。

 ただ、公明党内では昨年夏の衆院憲法審査会による欧州視察の後、慎重論が広がった。環境権と経済的な利益などが衝突する問題が各国で起きていたからだ。

 23日に沖縄県知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設作業停止を求めたことに関連し、公明党関係者は、「環境権が憲法に盛り込まれていれば、この移設問題でも違憲訴訟を起こされていたかもしれない」と指摘。違憲訴訟で行政が停滞する危険性を強調した。

 自民党内には改憲項目として、大規模災害時などを想定した「緊急事態条項」を先行させるべきだとの意見もある。だが、これについても私権を制限する議論となるため、自民党幹部は「『災害時の衆院解散延期』などに議論が収まればいいが、そうでなければ集約には時間がかかる」との見通しを示している。【高本耕太】

635名無しさん:2015/03/29(日) 17:30:34
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150318-00000004-pseven-soci
佳子さまの伊勢参拝で見えた東宮家と秋篠宮家の明確な格差
NEWS ポストセブン 3月18日(水)7時6分配信

 皇室に新たな風を注ぎ込むべく、全身全霊でご公務に励まれている秋篠宮家の次女・佳子さま(20才)。3月6日には、皇室の慣例に従い、成年皇族になった報告のため、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝された。

 しかし、今回の伊勢への旅では“格差”が明らかになっているという。長年、皇室を取材するベテラン記者がこう話す。

「天皇皇后両陛下、皇太子ご一家の伊勢神宮ご参拝の場合、朝から夕方まで参拝停止となります。要するに貸し切り状態にするため、一般参拝客は伊勢神宮内へは入れません。だが、今回の佳子さまの場合は、約10分前まで、一般の客も普通に参拝していました。

 また東京駅、名古屋駅、鳥羽駅でも警護の数は格段に違いますし、道路の信号操作などの特別扱いも、ほとんどありませんでした。佳子さまが成年皇族になられて注目を集め、秋篠宮家の存在感が目に見えて大きくなっていますが、天皇家・東宮家と宮家とでは越えられない壁があることを実感させられました」

 ちなみに、この“格差”はご宿泊場所の違いにも。

「両陛下、東宮家は伊勢参拝の際、お泊まりになるのは神宮内の内宮斎館ですが、佳子さまは高級リゾートホテルとはいえ、一般のホテル。しかも、貸し切りなどではありません。ロビーなどにも警護の姿は見えませんでしたから、本当に佳子さまが宿泊されているのかと首を傾げたくなるほどの警護の態勢でした」(取材した皇室記者)

 これまで女性セブンも幾度かお伝えしてきたが、皇太子ご一家と秋篠宮家の待遇には大きな差がある。

 皇太子ご一家のお世話をする職員は約60人だが、秋篠宮家には20人ほどしかいない。また天皇家(両陛下と皇太子ご一家)のプライベートマネーである内廷費は、年間3億2400万円で、おひとり当たり6480万円。

 しかし、秋篠宮家のプライベートマネーとなる皇族費は昨年度までは年間6100万円が支払われていた。4月からは佳子さまが成年皇族になられたことで610万円が増額されるが、その差はあまりに大きい。

「紀子さまとしては“秋篠宮家には皇位継承順位の2位、3位と2人いるのに、どうにかならないものなのか”という思いがお強いんです。しかも、その待遇の差は一向に改善される気配もないことで、紀子さまは釈然としない気持ちで苛立たれているのです」(秋篠宮家関係者)

※女性セブン2015年3月26日号

636名無しさん:2015/03/29(日) 17:31:14
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150326-00000009-pseven-soci
佳子さまの花婿候補に富士急ハイランドの御曹司銀行員が浮上
NEWS ポストセブン 3月26日(木)7時6分配信

 秋篠宮家の次女・佳子さま(20才)に関して今、一部の宮内庁関係者や学習院関係者の間では、ある話で持ち切りだという。

「すでに佳子さまの“花婿選び”が始まっているという話が関係者の間で広まっています。しかも、かなり具体的なお名前まで浮上しているんですよ」(学習院関係者)

“美しすぎるプリンセス”として日本国中の注目を集める佳子さまのお相手として急浮上している“花婿”候補とは──。

「今、佳子さまのお婿さん候補の大本命といわれているのは、山梨県に本社を構える富士急行・堀内光一郎社長(54才)のご令息であるAさん(23才)です」(前出・学習院関係者)

 富士急行といえば、運輸、観光、不動産事業などグループの系列会社は30を超える一部上場の大財閥だが、『FUJIYAMA』や『ええじゃないか』といった絶叫ジェットコースターで知られる人気テーマパーク・富士急ハイランドでもおなじみ。そんな富士急行の御曹司とはどんな人物なのだろうか。

「Aさんは松濤幼稚園を経て、学習院幼稚園に入園。中学までを学習院で過ごし、高校からは慶應に進みました。高校時代に応援団として活動していたAさんは面倒見がいい性格で友人も多く、クラスでもムードメーカー的存在でした。また女の子の友人も多いんですが、恋は一途なタイプのようですよ。大学は法学部へ内部進学して、現在はメガバンクに勤務するエリートです。

 富士急行は代々、堀内一族が跡を継いでいるため、将来的には彼も富士急行の要職に就くことになるでしょう。彼の父親も長期信用銀行で勤めた後に29才の若さで同社の社長に就任していますから」(堀内家の知人)

 現富士急行会長でAさんの祖父・光雄さん(85才)は大臣や自民党総務会長を歴任した政界の超大物としても知られる。

「Aさんの父親の光一郎さんは小中と学習院に通われ、皇太子さま(55才)の1学年下に在籍していました。学校の廊下で皇太子さまにゴムボールをぶつけたという逸話を持った人物で、かつて紀宮さまの“お婿さん”候補として名前が挙がったこともありました。

 そして母親の詔子さん(49才)も高校、大学と学習院に通われていました。現在は義父の光雄さんの地盤を引き継いで衆議院議員を務めていますが、彼女の直系の親族には、かつて皇后・美智子さま(80才)のお側で仕えた元女官長の牧野純子さんがいます。父親の元フコク生命社長の小林喬氏は天皇陛下(81才)と学習院時代の同級生と母方の家柄も皇室とのかかわりが深い。

 また詔子さん自身もかつて“皇太子妃候補”として名前が報じられたこともあります。彼女がお妃候補に浮上した際には、両陛下が彼女の実家の軽井沢の別荘に足を運ばれたと話題を呼んだこともありました」(前出・学習院関係者)

 つまり両親ともに天皇家の“お妃”“お婿”候補に名前が挙がったことがあり、宮内庁からすればお墨付きの超名門一家といえよう。

 Aさんの父・光一郎氏に話を聞こうと富士急行に問い合わせると、「会社としましては、まったくの初耳ですので、コメントのしようがございません」とのことで、光一郎氏からの返答はなかった。

※女性セブン2015年4月9・16日号

637名無しさん:2015/04/05(日) 10:11:08
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150404-00000007-pseven-soci
佳子さま 必修水泳授業のプールはガラス張りで裏側人目ない
NEWS ポストセブン 4月4日(土)7時6分配信

 秋篠宮佳子内親王(20)が国際基督教大学(ICU)に入学した。キャンパスライフには懸念が多い。4月2日の入学式は無事終えたが、懸念材料は「授業」にも潜んでいる。ICUでは「水泳の授業」が必修なのだ。

「授業は男女別ですが、水着の指定はありません。女子学生の9割は競泳水着風のワンピースを着ますが、帰国子女でオープンな子も少なくないので、中にはビキニを着る子もいます」(ICUの女子学生)

 水着姿が見られるという噂が立てば、大騒動は間違いない。

「屋内プールがある建物は野球のグラウンドに面していて、全面ほぼガラス張り。正面のガラスにはネットが貼られていますが、近づけば屋内を見ることは可能です。裏側は人目につきにくいので心配です」(前出・女子学生)

 誰もがスマホを持つ時代だけに不安は尽きない。学習院時代、学内で隠し撮りされた佳子内親王の後ろ姿がネット上に公開されただけで“祭り”になったこともある。その注目度はICUへの入学でさらに増している。

 佳子内親王は、入学直後に行なわれるという英語の授業の「クラス分けテスト」と「1年生の春から英語でのディベートは当たり前」というハイレベルな授業に備え、勉学の日々を過ごしているという。

※週刊ポスト2015年4月10日号

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150401-00000012-pseven-soci
佳子さま 高校時代に他校の生徒とご交際、カラオケデートも
NEWS ポストセブン 4月1日(水)7時6分配信

 秋篠宮家の次女・佳子さま(20才)に、花婿候補が浮上している。富士急行・堀内光一郎社長(54才)の御曹司Aさん(23才)が有力だとの話もある。

“花婿“選びが進むなか、佳子さまはどのようなお気持ちでいらっしゃるのだろう。2014年末の会見で、佳子さまはこんなことを語られている。

「理想の男性像は、一緒にいて落ち着けるかたがいいと思っております」

 佳子さまをよく知る学習院関係者がこう話す。

「高校時代には他校の男子生徒とおつきあいされていたことがあると聞いております。佳子さまの女友達の紹介で知り合った男の子で、デートはおふたりというわけにはいかないため、お互い友人数人を連れて、カラオケ店などでデートしていたそうです。その際、隣の部屋に警護のかたが待機していたみたいで、“皇族は恋をするのも大変なんだなぁ”という印象でした」

 現代のプリンセスらしく佳子さまにも等身大の恋模様がおありのようだが、紀子さまの監視の目は厳しいという。

「佳子さまはご学友との会合にも積極的に参加されています。カラオケ店に行かれたり、居酒屋に行かれたりと、さまざまな場所に顔を出されています。そこで男性とふたりきりになったりしないように目を光らせてほしいと警護の人々に要請しているそうです」(秋篠宮家関係者)

 とはいえ、プリンセスの恋はあまりにも切ない…。

「ある女性皇族のかたがおっしゃっていたのですが、“私たち、皇族も普通に男性を好きになり、普通におつきあいすることはあります。しかし、その交際相手には、きちんと『結婚はできないけれど、あなたのことが好きだからボーイフレンドとして親しくしたい』と伝えるの”と…。そして、結婚となれば、また別の話で家柄や格式などが重要となってくることを充分理解されているようです」(宮内庁関係者)

 実際、昨年7月に高円宮家の長女・承子さま(29才)がメガバンク系シンクタンクに勤務する20代男性との居酒屋デートを『週刊新潮』に報じられた際、承子さまは女性セブンの直撃に対して、「昔から私、結婚とおつきあいするのとは、完全に別だと思ってきました」と語られている。

 佳子さまも、そういった事情を少なからずお考えになっていることだろう。

※女性セブン2015年4月9・16日号

638名無しさん:2015/04/05(日) 10:12:55
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150328-00000005-pseven-soci
佳子さまの花婿候補は眞子さまの同級生 幼い頃から面識あり
NEWS ポストセブン 3月28日(土)7時6分配信

 秋篠宮家の次女・佳子さま(20才)の花婿候補として、富士急行・堀内光一郎社長(54才)の御曹司であるAさん(23才)が浮上した。Aさんは、慶応大学法学部を卒業し、現在はメガバンクに勤務している。

 皇室と富士急行のかかわりでは、こんなエピソードもある。

 2011年9月、当時、学習院初等科4年生だった愛子さま(13才)は山梨県・山中湖への校外学習へ行かれた。このとき、愛子さまは2年生時に起こった“いじめ問題”の影響で、不規則な登校が続いていた時期だった。

「この校外学習に雅子さまが泊まりがけで同行されたことで波紋が広がりました。1500人、3000万円の警護態勢を敷いたことが大きな問題となったのですが、この時、一肌脱いだのが富士急行でした。

 例年は千葉の館山で行われる校外学習が、その年に起きた東日本大震災の影響で、使用する施設に被害が出たりしたため、山中湖に変更になりました。そこで富士急行が全面的に協力をしたんです。 雅子さまが宿泊されたホテル、レストラン、児童たちを運んだバスなど、すべてを富士急行の系列でまかないました」(学習院関係者)

 また富士急行は秋篠宮家とのかかわりも深い。

「Aさんは佳子さまの姉・眞子さま(23才)と同級生で、幼稚園から初等科を卒業するまでは同じ学び舎で過ごしています。実は紀子さまと彼の母親の詔子さんは“ママ友”です。紀子さまは眞子さまの幼稚園・初等科時代には、同級生のお友達を宮邸へたびたび招待されていましたから、Aさんももちろん宮邸で遊んだこともあります。当然、幼い頃から佳子さまとの面識もありますよ」(前出・学習院関係者)

 眞子さまの同級生ならば、眞子さまの“花婿”の方がピッタリなのでは? と思う読者も多いだろう。

「女性皇族の場合、基本的には年上の男性が“花婿”候補に選ばれます。佳子さまのように上にごきょうだいがいれば、その学年の男性は小さな頃から接する機会が増えるので、その中から候補が選ばれるのは自然の流れなのです」(宮内庁関係者)

※女性セブン2015年4月9・16日号

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150320-00000011-pseven-soci
佳子さま入学ICU 水泳必修で「ビキニ姿見れる」の不穏な声
NEWS ポストセブン 3月20日(金)7時6分配信

 4月からICU(国際基督教大学)に通われる秋篠宮家の次女・佳子さま(20才)。しかし、そこには試練が待ち受けている。それは体育の授業だ。

「ICUは必修科目に保健体育の実技の授業があり、1年生の春に行われる授業の半分近くが水泳となるんです。水泳の授業は室内プールで男女別に行われるのですが、女子の場合、水着に規定はなく、競泳用でもビキニでも何でもOKなんです。そのためか、最近はビキニ、パレオ、タンキニといったオシャレな水着で授業を受ける女子学生がほとんどなんです。

 もちろん佳子さまも水泳の授業は必修となられるわけですから水着をお召しにならなければなりません。どのようなタイプを選ばれるかはわかりませんが、今構内では“佳子さまのビキニ姿が見られる”“佳子さまの水着姿を写真に撮りたい”といった男子学生の不穏な声も囁かれているといいます。室内プールがある建物に守衛はいますが、ICUの学生であれば誰でも出入りできるので、心配する声も寄せられています」(ICU関係者)

 もちろん必修授業の水泳を避けて通ることはできず、乗り越えなければならない試練である。

「佳子さまもご自身に注目が集まっていることは、当然理解されていますから、そういった写真がネット上などに流出する危険性も感じていらっしゃると思います」(秋篠宮家関係者)

※女性セブン2015年4月2日号

639名無しさん:2015/04/05(日) 13:28:58
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150331-00000030-rnijugo-sci
「佳子さま花婿候補」にネット動揺
web R25 3月31日(火)7時1分配信

現在、ネットユーザーの間で大人気となっているのが秋篠宮家の次女・佳子さま。ニュースサイトでは、連日のように佳子さまに関する記事が掲載されている。

佳子さま関連のニュースはなんともほのぼのとしたものが多いのが特徴。ニュースサイト「NEWSポストセブン」に掲載された記事のタイトルを見てみると、

「佳子さま 新幹線移動中のとてもかわいらしい寝顔を目撃される」
「佳子さま ステーキを残される『お年頃ですから控えめに』」
「佳子さま ダンスサークルで先輩に『佳子って呼んで下さい』」
「佳子さま 沖縄でガイドの顔覗き『緊張するんですかぁ〜?』」

といったように、ごく日常的な出来事がニュースとして取り上げられているのだ。ネットユーザーが、それだけ佳子さまの一挙手一投足に注目しているといえるだろう。

そんななか、3月26日発売の『女性セブン』4月9・16日号に、佳子さまの花婿候補に関する記事が掲載された。記事によると、関係者の間では佳子さまの「花婿選び」が始まっており、有力候補として富士急行社長の令息であるメガバンク勤務のサラリーマンの名前が浮上しているというのだ。

佳子さまをアイドル視するネットユーザーたちにとっては、かなりショックな話。ツイッターでは、

「佳子さまの花婿候補出てて辛い」
「えーやだ」
「佳子さまの花婿候補という話題イヤやわ」
「やだたああああ佳子様行かないでええええ」
「は?
佳子様の花婿候補浮上してん?」

などと、花婿候補の登場にヤキモキするユーザーの声が投稿されている。

皇室の女性の結婚は、多くの国民の関心事。とりわけ人気の佳子さまだけに、大きな話題となっているようだ。
(R25編集部)

640名無しさん:2015/04/05(日) 21:06:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150402-00000096-mai-pol
<衆院憲法審査会>自民党内でも改正にカンカンガクガク
毎日新聞 4月2日(木)21時15分配信

 昨年12月の衆院選後初の衆院憲法審査会(保岡興治会長)が2日開かれた。自民党はこれに合わせ、議論の進め方を協議する幹事懇談会の開催を呼びかけたが、野党の協力が得られず見送られた。安倍晋三首相は憲法改正に前向きだが、各党が歩み寄る機運は乏しく、議論に入るメドは立っていない。【高本耕太、佐藤慶】

 「政権や政策を巡る対立から距離を置き、大局的な見地で議論していくべきだ」。保岡氏は憲法審でこうあいさつし、幅広い合意形成を目指す考えを強調した。自民党内では昨年の衆院選の余勢を駆って、憲法改正の項目選定を急ぐ動きがあり、これを戒める狙いとみられる。

 党憲法改正推進本部は2月、環境権などの新しい人権▽財政規律▽緊急事態の取り決め--の3点を憲法改正の先行項目とする案を提示した。環境権の新設には公明党が理解を示しており、与党間の足並みをそろえる狙いがあった。

 ただ、環境権をめぐっては憲法13条(幸福追求権)に基づき、基本理念を定めた環境基本法がすでにある。当初は前向きだった公明党も、経済活動の障害になりかねないと慎重姿勢に転じた。

 緊急事態条項も国民の私権を制限する議論で、慎重な検討が避けられない。議論をどう進めるかの合意作りが遅れる中、党内からは「9条改正から堂々と議論すべきだ」など、自民党の思惑に沿った改正を主張する声が出始めている。

 審査会幹事も務める船田元・党憲法改正推進本部長は2日、記者団にどの項目から進めるかを問われ「全ては今後の話し合いだ」と述べるにとどめた。

 自民党の9条改正論は、民主党の警戒感を刺激している。自民党が掲げた環境権など3項目にも「改憲への違和感を取り除いて9条改正と考えている節もある」(岡田克也代表)と懐疑的だ。党内に改憲派と護憲派が混在し、「具体論に入れば意見集約は簡単ではない」(党関係者)との党内事情も、自民党主導の改正論議に乗りにくい一因だ。

 一方、憲法改正に前向きな維新の党の井上英孝氏は記者団に「統治機構改革も含め、積極的に議論したい」と発言。共産党の赤嶺政賢氏は「国民から憲法を変えろという声が上がっていない中、審査会は開くべきではない」と批判した。

 ◇憲法改正をめぐる国会の動き

1997年5月 超党派の「憲法調査委員会設置推進議連」が発足

2000年1月 衆参両院に憲法を調査・論議する憲法調査会が発足

 05年4月 衆参の憲法調査会が最終報告書を公表

   10月 自民党が結党50年を前に「新憲法草案」を決定

       民主党が基本的見解をまとめた「憲法提言」を決定

 07年5月 改憲手続きを定めた国民投票法が成立

    8月 衆参両院に改憲原案の審査・提出を行う憲法審査会が発足

 11年11月 4年超の休眠状態を経て、衆参憲法審査会が始動

 12年4月 自民党が「憲法改正草案」を発表

 16年秋  参院選後に改憲論議が本格化?

最終更新:4月3日(金)1時51分

641名無しさん:2015/04/12(日) 15:35:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150407-00000001-maiall-soci
<佳子さま>フィーバーの秘密 自然体のプリンセス
毎日新聞 4月7日(火)13時9分配信

 「美しすぎるプリンセス」と大人気の、秋篠宮家の次女、佳子さま(20)。週刊誌がこぞって特集し、ツイッターでは「かわいすぎる」と絶賛の嵐だ。「佳子さまフィーバー」の秘密が知りたくて、国際基督教大(ICU、東京都三鷹市)の入学式の2日、佳子さまとファンの姿を追いかけた。【小国綾子】

 「佳子さまのお帰りの時間は未定です。お待ちになってもお見送りできるか分かりません」。警備の男性が新情報を大声で披露し始めた。

 「えーっ」。ICU正門脇で入学式を終えた佳子さまの車を今か今かと待っていたファンから落胆の声が上がる。

 集まったのは約80人。中高年女性が目立つが、熱烈な皇室ファンというより、皇室の「出待ち」など初めての人が多い。親子連れや高齢の男性もちらほら。一方、若い男性はほとんどいない。ツイッターでは「かわいすぎる」などと大騒ぎしても、行動派ではないのかも。

 佳子さまの魅力を尋ねると、誰もが「かわいい」という。「皇室っぽくない、身近な感じ」を挙げる人もいる。そんな佳子さまのお顔を見たい一心で、満開の桜の下、もう1時間も待ち続けてきたのだ。

 警備の男性の声に、さすがにあきらめムードが。「しかたないか」。3分の1くらいの人が正門に背を向け、立ち去ろうとしたその瞬間。

 「あれよ、あれ!」

 誰かが叫んだ。正門から滑り出た紺色の乗用車が、速度を下げることなく走り去る。一瞬の出来事に誰も「佳子さまー」と叫ぶ余裕すらない。

 警備の男性が「わ、わたくしもだまされた気分でありますっ!」と必死で言い訳している。でも、不思議。見渡せば、本気で悔しがっている人はいない。必死で車に手を振ったという近所の女性(69)は「ま、プリンセスの車は見られたしね」。

 佳子さまの車を見られただけで、誰もがもう十分に幸せそうなのだった。

 ◇行く先々でファンが増加

 「佳子さまフィーバー」は、佳子さまが成人し、初めて一般参賀に出席された今年1月2日から勢いを増した。3月の伊勢神宮参拝など、行く先々でファンが増加。佳子さま効果か、ICUの今年度の入学志望者数は前年度より22%もアップした。

 女性誌にはほぼ毎週、佳子さまの記事が。「女性セブン」は4月9・16日合併号で気の早い「花婿候補」報道に踏み込み、大きな話題に。ある女性誌記者は「読者の反響の目安となるニュースサイトのランキングでも佳子さまの話題は常にトップに食い込むキラーコンテンツ」と明かす。

 入学式の朝、スーツ姿の佳子さまの映像が流れると、インターネット上のツイッターでは「かわいすぎる」「美しすぎる」と大量のツイートが。

 結局、人気の理由は顔なのか。なんだか身もフタもないではないか。

 皇室のお顔といえば、作家、林真理子さんが1993年1月、雅子さまが皇太子妃に内定した時に週刊文春にこう書いている。<近代の皇室の歴史は、この二重の大きな目と、切れ長の目とのせめぎ合いなのである>

 雅子さまのような<立体的顔立ちの大きな目の女性>が皇室に嫁いでもなお、お子様は<切れ長の、お雛(ひな)さまのような顔をしていることであろう>と予言。一方で、民間女性がプリンセスとして皇室の一員になると、<アルカイックスマイルの持ち主>になると指摘する。美しいけれど謎めいて、時に本当に笑っている?と聞きたくなるアルカイックスマイル。

 その点、佳子さまは違う。「面長で切れ長のお顔が多い皇室の中で、佳子さまはパッチリお目々」「笑い方が自然でかわいらしい」という声をファンから何度か聞かされた。そりゃそうだ。無理に皇室風に笑わなくても、もともとプリンセス。自然体が許される存在なのだ。

642名無しさん:2015/04/12(日) 15:37:44
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150406-00000006-pseven-soci
秋篠宮さま 自由な校風ICUで佳子さまと異性のトラブル心配
NEWS ポストセブン 4月6日(月)7時6分配信

「かわいい〜」「麗しい〜」

 送迎の車が正門に現われると、晴れの姿を見ようと集まった約70人から歓声があがった。視線の先には、車内から手を振る秋篠宮家の次女・佳子内親王(20)がいる。

 2年前の学習院大学に続き、2度目となった2日の国際基督教大学(ICU)での入学式。朝7時半過ぎに報道陣の前に現われた佳子内親王は、2年前に比べ大人の女性になっていた。ストレートだった髪型はゆるふわの巻き髪に、終始堅かった表情は余裕のある柔らかい笑顔に変わった。報道陣の撮影には笑顔で臨んだ。

「しばらくは車でのご通学になると思います」(宮内庁担当記者)

 入学式の会場では最前列に座り、隣に座った同級生と談笑する姿も。

「ICUは帰国子女や留学生も多く、外国の大学のように自由な校風。佳子さまは実に積極的な性格ゆえ、秋篠宮さまは異性とのトラブルなどを心配されています」(同前)

 愛らしいプリンセスには、真っ直ぐに勉学に取り組んでいただきたい。

■撮影/雑誌協会代表撮影(横田紋子)

※週刊ポスト2015年4月17日号

643名無しさん:2015/05/03(日) 11:25:43
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150429-00010001-shincho-int
ブラジルでひっそりと逝った「明治天皇の孫」〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 4月29日(水)8時1分配信

 ブラジルに日本人移民が初めて到着したのは、1908年のこと。以来、移民は戦前に19万人弱、戦後に5万人余を数えるが、中には明治天皇の孫もいた。

 4月15日、サンパウロの自宅で逝去した多羅間(たらま)俊彦さんがそのお方だ。享年86。

 1929年、後に首相を務めた東久邇宮稔彦(なるひこ)王の四男として誕生。母親は明治天皇第九皇女の聰子内親王。つまり明治天皇の孫で昭和天皇の従弟にあたる。

 47年10月、秩父、高松、三笠の三直宮(じきみや)を除く11宮家、51人が皇籍を離脱。俊彦さんは慶應義塾大学法学部を卒業後、51年に元サンパウロ総領事の多羅間鉄輔さんの未亡人で、広大なコーヒー園を持つキヌさんの養子になり、ブラジルに渡った。

 俊彦さん本人は、小誌に〈皇籍を剥奪されても、特に何も感じませんでした。これでようやく身軽になれると思いました〉などと当時を振り返っている。

 皇籍を離れ、一農民になる意志で移民になったのに、ブラジルの日本人社会は天孫降臨だと大騒ぎで迎えた。

「日本人同士で敗戦を信じない『勝ち組』と『負け組』の対立がありましたから、元皇族が移民で来たことで、本当に負けたと悲しむ人もいたそうです」(ブラジルに詳しいジャーナリスト)

 コーヒー園の経営の後、外国からブラジルに進出する企業向けの不動産業を手がけた。沖縄出身の移民の娘と現地で結婚、1男を授かる。迷わずブラジルに帰化、普段はポルトガル語を使う。

「腰が低く、日系人の親睦会のまとめ役をなさったりして、尊敬を集めていた」(同)

 2008年、皇太子殿下のブラジル御訪問の際には、懇談の席で「両陛下からよろしくとのことでした」とお言葉を賜っている。

 日本よりブラジルが落ち着くと言いながらも、皇室の慶弔に礼を尽くしてきた。

※「週刊新潮」2015年4月30日号

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644とはずがたり:2015/05/04(月) 08:09:20

大江健三郎氏、安倍首相呼び捨て批判「彼が話したことはウソだと思う」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150503-00000146-sph-soci
スポーツ報知 5月3日(日)18時10分配信

大江健三郎氏、安倍首相呼び捨て批判「彼が話したことはウソだと思う」

「5・3憲法集会」で安倍首相を批判した大江健三郎氏

 日本国憲法の施行から68年を迎えた3日、各地で憲法記念日にちなんだ集会が開かれた。横浜市の臨港パークで行われた「5・3憲法集会」では、ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏(80)らが参加。大江氏は安倍晋三首相を7度も呼び捨てにして「彼がアメリカ両院で話したことはウソだと思う」などと批判した。

 主催者によると、3万人超の聴衆が集まり、大江氏が、ステージに立つと大きな拍手が起こった。大江氏は「理不尽で景気のいい話ではないが」と切り出し、安倍首相が4月29日に米連邦議会の上下両院合同会議で行った演説について「日本が集団自衛権を用いて、世界で起こる戦争に対して軍事的な抵抗をすると、安倍ははっきり言った。しかも、そのためにいくつも法律を作ると言った。しかし、安倍は国会で議員たちにはっきり説明していない。国民の賛同も得ていない」などと批判した。スピーチが熱を帯び「安倍首相」から「安倍」と呼び捨てになっていた。

 続けて「安倍の考え方は世界的な宣伝として成功している。日本でも成功しつつあると思う」と指摘。80歳の大江氏は「こういう大きな集会で話すのは最後になると思うが、私は平和と命の尊厳を基本に日本国憲法を守り、生かします。集団的自衛権の行使に反対し、戦争のためのすべての法制度に反対します」と信条を訴えた。

 大江氏が首相を「安倍」と呼び捨てにしたことについて、関係者は「長い間、いろいろなところで大江さんのスピーチを聞いてきましたが、いつも穏やかで人のことを呼び捨てにしたことはないと思う。相当怒っているのではないでしょうか」と驚いていた。

 集会には、大江氏のほかに法学者の樋口陽一氏、精神科医の香山リカ氏らが参加した。

645名無しさん:2015/05/10(日) 18:55:16
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150507-00000004-pseven-soci
眞子さまの取材で宮内庁関係者が放った一言に報道陣が驚く
NEWS ポストセブン 5月7日(木)7時6分配信

“佳子さまフィーバー”は過熱するばかり。そんな状況を秋篠宮ご夫妻は憂慮されているという。

「秋篠宮ご夫妻は、佳子さまばかりがメディアに取り上げられていることに困惑されているそうです。

“秋篠宮家が東宮家より目立つのはいかがなものか…”といった皇室全体を考えての心配はもちろんですが、長女・眞子さま(23才)のことを思うと…という親心もあるようなんです…」(秋篠宮家関係者)

 2014年9月から英国・レスター大学大学院に留学中の眞子さま。留学期間は約1年のご予定で、夏過ぎには帰国される。

「眞子さまと佳子さまは、普段からLINEやスカイプなどで連絡を取り合い、お互いの日常の写真を見せ合ったりされるほど仲がいいんです。

 今も佳子さまは、ICUの先輩でもある眞子さまに、勉強について相談なさっているそうです」(前出・秋篠宮家関係者)

 そんな“仲良し姉妹”に、何の不安があるというのだろうか。前出の秋篠宮家関係者はこう続ける。

「英国の眞子さまの耳にも“佳子さまフィーバー”ぶりは届いているとは思いますが、実際に日本で体感されているわけではありません。つまり、帰国されたときに、初めて本当の“佳子さま人気”を肌でお感じになるわけです。そうなったときにうれしい半面、ご自分のときと比べられて、複雑なお気持ちになられたりするのでは…と心配されているようなんです」

 実際ネット上では《内心、眞子さまは妹ばっかり注目されて面白くないのでは…》《妹との報道格差が露骨過ぎ》などといった姉妹を比較する声が散見されている。

 そんななか、今年1月、一時帰国されていた眞子さまが再び日本を発たれる際に、こんなことがあった。

「眞子さまは、見送りに来ていた関係者に挨拶されご出国されました。

 この後、宮内庁関係者が報道陣に“きれいに撮っていただけましたか?”と声をかけたんです。今までそんなことを言われたことがなかったのでビックリしました。

 宮内庁も眞子さまも姉妹で注目度に違いがあることを気にされているのかなと感じました」(皇室記者)

 眞子さまのICU時代の同級生の1人がこう話す。

「もちろん佳子さまのことは“かわいい”と認めていらっしゃるとは思いますが、眞子さまもICU時代、男子学生から結構人気でしたから、ここまでのフィーバーぶりには違和感を覚えていらっしゃるかもしれませんね」

※女性セブン2015年5月14・21日号

646名無しさん:2015/05/16(土) 22:39:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150503-00003052-bengocom-soci
「憲法は国家権力の濫用から人権を守るもの」 日弁連会長「憲法記念日」談話(全文)
弁護士ドットコム 5月3日(日)9時50分配信

5月3日は憲法記念日。1947年のこの日、現在の「日本国憲法」が施行された。戦後70年となる節目の年、憲法をめぐる議論がこれまで以上に高まりを見せている。

こうしたなか、日本弁護士連合会の村越進会長は「憲法記念日を迎えるにあたっての会長談話」を発表した。村越会長は日本国憲法について「全ての国家機関が憲法に拘束されるとすることで、国家権力の濫用から個人の尊厳と人権を守るもの」と強調する。

そのうえで、昨年の集団的自衛権行使を容認する閣議決定や、先月の日米防衛協力指針の見直しを「立憲主義及び恒久平和主義に反している」と強く批判。「改めて日本国憲法が定める基本的人権の保障、恒久平和主義、国民主権という基本原則と立憲主義の大切さを確認することが重要」と述べている。

会長談話の全文は次のとおり。

●憲法記念日を迎えるに当たっての会長談話

本日、日本国憲法が施行されてから68回目の憲法記念日を迎えた。

日本国憲法は、基本的人権の保障、恒久平和主義、国民主権を基本原理とし、立憲主義の下、全ての国家機関が憲法に拘束されるとすることで、国家権力の濫用から個人の尊厳と人権を守るものである。

ところが、政府は、昨年7月に集団的自衛権の行使等を容認する閣議決定を行い、それに基づき、本年4月27日には日米防衛協力のための指針を見直し、今月中旬にも安全保障法制関連法案を国会に提出しようとしている。閣議決定や上記指針の見直し、安全保障法制関連法案を国会に提出しようとしている。閣議決定や上記指針の見直し、安全保障法制関連法案は、政府が、憲法改正手続によらずして、日本国憲法前文及び第9条を実質的に改変するものであり、立憲主義及び恒久平和主義に反している。

また、国政の在り方を最終的に決定する権威及び権力は国民に存するという国民主権の下では、国民が国政に関する情報を十分に入手できることにより、民意が国政に適正に反映されることが必要である。しかるに、現在、特定秘密保護法の制定により国民の知る権利が脅かされ、一票の格差が放置されることにより民意の適正な反映が妨げられている。これらは、国民主権と政府に対する国民の民主的統制を弱めるものである。

憲法記念日を迎えるに当たり、今、改めて日本国憲法が定める基本的人権の保障、恒久平和主義、国民主権という基本原則と立憲主義の大切さを確認することが重要である。

当連合会は、日本国憲法の定める基本原理と立憲主義を堅持するため、国民と共に全力を尽くすことを誓うものである。

2015年(平成27年)5月3日

日本弁護士連合会

会長 村越 進

弁護士ドットコムニュース編集部

647名無しさん:2015/05/20(水) 22:27:02
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150518-00000020-pseven-cn
反日を謳う中国共産党政権が日本の天皇に矛先を向けない理由
NEWS ポストセブン 5月18日(月)16時6分配信

 あれだけ反日を謳う中国共産党政権が、絶対に矛先を向けない唯一の存在が、天皇である。天皇の持つ歴史や権威が中国にとってそれだけ特別なのはなぜか。産経新聞中国総局(北京)特派員の矢板明夫氏が解説する。

 * * *
 天皇皇后両陛下が4月、戦没者を慰霊するためにパラオを訪問したことを国営新華社通信などの中国の官製メディアが報じたが、日本絡みのニュースを伝える際によく使う批判的な表現はなく、「平和を祈念」「不戦を誓う」といった見出しで好意的に伝えている。

 対日姿勢が厳しい習近平政権が2012年11月に発足して以降、メディアを総動員して反日キャンペーンを展開している。

 安倍晋三首相は「右翼分子」と決め付けられ、何をしても批判された。これまで終戦の日や広島原爆投下の日などの際、安倍首相は陛下と同じように「平和への誓い」を述べたが、「本音を隠している」「戦争への反省が足りない」などと揶揄された。

 習近平政権が日本に対して厳しい態度を取る理由は、国内で自身の権力基盤を固めたい思惑があると言われる。反腐敗の名目で党内の政敵を次々と失脚させ、国内の政局が不安定な状態が続いている。そこで、あえて日本と対決する姿勢を強め、緊張関係をつくることで、国民の注意を外に向けさせようとしていると言われる。

 しかし一方、習政権による日本叩きのターゲットは安倍首相など政府要人に絞られ、皇室に対しては意図的に批判を避けている。それだけではなく、中国メディアはよく陛下の「平和への思い」などを紹介している。天皇は軍国主義を復活させようとしている安倍首相と距離を置いていることを意図的に国民に印象づけようとしているようにみえる。

 中国はよく歴史問題で日本を批判するが、天皇の戦争責任に言及しているのはほとんど歴史の学術書だけで、メディアの報道では、歴史問題と関連づけて天皇を批判することは全くない。中国メディアのこうした姿勢が共産党宣伝部の方針であることは言うまでもない。天皇を政治利用して日本の世論を分断したい思惑があると指摘される。

 また、毛沢東、トウ小平から習近平までの中国歴代最高指導者はみな天皇を大事にしている。本来ならば、労働者を結束させて革命を起こした共産党が、世襲の君主制に対し批判的な立場をとるはずだが、天皇に限って、中国共産党の指導者たちはそのそぶりを全く見せなかった。長い伝統をもつ日本の皇室に対する中国の指導者の憧れやコンプレックスといった複雑な感情が背景にあるかもしれない。

 中国側の外交記録などによれば、中国建国の父、毛沢東が1950年代から1970年代にかけて、訪中した多くの日本人と会談したが、別れ際に「天皇陛下によろしくお伝え下さい」とよく口にしていた。

 1956年に訪中した遠藤三郎元陸軍中将との会談で「私たちは日本の天皇制を尊重している」と言明した。また、1972年に日中国交回復の交渉のために訪中した田中角栄首相と会談した際も、毛から天皇の話題を切り出し、「唐の時代の高宗皇帝も『天皇』の称号を用いた」などと語り、天皇への関心の高さを示した。

 清朝最後の皇帝は辛亥革命で退位したが、それまで2000年以上も皇帝が中国に君臨しつづけた。清末生まれで湖南省の農民から新中国の初代主席まで上り詰めた毛沢東がよく自分のことを中国最初の皇帝「始皇帝」に例えていた。毛の心の中に日本の天皇に対する憧れに似た気持ちがあったかもしれない。

※SAPIO2015年6月号

648名無しさん:2015/05/20(水) 22:28:07
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150518-00000013-pseven-soci
愛子さま 既定外の道を進まれた佳子さまに将来の相談される
NEWS ポストセブン 5月18日(月)16時6分配信

 学習院女子中等科2年生に進級されて以来、元気なお姿で登校を続けられる愛子さま。女子中等科1年生時は“不規則登校”で何かと波紋を広げた愛子さまだったが、現在は充実した日々を送られている。

 その陰には秋篠宮家の次女・佳子さまの存在があったことは間違いない。

「成年皇族となられた佳子さまが数々のご公務で見せられるキラキラしたお姿に愛子さまも“自分も頑張らなくては!”となられたんでしょう。

 また佳子さまが学習院大学を中退され、ICU(国際基督教大学)に入り直されたことは愛子さまの目にも新鮮に映ったようです。それまで愛子さまも“皇族は学習院でなければならない”という考えをお持ちでした。でも“将来の進路に他の選択肢もあるんだ”ということを佳子さまの行動から学ばれ、今では佳子さまにいろいろと相談なさったりしているようです。

 今回の御料牧場では、秋篠宮ご一家も同時期に静養されていたんですが、おふたりの間では、そんな話が出たと聞いております」(東宮職関係者)

 佳子さまに影響を受けられ、大人への階段を上られる愛子さまだが、そんな娘の姿を複雑な思いで見つめているのは雅子さまだ。

「もちろん愛子さまが成長されるのは嬉しく思われていらっしゃいます。しかし、ご自身よりも佳子さまに刺激を受けられ、少しずつ親の影響が薄くなることに、雅子さまは寂しい思いもされているようですよ」(前出・東宮職関係者)

※女性セブン2015年5月28日

649名無しさん:2015/05/20(水) 22:31:19
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150519-00010000-cyzoz-soci
戦後70周年の今、 あらためて知るべき“天皇”とは何か?
サイゾー 5月19日(火)12時1分配信

――天皇陛下のお顔を見ると目がつぶれる」などといわれたのも過去のこと。時代が昭和から平成に移り、現在の佳子さまフィーバーに代表されるように、皇室はメディアを通して「見る」対象となりつつある。天皇陛下自らも「開かれた皇室」ということを話しているが、その言葉に便乗するかのように週刊誌や女性誌で盛んに取り上げられ、一大人気コンテンツの様相を呈している。現代において天皇は、私たち日本人にとって絶対的で象徴的なものであるよりも、「親しみの持てる存在」となりつつあるのだが、果たして本当にそれで良いのだろうか?佳子さまフィーバーに浮かれ、本当に議論すべき問題をすっかり忘れてしまってはいないだろうか?

 日常的に天皇をどう考えればいいか、について話を聞いた新右翼団体「一水会」の元代表の鈴木邦男氏は、天皇をめぐる議論の対立関係にも変化が起こっているという。かつては左翼vs右翼、つまり天皇反対派と擁護派の対立が大半だったが、現在はほぼ右翼vs右翼という構図になっているという。思想的には同じところに帰するはずの擁護派の中で「平和憲法を守るという天皇を認める/許せない」「女性天皇賛成/反対」などと対立している不思議な状況だ。

 本年は、終戦から70年を迎える記念すべき年である。今こそ基本に立ち返り、右や左といった思想に偏らないフラットな視点から、天皇や皇室について考えてみるよい機会ではないだろうか。それこそ天皇を象徴する「菊花紋章」とは何か? から。

菊花紋章(きっかもんしょう)のトリセツ
菊の御紋が、皇室の紋章であることくらいはわかっていても、じゃあ、花弁の数は何枚? という質問に、果たして答えられるだろうか?天皇が日本の象徴であるならばこそ、しっかり知っておきたい、菊花紋章についてのアレやコレをお勉強しておきましょう。

十六葉八重表菊
花弁の数が16枚。天皇家の紋章。中央に萼(がく)がないものを「表菊」という。

十四葉一重裏菊
花弁の数が14枚。宮家の紋章。「裏菊」には、中央に萼(がく)が描かれている。

 菊といえば皇室、皇室といえば菊――。菊花紋章は、皇室の象徴として広く浸透している。鎌倉時代初期の後鳥羽天皇がとりわけ菊の文様を愛し、身辺のあらゆるものを飾った習慣が受け継がれ、次第に天皇の御紋として定着していったという。そして、慶応4年(明治元年/1868)に出された太政官布告「菊御紋並禁裡御用等の文字濫用禁止の件」により、菊は正式に皇室の御紋となる。さらに大正15年(1926)の皇室儀制令で、十六葉八重表菊形が天皇家、十四葉一重裏菊形が宮家の紋章と法制化された。

 戦前は、菊の御紋を皇室以外の一般人が使用することは禁止されていたが、現在では使用制限はない。しかし、引き続き商標法上は登録できないことからも、特別な存在であることには変わりない。

[参考文献]「知っておきたい日本の皇室」(角川ソフィア文庫)、「日本の皇室―なぜ、菊の御紋なの?」(PHP研究所)

650名無しさん:2015/05/24(日) 17:34:43
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150521-00010004-jisin-soci
佳子さま “恋が生まれる”行事でボーイフレンドと八ヶ岳
女性自身 5月21日(木)6時1分配信

 土曜日の午前、雨模様の「まきば公園」で佳子さま(20)は笑顔だった。胸元が開き気味のおしゃれな重ね着に、ブルージーンズ。牧場の入口では、カメラを構えた友人のリクエストに応えて、景色を指したり、頬に手をあてたり、次々とポーズをとられていた。

 5月15日、16日の2日間、佳子さまが通われているICU(国際基督教大学)では「リトリート」と呼ばれる一泊二日の研修合宿がおこなわれた。新入学生600人余りが全員参加する伝統行事。行き先は山梨県の八ヶ岳だ。

 15日、ICUをバスで出発された佳子さまは、二の腕を出したロング丈のタンクトップ。爪には、服の色と合わせたブルーのネイル。両手には指輪、右手首にはミサンガをあしらい、学生たちのなかでも、ひときわ輝いている。バスを降りると、黄色いシャツを着たジャニーズ・手越祐也似の男子学生と仲よくお話になっていた。

「この男子とは、ふだんの大学内でもよくいっしょに学食に向かわれる姿をお見かけします。入学後すぐ仲よくなられた男友達のようです」(学生)

 ほかの男子学生の写真にもおさまり、旅を満喫されていた佳子さま。ICUには「リトリート・マジック」という言葉がある。リトリートで同級生と寝食をともにし、徹夜で遊ぶ学生も多い。そこで魔法のように恋に落ちる……ことを指す言葉だ。佳子さまにもリトリート・マジックはあったのか?

(週刊FLASH6月2日号)

651名無しさん:2015/05/24(日) 18:38:30
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150521-00010000-cyzozk-soci
生ける歴史遺産となった昭和天皇、GHQに十字架を負わされた今上天皇――30年後の『ミカドの肖像』猪瀬直樹の自己解題
サイゾー 5月21日(木)12時0分配信 (有料記事)

――日本における「天皇」とその“影”を深く長い射程距離をもって抉り出したノンフィクションといえば、猪瀬直樹の『ミカドの肖像』をおいてほかにない。猪瀬氏は『天皇の影法師』でデビューし、『ミカドの肖像』から始まる“ミカド3部作”、そして09年にも『ジミーの誕生日』を書いてきた。その当人に、『ミカドの肖像』連載から30年たった今あらためて、同書で描き出そうとしたものはなんだったのか、この期間に日本社会と「天皇」の関係はどううつろってきたのか、読み解いてもらった。

――猪瀬さんが1985年に雑誌で『ミカドの肖像』【1】の連載を始められてから、30年になります。本格的なデビュー作である『天皇の影法師』に続いて、昭和末期のあの時代に、あらためて「天皇」という存在に着眼されての大著に挑まれた背景から教えてください。

猪瀬 一番大きなテーマは、当時の日本人がみんな「自分たちはどこにいるのだろう」と感じ始めたということ。ちょうどこれを書き始めたとき、僕も40歳になるかならないかの頃だったのだけど、敗戦から40年経って歴史的な体験が風化して、自分たちの依って立つ場所が見えなくなり出していた。高度消費社会というものが成立して、まるでディズニーランドのように「何が本物か」のリアリティが隠された社会になってしまった。アメリカを暗黙の番人にしたままでね。だからこの頃から若者たちが「自分探し」に迷うようになっていく。村上春樹の文学は、そんなアメリカの影を意識しつつ、消費社会の「見えない」「わからない」感覚を描いたものだったわけだ。

 でも僕の場合は、それは自分たちの身近なミステリーを辿ることで解き明かせるはずだと考えた。まず、『ミカドの肖像』の最初には何が書いてあった?

――フランスのデュオMIKADOが、原宿のクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」でライブを行ったことですね。

猪瀬 そう。MIKADOというデュオが、「ミカドゲーム」なんて歌を歌ってる。なぜこの人たちは「MIKADO」なのか。それで聞いたら、どうやらヨーロッパには「ミカドゲーム」なるものがあるらしい。そのゲームになぞらえて男女の恋愛を歌った歌だったんだけど、そもそもなぜそんな名前のゲームがあるのか?いきなり「天皇」というテーマがあったのではなく、そういう素朴な疑問から入っていったんだよね。調べてみれば、「ミカドゲーム」は竹の串を使うゲームだという、日本人が知らない事実があった。
本文:6,988文字
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652旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/05/27(水) 19:26:51
別にいいんじゃないかと思うんですけどね。

AKBの参考人招致、自民が一時検討 選挙権年齢議論で
http://www.asahi.com/articles/ASH5V658VH5VUTFK014.html?iref=comtop_list_pol_n02
 選挙権年齢の引き下げの議論をめぐり、自民党はアイドルグループAKB48メンバーの内山奈月(なつき)さんを参考人として国会招致しようとしたが、26日に断念した。本人の都合がつかなかったうえ、党幹部から「パフォーマンスと思われかねない」との異論が上がったためだ。
 今国会では、衆院の政治倫理・公職選挙法改正特別委員会で選挙権年齢を現行の「20歳」から「18歳」への引き下げを審議することになっており、成立は確実視されている。29日の委員会で専門家の意見を聞く参考人質疑が予定されており、自民党は内山さんを招くことを一時検討。委員会の坂本哲志・与党筆頭理事(自民党)は26日昼、報道陣に「内山さんは憲法に非常に詳しいということだ」と期待感を示した。
 ところが、これを聞いた党幹部は「安保法制を議論している最中だ。そういうパフォーマンスはふさわしくない」と疑問視。内山さんの都合もつかなかったため、同日夕には断念することになったという。
 内山さんは憲法全文の暗唱という特技をもつアイドルとして知られており、現在慶応大2年生。共著に「憲法主義」がある。(安倍龍太郎)

653名無しさん:2015/05/31(日) 22:14:08
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150526-00010000-cyzozk-soci
メディアは、いつ、皇室報道で暴走したのか? 大喪の礼と雅子妃で変わった皇室報道の戦後70年史
サイゾー 5月26日(火)12時1分配信 (有料記事)

――女性週刊誌には、ほぼ毎号、必ずと言っていいほど皇室の記事が掲載される。事実、各編集部には皇室担当記者が配属され、日々、皇族の素顔をリポートしている。だが時に、行き過ぎた取材が問題視されることも少なくはない。本稿では週刊誌を中心とした皇室報道の歴史と宮内庁との対立を見ていきたい。

■ミッチーブームを作ったプリンセス
皇后美智子

1934年、日清製粉勤務の正田英三郎・富美子夫妻の長女として誕生。聖心女子大学卒業。57年、軽井沢のテニスコートで皇太子(当時)と出会い、58年に婚約が内定。59年に結婚の儀が行われる。初の民間出身の皇太子妃であり「テニスコートの恋」として国民の熱い関心を呼んだ。89年に昭和天皇崩御により皇后となる。93年には自身を批判するマスコミ報道に心を痛めて失声症となったこともあった。美智子さまを頻繁に取り上げた「女性自身」の創刊は美智子妃内定の直後である。
本文:9,013文字
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150525-00010000-cyzozk-soci
雅子さま回復で関係性も修復!? 家族のつながりが薄れゆく日本人の理想としての皇室家族像
サイゾー 5月25日(月)12時0分配信 (有料記事)

――核家族化や孤独死など、家族のつながりが薄れゆく日本社会。実社会で失われつつある家族への憧れからか、昔ながらの家族を扱った物語が人気だ。そんな中で今、注目を集めているのは、やはり日本のロイヤルファミリー・天皇家だ。皇室の関係を見ることで、我々日本人が抱える問題も見えてくる……!?

 天皇は日本国の象徴であるが、特段興味が無い国民の視野にもその一族の動向が入り込んでしまうという点で、紛れもなく、スターである。世が世なら不敬罪まがいのことだが、血縁や婚姻という逃れられない人間関係を物語にし、お茶の間を総小姑化させたドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS)と同じノリでウォッチしているファン――いわゆる皇室ウォッチャーも多い。

 そうしたファンに目を向け、加熱し続ける昨今の皇室報道にはいささか自重を促したいところもあるが、確かに、“日本人の理想の家族”として皇族がその役割を見せてきたことは見逃せないだろう。核家族化や孤独死など、家族の崩壊が社会問題とされる中で、ロールモデルとしての家族は、“開かれた皇室”が担う重要な役割なのかもしれない。

 例えば今上天皇と美智子さまの結婚も、民間との自由恋愛だったためか、大衆から“ミッチーブーム”が沸き上がり、民間出身の皇太子妃として、子育てのやり方をはじめ、皇族内の家族関係まで世間の注目を集めた。それ以降、昭和を経て平成に至る今も、その家族関係のあり方は、女性誌を中心に熱心に報じられている。

 また、この春、秋篠宮家の次女・佳子さまが学習院大学を中退し国際基督教大学(ICU)に再入学したニュースは、テレビやラジオなどの公共放送からゴシップ誌まで媒体の硬軟を問わず世間を騒がせた。佳子さまの愛らしさもさることながら、そこには、皇室と学習院の歴史的関係から、天皇皇后両陛下、皇太子ご一家、さらには将来の皇位継承者である悠仁さまのいる秋篠宮家の「意志」が読み取れるからだ。
本文:6,949文字
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654名無しさん:2015/05/31(日) 22:16:27
>>653

皇后美智子
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%87%E5%90%8E%E7%BE%8E%E6%99%BA%E5%AD%90

1993年(平成5年)10月20日、満59歳の誕生日に赤坂御所にて倒れる。この時期は週刊誌等により、
皇后への根拠のないバッシング・中傷報道がまた復活し、精神的な苦痛から失声症となった。
声が出ない間は、清子内親王が皇后の言葉を代弁したりと、常に寄り添っていた。
翌年に回復し「どの批判も、自分を省みるよすがとしていますが、事実でない報道がまかり通る社会になって欲しくありません」とのコメントを発表している。
また回復時の第一声は「もう大丈夫、私はピュリファイ(浄化)されました」であり、周囲を気遣う節度と威厳ある態度に、
病状回復後の国民の支持は不動のものとなった。

655とはずがたり:2015/06/05(金) 10:18:11
安保法制と改憲を同時並行で進めるのは無理があるかもね♪

衆院審査会:想定外の「違憲」 与党「野党に利用された」
http://mainichi.jp/select/news/20150605k0000m010125000c.html
毎日新聞 2015年06月04日 23時27分(最終更新 06月05日 10時00分)

 4日の衆院憲法審査会は、参考人として出席した3人の憲法学者が今国会で審議中の安全保障関連法案をそろって「憲法違反」と断じるという与党の想定外の展開になった。政府・与党は法案への国民の理解がなかなか深まらないことに焦りを強めていただけに、ショックは大きい。

 審査会後、自民党の船田元(はじめ)憲法改正推進本部長は「後半の議論が安保法制になったのは予想外だった」と記者団に率直に認めた。船田氏はすぐに自民党の佐藤勉国対委員長に状況を報告。佐藤氏はあきれた様子で「平和安全法制特別委員会への影響を十分に考え、今後は人選やテーマ、スケジュールに配慮するように」と注意したという。

 関係者によると、自民党などは当初、司法制度改革を通じて同党とつながりのあった佐藤幸治京都大名誉教授に要請したが、調整がつかず、長谷部恭男早稲田大教授を選んだ。審査会の自民党メンバーは「長谷部氏は立憲主義の権威でもあり、この日の議題に合うと思ったが、野党にうまく利用されてしまった」と悔やむ。

 審査会では公明党の北側一雄副代表が「違憲」批判に反論したが、長谷部氏は「『他衛』まで憲法が認めているという議論を支えるのは難しい」と明言した。

 3日の特別委を与党だけで開催するのをやめ、野党に配慮した「丁寧な審議」を演出した直後の出来事に、自民党幹部は「論外だ。今国会で一番何が大事なのか、憲法審査会がそれとどう関係するのか、当然考えるべきだ」と船田氏への怒りをぶちまけた。

 一方、民主党が推薦した小林節慶応大名誉教授は、憲法9条以外の改正を優先させようとする自民党の姿勢に「『お試し改憲』も本気なら賛成だ」と一定の理解を示した。【高橋克哉】

656名無しさん:2015/06/06(土) 20:21:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150604-00000538-san-pol
与党参考人が安保法案「違憲」 “人選ミス”で異例の事態 野党「痛快」 憲法審査会
産経新聞 6月4日(木)18時58分配信

 衆院憲法審査会は4日、憲法学の専門家3人を招いて参考人質疑を行った。憲法解釈変更による集団的自衛権の行使を含む新たな安全保障関連法案について、与党が推薦した参考人をはじめ全員が「憲法違反だ」と批判した。与党が呼んだ参考人が政府の法案を否定するという異例の事態となり、“人選ミス”で墓穴を掘った。

 自民党や公明党などが推薦した早稲田大の長谷部恭男教授は審査会で、安保法案について「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかない」と明言した。

 これに対し、法案作りに関わった公明党の北側一雄副代表は「憲法9条の下でどこまで自衛措置が許されるのか突き詰めて議論した」と理解を求めた。だが、長谷部氏は「どこまで武力行使が新たに許容されるのかはっきりしていない」と批判を続けた。

 関係者によると、自民党は参考人の人選を衆院法制局に一任したという。ただ、長谷部氏は安保法案に反対する有識者の団体で活動しているだけに調整ミスは明らか。「長谷部氏でゴーサインを出した党の責任だ。明らかな人選ミスだ」(自民党幹部)との批判が高まっている。

 審査会幹事の船田元(はじめ)自民党憲法改正推進本部長は、長谷部氏らの発言について、記者団に「ちょっと予想を超えた」と釈明。船田氏はその後、佐藤勉国対委員長から「自分たちが呼んだ参考人の発言だから影響は大きい。安保法制の議論に十分配慮してほしい」と注意を受けた。

 一方、野党は衆院平和安全法制特別委員会で「政府・与党の矛盾」を追及する構えだ。審査会で長谷部氏の発言を引き出した民主党の中川正春元文部科学相は党代議士会で「憲法審査会で久しぶりに痛快な思いをした」と満足げに語った。

657旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/06/06(土) 20:48:40
>>655-656
これ,地味に後でボディーブローのように効いてくると思う。

658名無しさん:2015/06/06(土) 23:30:34
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150528-00000003-sasahi-soci
タンクトップの内親王 佳子さま大学生活を満喫〈週刊朝日〉
dot. 5月28日(木)7時4分配信

 背中と肩をあらわにしたマッチョタンクトップ──。そんな大胆な姿を披露した秋篠宮家の次女、佳子さまの大学生活が話題になっている。

 山梨県の八ケ岳で5月15、16日、ICU(国際基督教大学)の新1年生を対象にしたオリエンテーション合宿「リトリート」に参加した佳子さま。初日には、冒頭のタンクトップの色に合わせた青いネイルも披露。

 4月24日に学内の人気ダンスサークルの公演を訪れた際は、ホットパンツ姿を披露していたこともあり、「大胆な内親王」の姿は雑誌やテレビで報道され、動画サイトにも盛んにアップされている。

 入学からまだ間もない時期だが、大学生活を満喫している様子がうかがえる。

「ダンスの公演では、ご自身は舞台にはお出になっていませんが、すでに練習には何度も参加しているようですね」(皇室ライター)

 公務での可憐なプリンセス然とした立ち振る舞いと、年相応の女性らしい奔放な私生活とのギャップが大きいところも、世間の関心を集めた理由だ。

 マスコミ各社は、東宮家の雅子さまと愛子さまの追っかけから、佳子さまへシフトして動静を追っている。さぞかし窮屈かと思われるが、本人は「仕方がない」と話しているようで、淡々とした様子だという。

 有名税とも言い難いが、この21日には、ネットの掲示板「2ちゃんねる」に、佳子さまの名前をあげて「逆らえないようにしてやる」と脅迫する書き込みをした東京都に住む男(43)が逮捕された。

 それでも秋篠宮家周辺は落ち着いた様子で、「警護が強化された様子はないですね」(宮内庁関係者)。

 逆に、熱い戦いが繰り広げられているのは、母子間のよう。年頃の娘だけに心配なのか、それとなく佳子さまの生活面に口を挟む紀子さまに、「うるさい」と口答えする場面がたびたびあるという。

 別の宮内庁関係者が言う。

「父親の秋篠宮殿下は、口を挟まず黙って静観されている様子。まあ、普通の家庭と一緒ですよ」

※週刊朝日 2015年6月5日号

659名無しさん:2015/06/06(土) 23:31:33
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150603-00010000-shincho-soci
「紀子さま」「佳子さま」が激しく口論した「青いタンクトップ」と「見せブラ」〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 6月3日(水)8時0分配信

 芳紀(ほうき)20歳の佳子さまは、キャンパスライフを満喫されている。青いタンクトップに、あえてブラジャーの肩ひもを露出する「見せブラ」でファッションも存分に楽しまれているのだが、これを巡って紀子さまとは激しく口論。天皇陛下もご懸念を示されたのだった――。

 ***

 階段を二段跳びして上がりゆく待ち合わせのなき北大路駅(梅内(うめない)美華子)

 歌人の河野裕子は、自著『現代うた景色』(中公文庫)でこの歌を取り上げ、待ち合わせがあろうとなかろうと、階段を弾むように駆け上がる溌剌とした若さを称揚している。

 ひるがえってお年ごろの佳子さまも、今春から通われている国際基督教大学(ICU)では、

「学内で唯一のストリート系ダンスサークルへ正式に加入されました。学習院時代、紀子さまの方針で認められなかったサークル活動が、解禁された結果です」(皇室ウォッチャー)

 と、文字通り弾むような日々を送られているのだ。そして学内でとりわけ注目の的なのが、そのファッションである。

「入学式こそスーツ姿でしたが、その翌日には太ももを露わにしたホットパンツでいらっしゃいました。あの日は花冷えで、最低気温は10度ほどだったのですがね。いわゆるギャル風スタイルと皇族とのあいだにはかなりギャップがあるので、それ以来、佳子さまの“お洒落”に、皆が興味津々なのです」(同)

 そんななか、そのセンスがひときわクローズアップされることになったのが、5月15日から1泊2日で開かれた大学行事においてである。ひいてはこれが、天皇陛下の深いご憂慮へとつながっていく。ともあれそれは後述するとして、まずはこの日のことを振り返っておこう。

「日常生活を離れ、静かな場所で自身を見つめ直すリトリート(修養)と呼ばれる校外合宿。佳子さまは他の新入生ら700名と共に、その目的地・八ヶ岳へ向かわれました」

 とは、先のウォッチャー。この途上、一行は山梨県の談合坂サービスエリアで休憩を取った。

「佳子さまは、青を基調にしたチェックのタンクトップに黒の“見せブラ”。肩から手首までを晒されていたうえに、スニーカーの靴ひもを好みのピンクに替え、巻き髪に青のネイルといった装いでした」(同)

 周囲は地味な色の洋服を着た学生ばかり。まして肩を出している者などおらず、随分目立っていたのだ。

「それと、我々が追いかけているのは佳子さま自身、十分に認識されていました。というのも、身辺を警護するSPがこちらを誰何(すいか)したうえで、“他学生の迷惑になるので、あまり近づかないように”と声を掛けてきましたから」(同)

 かくして、その模様を伝えるいくつかの週刊誌が発売された19日のことである。赤坂御用地内にある秋篠宮邸では、母娘の口論が展開されていたのだった。

「なぜあんな恰好をしたの? なんであんな服を持っているの?」

 と、週刊誌を手に問われる紀子さまに対して、

「干渉しないで。放っておいて。自由にさせてよ」

 と反論される佳子さま。売り言葉に買い言葉で、声のボリュームはいきおい大きくなっていくのだった。

「これまで紀子さまは、“週刊誌に撮られるのは仕方ないけれど、立場を弁(わきま)えて行動するように”と説いておいででした。実際、おふたりで朝食を共にされたあと、『今日の服装チェック』なる“儀式”が行なわれます」

 と、さる宮内庁関係者が次のように打ち明ける。

「要するに、紀子さまが佳子さまのその日のスタイリングをご覧になって、問題がないかどうかを判断されるわけです。でもICUの行事にお出かけになるときには、タンクトップなど身に着けられていなかったし、そんな服をお持ちだと紀子さまはご存じなかったようです。元々おふたりは口げんかをよくなさる。紀子さまはその際、公務時のか細い声とは打って変わって、よく通る声かつ早口でもってお話しになるのですが、あの日もそうでした」

 加えて、そのお怒りようといったら、いまだかつてないほど激しいものだったという。

660名無しさん:2015/06/06(土) 23:31:58
>>659
■「友だちがシラけちゃう」
 この関係者が続ける。

「紀子さまが折に触れて口にされるのが、“皇室に新しい風を”という言葉。具体的には、度重なる窮地を乗り越え、目下高い支持率を誇る英王室を参考に、『皇室の方から国民に近づいていく開かれた姿』を模索されているのです。そういったことをふまえて、佳子さまが、“なのに、どうして私のコーディネートは許されないの”と、紀子さまを詰(なじ)られる場面もあったといいます」

 これを受ける皇室担当記者は、

「紀子妃は世間のさまざまな評判に気を配られ、宮家も皇族としてふさわしい振る舞いをすべきだという気持ちがお強いようです。今回の口論も、そうした感情の表れなのかもしれません」

 とした上で、こう言葉を継ぐ。

「さらに、“まだ8歳の悠仁親王を将来の天皇陛下として、しっかり育て上げなければ”という自覚を殿下以上にお持ちなのです。過去、子育てを含む家庭内の一切合財を紀子妃が取り仕切られてきましたから、これは当然のこと。そんな訳で、佳子内親王に対して厳しくされているということもあるでしょう」

 これに対して、佳子さまはというと、

「“自分のやりたいようにやる”というスタンスでいらっしゃいます。例えばSPについて、“友だちが気を遣ってシラけちゃう”とおっしゃっていて、その結果、なるべく距離を取って警護にあたることになった。そんなこんなで、今回の件があったからといって、服装を改められるということはないでしょうね。そう簡単に母親の言うことを受け入れようとされるタイプでもないように思います」(同)

■品位保持の資に
 服飾史家で『ダンディズムの系譜』(新潮選書)などの著書がある中野香織氏(明治大特任教授)が、

「佳子さまの身なりから、とてもエネルギーの強い方という印象を受けました。“こういう格好がしたいんだ”というのが、全身から伝わってくるようです。多少の露出をしたい、大学にいるときくらいは男子の気を引きたい。また、ギャルスタイルでちゃらちゃらだってしてみたい。それは佳子さまぐらいの年齢の女子としては、普通の感情ではないでしょうか」

 と読み解くように、宮内庁内にも、佳子さまの装いを好意的に評する声がないわけではないのだが……。

 おふたりが口角泡を飛ばされているちょうどそのころ――。佳子さまのお姿をメディアが取り上げたことは、天皇陛下にも報告されていた。

「そのときに陛下は、“残念です”とこぼされていました。陛下は、佳子さまのファッションそのものというよりはむしろ、悠仁さまへの影響を憂慮されている。とにかく陛下は皇室の明日をたいへん案じておられ、それだけに、悠仁さまの成長に確かな手応えをお感じになりたいのでしょう」

 と忖度するのは、ある侍従職関係者。実は秋篠宮家では、紀子さまのお考えのもと、バラエティ番組を見ることとゲームはご法度。だからそのぶん、姉弟の交流は深くなるのだ。

「陛下はもちろんそのことをよくご存じで、佳子さまが悠仁さまをたいへん可愛がっていらっしゃることに、目を細めておられる。ただ、それを裏返せば、悠仁さまに対する佳子さまのインパクトが大きいということになります」(同)

 例えば佳子さまは、宮邸でお気に入りのダンス・ミュージックをかけ、ダンスの練習に励まれることがあるのだが、

「曲調としてはいささか刺激の強いものも含まれますよね。それがひょっとすると、悠仁さまに悪く作用しないとも限りません。この点を陛下は懸念されているようなのです」(同)

 よく知られるように、他の宮家と同様、秋篠宮家には生活費たる「皇族費」が、年間6700万円ほど支払われている。そしてこの“私的な財布”から、職員の人件費や眞子さま、佳子さま、悠仁さまの学費までを賄うことになるのだ。皇族費と佳子さまの着こなしについて、ジャーナリストの神田秀一氏が、こう指摘する。

「皇室経済法に定められた皇族費の支出事由には、『皇族としての品位保持の資に充てるため』と書かれています。煎じ詰めれば、“一般の方とは違う、ある程度の品位を身につけてほしい”という思いが込められている。したがって皇族の方々は、どんな服装でどう振る舞うかについて、深く意識すべきなのでしょう」

 もっとも、タンクトップと見せブラのコンビは、若さを弾けさせる次の機会を窺っているというのだ。

※「週刊新潮」2015年6月4日号

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661名無しさん:2015/06/06(土) 23:40:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150606-00000530-san-pol
民主・辻元氏「民主党政権になったら元に戻す」 集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更
産経新聞 6月6日(土)15時58分配信

 自民党の小野寺五典元防衛相と民主党の辻元清美政調会長代理が6日のテレビ東京番組で、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使を含む新たな安全保障関連法案をめぐりバトルを繰り広げた。

 辻元氏は行使を可能とする解釈変更について「(再び民主党政権になったら)元に戻した方がいい。元に戻すことをしなくて済むように廃案にしたい」と強調した。

 小野寺氏は安保法案について「全ての国民の命を守るためだ」と反論。衆院憲法審査会で法案を「違憲」と断じた参考人の憲法学者を念頭に「先生方は優秀かもしれないが、私たちは日本人を守る責任を負っている」と語った。

 辻元氏は、日本人を乗せた外国艦船防護に関しても「リアリティーがない。戦争中に民間人を外国の軍の船が乗せることはない。テロリストが乗ってきたら困る」と批判。その上で「集団的自衛権を認めていなかったから日本はこれまで戦争に巻き込まれなかった」と訴えた。

 これを受け、小野寺氏は「あまりに現実を無視した話だ。日米両国は日本人を含めた輸送業務を決めている。いざというときは米艦を含めて安全を確保する」と主張。さらに「『こういうことは起きない。あり得ない』といわれたら、安全保障の議論をどうしたらいいのか。もし起きたときに対応できるように考えるのが基本だ」と強調した。

662名無しさん:2015/06/07(日) 11:36:26
http://www.asahi.com/articles/ASH657FLZH65UTFK02B.html
「憲法解釈の最高権威は最高裁」 自民・稲田氏
2015年6月5日22時59分

■稲田朋美・自民党政調会長

 集団的自衛権の一部の行使を認めるのは、憲法違反という憲法学者の意見が出たが、憲法違反ではない。憲法9条のもとで、できるだけのことをやったのが平和安全法制。9条の解釈のもとで国民の命と平和を守るためにできるだけのことをやる。これは政治家として当然の責務だ。憲法解釈の最高権威は最高裁。憲法学者でも内閣法制局でもない。最高裁のみが憲法解釈の最終的な判断ができると憲法に書いている。

 自分の国が日本が直接攻撃されていなくても、日本の存立を脅かして国民の生命や幸福追求権を根底から覆すような場合には、必要最小限度に限って自衛権の行使ができることを認めたのが、平和安全法制だ。何も憲法に違反することではない。憲法学者が何を言おうとも、きちんと説明していかないといけない。(仙台市内の講演で)

663名無しさん:2015/06/07(日) 17:08:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150604-00000061-jij-pol
集団的自衛権行使「違憲」=憲法学者3氏が表明―衆院審査会
時事通信 6月4日(木)11時9分配信

 衆院憲法審査会は4日午前、憲法学者3氏を参考人として招き、立憲主義などをテーマに意見聴取と質疑を行った。民主党委員から集団的自衛権の行使容認について見解を問われた3氏全員が「憲法違反だ」と明言した。
 招かれたのは早大教授の長谷部恭男氏と笹田栄司氏、慶大名誉教授の小林節氏。長谷部氏は、安倍政権が進める安全保障法制整備について「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかないし、法的な安定性を大きく揺るがすものだ」と批判した。
 小林氏も「憲法9条2項で軍隊と交戦権が与えられていない。仲間の国を助けるために海外に戦争に行くことは憲法9条違反だ」と強調し、9条改正を訴えた。笹田氏は、従来の憲法解釈に関し「ガラス細工で、ぎりぎりのところで保ってきていた」とした上で、集団的自衛権行使については「違憲だ」と述べた。

664名無しさん:2015/06/07(日) 20:31:52
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150507-00000010-pseven-soci
日本の右傾化 左翼が夢物語ばかり掲げたからとウォルフレン氏
NEWS ポストセブン 5月7日(木)16時6分配信

 ジャーナリストでアムステルダム大学名誉教授のカレル・ヴァン・ウォルフレン氏は、30年以上にわたって日本政治を研究し『人間を幸福にしない日本というシステム』をはじめ数多くの話題作を発表してきた。「真の独立国」になれないまま戦後70年を歩んできた日本には何が必要なのか、ウォルフレン氏が語った。

 * * *
(私は)京都精華大学人文学部専任教員の白井聡氏との共著で『偽りの戦後日本』(KADOKAWA刊)を出版した。白井氏は『永続敗戦論』(太田出版刊)で注目された新進気鋭の学者であり、戦後の歪んだ日米関係をわかりやすく表現できる優れた有識者だ。

 白井氏は「日本の右傾化」について強い危惧を示していたが、私はそれを許した左翼の罪が大きいと考えている。戦後日本では左翼が理想論ばかり唱えて現実的な対案を出せなかった。作家の大江健三郎氏や社会党の党首を務めた土井たか子氏が象徴的な存在だろう。ひたすら平和を唱え、国民に対して「戦争はダメだ」「軍隊を持ってはいけない」というだけで、議論を深めようとしなかった。

 左翼は「憲法を守ってきた」と自負しているが、大きな間違いだ。憲法9条が「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と規定しているにもかかわらず世界で最も高価な軍隊の一つである自衛隊の存在に目をつぶってきた。日本に軍隊はない、と主張したところで海外には全く説得力がない。自衛隊違憲論にしても理想論を掲げただけで、社会党は本気で政権交代を起こそうともしなかった。

 少しでも軍事力を持てば日本が戦争に突き進むという考えは、日本を一人前の国家と認めていないに等しい。その点において、日本の左翼はアメリカにとっても都合の良い存在だった。憲法は、アメリカが日本を従わせるのに都合が良いものとして作られたのだから。

 左翼が夢物語ばかり掲げてきた結果として生まれたのが、右派に支えられた安倍政権である。改憲の主導権を右翼に握らせてしまった罪は大きい。

 私は日本の憲法は現実に即したかたちに改正すべきだと考えている。たとえば9条は「日本は主権国家として、他国と同様に交戦権を有する。しかし、過去の歴史の反省に立ち、自らの領土が脅かされた場合を除き、武力に訴える行為は取らない」と明記すればいい。それだけで平和憲法として世界に誇れるものになる。

 思考停止した左翼の護憲でもなく、歴史を真剣に学ばない安倍氏の掲げる改憲でもない別の道がある。実現するには日本人自身が声をあげなければならない。それが「真の独立国」への道となる。

※週刊ポスト2015年5月8・15日号

665とはずがたり:2015/06/07(日) 22:27:32
もう名誉教授に(=定年退官に)なっとるのか。法学嫌いの経済学部生だったから法学科目は全部選択必修になってたけど殆ど取らなかった。授業とっておけばよかったわい。

憲法改正:「いつまでぐだぐだ言い続けるのか」 佐藤幸治・京大名誉教授が強く批判
http://mainichi.jp/feature/news/20150606mog00m040002000c.html
2015年06月06日

 ◇「立憲主義の危機」シンポで基調講演

 日本国憲法に関するシンポジウム「立憲主義の危機」が6日、東京都文京区の東京大学で開かれ、佐藤幸治・京大名誉教授の基調講演や憲法学者らによるパネルディスカッションが行われた。出席した3人の憲法学者全員が審議中の安全保障関連法案を「憲法違反」と断じた4日の衆院憲法審査会への出席を、自民党などは当初、佐藤氏に要請したが、断られており、その発言が注目されていた。

 基調講演で佐藤氏は、憲法の個別的な修正は否定しないとしつつ、「(憲法の)本体、根幹を安易に揺るがすことはしないという賢慮が大切。土台がどうなるかわからないところでは、政治も司法も立派な建物を建てられるはずはない」と強調。さらにイギリスやドイツ、米国でも憲法の根幹が変わったことはないとした上で「いつまで日本はそんなことをぐだぐだ言い続けるんですか」と強い調子で、日本国憲法の根幹にある立憲主義を脅かすような改憲の動きを批判した。

 戦後作られた日本国憲法はGHQ(連合国軍総司令部)の押し付けとも言われる。しかし、佐藤氏は「日本の政府・国民がなぜ、軍国主義にかくも簡単にからめとられたかを考えれば、自分たちの手で、日本国憲法に近いものを作っていたはずだ」と述べた。

 佐藤氏は、神権的観念と立憲主義の両要素を含んでいた明治憲法下の日本が、憲法学者、美濃部達吉の「天皇機関説」の否定を契機に「奈落への疾走を加速させ」、太平洋戦争に突入していった歴史を説明。終戦の日の1945年8月15日は、明治憲法下の日本が、大正デモクラシーのような一定の成果を上げながら、どうしてひたすら戦争に突き進んでいったかについて、根本的な反省を加え、日本のかたちの抜本的な再構築に取り組むスタートとなるべき日だったと指摘した。また、アジアの人々に筆舌に尽くしがたい苦しみを与えたことも踏まえ「悔恨と鎮魂」を伴う作業が必要だったと話した。

 第二次世界大戦後、各国では、大戦の悲劇を踏まえ、軍国主義を防げなかった憲法の意義をとらえ直す動きが起こったという。佐藤氏はその結果、(1)憲法制定権力として国民が、統治権力による権力の乱用を防ぐ仕組みを作る(2)基本的人権の保障を徹底する(3)「戦争は立憲主義の最大の敵」という考えから、平和国家への志向を憲法に明記する??などの原則が強調されることになり、日本国憲法にはその特質がよく表れているとした。

 パネルディスカッションでは、違憲とは言えないかもしれないが、憲法の精神には反していることを示す「非立憲」という言葉が話題になった。これまで、特に政治家の行動を戒めるために使われてきた言葉という。樋口陽一・東大名誉教授は、憲法改正の要件を定める憲法96条を改正し、国会発議のハードルを下げる「96条改正論」や、政府・与党による安保法制の提案の仕方そのものが「非立憲の典型」と批判した。【尾村洋介/デジタル報道センター】

666とはずがたり:2015/06/07(日) 22:37:09

安保法制:憲法学者が不信感 シンポに1400人
http://mainichi.jp/select/news/20150607k0000m040079000c.html
毎日新聞 2015年06月06日 22時34分(最終更新 06月07日 13時04分)

 安全保障関連法案の衆院審議が続く中、京都大名誉教授で憲法学者の佐藤幸治氏が6日、東京都内で講演し、「憲法の個別的事柄に修正すべきことがあるのは否定しないが、根幹を変えてしまう発想は英米独にはない。日本ではいつまでぐだぐだ(根幹を揺るがすようなことを)言うのか、腹立たしくなる」と述べ、憲法を巡る現状へのいらだちをあらわにした。法案を巡っては4日の衆院憲法審査会で、自民党推薦の参考人・長谷部恭男氏を含む憲法学者3人全員が憲法9条違反だと批判。自民は当初佐藤氏に参考人を要請したが断られ、長谷部氏を選んでいた。

 佐藤氏は「(憲法という)土台がどう変わるか分からないところで、政治と司法が立派な建物を築くことはできない」とも語り、憲法の解釈変更で安保法制の整備を進める安倍政権への不信感をにじませた。

 講演は「立憲主義の危機」と題するシンポジウムで行われた。続く討論で安保法制について、樋口陽一・東京大名誉教授が「(関連法案の国会への)出され方そのものが(憲法を軽んじる)非立憲の典型だ」と、また石川健治・東京大教授が「憲法9条の論理的限界を超えている」と、憲法学の立場から政府のやり方を厳しく批判した。

 会場の東京・本郷の東京大学構内では、開始前に700人収容の会場から人があふれ、急きょインターネット中継を利用して300人収容の別会場が用意された。だが、そこも満員で立ち見が出る盛況ぶりで、最終的に約1400人が詰めかけた。開始20分前に着き、別会場へ誘導された埼玉県入間市の日本語教師の男性(66)は、「安保法制の進め方は民主主義とは違うと感じていた。それが確かめられ、すっきりした」と満足そうに話した。

 主催した「立憲デモクラシーの会」は昨年4月に設立され、樋口、石川両氏のほかノーベル賞を受けた理論物理学者の益川敏英氏など日本の代表的知識人約60人が呼びかけ人に名を連ねている。【林田七恵、太田誠一】

667とはずがたり:2015/06/09(火) 10:10:02

憲法学者への反論文書、自民が作成し議員に配布
http://news.goo.ne.jp/topstories/politics/82/d2e7d4a29054a5ea20abc24bf3dcf9ce.html
(読売新聞) 07:16

 自民党は、安全保障関連法案に関し、先の衆院憲法審査会で憲法学者が「違憲」と断じたことに反論する文書を作成し、党所属国会議員に配布した。

 文書は7日に実施した一斉街頭演説向けに党政務調査会がまとめた。「憲法判断の最高の権威は最高裁」と明記した上で、自国の存立を全うするために必要な自衛措置を容認した1959年の最高裁の砂川事件判決に触れ、「集団的自衛権の行使は憲法に反するものではない」と強調した。

 さらに「国民の命と日本の平和を守るための安全保障政策に責任を持つべきなのは政治家だ」との認識を明示した。

668とはずがたり:2015/06/11(木) 10:45:14
>3人が一歩も引かないのは、いずれも弁護士資格を有し、法理論に一定の見識を持つことへの自負があるためとみられる。
なるほどw

自民・民主、批判の応酬…憲法学者の見解巡り
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150610-OYT1T50040.html?from=ycont_navr_os
2015年06月10日 10時07分

 衆院憲法審査会に参考人として出席した憲法学者3人が、集団的自衛権の限定的な行使容認を「憲法違反」と主張したことを巡り、自民、民主両党の幹部が批判の応酬を繰り広げている。

 審査会翌日の5日、自民党の高村正彦副総裁は党の会合で、「憲法学者はどうしても憲法の字面に拘泥する」と不快感をあらわにした。

 一方、民主党の枝野幹事長は8日、国会内で記者団に「憲法の専門家でもない政治家が(学者の見解を)無視するかのような発言を繰り返している」と指摘した。さらに「自民党の谷垣幹事長も高村氏も、もう一回、大学の憲法の授業を聞き直してから言うべきだ」と皮肉った。

 これに対し、高村氏は9日の党の会合で「私が批判しているのは憲法学者ではなく、憲法学者の言うことを無批判にうのみにする政治家だ」と反撃した。谷垣氏も9日の記者会見で「憲法の見方はいろいろあるが、我々が憲法判断で依拠するのは最高裁の論理だ」と述べた。1959年の砂川事件判決で、集団的自衛権の限定行使は排除されていないとの考えを示したものだ。

 3人が一歩も引かないのは、いずれも弁護士資格を有し、法理論に一定の見識を持つことへの自負があるためとみられる。

 ただ、自民党の一部からは執行部の対応を疑問視する声も出ている。9日の党総務会では、村上誠一郎元行政改革相が「憲法学者の意見を一刀両断に切り捨てることが本当に正しい姿勢か」と述べた。

2015年06月10日 10時07分

669名無しさん:2015/06/14(日) 00:23:04
http://blogos.com/article/116532/
玉木雄一郎2015年06月12日 23:02砂川判決こそ「戦後レジーム」そのものである。

現在、国会で審議されている安保法制について、3人の憲法学者がそろって憲法違反であると述べてから、同法案は違憲であるとの疑いが強まっている。

これに対して、高村自民党副総裁をはじめ政府・与党の幹部は、違憲がどうかを最終的に判断するのは最高裁判所であって、学者が合憲・違憲と言っても意味がない旨の発言を繰り返している。

特に、昭和34年の最高裁判決である「砂川判決」を持ち出し、これが集団的自衛権行使の合憲性の根拠だとさかんに強調している。

しかし、それは無理筋というものである。

そもそも砂川判決は、自衛のための武力の行使が憲法に違反しないとの判断を示したものであって、いわゆる集団的自衛権行使が合憲であると明示的に判事したものではない。

むしろ、この最高裁判決も踏まえながら、これまでの歴代政権は、集団的自衛権の行使は憲法に違反して認められないとの考えを踏襲してきている。

つまり、砂川判決はむしろ「個別的自衛権の行使は合憲だが、集団的自衛権の行使は違憲」であることを示す判決として、戦後の憲法解釈の基盤となってきたと言える。

そもそも、もし砂川判決が集団的自衛権行使の根拠になるなら、高村自民党副総裁は、自分が外務大臣だった際に、なぜその旨主張して法整備を行わなかったのか。今になって突然、砂川判決を持ち出すことが理解できない。便宜的、恣意的な判決の利用と言わざるを得ない。

ちなみに、平成11年2月9日の衆議院安全保障委員会で、集団的自衛権の行使について質問された高村外務大臣(当時)は、集団的自衛権の行使は憲法9条に違反して許されない旨、明確に答弁しています。なぜこのときは砂川判決を持ち出さなかったのか。やはり砂川判決は後付けの理由と断ぜざるを得ない。

いずれにせよ、砂川判決を集団的自衛権行使の合憲性の根拠にするのは無理筋である。もし砂川事件にしか頼れないような法案なら、一度廃案にして出直した方がいい。

しかも、今世紀になって公開された米国側の公文書によって、砂川判決には、当時のアメリカ側の意向が色濃く反映されていることが明らかになっている。実際、藤山外務大臣や田中最高裁長官も、判決前にアメリカ側から接触を受けており、最終判決には、こうした米側の介入が影響を与えていると考えるのが自然だ。

安倍総理も「戦後レジーム」からの脱却を目指すのであれば、まさに「戦後レジーム」のど真ん中から生まれた砂川判決を根拠に、集団的自衛権の合憲性を説明すべきではない。

アメリカの属国のごとき状況の下で出された司法判断に依拠して、集団的自衛権行使の合憲性を説明するなど、滑稽以外のなにものでもない。

670名無しさん:2015/06/14(日) 00:29:47
http://blogos.com/article/116543/
猪野 亨2015年06月13日 00:38谷垣禎一幹事長のリベラルの仮面が剥がれた 最高裁が違憲としたら白紙は当然 でしょ

衆議院憲法審査会で3人の参考人が戦争法案を違憲と表明したこと、さらには憲法学者がこぞって違憲である旨の表明をしたことに対して、谷垣自民党幹事長は、「違憲、合憲を判断する権能を持っているのは最高裁だ」という珍論を展開しました。
「違憲かどうかを判断するのは最高裁?谷垣禎一自民党幹事長が言うのは厚かましい」

こんな珍論を展開したことを突っ込まれたのか、記者会見では、「違憲判決出れば、防衛政策を組み立て直す」だそうです。
「自民・谷垣氏「違憲判決出れば、防衛政策を組み立て直す」」(産経2015年6月12日)

谷垣氏は弁護士でありながら、何と情けない発言をされているのか。
最高裁が違憲判決を出せば、行政、立法がそれに従って違憲状態を解消するために法の改廃をしていくことは当然のことです。何を一体、当たり前のことを述べているのか。
問題なのは、最高裁判決が出ていなくとも、行政は行政で憲法に違反しないように行政権を行使すべき義務があり、法案提出においても同様であり、憲法尊重義務が科せられているのです(憲法99条)。

最高裁が判断するまでは何をしてもいいんだということではありません。
谷垣氏の発言は、最高裁が違憲と判断するまでは自民党政権として自由にやらせてもらうからね、と言ってのと全く同じなのです。

憲法に違反してもどうとも思わない人たちっていうのは、根底には、日本国憲法は米国に押し付けられたという発想があります。
谷垣氏は、リベラルのイメージもありましたが、国防軍創設などが盛り込まれたあの自民党憲法草案が自民党案として出されたのは、この谷垣氏が野党時代の自民党総裁のときです。
「谷垣禎一総裁が「憲法改正草案」を発表」(自民党ホームページ)

谷垣氏もリベラルの仮面が剥がれたということでもあるのですが、その頃から、既に自民党は露骨に右傾化が始まり、そして安倍氏という復古的な軍国主義者が自民党総裁として首相に返り咲いたのが象徴的出来事です。
今の自民党の右傾化はますます加速していくことになります。

671名無しさん:2015/06/14(日) 00:31:41
http://blogos.com/article/116218/
民主党2015年06月11日 17:18【衆院憲法審】「論理と政治判断を峻別できないなら法を語る資格ない」枝野幹事長

 政府が提出した安保関連法案について衆院憲法審査会で4日、参考人として出席した憲法学者3人全員が憲法違反だと表明したことについて、枝野幸男幹事長は11日の同審査会での各党代表者の意見陳述の中で「それ自体重大なことだ。憲法は、権力が守らなければならない基本中の基本となる法だ」と指摘した。

 枝野幹事長は、「3人の参考人はいずれも憲法学界を代表する先生方で、その先生方からなされた意見表明を軽視したり、無視したりしようということは、国会での参考人質疑そのものを軽視するもので、天に唾する行為だ」と断じ、「誰よりも自民党自身が重く受け止めるべきだ」と自民党の姿勢を批判した。

 その上で枝野幹事長は、3人の参考人の発言に関連して次のように述べた。

自衛隊発足時の違憲論は、日本国憲法が制定され、9条についての解釈が確立する前の、いわば白地での議論だった。今回の参考人の意見は、いずれもこれまでに積み重ねられ定着している政府の憲法解釈を前提として、集団的自衛権の容認などが憲法違反であると論理的に指摘をするものだ。論理的整合性は、政治性を帯びる問題ではなく、純粋法論理の問題であり、政治家が政治的に判断できるものではなく、専門家に委ねるべき問題だ。論理の問題と、一定の価値判断・政治判断が含まれる問題との峻別もできないのでは、法を語る資格はない。
安倍総理らは集団的自衛権容認の論拠として砂川事件の最高裁判決を持ち出すが、砂川判決で論点となっていたことは、個別的自衛権行使の合憲性であり、集団的自衛権行使の可否はこの裁判ではまったく問題となっていない。その論理の一部をつまみ食いして、集団的自衛権行使が可能であると導くのは、判例の捉え方に関する法解釈学の基本に反する。砂川判決という自衛権に関連する唯一の最高裁判例があるなかで、政府が集団的自衛権行使はできないという見解を積み重ねてきたという事実を踏まえれば、砂川判決は集団的自衛権行使容認が憲法違反であるということの補足理由にはなっても、行使容認には到底結びつかない。
 枝野幹事長は天皇機関説事件にも言及し、「この事件が憲法という観点で道を誤るきっかけの一つになった。専門家でもない人たちが政治的思惑や感情論で憲法解釈の通説を排撃し解釈を恣意的にゆがめ、その結果、統帥権独立の拡大解釈などにつながり国を滅ぼす一歩手前まで進めた」として、同じ過ちにならないことを危ぐすると述べた。

 安倍総理の言動に対しては「憲法とは、権力が守らなければならない基本中の基本となる法だ。その解釈を、専門家の指摘を無視して一方的に都合良く変更するという姿勢は、法の支配とは対極そのものだ。力による現状変更を進めるロシアや中国と同じように、法の支配を無視しているということを指摘せざるを得ない。まさに同じ穴の狢(ムジナ)だ」と強く批判した。

672名無しさん:2015/06/14(日) 00:34:08
http://blogos.com/article/116063/
中田宏2015年06月10日 22:04集団的自衛権は違憲!与党の参考人もNOという顛末。そもそもが変?

先日の衆議院憲法審査会で、参考人の学者全員が議論されている安全保障法制は「違憲である」と陳述したことが報じられています。
一般の方は、3人全員が違憲と判断したことで「安倍政権が暴走しているのか」との印象を持ったと思います。さらに私の玄人的な経験からは、なぜ3人が3人とも「違憲」と判断したのかに疑問が残ります。
参考人は、与党側推薦と野党側と、それぞれ呼ばれます。与党は与党側の、野党は野党側の、それぞれの論拠を示してくれる学者を呼ぶのが一般的なのです。それにも関わらず、3人が3人とも「違憲」ということは、与党側の学者まで、「安倍政権、これは違憲ですよ」と述べたということです。これには与党内からも批判が出ているようですが、当然でしょう。

国対(国会対策)委員長の経験から、与党はたるんでいたと思います。おそらく、審議日程のことばかりを考えていたのでしょう。
予算委員会などでも、参考人の招致や公聴会などがありますが。今回は安全保障関連法案についての衆議院憲法審査会での参考人質疑、いずれにしても与党にとってはセレモニーとでも考えているようです。とにかく審議日程を早く消化するために、名目上やっておきましょうといったような感じです。
「公聴会行いました」→「参考人質疑行いました」→「審議時間◯時間たっぷり行いました」→「さあ採決しましょう!」という流れが、ただの消化試合かのような意識として与党側にあるのです。
今回の参考人の人選は、与党が論拠になる人を真剣に選んだわけでなく、適当に名前が挙がった人に、簡単に任せてしまったのではないでしょうか。与党側の意をきちんと提示してくれるかどうかよりも、審議日程を早く前に進めるためにゴーサインを適当に出した結果、今回のようなミスキャスティングになったといえます。

しかし、事の本質は「全員が」違憲だったことではありません。違憲とする意見(!)の論拠です。

与党推薦の早稲田大学・長谷部恭男教授の発言を見ます。
大きく2つありますが、
①「集団的自衛権の行使が許されるという点については、私(長谷部教授)は憲法違反だと考えております」
②「従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかないし、法的な安定性を大きく揺るがすものだ」
とのことです。

①の「私は憲法違反だと考えている」については教授の見解ですから、個人的見解でスルーで良いと思います。

問題は、②の「従来の政府見解の〜」です。

この後に教授も発言されていますが、憲法は「内閣法制局を中心として紡ぎあげてきた解釈があり、文言・条文から直接わからない場合は、解釈を通じて意味を確定していくことになる」というわけです。すなわち、「内閣法制局が積み上げてきた見解をひっくり返すもので」問題だ、としています。
私は全く逆で、法制局が一度出した結論が未来永劫に変えられないとするのは問題だと思っています。内閣法制局は、あくまでも役所(=行政)の一つの局なのに、そこが一度でも憲法解釈をしてしまうとその後は変えられないとなれば、内閣法制局が「憲法の番人」の役割を担ってしまいます。確かにこれまでは法制局は事実上の憲法の番人「的」な役割を果たしてきました。しかし一役所の一部門が出した解釈が未来永劫変えられないということは、突き詰めると仮にその解釈が間違っていたとしても変えることができないという話になってしまうわけです。

その意味で、この②の問題は本質的に変えなければなりません。
日本にも、具体的な事案ではなくて、「どう解釈をするか」を判断するために、憲法裁判所があってしかるべきです。憲法裁判所が無いため、法制局の解釈が良い・悪いの議論となってしまい、あげく、解釈を変更すると「改憲」という議論になってしまうのです。
日本には憲法裁判所が必要、と考えます。

673名無しさん:2015/06/14(日) 00:39:12
http://blogos.com/article/115841/
mediagong2015年06月10日 07:00<驚きの憲法審査会から>なぜ、オウンゴールは生まれたか?

両角敏明[テレビディレクター/プロデューサー]

***

6月4日の衆議院憲法審査会で、安全保障関連法案について、与党+次世代の党推薦を含む3人の学識経験者(憲法学者)全員が「今回の安保法制は憲法違反に当たる」という認識を示したのには驚きました。

しかもお三方ともに四の五の言う余地もなく断言しています。これはあちこちで「自民党のオウンゴール」とか、おそまつとか、いろいろ言われています。

それにしても、なぜ自民党は早稲田大学法学学術院教授の長谷部恭男氏を推薦したのでしょうか。もしかすると、長谷部氏は昨年2014年11月に特定秘密保護法について賛成意見を表明し、「一部から『御用学者』などと批判された」ことがあるそうで、これが関係しているのかも知れません。

6月7日の毎日新聞(朝刊)によると、当初、自民党は佐藤幸治京都大学名誉教授に要請したが断られて長谷部氏に依頼したとあります。同じ記事に、佐藤教授はシンポジウムで「憲法の解釈変更で安保法制の整備を進めることには反対の立場であることを語った」とありますから、憲法審査会に佐藤氏が出席しても結果は同じだった可能性が大なのですが。

自民党が求める見解を主張される方なら駒澤大学名誉教授の西修氏が良かったのかもしれません。この方は安倍総理の私的懇談会であり、今回の安保法制の理論的支柱となった「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」メンバー13人中ただ一人の憲法学者です。この方だったら安保法制を「合憲!」とおっしゃったに違いありません。

この西教授と長谷部教授が登場する1年前の新聞記事を見つけました。2014年4月14日の毎日新聞『特集ワイド:「集団的自衛権行使は合憲」 砂川判決、根拠は「暴論」』という記事です。

昨年、安倍総理が1957年の砂川事件最高裁判決を引いて、

「砂川判決が集団的自衛権を否定していないことははっきりしている」

と主張したのですが、これは西教授の「砂川判決が言う自衛権も当然、双方(個別的自衛権も集団的自衛権も)が含まれると解すべきだ」という主張をベースにしての発言だったと言われています。

これについて、この記事の中で長谷部教授は、

「(砂川判決に)集団的自衛権を否定する文言はありませんが、だから『(集団的自衛権を)否定していないことははっきりしている』と言われても……」

「このような砂川判決の〝解釈〟は私は聞いたことがありません。まともに反論したり、議論したりすることが恥ずかしくなるほどの暴論です」

とまでおっしゃっているのです。与党のみなさんがこの記事を読んでいたら今回の憲法審査会に長谷部さんを推することはなかったでしょうね。

憲法審査会で3人の憲法学者が安保法制、とりわけ集団的自衛権が憲法違反であるとはっきりと断定したことについて菅義偉官房長官は、

「安保法制は合憲であり、『違憲じゃない』という憲法学者もいっぱいいる」

と述べました。

674名無しさん:2015/06/14(日) 00:39:43
>>673

そりゃそうでしょう、と思って「安保法制もしくは集団的自衛権行使は合憲」という憲法学者を探してみました。しかし、筆者のググり方が下手なのか中々見つからないのです。

ようやく見つけたのは前述の西教授の他に、百地章日本大学教授、八木秀次麗澤大学教授のお二方ぐらいでした。

憲法審査会に民主党の推薦で出席した小林節慶応大学名誉教授は審査会後に記者に対し、「日本の憲法学者は何百人もいるが、(違憲ではないと言うのは)2、3人。(違憲と見るのが)学説上の常識であり、歴史的常識だ」と言い切ったそうです。なんだか筆者のググりと人数が合ってしまいました。もちろん偶然ですが。

そう言えば、6月4日の憲法審査会に先立つ6月1日の『報道ステーション』でいま売り出しの若手憲法学者、木村草太首都大学東京准教授もきっぱりと以下のように断定していました。

「憲法が認めているのは日本の自衛のための武力行使だけですから、日本への攻撃の意志のない国に攻撃をするなんて事はできるわけがないわけです。存立危機事態というのが日本への攻撃の意志のない国へ攻撃できるような条件だったら、それは違憲無効ですから政府は即座に法案を取り下げなければいけないということですし、そうではない、これは日本の自衛のためなんだというなら、きちんとこの法案では日本への武力攻撃の明白な危険がない限りは日本から攻撃を加えることはできませんと、はっきりとそういう解釈を示すべきです。ですから、これは取り下げるか、明確にそういう解釈を示すか、どちらかしか政府に道はないと思います。」

一般にテレビのコメンテーターは自説が100%正しいとばかり言い切ると様々な抵抗があるので、ある程度多様な意見に配慮した発言をするものですが、これはそうした配慮はなく、驚くほど断定的に語っています。

170人を越える憲法学者が安保法制に反対する声明を出したことや、憲法審査会の3氏の発言、そして木村草太氏のコメント、いずれもがいささかの躊躇やエクスキューズを含まずきっぱりと断言しているのは、「日本国憲法は自衛のための武力行使しか認めていない」という解釈が「説のひとつ」ではなく小林教授が言うように「学説上の常識もしくは歴史的常識」となっているからなのかもしれません。

安倍首相のブレーンであり「戦後70年談話に向けての有識者会議」のメンバーでもある宮家邦彦氏は6月5日朝のラジオで憲法審査会の人選について「おそまつ!」と断じたあと、

「(安保法制が違憲であるという見解で)憲法学者は割れていないのでは・・・」

と語っています。言外に、今回の安保法制や集団的自衛権について現在の憲法学的には〝違憲〟とされるので、この点については争えないとおっしゃっているようにも聞こえます。

では、どこで争うのか。安倍首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の座長代理・北岡伸一東大教授は、講演でこう言っています。

「安保法制懇に正統性がないと書かれるが、首相の私的懇談会だから、正統性なんてそもそもあるわけがない」

しかし、こうも主張します。

「安全保障の専門家は集団的自衛権に反対の人はほとんどいない」

そしてこちらのみなさんの多くは改憲などという手続きを踏んでいる暇はないとお考えのようです。憲法の専門家と安全保障の専門家、どちらの示す道筋が私たちを幸せにしてくれるのか、二つの道の行く末を比較できないのがつらいところです。

ドラえもんの「タイムテレビ」があれば未来が視られるのになあ。

675名無しさん:2015/06/14(日) 13:29:46
http://blogos.com/article/115458/
藤井達夫2015年06月08日 12:05安全保障関連法案の前に再び現れた民主主義の亡霊

憲法審査会の参考人質疑が明確化にした安全保障関連法案の問題の焦点
先日行われた、衆議院憲法審査会の参考人質疑が話題を集めているようだ。与党の推薦した憲法学の専門家を含めた出席者全員が、現在国会で審議されている安全保障関連法案が現行憲法に違反する可能性を指摘したからだ。この指摘は、否応なく、安全保障関連法案の前提の違憲性に逢着する。すなわち、昨年7月の閣議によって決定された、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の違憲性だ。要するに、この法案の内容云々にとどまらず、その根拠の憲法上の疑わしさが今後の法案審議の主題とされることになる。今回の衆議院憲法審査会における参考人質疑の顛末が、野党に追及のための格好の材料を提供することは誰の目にも明らかだ。

しかし、この問題の核心は、国会の審議において野党を勢いづかせたという点にあるのではない。それは、専門家による違憲性の指摘が、安全保障関連法案に対する批判的な世論を増長させる可能性があるという点にある。安倍政権は、様々な世論審査において、政権に対する高い支持率を維持している。それにもかかわらず、集団的自衛権の行使のための憲法解釈変更から安全保障関連法案に至る安全保障政策に関しては、世論の理解と支持を得ているとは言い難い状況にある。そもそも、現行の衆参両院において多数派を形成している自公連立政権にとって、この法案を成立させる上での障害は、国会内にはほとんど存在しない。したがって、この法案の成立の唯一の障害は、おそらく、それに批判的な世論ということになるであろう。野党の抵抗も世論頼みであることは明らかだ。そんな状況下で、法案の内容の曖昧さばかりでなく、その根拠自体に対する違憲性を暴露されたわけだ。このことが世論に対してネガティブな影響を及ぼす可能性は非常に高い。

こう考えると、今回の憲法審査会での出来事から、次のことが改めて明確になったように思われる。すなわち、集団的自衛権の行使のための法整備を進めようとしている安倍政権にとっての障害は、国会内での対立ではなく世論との対立であること。その対立の争点は、法案の内容の合憲性ばかりでなく、法案の根拠となる内閣の憲法解釈の内容の合憲性にもあるということである。このことが意味しているのは、安全保障関連法案をめぐる対立の核心、あるいは、争点における真の賭け金として、日本における民主主義の危機という問題が再び焦点化されたということなのである。安倍政権にとっては、昨年末の衆議院の総選挙によって封印したはずのこの問題が、いわば亡霊として再び現れた形だ。

676名無しさん:2015/06/14(日) 13:30:08
>>675

立憲主義からの逸脱
民主主義の危機が焦点化されたという理由は2つある。1つは立憲主義の問題が再び提起されたことにある。先に触れたように、先日の憲法審査会の参考人質疑では、安全保障関連法案の違憲性が指摘されただけでなく、その法案の根拠となっている昨年の閣議決定への疑義が提示された。これらが孕む問題としてもっとも頻繁にあげられるのが、立憲主義からの逸脱である。

立憲主義については別のコラムで詳しく述べた(http://fujiitatsuo.hatenablog.com/entry/2014/06/19/230220)。それを簡単に定義すれば、憲法への統治権力の服従を命じ、その自立化と暴走を防ぐことで、民主的な社会の諸価値、すなわち、個人の尊厳や人権、社会の多様性を守ろうとする考え方である。教科書的にいえば、もともと、立憲主義は、多数者の暴政の危険を孕んだ民主政治から個人の権利や自由を守ろうとする自由主義的な概念であった。ところが、自由主義的な民主主義が定着した現代では、憲法に明記された個人の諸権利および社会の民主的な諸価値を統治権力から保護する民主主義の重要な概念となっている。したがって、ほとんどの憲法学の専門家たちが指摘するように、閣議決定による集団的自衛権の政府解釈の変更とそれもとづいた今回の安全保障関連法案の法制化が立憲主義からの逸脱あるいは否定を意味するとすれば、それらを推し進めてきた安倍政権は日本の民主主義を危機に陥れつつあると考えることができるのである。

このことは、昨年以来、しばしば指摘されてきたことである。しかし、現在の日本における民主主義の危機を理解するには、立憲主義だけでは十分だとはいない。立憲主義と併せて論じられるべきなのは、以前のコラムで言及した「議会主義」とそれに由来する、民主的な社会としての日本の自己理解という考え方である((http://fujiitatsuo.hatenablog.com/entry/2014/07/19/010629)。この自己理解は、いわば、議会を基盤にした民主的な手続きをとおして歴史的に構築されてきた、民主的な社会としての日本のアイデンティティのようなものである。実のところ、安全保障関連法案に批判的な世論は、突然最近になってマスメディアで流布されるようになった立憲主義という小難しい言葉よりも、この自己理解に意識的にせよ、無意識的にせよ、依拠しているように思われる。そうだとすれば、安倍政権が対立しているのは、たんなる世論というよりも、世論の基底にあるこの自己理解ないしアイデンティティだと考えられる。ここに、民主主義の危機が焦点化されたといえる第2の理由がある。

かたくなな世論と民主的な社会の自己理解
「議会主義」という言葉は、「立憲主義」との語呂合わせから、便宜上使用した言葉であるが、それは、次のような民主主義およびその正統性についての理解を表現するものだ。すなわち、議会が生み出す政治的決定の正統性を、たんなる数の力ではなく、民主的な手続きに従った議論の中で積み重ねられる言葉=理由に見出す理解である。別の言い方をすれば、こうなる。民主的な社会における政治的決定の正統性は議論を経た合意に由来するものであり、この合意はその時々の社会に存在する多様な理由を含み込み、さらに時間かけて理由を積み重ねることから形成されねばならない、そして、こうした合意を形成する中心的な場が議会だという理解である。このような議会の役割を重視する立場が「議会主義」の意味するところである。

民主的な社会の自己理解が構築されるのは、そのように理解された議会において産出される民主的な合意が社会に共有されることによってである。つまり、こういうことだ。議会で形成された合意――たとえば、法律――は、社会へと送付され現実に適用される。社会の方では、その合意によって多様な反応が引き起こされ、時代の推移の中でその合意の新たな解釈や、それに対する承認あるいは否認の新たな理由が生み出され、それらが議会へと送り返される――たとえば、社会運動や世論形成、そして選挙などをとおして――。そして、議会では新たに見出された理由をさらに積み重ねることで、これまでの合意が再検討され、必要があれば変更され、あるいは破棄される。このプロセスが反復されてもなお存続する民主的な合意は、社会において共有され根を下ろすことで、いわば社会の再帰的な自己理解となる。この社会の再帰的な自己理解こそが、社会を民主的に統合する上での基盤、すなわち、その社会の民主主義の精神となるのである。

677名無しさん:2015/06/14(日) 13:30:23
>>676

民主主義の精神の危機
おそらく、集団的自衛権を違憲としてきた政府の長年の解釈は、こうした類の合意の一つであったといえるだろう。戦争へのトラウマを抱えた戦後の日本社会では、憲法第9条に掲げられた平和主義の理念をどう理解し、現実のものにしていくのかについて、様々な考えや思惑、それを正当化する様々な理由が存在してきた。9条に記された文言に忠実に従い、自衛権さえも放棄するべきという理由や、自衛権を行使するための組織として自衛隊を合憲とする理由、日米同盟のために憲法を改正し、集団的自衛権の行使を可能にするべきという理由、その他、様々な理由が国会での議論をとおして積み重ねられてきた。その結果が、これまでの集団的自衛権を違憲とした政府の解釈であった。もちろん、この解釈は、国会において多数を占めてきた与党の数の力によって、最終的には決定され、また、その解釈にもとづいた法案も、数の力によって可決されてきた。これは否定しようのない事実だ。しかしながら、この解釈は、米ソ冷戦の開始から、朝鮮戦争、安保改定、ベトナム戦争、新冷戦期、そしてポスト・冷戦期にわたり、様々な理由の積み重ねと合意の民主的な再検討を経て、日本の社会に根付くことで、民主的な社会として出発した、戦後日本の再帰的な自己理解となってきた。そして、この自己理解が、現在、安全保障関連法案に対する批判的な世論として顕現しているといえるのだ。

そうだとすれば、たんに立憲主義だけでなく、日本の民主主義の精神そのものが、危機に晒されようとしているのだといえそうだ。というのも、安全保障関連法案に批判的な世論と対立する安倍政権は、日本の社会に共有されてきた民主的な自己理解に対して挑戦を突き付けていると考えられるからだ。

解散と引き換えに成立を目指すのか?
果たして、安倍政権は、再び現れた亡霊を追いやり、アメリカに約束した法案の成立を今国会中に成し遂げることができるのだろうか。

もちろん、唯一の障害となっている世論など法案成立に直接影響を及ぼすことはできないのだから、安倍首相が世論を無視してしまえば済む話だともいえる。しかしその一方で、戦後の安全保障政策を大きく転換させる法案の成立を世論の批判を無視して強行するなら、その後の政権運営はきびしいものになることを容易に予想できる。そればかりか、今後、法案への世論の反対がいっそう高まれば、内閣の辞職と引き換えの法案成立というシナリオさえ現実味を帯びてくる。その場合、安倍首相は、彼の祖父が半世紀以上も前に辿った同じ道を進むことになる。それを許すことになるのか、それとも、今国会での法案の成立を断念させることになるのか。半世紀を経た日本の民主主義の成熟そのものが今、問われているように思われてならない。

678名無しさん:2015/06/14(日) 14:01:26
http://news.livedoor.com/article/detail/10227261/
元宮内庁職員「佳子さまは美しく見せる術を身につけておられる」
2015年6月12日 16時0分 週刊女性PRIME

メディアでお見かけしない日はないほどの大人気。佳子さまのご公務の姿はもちろん、キャンパスライフにも注目が集まっている。なぜいま、日本じゅうで佳子さまフィーバーが巻き起こっているのか─。各界の識者が徹底分析!
フィギュア、ダンス。表現力を学ばれた自己プロデュース力!
「かわいらしいお方ですから、週刊誌が追いかけたくなる気持ちは理解できます。それは容姿端麗なだけではなく、お人柄や資質による部分も大きいのではないでしょうか」

そう語るのは、元宮内庁職員の皇室ジャーナリスト・山下晋司さん。

「これまでの内親王や女王方は、どちらかというと普段と変わらず自然体で振る舞っておられたように思いますが、佳子内親王殿下は人からどう見られるかをかなり意識しておられるように感じます。わざとらしくならない程度に自分を美しく見せる術を身につけておられるのでしょう」

佳子さまは、自己プロデュース力が高いという。

「フィギュアやダンスをおやりになっていることが大きいのではないでしょうか。これらのスポーツは技術だけでなく、美しく見せることも重要です。幼いころは引っ込み思案でもの静かなお子さまでしたが、フィギュアやダンスによって、自分を表現する力を身につけられたのだと思います」

だが、”皇室の方々にはありのままでいてほしい””自分をよく見せるなんて皇室らしくない”という声があるのも事実。

「思ってもいないことを口にしたり振る舞ったりするのはよくありませんが、自分の思いを”どう伝えるか”ということを考えるのは大事なことです。表現などを工夫することで、より多くの方にメッセージを届けられるならいいのではないですか」

皇室典範では、皇位継承者は「皇統に属する男系の男子」と定められている。今後、秋篠宮殿下や悠仁さまが即位すれば、将来の佳子さまは”天皇の娘”、そして”天皇の姉”になる。

「その点で今までの宮家の女性皇族とは違ってきます。佳子内親王殿下は”天皇を支える”という役割がますます大きくなっていくでしょう。そう考えると、”佳子さま人気”は皇室にとって悪いことではありません。特に皇室に関心のない若年層が佳子内親王殿下をきっかけにして皇室に親しみや関心をもってくれたらいいですね。節度は必要ですが」

この先、両陛下のご成婚の際に起こった”ミッチーブーム”以来の大ブームがやってくる可能性は?

「両陛下のご結婚は好景気に沸いた昭和30年代で、国民の一体感もありました。価値観が多様化した現在とは背景が異なりますので、あのときのようなブームになることはないでしょう」

とはいえ、こうしたブームの力はあなどれない。皇室を知るきっかけにもなるからだ。

「例えば、高円宮殿下がコレクションされていた根付(江戸時代、タバコ入れなどをひもで帯からつるして持ち歩くために用いた留め道具)は、工芸品として日本よりもヨーロッパで広く知れ渡っています。こうした芸術品をきっかけに、海外の人たちが皇室を知ることもあったでしょう」

山下晋司さん ●皇室ジャーナリスト。昭和63年から平成7年まで、宮内庁の報道担当を務める。

679名無しさん:2015/06/14(日) 20:27:18
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150609-00043654-gendaibiz-pol
リアルな憲法解釈を作ってきたのは、憲法学者ではない 〜大荒れの通常国会を読む〜
現代ビジネス 6月9日(火)6時1分配信

大荒れの通常国会
 通常国会は、6月に入ってから大荒れ模様となりました。

 まずは、日本年金機構の125万件の個人情報流出問題。与野党間で争点となっている重要法案が山積の厚生労働委員会は、この問題一色となり、労働者派遣法改正はじめ、法案審議の見通しは不透明になりました。

 そして、さらに強烈だったのが、6月4日の衆議院憲法審査会で、参考人の憲法学者3名がそろって、審議中の安全保障関連法案につき「違憲」と発言した問題です。

 言うまでもなく、憲法に違反する法律を作ることができないのは大原則ですから、法案審議に重大な影響を与えることになりました。

憲法9条の特殊性
 ただ、ここで、憲法9条という条文の特殊性は踏まえておく必要があると思います。

 憲法9条を巡っては、一般的な法解釈学の世界とは別次元で、政策の現場でリアルな憲法解釈論が組み立てられてきた歴史があります。

 そもそも、憲法9条は、条文だけをみれば、「戦力」と「交戦権」を認めないというのですから、集団的自衛権どころか、自衛隊の存在そのものに疑いがあります。

 実際、憲法学の通説では、近年に至るまで、自衛隊は警察力を超える実力保持にあたるので違憲、とされてきました。

 一方、現実の規範となってきたのは、これとは別に、政策現場で作られてきた憲法解釈論です。

 政府は、戦後直後は、通説的見解に近い解釈(「戦力」=「近代的戦争を遂行する能力」)をとっていましたが、国際情勢の変化から、1954年に「自衛隊」を設け、「自衛のための必要最小限度」の実力は認められるという憲法解釈が確立されました。

 ただ、自衛権の行使には厳密な要件を課し、「わが国への武力攻撃」その他の3要件が憲法上求められるとしてきました。

 リアルな憲法解釈は、条文の字句解釈というよりは、「国際情勢の中で、どれだけの実力を保持し、どのような活動を認め、どのような制約を課すべきか」という情勢判断・政策判断と表裏一体で形作られてきたわけです。

 その後、湾岸戦争以降に自衛隊の海外派遣がさまざまな制約のもとで認められ、周辺事態法で米軍への後方支援ができるようになり、イラク特措法で「非戦闘地域」という概念が導入されました。

 いずれにおいても、情勢・政策判断と表裏一体で、憲法上ギリギリ認められる範囲が確定され、法制度が作られてきました。

680名無しさん:2015/06/14(日) 20:27:37
>>679

リアルな憲法解釈を作ってきたのは憲法学者ではない
 こうした憲法解釈のあり方にはもちろん賛否あるでしょうが、こちらが現実の規範として機能してきたことは疑う余地がありません。

 そして、リアルな憲法解釈を作ってきたのは、誰でしょうか。

 内閣法制局を中心とした政府が勝手に作ってきた、と捉えられることも多いですが、決してそうではありません。

 リアルな憲法解釈が作り上げられた主要な場は、国会です。

 過去の安全保障関連の法案審議などでは、長時間にわたって野党からの厳しい追及がなされ、しばしば修正協議の対象ともなりました。その中で、国会質問に対する答弁などの形をとって、憲法解釈が積み上げられてきたのです。

 そうした意味で、憲法9条の解釈は、政府関係者と、与野党を超えた国会議員たちが作り上げてきたといってもよいでしょう。「合作」のような言い方をすると、結論に反対の立場をとってきた野党の方々には怒られてしまうかもしれませんが、彼らの厳しい質問があったからこそ、精緻で厳格な憲法解釈ができあがったことは否めません。

 こうした歴史を踏まえるに、今回、野党から「憲法学者が違憲と言っているので、法案撤回すべき」といった声があがっていることには、違和感があります。

情勢・政策判断と表裏一体になった議論を
 これまで憲法9条のリアルな解釈を作り上げてきたのは、憲法学者ではなく、政策の現場のプロたち(国会議員、政府関係者)です。

 ここにきて憲法学者の名を必要以上に振りかざすようなことはせず、国会の場で自ら、「国際情勢の中で、自衛隊にどのような活動を認めるべきか、どのような制約を課すべきか」という議論をしっかりと行ってほしいと思います。

 なお、誤解のないよう申し上げれば、憲法学者の方々の意見がとるに足らないといっているわけでは全くありません。

 6月4日の憲法審査会に出席された3人の憲法学者の方々は、自衛隊違憲論のような条文解釈論を言われたわけではなく、リアルな憲法解釈を前提として「違憲」との主張をされています。これは、国会審議の中でも、大いに耳を傾け参考にすべきです。

 ただ、情勢判断や政策判断と表裏一体での憲法解釈を責任もって議論すべき立場にあるのは、憲法学者以上に政治家たちのはずです。

 5月末にスタートした衆議院平和安全特別委員会の法案審議では、こうした観点で、よい議論がなされつつあります。

 例えば、江田賢司議員(維新の党)が「立法事実」(改正が必要な理由)などを明快に問いただした質問(5月28日)、飲酒事件でみそをつけてしまいましたが後藤祐一議員(民主党)が集団的自衛権を発動するケースが広がる可能性を問いただした質問(同)など、聞いていて大変参考になるものでした。

 また、志位和夫議員はじめ共産党の方々からは、「武力行使」との関係などの論点を精緻に詰めていく質疑がなされています。

 ぜひ引き続き、こうした議論を国会の場で積み重ねていってほしいと期待しています。

681名無しさん:2015/06/14(日) 20:27:57
>>680

この夏までの政策課題
 前回の記事でご案内しましたが、6月4日夜、万年野党の「政策カフェ」を開催し、「通常国会終盤戦に向けて〜夏までの政策課題」を討論しました。

 ゲストの高橋洋一・嘉悦大学教授、福井秀夫・政策研究院大学教授からの問題提起、野党で最も政策通の議員といってよい民主党・福島伸享議員、維新の党・今井雅人議員の両氏からの報告がなされたほか、当日になって、堺屋太一・元経済企画庁長官も飛び入り参加され、議論に加わられました。

 論点としては、

 ・農協改革、電力改革など安倍内閣の看板政策の法案に隠された不十分な点
・酒の安売り規制などの「既得権擁護」型の動きをどう考えるか
・大阪都構想住民投票の影響

 などがあがり、いつもながら活発な議論がなされました。

 安全保障関連以外でも、今国会で議論すべきテーマはまだまだ尽きません。
万年野党でも、引き続き、政府と国会の動きをウォッチするための機会を提供していきたいと思っています(7月の政策カフェについては、また追ってご案内します)。


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万年野党事務局,原英史

682名無しさん:2015/06/14(日) 21:56:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150611-00000049-jij-pol
高村、枝野氏が激論=「違憲でない」「法解釈不当」―安保法案・衆院憲法審
時事通信 6月11日(木)11時6分配信

 衆院憲法審査会は11日午前、自民党の高村正彦副総裁、民主党の枝野幸男幹事長らが出席し、集団的自衛権行使を可能にする安全保障関連法案の「合憲性」をめぐり激論を交わした。高村氏は「便宜的、意図的な憲法解釈の変更ではなく、違憲との批判は全く当たらない」と主張。枝野氏は「論理の一部をつまみ食いして行使が可能だと導くのは、法解釈の基本に反する」と反論した。
 高村氏は、自国の存立のために必要な自衛措置は認められるとした1959年の最高裁判決(砂川判決)を引用し、「個別的自衛権、集団的自衛権の区別をしていない」と説明。安全保障環境の変化を理由に、「従来の政府見解における憲法9条解釈の基本的な論理、法理の枠内で合理的な当てはめの帰結を導いた」と述べ、法案の正当性を強調した。
 これに対し、枝野氏は、前回の憲法審で憲法学者3人全員が安保法案を「憲法違反だ」と明言したことについて、「論理的整合性が取れないことを専門的に指摘するものだ」と支持。「論理は専門家に委ねるべきだ。論理の問題と政治判断が含まれる問題の峻別(しゅんべつ)もできないのでは、法を語る資格はない」と政府・与党を非難した。
 枝野氏は砂川判決に関し、「論点は個別的自衛権行使の合憲性であり、集団的自衛権行使の可否は裁判で全く問題となっていない」と指摘した。
 公明党の北側一雄副代表は、高村氏と同様に「従来の政府見解の論理を維持し、現在の安保環境に当てはめて導き出されたものだ」と訴えた。高村、北側両氏は、安保関連法案を検討してきた与党協議会で座長と座長代理を務めた。

683名無しさん:2015/06/14(日) 21:57:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150610-00000129-mai-pol
<安保関連法案>「合憲という学者」官房長官たくさん示せず
毎日新聞 6月10日(水)23時5分配信

 安保法制を合憲と考える学者がたくさんいる--と豪語していた菅義偉官房長官が、10日の衆院特別委員会で「数(の問題)ではない」と述べ、事実上前言を撤回した。合憲派の学者について菅氏は「10人ほど」とし、3人の実名を挙げた。法案の廃案を求める憲法学者は200人を超え、安保法制違憲論は日増しに強まっている。【樋岡徹也、林田七恵】

 「勝負どころだ。(合憲派の学者が)こーんなにいる、と示せなければ、法案は撤回した方がいい」。10日の特別委で、民主党の辻元清美議員が菅氏に迫った。この場面で菅氏が実名を挙げた学者は、長尾一紘・中央大名誉教授▽百地章・日本大教授▽西修・駒沢大名誉教授--の3人。

 長尾氏は10日、取材に「霞が関の官僚から『国会で名前を出してもよろしいですか』と9日に連絡を受けた。以前からやり取りがあり、了承した」と語った。菅氏の答弁は毎日新聞の電話取材で知ったという。

 長尾氏は、安保法制を合憲とする根拠として、国連憲章が個別的自衛権も集団的自衛権も認めていることなどを挙げ、「戦後70年、まだ米国の洗脳工作にどっぷりつかった方々が憲法を教えているのかと驚く。一般庶民の方が国家の独立とはどういうことか気づいている」と熱弁をふるった。

 百地氏も10日、取材に「日本の安全保障環境が大きく変化し、米国と手を組んでおかないと日本の安全が守れないというのが、集団的自衛権行使容認の大きな理由だ。憲法の枠内の政府見解変更であり憲法違反ではない」と訴えた。

 また、西氏も9日の取材に「国連憲章上、集団的自衛権は固有の権利。憲法は自衛権行使を否定していない」と合憲論を展開した。

 10日の特別委では、維新の高井崇志議員も「212人の憲法学者が違憲だと表明し、どんどん増えている。国民の関心事だから(合憲派は)何人いるか」と質問。菅氏の「私が知っている方は10人程度いる」との答弁に、高井氏は「極めて少ない」と突き放した。

 菅氏は終了後の記者会見で、「憲法学者のどの方が多数派で、どの方が少数派かは重要ではない」と述べ、多数の憲法学者の批判は審議に影響しないとの見方を改めて示した。

684とはずがたり:2015/06/16(火) 10:18:18
自由民権運動の一つの中心である土佐でやるってのは火達磨に成るって云う一つの決意の表れか?開催場所の決定はどやって決めんだ?

<衆院憲法審査会>6人中5人が安保法制に苦言や批判
毎日新聞社 2015年6月15日 21時06分 (2015年6月15日 23時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20150615/Mainichi_20150616k0000m010074000c.html

 ◇高知市で地方公聴会で意見陳述人

 衆院憲法審査会(保岡興治会長)は15日、高知市で地方公聴会を開いた。集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案の国会審議が進む中、意見陳述人6人のうち尾崎正直高知県知事を除く5人が、憲法の解釈変更による安保法制の整備について「憲法規範の軽視」「解釈で許される範囲を超えている」などと批判した。4日の参考人質疑で憲法学者3人全員がそろって「憲法違反」と断じたのに続き、法案への厳しい意見が相次いだ。

 衆院憲法審査会の地方公聴会開催は2回目で、昨年12月の衆院選後では初めて。この日の公聴会は「改正国民投票法等の施行を受けて、これからの憲法審査会に望むこと」がテーマだったが、陳述人全員が安保法案に言及した。陳述人は審査会が公募し、寄せられた意見を基に選んだ。

 徳島県阿南市の自営業、土倉啓介さん(52)は集団的自衛権の行使には賛成としながらも、そのためには憲法改正が必要と発言。「解釈変更による行使容認や安保法制の整備は、憲法の形骸化や憲法規範の軽視になる」と苦言を呈した。高知県いの町の翻訳業、佐野円さん(49)は「政府はあくまで『合憲』と強弁するが、多くの憲法学者が支持しないような強引な法解釈に、国民がどうして納得できるのでしょうか」と批判した。

 陳述人には憲法学者もいた。高知大人文学部准教授、岡田健一郎さん(35)は「このような解釈変更が許されれば、憲法のどの条文でも解釈を変えられる」と指摘し、徴兵制についても「憲法解釈を変更し、導入することも可能になるのでは」と懸念を示した。

 尾崎知事は委員からの質問に答える形で「(従来の)武力行使要件の精神に基づく、合理的な範囲内での解釈変更は認められるのではないか」と述べ、個別事例について自衛の範囲に入るのか、国会で議論を詰めるよう注文した。

 公聴会終了後、各党から出席した委員が記者会見した。安保法案に批判的な意見が多かったことに、与党側は厳しい表情。自民党の古屋圭司・前国家公安委員長は「いろんな人の意見を参考として聞くことは大切だが、我々は最高裁の判決を前提に考えている」と述べ、公明党の国重徹氏は「政府解釈の基本的論理を理解いただくのは簡単ではない。より丁寧な説明を心がけたい」と語った。一方、民主党の中川正春・元文部科学相は「法案は差し戻し、今の憲法の範疇(はんちゅう)で出し直すべきだ」と求めた。

 会場では市民ら約100人が傍聴。高知市の無職男性(73)は「重要なことだから腰を据えて議論を進めてほしい」と求め、高知市の小学校教諭、林宏樹さん(39)も「政府に強引さを感じる。今の子供が大人になった時の社会のあり方が心配だ」と危惧した。一方、高知市の自営業の女性(68)は「集団的自衛権を行使して同盟国に協力することは必要だ。憲法改正が筋道だが、中国の急速な軍備拡大などを考えると当面は解釈変更で対応せざるを得ない」と話した。【上野宏人、深尾昭寛、遠藤孝康】

 ◇衆院憲法審査会の地方公聴会

 2007年、憲法改正の手続きを定めた国民投票法の成立を受け、衆参両院に設置された。憲法に関する調査や改正原案の審議などをするが、設置後、休眠状態が続き、11年11月に初めて実質審議に入った。憲法の各章について一通りの議論を終えた後、改正国民投票法の施行を受けて衆院憲法審査会は昨年11月、盛岡市で初の地方公聴会を開催した。

685名無しさん:2015/06/20(土) 10:00:41
吉野太一郎
安保法制に「違憲訴訟を準備」 小林節氏・長谷部恭男氏が安倍政権を批判(会見詳報)
投稿日: 2015年06月15日 21時58分 JST 更新: 2015年06月17日 13時41分 JST CONSTITUTION

安倍政権が今国会で成立を目指す安全保障関連法案について、6月4日の衆院憲法審査会で憲法違反との認識を示した長谷部恭男・早稲田大学教授と、小林節・慶應義塾大学名誉教授が、15日に東京の日本外国特派員協会と日本記者クラブで会見し、集団的自衛権は明白な憲法違反であるとして、安倍政権の姿勢を強く批判した。

弁護士でもある小林氏は、法案が成立して施行された場合、他の弁護士らと弁護団を結成し、ただちに違憲性を問う訴訟を起こすために準備していることを明らかにした。長谷部氏も、憲法上「重大な欠陥を含む」として、与党に法案の撤回を求めた。

小林氏と長谷部氏の日本記者クラブでの講演内容は以下の通り。

「日本が第二の戦争経済破綻国になる」
小林:巨視的に見た場合、今の安倍内閣は憲法を無視した政治を行おうとする以上、これは独裁の始まりなんです。本当に心配しています。自民党の方たちと不毛な議論を30年近く続けておりますが、いまだに「憲法って何?」ということについて、自民党の方々が納得して下さらない。世界の非常識のような議論が続いております。

憲法とは権力を持たない主権者、国民が権力担当者、すなわち政治家や公務員という、本来的に不完全な人間に課した制約です。しかし自民の勉強会に行くと毎回「どうして憲法は我々政治家だけを対象にしているのか」と非常に不愉快そうに言われる。「じゃあ一般国民は憲法守らなくていいのかよ」「やっぱりみんな守るんだ」と、自分たちが守らないといけないというところが抜けちゃう。そこで彼らの好きな権力者への「協力」という言葉が入ってくるわけです。権力者は「俺は真面目にやってるよ。おい、そこの非国民、協力が足りないな」となる。

憲法ってそういうものじゃない。ジョージ・ワシントンが王様を倒して、初めて民主国家をつくった時、それまで神の秩序を詐称していた王様と違い、初めて一般人が権力を持った以上、権力者特有の法規が必要だと憲法を作った。それから時間がたっているじゃないかとよく言われます。時間が経っても刑法、民法はなくならない。人間の本質は変わらないんです。こういうレベルの議論に付き合わされて、本当にイライラしておりました。

今問題になっているのは、権力者が従わざるを得ない憲法です。9条の1項は「国際紛争を解決する手段として」の戦争、すなわち1928年のパリ不戦条約以来の国際法上の慣用句として、侵略戦争のみ放棄していて、自衛戦争は放棄していない。もう一つの根拠は、自民党の大好きな砂川判決にも出てくるように、独立主権国家としてある以上、自然権(条文の不要な固有の権利)としての自衛権がある。これは9条があったって誰も否定はしない。しかし9条の2項で「交戦権を行使できない」と言われている。

軍隊というのは戦争に勝つことが最優先ですから、大量破壊、大量殺人など、普通に考えたら犯罪です。例外的に戦場でどさくさ紛れに強盗、強姦すると軍法で裁かれる。だから軍法会議という、大量殺人と大量破壊を問題にしない法廷が特別につくられる。だけど日本国憲法は76条2項で軍法会議も禁止している。つまり軍隊を持つことは許されていないんですよ。だから我が国の領域、領海の中で、警察や海保で担えないほどの力が襲ってきた場合、自衛隊が対応する。自衛隊は警察予備隊として発足しましたから、法的には第2警察なんです。ということは「専守防衛」と自然に出てくるじゃないですか。

686名無しさん:2015/06/20(土) 10:02:19
>>685

我が国は憲法上、軍隊と称するものを出すことができない。海上自衛隊を外に出したら、交戦権はないし軍法会議はない。国際法的にはただの海賊です。捕まったら刑事処分を受けてしまう。当然の帰結として、我が国は海外へ兵隊を出せない。集団的自衛権というのは要するに、ヤクザ映画で見る、組同士の出入りで、傘下の組が四の五の言わずに馳せ参じる関係です。その瞬間から我が国の軍事組織が海の外に出て行くと憲法違反になる。だから専守防衛というがんじがらめの中で、我が国は他国防衛のために海外派兵を本質とする集団的自衛権はそもそも行使できない。

自民党の方々はよく「持っていて行使できないのはおかしい」と言いますね。全然おかしくない。国際法上、集団的自衛権があることは私も否定しません。だけど日本が行使しようとすると、日本の公務員、今は自衛隊が担当するしかない。任官の際に「日本国憲法以下の法令を遵守」と宣誓しているんですよ。だから憲法上行使できない。自民党の政治家とか、あとから賛成と表明した3人の有名な憲法学者もいましたが、論争が1年前に始まった時に超えている議論ですよね。バカの壁ってやつです。人間同士の論争は発展性があるが、壁との論争は発展性がない。辛いですよね。壁を蹴飛ばすか、こちらが狂うしかない。

新安保法制は、法的にも政治的にも経済的にも愚策です。歴史を見ると、戦がない時代がないのと同様に、終わらない戦もない。そういうときに争いを「止める男」が必要です。強くて両方ににらみがきく。まさに日本がそうじゃないですか。中東でもアメリカでも「気のいい人々」と思われている。その立場を維持すべきなのに、なんでアメリカ軍の二軍にならなきゃいけないんですか。その途端に日本はイスラム教グループの天敵に加わってしまって、ニューヨークやパリやマドリードで起きたテロが東京で起こると、むしろ真面目に考えたほうがいい。日本は第三者でいるべきだと思います。これは政治的な愚かさです。

「切れ目のない防衛」とよく言われます。「尖閣諸島が危ない」のは自民党の売り。中国がいろんな手で来るから、日本も海保で対応するけど、腕力的にかなわなくて自衛隊が対応するとき、手続き的にタイムギャップが生じる。かつて日本の自衛艦が中国にミサイル照射の電波を当てられて右往左往しましたよね。これは「撃たれたから撃つ」という武器使用基準があるからですが、今は撃ち返そうと思ったときはもう敵はいなくなっている。

海保が自衛隊にバトンタッチするときにタイムギャップができるのは単に法律の不備です。安倍さんは「運用で直す」と逃げているが、運用で直るなら憲法に触れる必要ないじゃないですか。「撃たれたら撃つ」は大臣訓令で決まっている。つまり法律でも政令でもない。そこをすっ飛ばして「アメリカの二軍になるために世界に転戦する」というのは、つながってませんよ。

また「予算は増やさない」と言っています。世界中で出口のない戦争をしまくっているアメリカに付き合ったら日本が手薄になります。日本の経済力、技術力、マンパワー、持てる全能力を専守防衛に集中すれば、少なくとも日本は侵されない。日本が侵されなければ日本は紛争の原因にならない。南シナ海なんてベトナム、フィリピン、中国の問題ですよ。それに300以上の米軍基地に日本の領土を明け渡し、何千億円と費用をかけて置かせてあげている。それはアメリカのためだけど、日米安保条約という契約がある以上、襲われたら助けてくれなきゃおかしい。それをいちいちアメリカに確認しに行くから「じゃあ条件は?」と言われる。やることやって放っておけばいい。アメリカは第2次大戦直後は世界最大の経済大国だったけど、ずっと戦争し続けて金がなくなった。戦争経済で疲弊したアメリカに肩代わりを頼まれて、日本が第二の戦争経済破綻国になることは目に見えている。こういうことを平気で考える政治家は愚かだと思います。

今回、1年間議論を見ていて、本当に政治が劣化したと思います。2014年5月15日の安保法制懇の報告書から1年あったわけですよ。その間、安倍総理から「丁寧に説明する」という言葉だけは出たけど、丁寧に説明されたという実感は一度もありません。説明を求めると、全然関係ないことをとうとうとしゃべる。ディベートに応じているふりをして応じないテクニックは、気をつけないとこちらが怒り出してしまう。本当に卑怯な手だと思います。天下国家を司る人の器ではないとはっきり思います。

687名無しさん:2015/06/20(土) 10:02:36
>>686

砂川事件の解釈も珍妙です。あそこで問われたのは在日米軍基地の合憲性です。アメリカの集団的自衛権を行使して日本に駐留することの合憲性であって、日本の集団的自衛権なんかどこも問われていない。根拠とする発想自体がそもそもおかしい。もし高村さんの言うことが常識だったら、私もそのように習ったし、そう教えてきましたよね。ああいう解釈をこの歳になって初めて知りました。

「統治行為論」の引用の仕方も非常に珍妙であります。統治行為論は、戦争と平和は一度引き金を引いてしまうと後戻りできない特別な行為だから、選挙で選ばれていない15人の裁判官で決めることはできない。むしろ選挙で選ばれた国会議員と、互選された総理から決めてくれということです。法的な判断はできるけどしないで、国会と内閣の法判断に一時的に委ねる。最終的には主権者が選挙で決めるということになっているんです。しかし高村さんの話だと最終的に委ねられたことになってしまう。こちらも馬鹿らしいと言ってしまえばそれまでだけど、黙ってしまえばまかり通ってしまう。

長谷部先生の指摘に腹が立った政治家は「学者は字面に拘泥する」と言われる。当たり前じゃないですか。法治主義、法支配は、人間は不完全だから、前もって議論して言葉に約束をまとめてあるんです。その言葉を政治家が勝手に無視しようとしたとき、言葉の専門家が「ちょっとお待ちください」と問われたから言ったんですよ。それを言われたら我々、いる意味ないですよ。法治主義とか法の支配がなくなってしまうんです。高村弁護士にぜひそのことはお伝えしたい。

後方支援というのは、後ろから合体するという話。後方支援だから安全だ、弾が飛んできたら中止する。どうするんですか。捜索やめて帰ってくるんですか。野戦病院の治療を中断するんですか。宿舎の給食を中止するんですか。私が米軍だったら撃ちますよ。「ふざけるな、続けろ」と。

4年後ぐらいに最高裁の違憲判決が下るのを待っていても始まらない。与党は3割の票で7割の議席を取って自信満々なんです。逆に反対側に3割の票を与えて政権交代させれば反省する。民主党が非常にだらしないことは認めますが、連立政権だっていいじゃないですか。野党の政治家に賢くなっていただいて、政権交代して、できていなければ廃案でおしまいだし、できていたら廃止する手続きをすればいい。まだ望みはあると思います。

688名無しさん:2015/06/20(土) 10:03:05
>>687

「自民党の議論は国民を愚弄している」
長谷部:まず集団的自衛権行使の違憲性の問題ですが、2014年7月1日の閣議決定は、合憲性を基礎づけようとする論理が破綻しているし、自衛隊の活動範囲についての法的安定性を大きく揺るがすものです。日本の安全保障に貢献するかも極めて疑わしい。

9条で武力行使が認められるのは個別的自衛権の行使のみです。これは政府の憲法解釈です。1954年の自衛隊創設以来変わることなく維持されてきました。集団的自衛権行使は典型的な違憲行為であり、憲法9条を改正する以外ありえない。これも政府によって繰り返し表明されてきた立場です。

政府の憲法解釈には「論理的整合性を保つには従来の論理の基本的枠内にあることが求められる」としております。「我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること」という要件は、個別的自衛権の行使のみが認められるという従来の論拠に基づき、集団的自衛権も限定的に認められるかのようにみせかけるものであります。

しかし自国を防衛するための個別的自衛権と、他国を防衛するための集団的自衛権は本質を異にする。前者のみが許されるとする論拠が、後者も許されるという論拠になるはずがない。また法的安定性については、この閣議決定は何ら語ることはない。ホルムズ海峡の機雷掃海が許されるかどうかで、連立与党の間で見解が分かれている。集団的自衛権の行使について明確な見解が存在しないことは明らかです。「我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由、及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険」。この文言はいかにも限定的に見えますが、地球の裏側まで自衛隊を派遣して武力行使をさせようという政府の意図の間には、常人の理解を変えた異様な乖離があり、この文言が持つはずの限定的な役割は否定されていると考えざるを得ません。

機雷掃海活動を超える武力の行使についても、時の政権で必要と判断されるのであれば、行使されないという法的論拠はありません。安倍首相は「あれはしない」「これもしない」と言っていますが、それは彼が現在そのつもりであるというだけで、明日になって、来年になって考えを変えればそれまでの話、歯止めは存在しない。いかにも限定的な先ほどの文言も、武力行使を限定する役割は果たさない。とすると、従前の基本的枠内に入っているはずもない。

砂川事件の最高裁判決を根拠に集団的自衛権は合憲との主張もあるが、問題とされたのは日米安全保障条約の合憲性でして、この条約は、日本の個別的自衛権と、アメリカの集団的自衛権の組み合わせで日本を防衛しようとするものです。日本が集団的自衛権を行使しうるか否かはまったく争点になっておりません。「わが国が、自国の平和と安全を維持しその存立を全うするために必要な自衛のための措置をとりうることは、国家固有の権能の行使として当然のこと」。この文言が現れる判決文の段落は、「憲法九条は、わが国がその平和と安全を維持するために他国に安全保障を求めることを、何ら禁ずるものではない」、そういう結論で締めくくられてあります。この結論を引き出すために、日本には自衛権があると指摘しているにとどまります。最高裁判決の先例としての価値は、いかなる具体的争点になされた判決か、それに即して決まるもので、砂川判決から集団的自衛権の行使が合憲であるとの結論が導かれるとの主張は、法律学の基本原則に衝突する考え方です。

例えば、妻と自動車で出かけようとした夫が、車のキーを忘れたことに気づき、奥さんに「キーを取ってきて」と言ったら、奥さんは家中のありとあらゆる鍵をすべて持ってきた。夫は「いやー、僕の言葉通り、なんの区別をすることもなく、すべての鍵を持ってきてくれた。ありがとう」と感謝するでしょうか。自民党が今言っているのはそれと同じ議論で、国民を愚弄していると私は思います。

689名無しさん:2015/06/20(土) 10:03:19
>>688

自民党の政治家の方々は、最高裁がある種の統治行為論を取ったことにも救いを求めているように見えますが、これは個別の紛争を決められた手続きのもと、限られた証拠のみに基づいて裁く裁判所が、国家の存立に関わる問題について政治部門に判断を示すべきか否かにとどまります。最高裁が回答を示すべきかの問題と、当該国家行為の法律が意見が合憲か、はレベルが違います。仮に最高裁が違憲と言わないからといって政治部門が違憲の法律を作っていいということにはなりません。

6月9日に内閣官房、内閣法制局が公表した、合憲性を示す文書がありますが、2014年7月の閣議決定の内容をそのまま示しただけです。反論できないことをむしろ如実に示しただけではないか。だからこそ、藁にもすがる思いで砂川判決を持ち出してきたのかもしれませんが、藁はしょせん藁、それで浮かんでいるわけにはいきません。

外国との武力行使の一体化の問題ですが、後方支援には従来の戦闘地域、非戦闘地域の区別は廃止され、自衛隊は弾薬の供与、発進準備中の航空機の給油も新たにできるようになりました。これがなぜ外国の武力行使との一体化ではないのか。より一般的には、従来、4つの要素、他国の活動の現況、自衛隊の活動の具体的内容、活動場所、密接性の4要素(大森4要素)が総合的に判断されるものとしてきました。ただ、たとえば現場指揮官がその都度、その場で行うのは至難の技。だから戦闘地域と非戦闘地域を区別して、一律の判断ができるよう区分しようという配慮にもとづいています。「現に戦闘行為が行われている現場では実施しない」という条件では、刻々と変化する戦闘の状況に対応して、一体化が起こったか起こらないのか、その判断を適切に行えるはずがない。具体的な状況によっては、外国軍隊の武力行使の一体化につながる恐れが極めて高い。

6月11日の憲法審査会で、私に対するいわれのない批判にコメントしておきたい。私が「武力行使の一体化」の問題について、戦闘地域と非戦闘地域の区分が、憲法9条の直接の要請と誤解しており、それは私が安全保障を熟知していないことに由来するという批判です。しかし私は「戦闘地域と非戦闘地域の区分が憲法9条の直接の要請」と述べたことはありません。だから私は「この区分を廃止すると、武力行使の一体化をもたらす恐れが極めて強い」ともってまわった言い回しをいたしました。この批判は、自民党、公明党に属する複数の議員によってなされております。これらの議員は私の発言を素直に解釈すれば思いつくはずのない解釈を押し付けた、私が従来の政府見解を誤解したといういわれのない批判をしている。しかもそのうち公明党の議員は「私が熟知していない」つまり素人だからだという指摘も加えております。

仮に私が安全保障の素人なら、自民党は特定秘密保護法案という、安全保障に不可欠な歯車の参考人として、私という素人を呼んだことになります。明らかな人選ミスです。法案に賛成した参考人は私を含めて2人。この法律の制定に重大な欠陥があったことは明らかで、ただちにこの法律を廃止し、ゼロから作り直したほうがいいかと思います。今の与党の政治家は、参考人が都合のいいことを言った時は「専門家」、都合の悪いことを言った時は「素人だ」と侮蔑の言葉を投げつけます。

閣議決定は「我が国を取り巻く安全保障環境の変化が厳しくなっている」ということですが、その内容としてあげられているのはパワーバランスの変化や技術革新など、極めて抽象的なものにとどまっています。より深刻な方向に変化しているのであれば、限られた我が国の防衛力を地球全体に拡散するのは愚の骨頂。日本の安全保障にアメリカがさらにコミットしてくれるのではないかという思いが語られることもあります。しかし日米安保条約第5条が規定する通り、アメリカの憲法上の規定と手続きに従って、条約上の義務を果たすにとどまります。具体的な武力行使について、アメリカ憲法は連邦議会の承認を条件としていることを忘れるべきではありません。いざというとき、アメリカが日本を助けてくれる確実な保証はありません。集団的自衛権の行使を容認することが抑止力を高め、安全保障に寄与すると言われることもございます。我が国が抑止力を高めれば、相手は軍事力を強化します。安全保障が悪化する可能性も、少なくとも同じ程度はあるのではないでしょうか。

こうした数多くの重大と言える欠陥を含む安全保障関連法案は、ただちに撤回されるべきと考えております。

690名無しさん:2015/06/20(土) 10:03:34
>>689

「違憲行為で平和が傷つけられた」訴訟を準備
これに先立ち、日本外国特派員協会での会見では、外国人記者らの質問に答えた。主なやりとりは以下の通り。

──政府は新しい憲法解釈の具体的な例示をしない。なぜなのか。考えられるシナリオはあるのか。新しい憲法解釈を支持する著名学者は、日本会議にみんな属している。影響力をどう見ているか。

長谷部:具体例は簡単には思いつきません。政府側が果たして具体例を想定しているかどうかもわかりません。例えばホルムズ海峡の件は、イランとアメリカは友好的な関係に向かいつつあり、封鎖されることも考えにくい。むしろ政府は、集団的自衛権の行使自体が目的ではないかと考えています。

小林:日本会議には知り合いがたくさんいますが、彼らに共通する思いは、第2次大戦で負けたことが受け入れがたい。その前の日本に戻したい。彼らの憲法改正は明治憲法と同じですし、今回も、明治憲法下の5大軍事大国となって世界に進軍したい。そういう思いを共有する人々が集まっていて、自民党の中に広く根を張っていて、よく見ると明治憲法下でエスタブリッシュだった人の子孫が多い。そうすると意味がわかるでしょ?

──自民党の反応について感想を。山東派会長の山東昭子氏は、長谷部氏を選んだ人を処罰すべきだといった趣旨の発言をした。高村正彦副総裁は「憲法学者の言う通りにしていたら、日本の平和と安全が保たれたか、極めて疑わしい」と話した。

長谷部:私が証言した日の憲法審査会のメインテーマは立憲主義だった。事務局が私を選び、自民党が受け入れたと伺っています。ですから立憲主義の専門家として呼ばれたので、その人間がたまたま、9条について発言したのがけしからんというのが山東さんの発言趣旨だろうと思いますが、質問があれば私は思っていることを述べるだけ。今回の安全保障関連法案は日本の安全をむしろ危うくすると思っています。安全を守りたいのであれば学者の意見に耳を傾けるべきでしょう。

──日米防衛ガイドラインについて。すでにこのガイドラインを通して日本は約束をしており、その約束を果たすために法整備をしている。約束してしまったので、万が一うまくいかない場合、日米関係の悪化は考えられるか。

長谷部:まず、できるかできないかわからないことを先に約束するのはリスキーな戦略だったと考えます。ガイドラインの内容は、日米安保条約の枠をはみ出しているとの指摘も非常に強くあります。従って、この法制が成立しなければ、日米間の関係が悪化することはあるかもしれませんが、それは日米間でもともと無理な約束をしたことが原因です。

小林:私は悪くならないと思います。日本とアメリカの官僚は頭がいいから、ガイドラインに法的拘束力がないことを知っている。勝手に夢を語り合って、ガイドラインの上に法律があり、その上に条約があり、憲法がある。あ、やっぱりダメだったで済むんじゃないですか。

──違憲という意見は出されても、与党は数の力で強行採決するかもしれない。もしそうなった場合、どのような法的手段で対抗できるか。実際に法廷訴訟は可能か。訴訟が起きたとしても、判決が出るまでの間はどうなるのか。最高裁の判決は一票の格差を巡っても「違憲状態」とは言うが、選挙無効というは判決はなかなか出さない。

長谷部:最近、最高裁は変化しつつあるので、今までと違う態度をとる可能性はあると私は思っています。ただ他方、裁判所に頼りすぎるのもよくない。まず次の国政選挙で新しい政府を成立させ、いったん成立したこれらの法律を撤回することを考えるべきだと思う。

小林:弁護団の一員として訴訟の準備をしています。法律が有効になった瞬間から、今まで日本になかった戦争の危険、海外で戦争する危険が具体化するんです。平和に生きる権利が憲法前文と9条で保証されているならば、?今は海外派兵できないから守られているけど、法律が施行された瞬間から、「違憲立法で平和に生きる権利が傷つけられた」という訴訟を準備しています。ただかなり技術的には難しい。その次の段階は具体的に海外派兵の命令が下った時、部隊の一員が逃げ出して懲戒処分を受けたとき、その処分は違憲だと訴える。いちばん悲劇的なのは、実際に海外派兵で死んだ人がいた場合、遺族が「違憲な戦争で家族が殺された」という訴訟。この準備を我々はすでに始めております。

691名無しさん:2015/06/20(土) 10:03:51
>>690

──自民党の高村副総裁は「自衛の措置が何であるか考えるのは、憲法学者ではなく我々政治家だ」と話した。日本の裁判では、違反を犯した人の違反行為の訴訟をしないと、違憲という判断を取れない。しかもこのような安全保障に関わるものは「統治行為論」として、裁判所が介入しないという判断も過去に出ています。日本では誰が違憲ということを決める立場にいるのか。なぜ日本は、訴追されないと明らかな憲法違反が指摘できないのか。

長谷部:日本において、内閣法制局がこの種の問題について違憲、合憲の判断を下しています。従来は一貫して、内閣法制局は「集団的自衛権は違憲だ」と何度も言い続けてきたので、こうした法律は提案されることはなかった。しかし今の内閣のもとで内閣法制局はプレッシャーに負け、解釈を変えた。そこに問題があると考えています。

2番目の質問についてですが、日本はアメリカと同じシステムを取っています。従って裁判の解決にとって必要な限りでしか裁判所は法令の合憲性、違憲性の判断を下しません。ドイツでは憲法裁判所がありますが、ドイツも扱う事件の圧倒的多数は、やはり事後的な、実際の事件を前提として法令の合憲性に判断を下すケースです。

小林:高村副総裁が勝手に引用している判決(「砂川事件」判決)が実は全てを物語っている。戦争は国の存続に関わる大問題ですから、選挙で選ばれていない最高裁の15人の裁判官で決めるわけにいかない。これはアメリカ、フランスの先例に学んだんです。だから一時的には選挙で選ばれた国会と内閣が決める。だけど最終的には主権者、国民が決めるって言ってるんです。だから、ああいう、狂ってしまった政治は、次の選挙で倒せばいいんです。

──憲法を読めば、はっきり「陸海軍を保持しない」と書いてある。1950年代の世界情勢を見ると、必要になった政治的な判断もわからなくはない。しかし今までの解釈は政治的な要素があって、新しい憲法の問題を生んできた。最終的に自衛隊の保持自体を議論すべきではないだろうか。

小林:自衛隊の根拠ははっきりしています。ひとつは9条は「国際紛争を解決する手段としては」と条件がついている。これは1928年のパリ不戦条約の文言と同じで、それ以来、国際法上の標準的な理解としては、侵略戦争のことで、自衛戦争を想起していない。もう一つは、国際法上の独立主権国家の自然権として、自衛権があるのであって、自然権である以上は条文の根拠はいらない。そういう根拠で自衛隊は存在しているし、砂川判決にも書かれている。終戦直後に自衛隊がなかったのは、日本は危険な国だったからアメリカ軍が完全占領して持たせなかった。そちらの方が政治的な条件で不自然です。

──安倍政権は今回の法案を撤回すべきだと思いますか。であるとすれば、その理由を。

長谷部:撤回すべきだと思う。核心的な部分、つまり集団的自衛権の行使容認は明らかに憲法違反だからであり、かつ違憲である他国の武力行使と自衛隊の活動の一体化をもたらす蓋然性が高いからです。

小林:私も結論は撤回すべき。違憲というのはもちろんですが、恐ろしいのは憲法違反がまかり通ると、憲法に従って政治を行うというルールがなくなり、北朝鮮みたいな国になってしまう。金家と安倍家が一緒になってしまう。これは絶対に阻止しないといけない。安倍さんの言う通りにしたら、日本の軍隊はアメリカの軍隊の二軍になり、傷ついた上に破産してしまう。何一ついいことがない。撤回すべきであり、撤回しないなら選挙で倒すしかない。

──内閣法制局は立法府と最高裁にコミットする役割を果たしていると理解しているが、本当は三権分立を考えると第三者機関であるべきではないか。

長谷部:フランスの立法審査・助言機関「コンセイユ・デタ」(国務院)の仕組みを参考に作られ、内閣だけでなく他の政府部署に法的なアドバイスをしている。その主張は政治や政党から独立している。

小林:日本の違憲審査は入り口で内閣法制局がやって、出口で最高裁がやる仕組みになっていたんですが、ご指摘の通り内閣法制局は単に内閣の下にある一部門にすぎない。それがなぜコンセイユ・デタのように力を持ってきたかというと、人間の力だった。優秀な人がプライドを持って守ってきた。今回、人事権を行使されて、内閣法制局は形式通りに、単に内閣官房の局の一つになってしまった。これは歴史的なことだと思います。

692名無しさん:2015/06/20(土) 10:04:02
>>691

──官房長官は「合憲という憲法学者もたくさんいる」というが、お二人から見て、日本でどれだけの人が違憲と言っているのか。大部分が違憲だと言うなら、裁判官も含めて法曹界での主流意見として、判決に反映されるのではないか。

長谷部:私の推測はおそらく95%超が違憲と言うと思う。裁判官を含めた法曹一般でも、非常に多いだろうと思う。裁判官だと、前の前の内閣法制局長官、山本庸幸氏は、最高裁判事の就任会見で「違憲だ」と明言した。

小林:大学教授の95%が違憲と言っている以上、それに習った人々の集まりである弁護士会もそのような状態で運動を続けています。かわいそうだったのは、弁護士会は1年ほどずっと運動していたけども、メディアが問題にしなかった。ところが先日の憲法審査会以来、メディアが生き返って弁護士会の活動も取り上げるようになったので、弁護士会も生き返りました。僕には個人的に高いランクの裁判官や検察官も「おっしゃる通りだ、頑張ってくれ」と連絡が来る。専門家の常識としては当たり前の話で、国民が共有していないことが問題だったんです。それはメディアの責任だと思うんですね。

──民主党の岡田克也代表が、最高裁が違憲判決を出したら「総辞職に値する」と発言した。時の政権はどう対応すべきなのか。

長谷部:今年、仮に法案が成立するとして、最高裁が違憲判断を出すには相当な時間がかかる。そのときの政権がどういう責任を負うのかというと、違憲の法律なのに維持していたこと。そこまでの内閣にはすべて責任があるということになる。

小林:違憲判決には4年かかるんですよ。どうして4年放っておくのか。その前になぜ法律を作らせるのか。世論調査で支持率が下がれば、安倍内閣は次の選挙が怖いからやめるんです。やめないでやったら、次の選挙で交代させられる。どっちみち参議院選挙で自民党が沈めば憲法が改正できなくなる。その次の衆院選で自民党政権を倒せばいい。およそ4年後の判決を待つよりよっぽど早いですよ。

693名無しさん:2015/06/20(土) 10:17:45
>>685-692

http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/15/national-security-law-unconstitutional_n_7584650.html

694名無しさん:2015/06/20(土) 21:46:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000008-wordleaf-pol
なぜ、憲法学は集団的自衛権違憲説で一致するのか? 木村草太・憲法学者
THE PAGE 6月17日(水)12時0分配信

 憲法学者の長谷部恭男・早稲田大教授と小林節・慶応大名誉教授が、衆院憲法審査会で安全保障関連法案を「違憲」と指摘した。長谷部教授は「95%を超える憲法学者が違憲だと考えているのではないか」とも語る。憲法学者による疑義に対し、菅官房長官は、「安保法制を合憲と考える学者もたくさんいる」と反発したが、後日、「数(の問題)ではない」と述べ、事実上前言を撤回した。そもそも、なぜ、圧倒的多数の憲法学者が集団的自衛権を違憲と考えるのだろうか。憲法が専門の木村草太・首都大学東京准教授に寄稿してもらった。

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1.集団的自衛権はなぜ違憲なのか
 6月4日の憲法審査会で、参考人の憲法学者が集団的自衛権行使容認を違憲と断じた。このことの影響は大きく、政府・与党は釈明に追われている。もっとも、集団的自衛権行使容認違憲説は、ほとんどの憲法学者が一致して支持する学界通説である。まずは、「なぜ学説が集団的自衛権違憲説で一致するのか」確認しておこう。

 日本国憲法では、憲法9条1項で戦争・武力行使が禁じられ、9条2項では「軍」の編成と「戦力」不保持が規定される。このため、外国政府への武力行使は原則として違憲であり、例外的に外国政府への武力行使をしようとするなら、9条の例外を認めるための根拠となる規定を示す必要がある。

 「9条の例外を認めた規定はない」と考えるなら、個別的自衛権違憲説になる。改憲論者の多くは、この見解を前提に、日本防衛のために改憲が必要だと言う。

 では、個別的自衛権合憲説は、どのようなロジックによるのか。憲法13条は「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」は「国政の上で、最大の尊重を必要とする」と定める。

 つまり、政府には、国内の安全を確保する義務が課されている。また、国内の主権を維持する活動は防衛「行政」であり、内閣の持つ行政権(憲法65条、73条)の範囲と説明することもできる。とすれば、自衛のための必要最小限度の実力行使は、9条の例外として許容される。これは、従来の政府見解であり、筆者もこの解釈は、十分な説得力があると考えている。

 では、集団的自衛権の行使を基礎付ける憲法の条文は存在するか。これは、ネッシーを探すのと同じくらいに無理がある。国際法尊重や国際協調を宣言する文言はあるものの、これは、あくまで外国政府の尊重を宣言するものに過ぎない。「外国を防衛する義務」を政府に課す規定は、どこにも存在しない。

 また、外国の防衛を援助するための武力行使は、「防衛行政」や「外交協力」の範囲には含まれず、「軍事」活動になるだろう。ところが、政府の権限を列挙した憲法73条には、「行政」と「外交」の権限があるだけで「軍事」の規定がない。政府が集団的自衛権を行使するのは、憲法で附与されていない軍事権の行使となり、越権行為になるだろう。

 つまり、日本国憲法の下では、自衛隊が外国の政府との関係でなしうる活動は、防衛行政としての個別的自衛権の行使と、外交協力として専門技術者として派遣されるPKO活動などに限定せざるを得ない。

 以上のように、個別的自衛権すら違憲と理解する憲法学者はもちろん、個別的自衛権は合憲と理解する憲法学者であっても、集団的自衛権の行使は違憲と解釈している。憲法学者の圧倒的多数は、解釈ロジックを明示してきたかどうかはともかく、集団的自衛権が違憲であると解釈していた。さらに、従来の政府も集団的自衛権は違憲だと説明してきたし、多くの国民もそう考えていた。だからこそ、集団的自衛権の行使を容認すべきだとする政治家や有識者は、改憲を訴えてきたのだ。

695名無しさん:2015/06/20(土) 21:47:07
>>694

2.集団的自衛権を合憲とする人たちの論拠
 これに対し、政府・与党は、従来の政府見解を覆し、集団的自衛権の行使は合憲だといろいろと反論してきた。その反論は、ある意味、とても味わい深いものである。

 まず、菅官房長官は、6月4日の憲法審査会の直後の記者会見で、「全く違憲でないと言う著名な憲法学者もたくさんいる」と述べた。しかし、解釈学的に見て、集団的自衛権を合憲とすることは不可能であり、合憲論者が「たくさん」と言えるほどいるはずがない。もちろん、合憲論者を一定数見つけることもできるが、それは、「ネッシーがいると信じている人」を探すのは、ネッシーそのものを探すよりは簡単だという現象に近い。数日後の報道を見る限り、菅官房長官は発言を事実上撤回したと言えるだろう。

 ちなみに、合憲論者として政府・与党が名前を挙げた人のほとんどは、憲法9条をかなり厳格に解釈した上で、「許される武力行使の範囲が狭すぎる」という理由で改正を訴えてきた人たちである。改憲論の前提としての厳格な9条解釈と集団的自衛権行使合憲論を整合させるのは困難であり、当人の中でも論理的一貫性を保てていない場合が多いだろう。

 また、合憲論の論拠は、主として、次の四つにまとめられるが、いずれも極めて薄弱である。

 第一に、合憲論者は、しばしば、「憲法に集団的自衛権の規定がない」から、合憲だという。つまり、禁止と書いてないから合憲という論理だ。一部の憲法学者も、この論理で合憲説を唱えたことがある。しかし、先に述べたとおり、憲法9条には、武力行使やそのため戦力保有は禁止だと書いてある。いかなる名目であれ、「武力行使」一般が原則として禁止されているのだ。合憲論を唱えるなら、例外を認める条文を積極的に提示せねばならない。「憲法に集団的自衛権の規定がない」ことは、むしろ、違憲の理由だ。

 第二に、合憲論者は、国際法で集団的自衛権が認められているのだから、その行使は合憲だという。昨年5月にまとめられた安保法制懇の報告書も、そのような論理を採用している。しかし、集団的自衛権の行使は、国際法上の義務ではない。つまり、集団的自衛権の行使を自国の憲法で制約することは、国際法上、当然合法である。国際法が集団的自衛権の行使を許容していることは、日本国憲法の下でそれが許容されることの根拠にはなりえない。

 第三に、「自衛のための必要最小限度」や「日本の自衛の措置」に集団的自衛権の行使も含まれる、と主張する論者もいる。憲法審査会でも、公明党の北側議員がそう発言した。しかし、集団的「自衛権」というのがミスリーディングな用語であり、「他衛」のための権利であるというのは、国際法理解の基本だ。それにもかかわらず「自衛」だと強弁するのは、集団的自衛権の名の下に、日本への武力攻撃の着手もない段階で外国を攻撃する「先制攻撃」となろう。集団的自衛権は、本来、国際平和への貢献として他国のために行使するものだ。そこを正面から議論しない政府・与党は、「先制攻撃も憲法上許される自衛の措置だ」との解釈を前提としてしまうことに気付くべきだろう。

 第四に、合憲論者は、最高裁砂川事件判決で、集団的自衛権の行使は合憲だと認められたと言う。これは、自民党の高村副総裁が好む論理で、安倍首相も同判決に言及して違憲説に反論した。しかし、この判決は、日本の自衛の措置として米軍駐留を認めることの合憲性を判断したものにすぎない。さらに、この判決は「憲法がいわゆる自衛のための戦力の保持をも禁じたものであるか否かは別として」と述べるなど、自衛隊を編成して個別的自衛権を行使することの合憲性すら判断を留保しており、どう考えても、集団的自衛権の合憲性を認めたものだとは言い難い。

696名無しさん:2015/06/20(土) 21:47:26
>>695

3.「まさか」の展開
 このように、政府・与党の要人の発言は、不自然なほど突っ込みどころに溢れている。なぜ、こんな穴だらけの議論を展開するのだろうか。本当に日本の安全を強化するために法案を通したいなら、「集団的自衛権」という言葉にこだわらずに、「個別的自衛権」でできることを丁寧に検証していけばいいはずだ。

 まさか、わざと穴のある議論を展開し、「国内の反対」を理由にアメリカの要請を断ろうと目論んででもいるのだろうか。なんとも不可解だ。

 ちなみに、集団的自衛権を行使する要件とされる「存立危機事態」の文言は、憲法のみならず、国際法の観点からも問題がある。

 国際司法裁判所の判決によれば、集団的自衛権を行使できるのは、武力攻撃を受けた被害国が侵略を受けたことを宣言し、第三国に援助を要請した場合に限られる。ところが、今回の法案では、被害国からの要請は、「存立危機事態」の要件になっていない。もちろん、関連条文にその趣旨を読み込むこともできなくはないが、集団的自衛権を本気で行使したいのであれば、それを明示しないのは不自然だ。

 まさか、法解釈学に精通した誰かが、集団的自衛権の行使を個別的自衛権の行使として説明できる範囲に限定する解釈をとらせるために、あえて集団的自衛権の行使に必要とされる国際法上の要件をはずしたのではないか。

 そんな「まさか」を想定したくなるほど、今回の法案で集団的自衛権の行使を可能にすることには無理がある。こうした「まさか」は、山崎豊子先生の小説なみにスリリングで楽しいのだが、これを楽しむには、あまりに専門的な法体系の理解が必要だ。そんなものを国民が望んでいるはずはない。いや、国民は、それもすべて承知の上で、憲法学者の苦労を楽しんでいるのか? やれやれ。

 いずれにしても、これだけは憲法学者として断言しよう。「個別的自衛権の範囲を超えた集団的自衛権の行使は違憲です。」

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木村草太(きむら・そうた)
1980年生まれ。東京大学法学部卒。同助手を経て、現在、首都大学東京准教授。助手論文を基に『平等なき平等条項論』(東京大学出版会)を上梓。法科大学院での講義をまとめた『憲法の急所』(羽鳥書店)は「東大生協で最も売れている本」と話題に。著書に『キヨミズ准教授の法学入門』(星海社新書)、『憲法の創造力』(NHK出版新書)、『憲法学再入門』(西村裕一先生との共著・有斐閣)、『未完の憲法』(奥平康弘先生との共著・潮出版社)、『テレビが伝えない憲法の話』(PHP新書)、『憲法の条件――戦後70年から考える』(大澤真幸先生との共著・NHK出版新書)などがある。


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