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憲法スレッド
57
:
とはずがたり
:2004/02/01(日) 23:38
別に女性の天皇に反対はしないが日本の皇室は男子の血統を以て維持されてきたのであり,継体天皇のY遺伝子を嗣いできた所に伝統があるのであって女天皇はつなぎでしか認めるべきでない。女性天皇を巡る議論には,意図的か非意図的かこの点に誤魔化しがある。
何やってんの右翼どもは。こういう不敬な事云う輩は全員街宣車で轢き殺さなかったらタダでさえ何にもないあんたらの存在価値全然無いよ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040201-00000078-mai-pol
<女性天皇>衆院憲法調査会が容認の方向
衆院憲法調査会(中山太郎会長)は31日、明治時代以来認められていない女性天皇の容認に向けた議論を進め、約1年後にまとめる最終報告の中で見解を盛り込む方針を固めた。実際に可能となるには、国会による「皇室典範」の改正が必要だが、「国の骨格にかかわる問題」(委員)として調査会の今後の重点項目と位置付けることを内定した。典範改正に向けた環境整備の狙いもあるとみられる。
当面「最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会」で、有識者からの意見聴取などを進める。
日本国憲法2条は「皇位は、世襲のもの」と定めている。さらに、皇室制度の基本法である皇室典範は皇位継承について、明治憲法下の旧皇室典範の規定をほぼ引き継ぎ「皇統に属する男系の男子」に限るとし、女性皇族の即位を認めていない。
ただ、日本には推古天皇以来、持統、孝謙天皇や、直近では江戸時代の後桜町天皇まで10代8人の女性天皇がいた歴史的事実がある。このため、女性天皇は日本の伝統に反しない、との議論が以前からある。
さらに01年12月、敬宮愛子さまの誕生をきっかけに、自民党内からも容認論が相次いだ。当時は小泉純一郎首相が「慎重に検討した方がいい」と述べ、ひとまず沈静化したが、政界全体の課題であるとの認識が、与野党を通じ広がりつつある。
同調査会は天皇制に関してこれまで、象徴天皇制を中心に議論してきた。しかし、女性天皇を議論する際には憲法2条との兼ね合いも論点となるなど、単純な典範の改正では済まないとの議論がある。そこで「むしろ憲法論の中で取り組むべき課題」(有力委員)と判断、「皇室典範に関する調査」との表現で、女性天皇に関する検討を重点項目とすることとした。
毎日新聞が01年12月に実施した世論調査では、女性天皇を認めるべきだと考える人は86%に上り、認めるべきでないとする7%を大きく上回っている。(毎日新聞)
[2月1日3時9分更新]
58
:
61
:2004/02/02(月) 00:13
考えられるパターンってのは大きく分けて
1 遠縁の皇族復帰
2 リリーフでの女性天皇
3 男女平等での女性天皇
4 天皇制廃止
ですよね?2と3で揉めそうですね。。。
「男女共同参画」と「伝統」との折り合いですよね・・・
59
:
とはずがたり
:2004/02/02(月) 00:45
多分,3の様に皇室典範を改定して名目上男女平等を定めるけど,愛子様の結婚相手に皇室から別れた一番近くの遠縁(誰になるのかね?五摂家筆頭近衛信尋の末裔辺りかねぇ?)と是が非でも結婚させて実質1と,こんな感じになるのではないでしょうか?
そこまで根性無いかなぁ宮内庁。
60
:
とはずがたり
:2004/03/10(水) 03:13
国を食い物にしているてめーらに云われたかねーよ>愛国心
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040310-00000010-kyodo-pol
愛国心や環境権を明記 自民調査会が中間報告
自民党憲法調査会・憲法改正プロジェクトチームの杉浦正健座長は9日夕の同調査会会合で、2005年の党憲法改正草案とりまとめに向けた「論点整理」に関する中間報告を行った。憲法前文全面的書き換えや、憲法裁判所設置の方向性を打ち出した。
中間報告は、現行憲法の国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3原則などは堅持した上で、新たに前文に盛り込むべき事項として(1)日本の歴史・伝統・文化、健全な愛国心(2)日本の目指すべき方向、理念(3)誤った平和主義、人権意識への戒め(4)環境権、循環型社会―などを挙げた。
憲法裁判所については「世界的潮流であり、幅広く検討すべきだ」などの多数意見を取り上げ、設置する方向を表明。閣僚は全員国会議員とする明文規定、政府の各種審議会全廃なども掲げた。(共同通信)
[3月10日1時37分更新]
61
:
とはずがたり(1/2)
:2004/05/15(土) 16:23
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/emperor.html?d=15yomiuri20040515i101&cat=35&typ=t
皇太子さまの異例発言に宮内庁激震 (読売新聞)
皇太子さまの異例の発言に、波紋が広がっている。「雅子のキャリアや人格を否定する動きがあった」という発言の真意は不明だが、宮内庁には「何をしている」といった批判や、ご夫妻に対する励ましの電子メールが殺到している。雅子さまが体調を崩して半年。宮内庁幹部は「重く受け止める」と記者会見で語ったが、苦悩の要因は複雑に絡み合い、同庁は難しい対応を迫られている。
■波 紋■
「ご夫妻があまりにかわいそう」「宮内庁幹部は責任を取るべきだ」。宮内庁に寄せられた電子メールは、記者会見があった10日から14日夜までに700件を超し、多くがご夫妻に共鳴し、宮内庁を批判する内容という。
ある幹部は「激震」とつぶやく。皇太子さまの発言に「それほど思い詰めていらっしゃったとは」と、驚きを隠せないのが実情だ。
宮内庁の湯浅利夫長官は、会見で天皇、皇后両陛下が心配されていることを明らかにした。皇太子さまは両陛下を頻繁に訪ねており、この間の事情を説明されているとみられる。両陛下も皇太子さまの思いを後押しされているようだ。
13日夜には藤森昭一、鎌倉節の両元長官らが両陛下から御所に呼ばれた。発言の波紋への対応を相談されたとみられている。
■真 意■
「雅子のキャリアや人格を否定する動きがあった」との発言の真意は不明だ。14日には湯浅長官の時代ではないことが明かされたが、何を指しているかは宮内庁側も測りかねている。
だが、皇太子さまはこの発言に関し「外国訪問も出来なかったことも含め、雅子も私もとても悩んだ」と話された。
その発言から、雅子さまが体調を崩されたいくつかの要因が浮かび上がる。▽外国訪問が許されなかったこと▽皇室の環境に適応しようと疲れ切ったこと▽「世継ぎ問題」のプレッシャー▽子育てと公務の両立。
お二人での外国訪問はこれまで5回。両陛下の皇太子時代と比べて少なく、同庁幹部は「世継ぎ問題」を優先し、外国旅行を絞った結果であることを認めている。過度の期待と外国訪問の抑制が「動き」の一つである可能性は高い。
湯浅長官は、皇太子さまが訪欧から帰国される24日以降に、直接面会して真意を尋ねる考えだ。
62
:
とはずがたり(2/2)
:2004/05/15(土) 16:23
■背 景■
発言は突然に飛び出した訳ではない。皇太子さまは2月の誕生日前の会見でも、「公務の内容やあり方を検討する必要がある」と注文されていた。宮内庁の対応は必ずしもスムーズではなかったが、それには理由があるという。
皇太子ご夫妻のお世話をする東宮職(とうぐうしょく)には、責任者の東宮大夫(とうぐうだいぶ)以下、東宮侍従長や東宮侍従ら事務方がいる。宮内庁長官などに状況を説明するのはこうした事務方だが、雅子さまの体調に関する事柄は「極めてプライバシーにかかわること」で、どこまで分け入っていいのかの迷いが付きまとう。
ある幹部は「ご夫妻と意思疎通が足りなかった面もあるが、今はできる限りの努力をしている。ただ、細かいご体調など私的な部分に踏み込むのははばかられ、対応は難しい」と言う。
「事務方」を超える皇太子家の相談相手。そうした人がいない、との指摘もある。
■ご体調■
雅子さまは、昨年春から疲れがみられ、同年12月初め、強いストレスによる帯状疱疹(たいじょうほうしん)と診断、入院された。同年中には回復されたが、その後も公務や皇室の行事などを休まれている。体調は今も波がある状態で、立ちくらみや頭の重みなどを訴えたり、昼間、横になったりされている。
◆「湯浅長官時代ではない」と皇太子さま…林田大夫明かす◆
宮内庁の林田英樹・東宮大夫は14日の定例記者会見で、皇太子さまが「雅子のキャリアや人格を否定する動きがあった」と発言したことに関し、林田大夫に「湯浅長官時代のことではありません」と話されていたことを明らかにした。
林田大夫によると、会見翌日の11日、湯浅長官から面会の要請があったことを伝えた際、皇太子さまがそう説明し、長官に「伝えてください」と話されたという。
[ 2004年5月15日3時2分 ]
63
:
とはずがたり
:2004/05/15(土) 16:24
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/emperor.html?d=13kyodo2004051301000472&cat=38
「男児出産まで外遊反対」 皇太子妃で英紙 (共同通信)
13日付の英紙デーリー・テレグラフは、皇太子さまが雅子さまについて「外国訪問がなかなか許されず、キャリアや人格を否定する動きがあった」などと語ったことを取り上げ「宮内庁は世継ぎの男児出産までは外遊に反対だとみられている」と報じた。
記事は「皇太子、息の詰まる皇室に疲れた病妻に心痛」との見出しを掲げ、皇太子さまの記者会見の内容を紹介。外交官から皇太子妃となった雅子さまの経歴や、現在の皇室典範が皇位継承を男性皇族に限定していることなどを伝えた。
[ 2004年5月13日10時30分 ]
64
:
とはずがたり
:2004/05/15(土) 16:35
宮内庁は男子の世継ぎを生ませようと必死なのでしょうねぇ。
宮内庁職員が職務に熱心な余り,男も産めなくて何が皇太子妃かみたいな田舎の頑固親父的な発言をした輩でも居たのかねぇ?
女性天皇はつなぎでのみというのが日本の皇室の伝統であるから,安易な女性天皇には個人的には反対であるし,宮内庁の苦悩は十分解るが,才媛小和田雅子にしてみれば外交官の地位を投げ捨ててまで飛び込んだ皇室で子作り要員では病気にもなりますわな。
現代化の流れには逆らえず,なのか?
65
:
とはずがたり
:2004/05/22(土) 18:16
日本を食い物としてみていない自民党政治家が支配する「日本国家」などを護る義務は愛国者たる国民にはそもそも無い筈。
<自民党>憲法改正草案 新たに4権利3義務を明記へ (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/rich.html?d=21mainichiF0521m146&cat=2&typ=t
自民党憲法調査会(保岡興治会長)は20日、同党の「憲法改正草案」について、情報開示請求権など「四つの権利」と「三つの義務」を新たに憲法条文に明記する方向で最終調整に入った。いずれも現行憲法制定時に想定されていなかったり、現在の日本で社会問題化している事柄。表現を調整したうえで、今国会中に策定する改正草案の素案に盛り込む。
四つの権利は、(1)情報開示請求権(2)犯罪被害者の権利(3)環境権(4)プライバシー権。三つの義務は、(1)非常事態における国への協力義務(2)家族相互扶助の義務(3)環境を守る義務。憲法第3章の「国民の権利及び義務」に追加する。
権利、義務の両方に「環境」を盛り込むのは、「環境を保全し、国民に良好な生活を確保する」(同調査会幹部)との考えに立つ。同時にゴミ問題、地球温暖化などに対する国民の責任も求めることにした。改憲に慎重な公明党が環境を重視していることにも配慮したとみられる。
一方、国民の義務は現在、勤労、教育、納税の三つ。これを6項目に増やすのは、「現憲法に国民の義務規定が少なく、自由や権利ばかり主張する風潮をつくった」との意見を受けたもの。しかし、こうした考え方に対しては「管理社会」につながりかねないとの批判も出そうだ。
自民党憲法改正草案は05年11月公表の予定。
[毎日新聞5月21日]
66
:
とはずがたり
:2004/06/16(水) 03:07
法学スレとしましょう。
むぅ。こんな事件ありましたかねぇ。
精神異常者が死刑を免れるというのが昔から納得行かない。
多重人格者が自分の中の他の人格者の責任をとるのは当然な気がする。
大体20年も掛けて裁判やる制度の方がおかしいのでは?
5人殺害事件:藤間被告の死刑確定へ 最高裁が上告棄却
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040615k0000e040037000c.html
81年10月から約8カ月間に、交際を断られた神奈川県藤沢市の女子高校生とその母親、妹を含めた計5人を殺したとして殺人罪などに問われた元配管工、藤間静波(せいは)被告(43)に対し、最高裁第3小法廷(浜田邦夫裁判長)は15日、被告側の上告を棄却する判決を言い渡した。1、2審の死刑判決が確定する。
判決理由で小法廷は「身勝手かつ短絡的で、殺害は計画的であり、刃物でめった刺しにする残虐なもの。遺族の被害感情は厳しく、刑事責任は極めて重大」と述べた。
弁護側は「被告には長期間の拘置による精神的な障害が起きており、刑罰の意味さえ理解できていない」と死刑判決の破棄を求めたが、判決は「記録を調査したが、法に定めた上告理由に当たらない」と退けた。
藤間被告は91年、横浜地裁の死刑判決(88年3月)に対する控訴を、弁護人の反対を押し切って取り下げた。だが最高裁が95年、「判決の衝撃で自分の権利を守る能力(訴訟能力)を著しく欠いた状態に陥っていた」と取り下げを無効とする判断を示し、東京高裁が00年1月、1審の死刑を支持する判決を言い渡していた。
1、2審判決によると、藤間被告は(1)81年10月、一緒に窃盗をしていた知人男性(当時20歳)から金を盗まれたことに腹を立て、横浜市の畑で刺殺(2)82年5月、藤沢市の女子高校生(同16歳)に交際を嫌がられたことを逆恨みし、高校生と母親(同45歳)、妹(同13歳)の3人を刺殺(3)翌月、母娘殺害の際に見張り役を務めた少年(同19歳)を逃亡先の兵庫県尼崎市で刺殺した。
◇「言動異常で刑罰意味ない」
弁護団によると、藤間被告は14日に接見した際、翌日に判決があることは理解していたものの、「無罪なら釈放ですか」と聞くなど、状況を正確に把握できていない様子だった。弁護団は「事件については聞かれれば答えるという感じで、すぐに『チョコレートを食べたい』と言い出す。言動が異常で、意識が裁判に向いておらず、刑罰を科しても意味がない」と話している。
毎日新聞 2004年6月15日 11時28分
67
:
とはずがたり
:2004/06/16(水) 14:27
>>65
国民の税金を自分の利権に流用し,土木事業で美しい野山を破壊し,潜在能力のある都市やサラリーマン層の生産性を破壊し,つまり我が豊葦原瑞穂国日本を徹底的に潰してきた自民党に愛国心を云われたかないぞ。きもい。
愛国心で2表現盛り込み 教育基本法改正協議で与党 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/politics/story.html?q=16kyodo2004061601001026&cat=38
自民、公明両党の幹事長、政調会長らで構成する「与党・教育基本法改正に関する協議会」は16日午前、具体的な改正案作成に向けた指針となる中間報告をまとめた。
焦点となっている「愛国心」の取り扱いについては「伝統文化を尊重し、郷土と国を愛し、国際社会の平和の発展に寄与する態度の涵養(かんよう)」という表現と、この「国を愛し」の部分だけを「国を大切にし」と変えた表現の2つを中間報告に盛り込むことで一致した。
同時に中間報告には、公明党の「愛国心という表現は戦前の国家主義を連想させる」という意見に配慮、「『国を愛し』『国を大切にし』は統治機構を愛するという趣旨ではない」と付記した。具体的文言は、与党で今後、さらに検討する。
[ 2004年6月16日12時59分 ]
68
:
とはずがたり
:2004/06/19(土) 19:35
憲法改正、不一致なら連立離脱示唆 公明・神崎氏
http://www2.asahi.com/2004senkyo/news/TKY200406180504.html
公明党の神崎代表は18日、朝日新聞のインタビューに応じ、参院選後に自民党と連立を続けていくうえでの課題について、「最大のヤマは憲法改正問題だ。こういう国の基本にかかわる問題で一致できなければ連立を継続できない」と述べ、自民党の憲法改正への対応を注視していく考えを強調した。自民党内には参院選で憲法改正をアピールしようとする動きもあり、24日の公示を控え、改正に慎重な公明党としてこれを強く牽制したものとみられる。
自民党は05年秋に憲法改正草案をつくる考えで、改正論議を本格化させるには、参院選後に公明党との調整を始める必要が出てくる。神崎氏はこうした流れを踏まえ、「自民、公明党の意見が違うのは当然。誠意をもって協議するが、どこまで詰められるか。内閣が具体的な日程に上げて、こういう方針でやりたいというときに、その方針に乗れなかったら、これは外れるしかない」と強調した。
ただ、小泉首相が自分の在任中は憲法改正をしないとしていることも挙げたうえで、「改正は政権の政治的基盤が安定してないとできない。(ポスト小泉の政権で)現実の日程に上がるか。そう簡単ではないと思う」とした。 (06/19 03:01)
69
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/06/19(土) 20:40
こんなことまでいつもの調子でやってしまっていいのだろうか。
---
独自指揮権に米英了解は「口頭」 首相、野党党首と会談内容の公開を約束
http://www.chunichi.co.jp/iraq/040618T1012001.html
小泉純一郎首相は17日、首相官邸で民主、共産、社民の野党3党の党首と会談し、イラクの多国籍軍に自衛隊を参加させる方針を説明し、理解を求めた。首相は、日本独自の指揮権の維持に関する米英両国との了解は「口頭」と説明し、内容を文書で明らかにすることを約束した。
3党首は多国籍軍参加に反対し、自衛隊の即時撤退を要求。首相が国会で野党の質問に答えるよう求めたが、首相は「参院選で議論すればいい」と拒否した。
民主党の岡田克也代表が「治安維持活動は支援しないのか」と聞くと、首相は「やらない」と発言。岡田氏が「安全確保支援活動もイラク特措法に明記されている」と追及すると、首相は事務方から耳打ちされ、「法律上はできる」と言い直した。また、首相は「多国籍軍に参加する」と明言したが、政府見解では「参加」という言葉を避けているため、同席した自民党の安倍晋三幹事長が「協力だ」と修正した。
岡田氏は会談後、記者団に「首相自身、基本的な理解を欠いていて、議論が成り立たない。極めて失礼だ」と述べた。
首相、多国籍軍説明で混乱 米英の了解公表を約束
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004061700195&genre=A1&area=Z10
小泉純一郎首相は17日、官邸で民主党の岡田克也代表ら野党党首と会談し、主権移譲後のイラクで編成される多国籍軍への自衛隊参加について「人道復興支援だ。武力行使はしない」と理解を求めた。日本独自の指揮権の維持に関する米英両国との了解は「口頭」と説明、内容を明らかにすることを約束した。
ただ、首相は(1)多国籍軍への「参加」か「協力」か(2)自衛隊の活動内容−をめぐり、説明に行き詰まった。野党側は強く反発し、18日の衆院イラク復興支援特別委員会への出席など閉会中審査を求めたが、首相は参院選挙戦で論議できると拒否した。
会談には、共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首、自民党から安倍晋三幹事長らが出席した。
■党首会談のやりとり
17日の小泉純一郎首相と野党3党首の会談の要旨は次の通り。
岡田克也民主党代表 自衛隊は多国籍軍に参加するのか。
首相 参加する。多国籍軍の一員になるということだが、武力行使はしない。人道支援に限る。
岡田氏 多国籍軍には参加できないとの従来の政府見解と違う。
首相 多国籍軍の役割は変わってきている。従来は武力行使のみを目的としていた。
志位和夫共産党委員長 参加するのに指揮下に入らないというのは矛盾し、説明がつかない。
首相 見解の相違だ。 志位氏 政府の見解として、参加は指揮下に入ることだと言っていた。
安倍晋三自民党幹事長 協力だ。以前は参加と協力が分けて考えられていたが、参加の中に協力も入っている。
首相 司令部内の調整には応じるが、自衛隊は独自に行動する。統合された司令部の指揮下には入らない。
福島瑞穂社民党党首 そんなことができるのか。
安倍氏 それ以上は言葉遊びだ。
岡田氏 治安維持活動はしないのか。
首相 やらない。(周囲から指摘を受け)法律上(後方支援)はできる。
安倍氏 安全確保の支援活動はやる。
志位氏 指揮下に入らないという日米両国間の了解はあるのか。
首相 文書はないが、口頭での了解はある。
志位氏 誰の了解か。
細田博之官房長官 しかるべき代表との口頭了解だ。
志位氏 誰とどういう約束をしたのか、文書で国会に報告すべきだ。
首相 約束する。了解の内容は公表する。
岡田氏 国会に出ていただきたい。議事録に残る形で議論すべきだ。
首相 これから選挙だから、いろいろなところで話すことになる。
70
:
しょむ研水泡
:2004/06/21(月) 11:33
>>66
憲法改正で三審制を廃止しますか・・・。因みに公開銃殺刑で有名な中国は
二審制で告訴から最高裁判決まで1日で終わります。これが理想なのか・・・。
71
:
とはずがたり
:2004/06/21(月) 11:51
流石人口圧力に悩める中国。彼の国に人権という思想はないですから。
こんなんなんですねぇ>公開銃殺刑+二審制で告訴から最高裁判決まで1日で終わります
いずれにせよ死刑制度には個人的には賛成です。
社会的公正・福祉・正義の観点からみて,精神病になった死刑相当の加害者が死刑になっても本人はよく判ってないのだし,被害者・その家族の無念は多少は晴れるし良いことずくめでは?
72
:
しょむ研水泡
:2004/06/21(月) 12:44
>>71
貴方が葬儀屋利権でもお持ちならその発言もうなずけます。死人が増えた
方が仕事が増えて嬉しいからねぇ・・・。
先日アムネスティ主催の講演会に、自分の目の前で両親を殺されたという
エグい体験を持ってるアメリカの下院議員が講師として来てたのですが、彼
曰く、「死刑賛成論者は実のところ自分がそのような状況に陥る事から最も
遠い立場にいる人間。想像力が徹底的に欠けている。」「被害者の人権を振り
かざす者ほど決まって被害者ケアの制度確立に反対する。自らの欲望の為に
被害者を政治利用する事こそ最大最悪の人権侵害。」との事。
「精神病者は分からない」というなら治療こそ先決。それとも精神障害者
は死刑にしようと拷問しようと冤罪かぶせても何やっても構わないとか?北
朝鮮や中国にも劣りまんな・・・(ま、それを理想としてるなら仕方あるまい)。
こんなの支持者だと民主党も迷惑よな・・・。
73
:
とはずがたり
:2004/06/21(月) 12:56
共産党支持者は国家権力に捕まって無実の罪で裁かれることを怖れ,一般市民は理不尽な犯罪に巻き込まれる事を怖れると云うことでは?
現況の(割と)幸せな生活を思うに,犯罪に巻き込まれる恐怖を考えるとなかなか貴殿のような「出来た考え」に到達するには至りませんなぁ。
親族が
>>66
みたいなのに殺されたら国が殺さないなら俺が殺す,と思うだろうし,俺が気が狂って殺人鬼になったら死刑にしてくれて構いません。
74
:
しょむ研水泡
:2004/06/21(月) 15:21
アムネスティは共産系組織でも何でもありませんし、そのアメリカの下院
議員は確か民主党だったはずですが・・・。自分の意見に異議を唱える者に
対し何でもかんでも「共産系」というレッテルを貼るのはナチズム的で危険
です。ま、その程度の物なら仕方がありませんが・・・。
精神障害者に「判断能力がない」事を理由に「何をしても構わない」と
いう考え方は、裏を返せば被害者としての当事者にもなりえないという事
にもつながります。すなわち被害者が精神障害者なら金品を脅し取っても
殺しても罪には問われない、と。障害者作業所で職員が入所者に猥褻行為
をした事件でも無罪を主張するわけでんな・・・。
”被害者の人権”を守る為にも、自分や身内がが冤罪で逮捕されたり障害
を負う様な事があれば是非とも責任を取って腹を切って死んでやって下さい
(by又吉イエス)。この方がよっぽど「出来た考え」かと思われますがね・・・。
75
:
とはずがたり
:2004/06/21(月) 16:16
共産支持者とは水泡さんの事ですよ。違いましたん?
両親を目の前で殺された民主党の議員は非常に良くできた人なんでしょう。
実際目の前で親を殺されたりして犯人を散々呪って恨んでその上でそれを乗り越えて多分件の下院議員の様な言葉を吐けるようになるのでしょう。
ただの理想主義でやってる連中と自分の感情的な意見は,被害者・加害者の双方にとってお節介という意味でどっちもどっちだと思われます。
それにしても5人も人を殺して長い裁判で意識がおかしくなったから裁判中止となって,これが納得行かないといったら,それを許したら精神障害者に猥褻行為をしても良いことになるとは,法理学的にはそりゃそうなんかもしれませんが,なんと堅苦しく救いがないんでしょうか。
陪審員制度で素人の意識で判決が決まることを非常に怖がっている友人が居ましたがこの辺の怖さでしょうか。
76
:
名無しさん
:2004/06/21(月) 17:03
横レス失礼。
俺は冤罪で命を奪う可能性がある死刑制度には反対で、しょむ研水泡と同じような意見だが、
通りすがりの人間にまで不快感を与える書き方はやめたほうがいいんじゃないの?
そんなひねくれた皮肉な書き方をして、誰かが共感してくれるとでも思うのか?
正直、同意見でも水泡とは一緒にされたくないとすら思う。
そういう書き込みをして、他人がどう思うかが予想できないとしたら、
水泡こそが「想像力が徹底的に欠けている」と思うが。
77
:
76
:2004/06/21(月) 17:08
つーか、自分の掲示板にこんな荒らしまがいの書き込みをされても、
削除もせず、きちんとレスを返すとはずがたりは「出来た考え」の人だなっと思った。
横レス失礼しました。
78
:
とはずがたり
:2004/06/21(月) 19:52
横レス感謝(?)です。
閑散板ですのでどんな形であれ反論・反応はまぁ嬉しいですし,不快だからといって管理人としての強権発動したら議論に負けた事になってしまいますからねぇ〜。
79
:
名無しさん(その2)
:2004/06/21(月) 21:17
>>66
、
>>70-78
刑罰には、応報刑としての側面と、予防刑(教育刑)としての側面があります。私は、前者を重視しており、犯罪を犯した者には、特段の事情がない限り、制裁を課してしかるべきと考えているので、死刑制度の存在自体は賛成します。しかし、後者を考えると、精神病の人間に刑事責任を問うのは酷でしょう。
さて、それはそれとして、しょむ研水泡氏の書き込みについては、76氏に拍手喝さいです。表現の自由という概念は、非常に重要です。しかし、詭弁の連発で真面目な話を混ぜ返して、他人を不愉快な気持ちにさせるような発言は、果たして表現の自由として保護されるものなのでしょうか。否、これは一種の権利の濫用であり、憲法12条によって、明確に否定されるべきでしょう。
水泡さん、そもそもあなたは、法治国原理というものをご存知でしょうか。私には、あなたがそれを知っているようには、とてもじゃないが思えない。法治国原理を知っている人間なら、こういうときに中国のようないい加減な裁判を引き合いに出さないし、佐世保事件に関するコメントでも遡及罰などという発想は出てこない。また、ここの過去スレで言えば、権力機構(具体的には、自衛のための軍隊)の根拠を憲法や法律(有事法制)に書くという議論に、戦時下の極端な例を引き合いに出してその全てを批判するようなことはしないでしょう。あなたは、はっきり言って、極めて非常識かつ不見識であり、想像力どころか、他人の話を聞いて理解する力までもが徹底的に欠けていると言わざるを得ません。
とはずがたりさん、表現の自由を勘違いして、こういう筋違いの議論を繰り広げる人間には、管理人として断固とした態度を採るべきです。権利や自由の穿き違えを許さないためにも!
80
:
79
:2004/06/21(月) 21:19
憲法の条文をコピペしておきます。
第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
第三十一条 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。
第三十二条 何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない。
第三十三条 何人も、現行犯として逮捕される場合を除いては、権限を有する司法官憲が発し、且つ理由となつてゐる犯罪を明示する令状によらなければ、逮捕されない。
第三十四条 何人も、理由を直ちに告げられ、且つ、直ちに弁護人に依頼する権利を与へられなければ、抑留又は拘禁されない。又、何人も、正当な理由がなければ、拘禁されず、要求があれば、その理由は、直ちに本人及びその弁護人の出席する公開の法廷で示されなければならない。
第三十五条 何人も、その住居、書類及び所持品について、侵入、捜索及び押収を受けることのない権利は、第三十三条の場合を除いては、正当な理由に基いて発せられ、且つ捜索する場所及び押収する物を明示する令状がなければ、侵されない。
② 捜索又は押収は、権限を有する司法官憲が発する各別の令状により、これを行ふ。
第三十六条 公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。
第三十七条 すべて刑事事件においては、被告人は、公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利を有する。
② 刑事被告人は、すべての証人に対して審問する機会を充分に与へられ、又、公費で自己のために強制的手続により証人を求める権利を有する。
③ 刑事被告人は、いかなる場合にも、資格を有する弁護人を依頼することができる。被告人が自らこれを依頼することができないときは、国でこれを附する。
第三十八条 何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
② 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。
③ 何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。
第三十九条 何人も、実行の時に適法であつた行為又は既に無罪とされた行為については、刑事上の責任を問はれない。又、同一の犯罪について、重ねて刑事上の責任を問はれない。
第四十条 何人も、抑留又は拘禁された後、無罪の裁判を受けたときは、法律の定めるところにより、国にその補償を求めることができる。
81
:
79
:2004/06/21(月) 21:42
追加 しょむ研水泡の暴論 統一地方選・地方議員関連統一スレッド 1155
しょむ研水泡よ、憲法学を1から勉強しろ!
82
:
とはずがたり
:2004/06/21(月) 22:37
>表現の自由を勘違いして、こういう筋違いの議論を繰り広げる人間には、
>管理人として断固とした態度を採るべきです。
一部の読者を不快にしてしまうのかもしれませんが,こうして議論を交わせるのは貴重な事だと思ってます。少々身勝手くらいな意見表明でないとなかなかレスありませんしねぇ。。
水泡さんの少々デフォルメされた形での意見表明も,愉快・不愉快は別にしまして,左派系の人々の或る種の叫びor怒りとして参考になってます。怒りを皮肉で表出することはこちらもしている訳で…。嘗てはホントは社民支持さんみたいな穏やな語り口の左派の人もいたんですがねぇ。どうしてらっしゃるのだろ。
83
:
76
:2004/06/22(火) 00:59
>>79
他人を不快にさせようが、それ自体は言論の自由として認められるべきだとは思うけどね。
俺は、立場を同じくする人間として、水泡がわざと誹謗中傷調や皮肉な姿勢で書き込みをしてるのが
とても悲しく、情けなく感じたから
>>76-77
のようなレスをしてみたまでなんで。
死刑制度に対して予断ない人間が水泡の書き込みを見たら、確実に死刑賛成に回るだろうからね。
それが狙いだったら別だけど。
それにつけても、管理人とはずがたりの議論を重んじる姿勢はとても素晴らしいと思う。
腹立たしいこともあると思うけど、その姿勢を貫かれることを願う。
頑張ってください。
84
:
とはずがたり
:2004/06/22(火) 13:44
>管理人とはずがたりの議論を重んじる姿勢はとても素晴らしいと思う。
あんがと。性格上この姿勢でしか対応できないからという事もあるんですが,これからもこんな感じでがんばります。
85
:
とはずがたり
:2004/06/22(火) 19:30
アジアが経済統合でももたもたしている間に大統領や外相など単一の国家としての体裁を整えつつあるEU。この辺の先進性は流石EU。
死刑はEUでは廃止の潮流の様ですねぇ>死刑の廃止を定めた基本権憲章も第2部に盛り込んだ。
確かに死刑とか想像するにおぞましいが(果たして国家権力に人を殺す権利があるのか?),代替案として論じられる仮釈放のない終身刑と比較して死ぬ迄刑務所に入れられるのとどちらが非人道的か微妙だと思う。
EU憲法を採択、大統領・外相を創設 EU首脳会議
http://www.asahi.com/international/update/0619/004.html
欧州連合(EU)首脳会議は18日夜、25カ国に拡大した大欧州の基本法になる「EU憲法」条約を全会一致で採択した。5月に中東欧など10カ国が新加盟し、人口約4億5000万人、域内総生産で米国に迫る規模になったことを踏まえ、EU大統領や外相職を新設する。巨大化した組織の意思決定を迅速にするため、新たな多数決ルールを設ける。また欧州議会の役割を強化するなど、市民の参加を促す仕組みを採用した。
議長国アイルランドのアハーン首相は記者会見で「憲法ができたことで、より民主的で効率的なEUが実現する。EU市民に憲法の意義を説明していきたい」と述べ、EUに対する市民の理解が進むことへの期待を示した。
新設されるEU大統領は、首脳会議の常任議長を務め、「EUの顔」として加盟国全体を代表する。現在は議長国がEUを代表するが、輪番制なこともあり、存在感は必ずしも大きくなかった。EU大統領は首脳会議で選ばれ、任期は2年半で再任が可能だ。EU外相は外相理事会の議長を務め、諸外国との外交交渉にあたる。
憲法は経済から外交・安全保障、防衛、司法政策まで各国の連携と協調の強化をうたった。単一通貨ユーロの導入など経済中心だった統合をさらに進め、「政治共同体」の構築をめざす意思を示した。
焦点だった閣僚理事会の意思決定方式では、多数決にあたって「加盟国の少なくとも55%が賛成し、賛成国の人口がEU人口の65%以上となる」ことを可決の基本条件とした。全会一致方式では迅速な意思決定ができないとの認識でも一致し、多数決方式が及ぶ範囲を外交、経済・金融、司法分野にも広げた。
また民意をより反映させるため、直接選挙で選ばれる欧州議会に欧州委員長の選出権を与えるなど、準立法機関としての議会の権限を強化した。さらに100万人の市民の要求があれば、欧州委員会に法案作成を求める権利を新たに定めた。
憲法は今後、各国議会や国民投票による批准にかけられ、全加盟国の承認を経て発効する。09年までの発効をめざす。英国やデンマーク、オランダなどが国民投票の実施を予定しているが、官僚化したEUへの批判も根強く、批准のハードルを越えることが次の課題だ。
憲法は前文と本文4部、付属文書で構成。欧州統合の基礎となったローマ条約など過去50年の諸条約を集約した。
前文は、分断と対立の歴史を乗り越えて再統合を果たした東西欧州が、「多様性の中の統一」のもと、平和と繁栄への道を進むことを宣言した。
第1部は民主主義や人権、法の支配といった基本的理念とともにEUの権限を規定した。地球環境の保護、持続的な発展、社会的市場経済、文化や言語の多様性の尊重など欧州の価値観を強調している。死刑の廃止を定めた基本権憲章も第2部に盛り込んだ。 (06/19 11:54)
関連情報
86
:
しょむ研水泡
:2004/06/22(火) 21:15
毎回「出来た態度」での対応有難う御座います。なるべく文体を和らげる
努力を致します。
上記の下院議員の話の続き。事件に巻き込まれた当時は怒り狂いや恨みと
いうよりはショックの余り呆然としていたとの事。まあ語られない所では
色々と葛藤もあったかと思われます。彼自身が敬虔なカトリック信者という
のも心の支えになっているのかも・・・。
死刑賛成論者からは「悪い被害者」として脅迫や嫌がらせも耐えないとの
事ですが、それでも粘り強く死刑廃止と被害者への公的補償制度を確立する
運動を展開中。死刑制度を採用している国が小数になってきているのも、それ
では何の解決にもなり得ないという事の現れなのか?少なくとも自分はそう
思いたいかな・・・。
因みに日本の「死刑制度廃止議員連盟」会長は共産ではなく何故か亀井
静香氏。現役警官だった頃「被疑者を冤罪に巻き込むのではないかとヒヤ
ヒヤしていた」というのが死刑廃止賛成の理由だそーで・・・。
>>81
取り敢えず芦部信喜「憲法」(岩波書店)、辻村みよ子「憲法」(日本評論
社)辺りから手を付けてみますか・・・。
八木秀次みたいなのばっか読んでる訳ではないので御心配無く。
87
:
とはずがたり
:2004/06/26(土) 15:40
うーん,つらいねぇ。第二次大戦を戦った霊英はやはりむしろ戦犯ではなかったか?
“異国人”少女に心の傷…男児突き落とし事件
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040626-00000003-yom-soci
東京都新宿区高田馬場のマンションで孫継祖ちゃん(5)が突き落とされた事件で、観護措置中の中学2年の少女(13)は、約3年前まで暮らしていた東南アジアの小学校で、教師や同級生に「戦争で日本人にひどい目にあった」などと言われて、暴行やいじめを頻繁に受けていたことが26日、わかった。
帰国後の小学校では反対に、少女は教師を殴り、動物を傷つけるようになった。心に傷を抱えて帰国した少女が発するサインに、周りの大人たちは気付きながらも、手を差し伸べることはできなかった。
関係者によると、少女は日本で生まれ、国籍も日本にあるが、1歳の時、家庭の事情で、母親の出身地の東南アジアの国に母親と2人で移り住んだ。
現地の小学校に入学したが、入学当初から、泣きながら帰宅することが多く、顔や体にあざを作って帰ってくることもしばしばあったという。
母親が事情を尋ねても、少女は何も答えなかったため、母親は日本大使館などに相談。現地の関係機関が小学校に事情を聞いたところ、教師らが少女に殴るけるなどの暴行を加えていたことがわかった。教師らは少女に暴行を加える際、「私たちの親族は、戦争で日本人に痛い目に遭わされた」などと話していたという。その後も、暴行を受け続けたため、少女は転校したが、そこでも同級生からいじめを受けていたという。
少女の小学校での成績は優秀で、現地語のほか、英語、中国語にも習熟していた。しかし、少女は次第に、母親に「日本にいるお父さんに会いたい」と訴えるようになり、2001年に帰国。同年11月から都内の小学校の5年生のクラスに転入した。日本語は帰国後に覚えた。
転入後まもなく、少女の行動に異変が出始めた。授業中に教師から言動などを注意されると、突然わめいたりするなどのパニック状態に陥った。校長や教師につかみかかったり、階段を下りている教師を後ろから突き飛ばしたりしたほか、カッターナイフを持って教師を追いかけるなどの問題行動を繰り返すようになった。学校で飼っているニワトリやウサギ、ハムスターなどの小動物を傷つけることもあった。
同級生の保護者から、少女の行動を問題視する声が上がったこともあり、転入からわずか7か月後の2002年6月、少女の母親は区教委に「転学届」を提出。区教委は転学届を受理したが、実際には転校手続きは行われず、少女は卒業まで1度も学校に通うことはなかった。
小学校の同級生の母親の1人は、「保護者たちは学校や区教委に相談したが、結果的にだれも助けてやれなかった。少女が『日本』に順応するための受け皿があれば、こんな事件は起きなかったかもしれない」と話す。少女と接見した付添人の弁護士も25日の会見で、「事件との因果関係はまだわからないが、少女は、日本と東南アジアの両方で“外国人”として排斥される経験があったようだ。少女もつらい経験をしてきたと思う」と語った。(読売新聞)
[6月26日14時36分更新]
88
:
名無しさん
:2004/06/27(日) 22:29
>>87
太平洋戦争自体は、ABCD包囲網により追い詰められて起きた戦争だと思います。しかし、包囲される原因は、満州事変以後の中国侵略だったわけですし、当初は大東亜開放を謳いながら、結局東南アジアの資源を求め、欧州の宗主国と同じことをやってしまったわけですし……
何はともあれ、国のために戦った人たちであることは確かなわけですから、それ自体は尊いことであり、彼らの名誉は「英霊」として称えられて然るべきでしょう。しかし、そもそも戦争というのは、イラクの例を見るまでもなく、異常な事態でして、現場の人間がかかる異常な行動に走ることは、残念ながら不可避でしょう。一連の大陸進出政策を行った責任のある陸軍幹部はともかくとして、英霊を断片的な見方だけで戦犯扱いするのは、いかがなものでしょうか。
89
:
とはずがたり
:2004/06/28(月) 01:54
第一義的にはなんの罪もない(と思うのだが本人に何か行動上の問題があったのやも知れませんが)女の子をいじめたタイ人(しかも教師まで!)に非が有ることは大前提だと思います。
で,第二次大戦であたら命を落とした霊英を辱めるのは非常に心苦しいものがありますが,彼らを英雄視しないこと,国家や無能な軍上層部にむざむざと殺された哀れな犠牲者と認識するのが戦争を二度と起こさせないために不可欠なのではないかと個人的には思う訳です。
先の戦争でのご遺族には,おじいちゃんは死んじゃったけど靖国で神様になっているというロジックは無念の戦死を遂げた遺族には必要な「救い」なのでしょうけど,このことにより当時の上層部の戦術ミス・一般国民輿論の熱狂,などを免罪する道具になっては行けないと思ってます。
90
:
88
:2004/06/28(月) 21:09
>>89
概ね同感です。英霊の名誉は、国家として尊重すべきだと思います。しかし、平和こそ彼らの願いだということを忘れてはなりません。日本遺族会会長の古賀誠は、「改憲を行うなら、戦争を知っている我々が現役でいる間に、9条の精神を生かした憲法を創る」と語ったといいます(彼自身、幼くして父君を亡くした訳で、この問題に限っては、「どうせ古賀誠」と切って捨てる訳には行きません)。
立憲民主政治とは、憲法・法律に則って権力を運営する政治であり、主権者たる国民が選挙その他の手段により権力を制御する政治です。国家機構の権能は、憲法に明文の根拠があるか、無理のない解釈で導かれなくてはなりません。特に、自衛のために必要不可欠な軍事組織はなおさらです。自衛隊は、侵略戦争放棄及び文民統制を大前提としつつ、際どい憲法解釈で位置付けるのではなくて、憲法に明文でその存在と役割(自衛権行使、災害対策、国連指導下の国際協力等)を根拠付けるべきです(東大・大沼教授の「護憲的改憲論」を参照のこと)。
解釈による憲法の運用は、限界があります。大正期の政党政治を可能にした天皇機関説は、憲法解釈としては際どく、結果として軍部(主に陸軍)に蹂躙されたことを忘れてはなりません。強引な憲法解釈でなし崩し的な「国際貢献」を行うのではなく、やれることとやれないこと、やるべきこととやってはならないことを徹底的に議論し、憲法を改正すべきだと思います。小泉政治は、極度に効き過ぎたブレーキが反動で壊れたようなものと言えましょう。
91
:
88
:2004/06/28(月) 21:27
(補足)
そう言えば、私の知る防衛庁関係者が、「憲法改正の議論については、あるべき方向に進んでいると思うよ。でも、バランスが崩れて、歯止めが利かなくなって、右に振れ過ぎるのは怖いね。防衛庁関係者は、誰一人として侵略戦争を望んでいないよ。バランスを取るためには、いろんな意見が必要で、その意味でも朝日新聞などは重要だね」と語っていました。
小泉政治は、正しいこともやっていると思いますが、やり方は極めて危険です。しかし、1930年代-40年代後半と違い、今は表現の自由が憲法上保障されています。無茶な政権は、国民がめげなければ、選挙で代えられます。
皆さん、今度の参議院選挙では、是非投票に行きましょう!与野党交代は不可能ですが、首相交代はありえるのですから。
92
:
水泡 まつ太朗
:2004/07/01(木) 17:15
もともと遵法の意思が無いにも拘らず法改正などしても無駄なだけでは・・・。
それならむしろ文面だけでも権力への拘束力が強いものを留めておいた方がまし
という考え方も。
93
:
とはずがたり
:2004/07/01(木) 18:15
法学やってる人は一般に,自衛隊の存在が法学的にどうみてもこじつけであるというのが
気に入らない,というか気になるみたいですね。
経済やってる私個人としてはそのきわどさがあんまり気にならないので,世界の理想論として9条をそのままにして置いても良いではないかと思ってるのですけど。
94
:
88
:2004/07/02(金) 01:01
>>92
そもそも遵法精神がないことこそ問題ですけどね。そんな実態を放置しては、憲法は空文化する限り。
>>93
理想は理想として大切ですがね。ただ、そんなことを言っていては、何のために各国に憲法が存在するのか、という話になるのですよ。
95
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/07/02(金) 02:18
パワーゲームとしては、9条を残すほうが米国への言い訳になってちょうどいい、
ってな見方もできますよね。
憲法の安念教授(極論吐く人ですが)がそんなようなことを言ってました。
その上で、内閣法制局の解釈運用支持と。
96
:
とはずがたり
:2004/07/02(金) 02:46
>>95
なるほど,そういう考えも成り立つわけですねぇ。
対アメリカの交渉カードに出来る等,割と俺の考えに近いかも。
97
:
88
:2004/07/02(金) 09:36
>>95-96
確かに私も、米国の身勝手な戦争に巻き込まるのはごめんですねぇ。自衛権を明記しつつ、集団的自衛権行使の場合にあってはその範囲を限定するのがベストでしょう。将来的には、ASEAN+3の安全保障共同体ができるのがよいと思っているので、ドイツ憲法あたりが参考になりましょうか。
98
:
とはずがたり
:2004/07/03(土) 16:31
多国籍軍参加と「茶色の朝」
http://www.asahi.com/column/hayano/ja/TKY200406220114.html
強引な年金法成立への憤慨がまだ収まらないうちに、国会の幕切れを見透かすかのごとく、あれよあれよという間にイラクの自衛隊の多国籍軍への参加が決まった。
小泉首相が申し訳のように野党党首をひとまとめに呼んでそのことを説明した17日、民主党の仙谷由人政調会長はCSテレビ朝日ニュースターに出演して、目をぐりぐりさせながらこう述べた。
「茶色の朝だね」
そうだ、茶色の朝ってこのことだねと私も思った。
フランスで評判を呼んだパヴロフ著「茶色の朝」(大月書店)は短いけれど印象的な物語である。
ある国で心地よく生活していた「俺(おれ)」は飼い猫を、友人のシャルリーは犬を安楽死させなければならなくなった。猫や犬は茶色以外はいけないというペット特別措置法ができたからだった。
おやおや「特別措置法」といえば、イラクへの自衛隊派遣でわが国でもおなじみだね。人道復興支援に限ってお手伝いするのだから憲法に反しないと言っていたのだけれど、こういう「特別措置法」が曲者なんだ、施行令をちょいといじっただけで多国籍軍の一員に変身とは……。
「俺」やシャルリーは、まあ猫や犬のことだから仕方ないかと思っていたら、この法律を批判した新聞が発禁になって、新聞といえば「茶色新報」だけになってしまった。しかし、茶色に従っていればそれはそれで安心だよねとも思っていたら、次は、過去に茶色以外の猫や犬を飼っていた者も国家反逆罪になることになってしまった。
物語のペット特別措置法は拡大適用され、日本の現実のイラク特別措置法もまた変幻自在。そもそも大量破壊兵器があるだなんてうそ八百のイラク戦争だったのに、まあそれは今更いいじゃないかとのめり込む小泉政治のどさくさまぎれ、なし崩し。日本の国際貢献はきちんと定めるべきだという改憲論の仙谷氏であればこそ、法治主義に違背する「茶色の朝」を憂えているようである。
もっとも政府の言うことがあてにできないのは、いまに始まったことではない。
国旗国歌法を成立させた小渕内閣の野中広務官房長官が「強制はしない」と明言していたのに、いまや生徒が立って国歌を歌わなかったと言って先生の処分はするわ、生徒がちゃんと歌っているかどうか声量を調査するわ、教育委員会は国家反逆罪を問うかの様相である。
「茶色の朝」の物語はこんな展開になる。シャルリーは逮捕される。そもそも茶色党がペット特別措置法を出したときに嫌なものは嫌だというべきだったと「俺」は反省する。しかし政府の動きはすばやかったし、「俺」には毎日やらなきゃならないこまごました仕事も多い。一体、どうすりゃよかったんだ。こんな朝早く「俺」の部屋のドアをたたくのは誰だ……。
この本は、フランスで極右のルペン氏が台頭したとき、それに染まってはいけないと書かれてベストセラーに。フランスでは茶色はナチスを連想させる色と高橋哲哉東大教授は解説を書いている。人々が日常に追われているうちにいつのまにか茶色の風景に変わっていく恐ろしさ。いま日本で「茶色の朝」を警告する人はいないのか。
例えば「9条の会」「憲法行脚の会」それぞれの発足はそれかもしれない。
「9条の会」のメンバーは井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子の9氏。「憲法行脚の会」は落合恵子、姜尚中、佐高信、城山三郎、土井たか子、三木睦子の6氏。仙谷氏の立場とは違い、両会はなし崩し改憲もよくないけれどさらに明文改憲に進むのを食い止めたいとの気持ちが噴き出したものだろう。
両方の会に名を連ねる三木睦子さんがあいさつした。
「夫三木武夫(元首相)から聞かされていた。ぼくは自民党が憲法改正して戦争をするようにならないように、自民党を離れないでいるんだよと。戦争のころ小泉さんはよちよち歩き。怖さを知らないのでしょう。自衛隊は海外でドンパチするのでなく私たちを守って。おばあさんもこれからは言っていく」
(2004/06/22)
99
:
とはずがたり
:2004/07/19(月) 20:23
社共が負けて護憲なる,この現実。
<自民党>参院選敗北で憲法論議失速も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000011-mai-pol
「自民敗北、民主躍進」の参院選を受け、自民党内の改憲派が当惑している。2大政党化がさらに著しくなり、「改憲に不可欠な民主党内の同調が得にくい情勢になった」(自民党幹部)からだ。改憲派は衆参両院の憲法調査会が最終報告書をまとめる予定の来年5月に向け、環境作りを進めたい考えだが、改憲に慎重姿勢を崩さない公明党への気配りも必要で、自民党主導の憲法論議は失速する可能性がある。
参院選では共産党が大幅に議席を減らし、社民党を合わせた護憲勢力はさらに少数派に追い込まれた。しかし、民主党の躍進で、自民党憲法調査会幹部は「民主党は自民党との対決姿勢を鮮明にし、憲法論議よりも政権交代を優先させる」と予測。「これで憲法改正は遠のいた」と嘆く。
憲法改正は各議院の総議員の3分の2以上の賛成が前提。同幹部は「次期衆院選を改憲選挙と位置付ける」→「選挙後に民主党内の改憲派を巻き込んで発議」とのシナリオを描いていたが、民主党の一部の取り込みが難しくなったというのだ。
民主党の岡田克也代表は15日のCS放送番組で「9条は非常にわかりにくい条文で書き換えればいい」と述べた。同党からは「憲法改正の主導権はこちらが握るという意味を込めた発言」(幹部)との解説が流れ、同党は今後、集団的自衛権行使の容認に慎重な点など、自民党との考え方の違いを強調していくとみられる。
一方、自民党にも「改憲どころではない」との雰囲気が広まっている。選挙中、青木幹雄参院幹事長は「憲法論議は政権が安定していなければできない」と繰り返したが、小泉政権の行方には暗雲が漂いかねない。また、自民党が選挙区で公明票に頼ったことにより、公明党の与党内での影響力が高まることは必至。同党幹部は「自民党の好き勝手はさせない」とけん制しており、自民党の改憲派が八方ふさがりになりかねない状況だ。
(毎日新聞)
[7月19日18時20分更新]
100
:
とはずがたり
:2004/07/20(火) 14:41
>宮地容疑者は1997年4月、女子高生を監禁して、懲役7年の判決を受けている。
こういう輩は死刑にしなきゃ治らないんちゃうか?
「連れ去り目的で女性はねた」車に遺体…39歳男逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000409-yom-soci
19日午後11時45分ごろ、愛媛県西予市宇和町の男性(22)から鬼北署に「知人の少女と携帯電話で通話中、急に電話が切れ、通話が出来なくなった」と通報があった。女性は同県松野町吉野、無職加形(かがた)有賀里さん(19)で、同署員が行方を捜索したところ、翌20日午前10時10分ごろ、高知県警窪川署に、高知県大正町生まれ、住所不定無職宮地恒雄容疑者(39)から連絡があり、愛媛、高知両県警の捜査員が同町内で宮地容疑者を発見。事情を聞いたところ、「連れ去る目的で加形さんを車ではねた」と供述した。
両県警は宮地容疑者の供述から約10分後、大正町下津井の山中に止めてあったレンタカーの後部座席で加形さんの遺体を発見、殺人容疑などで緊急逮捕した。
調べでは、宮地容疑者は19日午後11時5分ごろ、松野町吉野の路上で、自転車を押して歩いていた加形さんを車ではねて連れ去り、大正町下津井の山中に止めた車内で、加形さんの首をひもで絞めて殺害した疑い。
加形さんは同日午後5時ごろ、家族に「宇和島市の友人に会いに行く。午後11時ごろに帰る」と、自転車で自宅を出たままになっていた。20日になっても帰宅せず、行方不明が判明。自宅の東約30メートルの路上に、血痕や加形さんが乗っていた自転車などが見つかった。
宮地容疑者は1997年4月、女子高生を監禁して、懲役7年の判決を受けている。(読売新聞)
[7月20日14時28分更新
101
:
水泡 まつ太朗
:2004/07/20(火) 16:44
やはりあらゆる刑罰の最高刑は死刑、執行猶予廃止、という事になる
のでしょうか・・。
102
:
とはずがたり
:2004/07/20(火) 17:57
俺はいたいけな少女が犯罪の被害者となるケースに怒りを感じているらしいっす。
どっかの「冤罪」事件の被疑者が釈放されたら少女にいたずらしようとして捕まったなんてケースもあったし。
<女子中学生監禁>近藤被告に懲役8年の判決 新潟地裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00001087-mai-soci
新潟県村上市で昨年9月、中学3年生の女子生徒を11日間にわたって監禁したとして、逮捕監禁致傷などの罪に問われた佐渡市泉、無職、近藤順被告(27)に対する判決公判が20日、新潟地裁であり、大谷吉史裁判長は懲役8年(求刑・懲役10年)を言い渡した。
判決によると、近藤被告は03年9月2日夕、村上市山辺里(さべり)の市道で、下校中だった当時15歳の女子生徒に乗用車をぶつけて気絶させ、拉致した。車内でナイフを突きつけて脅し、山形、宮城、福島県などを連れ回した。翌3日夜、カーフェリーに乗って佐渡島の自宅に渡り、13日夜まで監禁した。佐渡に向かう際、近藤被告は生徒の運賃2060円を払わず、逮捕監禁致傷、未成年者略取、銃刀法違反のほか、詐欺罪にも問われた。(毎日新聞)
[7月20日15時8分更新]
103
:
水泡 まつ太朗
:2004/07/20(火) 18:57
年数もそうですが、服役期間中に何をするかも問われるべきですかねぇ・・・。
現状は「隔離するだけ」というのが実情ですし、おまけに看守による受刑者レイプ
や殺害も横行している始末ですし。
労役に加えて、欧米にあるような再犯防止教育の導入が必要かと。
104
:
名無しさん
:2004/07/20(火) 21:08
>>100-103
私は死刑廃止論者ですが、
同時に凶悪犯罪厳罰論者であり、再犯防止教育に全く期待してませんので、
100や102のケースは懲役60年〜70年にして、二度と塀の外に出ないようにすべきだと思いますね。
女子高生陵辱拷問コンクリ詰め殺人犯の一人が、また監禁容疑で逮捕されましたが、
こういう輩は塀の外に出さなければ良いのです。
仮釈放を一切認めない終身刑にすべき。
そうすれば、社会復帰の事を心配する必要はないのです。
>>103
看守の問題は全く別の問題ですね。
死刑制度・刑の軽重の問題と、懲役・再犯防止教育の問題と、
看守による服役者虐待の問題はごっちゃにして論ずるべきではないでしょう。
私は、警察署・拘置所における事情聴取時の録音録画義務付け、
刑務所における録画義務付の上で、
当事者もしくは当事者家族・代理人に請求によるそれらの公開を法律で定めるべきだと考えます。
106
:
とはずがたり
:2004/07/22(木) 21:52
「内政干渉」と反発や困惑 米高官改憲発言で与野党
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040722-00000241-kyodo-pol
アーミテージ米国務副長官が日本の憲法9条を「日米同盟の妨げ」と発言したこ
とに対し、与野党内で22日、「ひどい内政干渉だ」(横路孝弘前民主党副代表)
などと反発や困惑の声が広がった。9条改正賛成派も、米国からの「外圧」に映る
ことを懸念したようだ。
自民党の堀内光雄総務会長は「主権を持った国が憲法を考えるのだから、国民が
しっかり考えてまとめることだ」と不快感を表明。
憲法9条問題に神経をとがらせる公明党は「中長期的にみて9条が(日米同盟関
係の)妨げになるとは思わない」(赤松正雄党政調副会長)と反論した。
野党側も、民主党の横路氏は「米国に協力しろ、保安官の助手みたいなものにな
れということだ」と批判。共産党の市田忠義書記局長は「憲法改悪を許さない国民
的運動を起こすため全力を尽くす」と表明。社民党の福島瑞穂党首も「日本に改憲
を強要しようとするのは言語道断」と強調した。(共同通信)
[7月22日20時19分更新]
107
:
とはずがたり
:2004/07/30(金) 16:43
皇室の藩屏たる貴族制度もない中で平民の女の子が皇室放り込まれたら適応に苦しむわな。
幼少の頃より皇后陛下たらんと教育された連中が必要なんでは。
雅子さまは「適応障害」、不安や抑うつ気分に (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/emperor.html?d=30yomiuri20040730it07&cat=35&typ=t
静養中の皇太子妃雅子さま(40)の病状について、宮内庁の医師団が「ストレスへの適応障害によって不安や抑うつ気分が現れている」と診断していることが、30日わかった。
医師団はこの適応障害によって公務が困難になっているとみて、少量の薬物治療などを行っている。同庁は詳しい病状を明らかにしてこなかったが、同日午後、発表して理解を求める。
適応障害は、環境にうまく適応できず、不安、不眠、頭痛や肩こりなど心身の障害が生じ、社会生活が難しくなる状態とされる。
雅子さまは今も立ちくらみや頭が重いなどの症状が続いており、医師団は〈1〉皇太子妃という特別な立場の苦労〈2〉ご懐妊や流産をめぐる問題〈3〉公私の別がない多忙な生活――などがストレスとなって、適応できずに気分が落ち込む「抑うつ」が生じていると診断。環境の改善、心理療法のほか、薬物治療も行っている。
雅子さまは最近、短時間のテニスをしたり、皇太子さまの公務に同席されたりし、回復の兆しが見え始めているという。
雅子さまは昨年12月に帯状疱疹(たいじょうほうしん)を発症、完治後も長期療養を続け、3―4月の長野県内での静養以降、外出を控えられている。
[ 2004年7月30日14時35分 ]
108
:
水泡 まつ太朗
:2004/07/30(金) 21:08
>>107
それはすなわち身分制度の復活・・・。
109
:
とはずがたり
:2004/07/30(金) 21:12
>>108
貴族制度すら無いのに天皇制だけ有る矛盾を云っているので,皇室制度の廃止論と捉えてくれてもいいですよ。
110
:
とはずがたり
:2004/08/02(月) 00:59
小沢氏の持論否定せず=武力行使発言で釈明−岡田民主党代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040801-00000052-mai-pol
民主党の岡田克也代表は1日、フジテレビの番組で、憲法改正によって海外での武力行使を認めるとの自らの発言を小沢一郎前代表代行が「理解に苦しむ」と批判したことについて「(現行憲法下でも武力行使は可能との)小沢氏の持論を否定しているわけではない。憲法改正前の(党としての対応の)話はこれからの議論だ」と釈明した。 (時事通信)
[8月1日15時1分更新]
<岡田代表>憲法改正に積極発言 党内論議の火種に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040801-00000052-mai-pol
民主党の岡田克也代表が、憲法改正発言を積極的に繰り返している。9条を全面改定し、国連決議を前提に海外での武力行使を伴う平和維持活動への自衛隊参加を可能にするというもの。党内では「発言は理解に苦しむ」などの批判も出ているが、岡田氏は4日の「次の内閣」から、党内論議を本格化させる考えだ。(毎日新聞)
[8月1日21時1分更新]
111
:
とはずがたり
:2004/08/03(火) 22:17
死刑にしろとは云わん。
こんなのが近所に居たら即精神病院へ入院させることが出来る措置が必要では?
事件が起きてからでは遅いのだ。
7人殺し藤城容疑者、前日は隣人に包丁投げつける寸前
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040803-00000107-yom-soci
兵庫県加古川市内の2つの民家で無職藤城とし子さん(80)ら7人が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕状が出ているおいの無職藤城康孝容疑者(47)が、加古川署の捜査本部に対し、自宅への放火について「(ガソリンを入れた)プラスチック容器は1、2年前に買い込んだ。(自分が自殺して)母親が残され、世間のさらし者になるくらいなら死んでもいいと思った」と述べていることが3日、分かった。
動機とされる住民とのトラブルについては、康孝容疑者が犯行前日の1日午後5時ごろ、庭で植木に水やりをしていた自宅近くの男性に向かって、1階の開いた窓から突然、無言で包丁を投げつけようとしていたことが分かった。しかし、母親が抱きかかえるようにして押さえつけ、窓を閉めたため、実際には投げつけなかったという。
この男性は先月初めにも、水やりをしていた際、ナイフのような物を投げつけられたが当たらず、けがはなかったという。
康孝容疑者は「20年以上前から(殺害した相手に)恨みを持っていた」と供述しているという。
康孝容疑者が犯行に使用した凶器の包丁については、「自宅から持ち出した」と供述、肉切り包丁(刃渡り約20センチ)と分かった。(読売新聞)
[8月3日14時50分更新]
112
:
とはずがたり
:2004/08/03(火) 22:33
>>111
>こんなの
7人刺殺事件、殺された利彦さん「いつかやられる」 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/murder.html?d=03yomiuri20040803ic12&cat=35&typ=t
2家族7人の刺殺事件で、亡くなった会社員藤城利彦さん(64)が、勤め先の建設会社の同僚らに「いつか自分もやられる」と、康孝容疑者への十数年間にわたる恐怖を打ち明けていたことが3日、分かった。
利彦さんは「家族が心配で家を空けられない」と仕事が終わるとすぐに帰宅する一方、トラブルを起こした康孝容疑者を止めに入るなどしており、同僚らは「正義感の強い人柄が、こんな結果を生んだのでは」と衝撃を受けている。
同僚らによると、利彦さんは、加古川市内の生コン会社でミキサー車の運転手として、約30年間勤務。3年半前に定年退職し、建設会社に再就職した。実直で職場での信頼も厚く、同僚と釣りに出掛けるなど気さくな面もあった。
利彦さんは再就職後、親しくなった同僚らに「家の近くにおかしいやつがおる」と、不安そうな表情で身の危険を打ち明けることがあったという。
康孝容疑者は何度か刃物を持って利彦さん宅にやって来て、「おれの悪口言っているやろう」とすごんだり、日常的に自分の家の小窓を開けて、利彦さん方をうかがったりしていた。
利彦さんは不安から、定時の午後5時に帰宅し、休日も家にいることが多かった。殺された長男伸一さん(27)、長女緑さん(26)について、「子供が心配で、なるべく家にいるようにしている」と話していた。犠牲となった妻の澄子さん(64)も、康孝容疑者が外にいる時は外出を控え、戸締まりにも神経を使っていた。
[ 2004年8月3日14時42分 ]
113
:
とはずがたり
:2004/08/03(火) 22:36
莫迦母が原因か?しかし核家族化で母親が一人で育てるからこうなる。昔はお婆ちゃんもおじいちゃんも近所の人もみんな居たから育て方が偏らなかったのだと思っている。
加古川7人殺害はマザコン男のわがまま凶行! (夕刊フジ)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/murder.html?d=03fuji41925&cat=7&typ=t
犯行の陰に溺愛(できあい)母−。兵庫県加古川市で2日未明に起きた7人殺害事件。加古川署捜査本部が殺人容疑で逮捕状をとった無職、藤城康孝容疑者(47)は、命の危険を感じた父親が家出した十数年前から、母親(73)に何でも買い与えられ溺愛(できあい)されていたことが3日、分かった。母親は、康孝容疑者の度重なる奇行やトラブルをかばい続けていたという。残虐な親族大量殺人の動機は、マザコン男の単なる「わがまま」だった可能性が出てきた。
[父親を直撃]
「出ていけ、こら。110番するぞ」
殺害現場から数キロ離れた2階建ての木造アパートの1階。夕刊フジ記者が康孝容疑者の父親の自宅を訪ねると、父親は顔を見せず、木製ドア越しにいきなりどなった。
近くの住民によると、父親は昔から康孝容疑者の暴力を恐れていた。「ここにいたら殺される」。父親はそう言い残して十数年前からは家を飛び出し、市内で別居生活を始めたという。
[定職に就かず]
母親は過剰とも思えるほど、息子を溺愛していた。
全寮制の私立高校の生活に耐え切れず、自宅に逃げ帰った康孝容疑者。一時は調理師の仕事にも就いていたが長続きせず、不惑の年を越えた後も定職に就くことはなかった。
母親にも常に暴力をふるい続けた康孝容疑者は、趣味のサーフィンや釣りに興じる毎日。母親はそんな息子をとがめるどころか、高価な釣り舟や自家用車、ブランド品を無制限に買い与えていた。息子を食わせるために、パン屋を始めたこともあったという。
[あの子はまとも]
度重なる奇行や暴行で、親類からも「心の病気かもしれない。一度、医療機関に診てもらうべきでは」との話まで出た。だが、母親は「あの子はまともだ」と、一切とり合わなかった。
住民が康孝容疑者の常軌を逸した行動に怒り、警察に相談しようとした際は、「こらえたって」と泣きながら訴えたため、事件にならなかったこともあった。
康孝容疑者も母親には特別な感情があったと見え、事件後に弟妹に「人を殺した。母親を頼む。俺は死ぬ」などと語っている。
住民の1人は「康孝容疑者の凶暴な性格は子供のころからだが、接し方が全く違う両親の間で、その性格に拍車がかかったのではないか」と話している。
[境界線でトラブル]
康孝容疑者が事件直前、隣家に住むおばの藤城とし子さん(80)=殺害=と、家の境界線をめぐるトラブルを起こしていたことも明らかになった。とし子さん方は資産家として知られ、本家として周辺の田んぼや畑を所有していた。
このトラブルについて、殺害された親類の工員、藤城利彦さん(64)が、2人の仲裁に入っていたという。
近くの住民は「このトラブルで康孝容疑者の憤りが増すうちに、異常な殺意に発展したのでは」と指摘する。
[自爆]
康孝容疑者は逃走中に交通自損事故を起こしたが、警察の追跡から逃げられないと勘違いし、車を壁に激突させて自殺しようとした疑いも浮上している。
康孝容疑者は2日午前4時10分ごろ、加古川西出口付近でパトカーと遭遇し、側壁に激突する事故を起こした。現場にはブレーキ痕がない上、パトカーの警察官も「逆に加速して壁にぶつかったように見えた」と話しているという。
[ 2004年8月3日()13時0分 ]
114
:
名無しさん
:2004/08/05(木) 22:14
>>111-113
そのような強制入院は、憲法上、人身の自由や適正手続が問題となりますね。まず、不特定多数の他人の生命、自由の保護という「公共の福祉」のため、その者の人身の自由を制約することは、憲法上正当化できると思われます。あとは、行政手続ではあるが、刑事手続に準じ、令状や精神科医による診察などの適正手続に留意して制度設計すれば、憲法上の問題はクリアできると思われます。
(参照条文)
第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
第三十一条 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。
第三十四条 何人も、理由を直ちに告げられ、且つ、直ちに弁護人に依頼する権利を与へられなければ、抑留又は拘禁されない。又、何人も、正当な理由がなければ、拘禁されず、要求があれば、その理由は、直ちに本人及びその弁護人の出席する公開の法廷で示されなければならない。
115
:
とはずがたり
:2004/08/06(金) 03:43
>>114
憲法上もなんとかなりそうだとは心強い意見。
精神病的だからといって直ぐ収容というのは人権侵害でしょうけど,こういう暴力的なケースは或る程度予防措置的な観点からも医師の診察を受けさせる措置が必要な気がします。
116
:
名無しさん
:2004/08/06(金) 16:49
>>115
殺人、放火、傷害、強姦、強制わいせつ、強盗などの重大な犯罪の加害者を対象とした、
心神喪失者医療観察法の成立の時も、非常に大きな反対運動が起こりました。
日弁連も反対、マスコミも強行採決に対して批判的な論調でした。
凶悪犯罪を起こした触法精神障害者ですら再犯の予測に基づく拘禁(予防拘禁)は許されないのに、
現に犯罪を起こしていない人間を強制入院などの措置をさせるのは不可能に近いでしょう。
刑法39条が廃止されるような情勢にでもならなければ、
犯罪に対する予防措置がとられるようにはならないでしょうね。
残念ながら。
117
:
名無しさん
:2004/08/06(金) 16:56
加古川の事件の犯人が精神障害者であったかどうかは分かりませんが、
「保安処分」「措置入院」の問題は、日本ではイデオロギー闘争とあいまって、
解決が難しい問題となっています。これこそ政治の仕事だと思うのですが…
118
:
114
:2004/08/06(金) 22:49
>>115
論理を細かく詰めた訳ではなく、直感ですけどね。
>>116-117
憲法論をクリアしたところで、やはり、問題は政策論ですよね。心神喪失者及び心神耗弱者は、有責性がない以上、刑法39条廃止はあり得ないと思います。しかし、だからこそ、被害に遭うかも知れない不特定大多数の人間の法益も考えないと、著しく均衡を失すると思います。
今の日本では、加害者の人権は考えても、被害者の人権がないがしろにされています。「人権、人権」と叫ぶ人ほど、当てになりませんね。護憲だの、人権だのを偉そうに訴えていた社民党や共産党が、北朝鮮拉致被害者の人権を無視し続けてきた如く。
精神障害者予防入院制度は、近視眼的なマスコミ及び一部の法曹、偽善的な市民運動、そしてその雰囲気に流される一部の国民の反対を押し切ってでもやるべきですね。まさしく政治の責任が問われていると思います。
120
:
さむらい
:2004/08/16(月) 21:12
意外かと思われるかもしれないですけど
私はそれほど日本国憲法は嫌いじゃないですよ。
法的な有効性を否定しているだけです。
121
:
名無しさん
:2004/08/16(月) 22:24
>>119
非常に難しい問題ですね。天皇は国家元首であり、祖国のために身を捧げた国民の眠る場所を訪れていただきたい気もします。しかし、天皇は我が国の文化的象徴あり、政治利用は断じてあってはなりません。
>>120
やはり、大正期に勃興した立憲民主政治を復活し、かつ、飛躍的に発展させたことと、日米安保とセットではあれ、侵略戦争放棄(9条1項)を掲げて祖国を平和的に発展させたことは、大きな功績ですよ。確かにGHQの押し付けではありますが、戦後の国家像として当時の一般国民が描いていたものに適っていたのです。私は、宮沢俊義の「八月革命説」に説得力を感じており、帝国議会で審議・可決された以上、法的にも有効だと思いますね。
ただ、冷戦が終わり、新しい時代がやってきました。新しい国家像を論じ、新しい憲法を創る時代ではないでしょうか。ただし、侵略戦争放棄をやめるような改憲には、断固反対ですがね。
122
:
さむらい
:2004/08/16(月) 22:54
>>121
>立憲民主政治を復活し
この点では日本国憲法は評価できると思います。
国会、内閣においては帝國憲法より日本国憲法の方が進んでいる
点が多いですからね。
最後の貴族院本会議で佐々木惣一博士が日本国憲法成立に反対した演説でも
日本国憲法の国会、内閣の部分は評価してましたし。
私もこの点では同意できます。
平和主義という考え方そのものは自体は嫌いじゃないんですが
憲法九条の本当の意味は平和主義じゃないですからね。
ルーズベルトとスターリンにゆる日本無力化つまり日本解体の思惑が
一致したことを示すものですからね。
ルーズベルトに蒋介石重視による反日極東政策と
スターリンの東亜赤化のための日本無力化の思惑が
暗に一致したものです。
それを日本において権力を誇示したいマッカーサーと
当時軍を含めたアメリカ政府関係者に大量にいた共産主義シンパが
成し遂げたものです。
>新しい国家論を論じ、新しい憲法を創る時代ではないでしょうか。
この点では同意です。
吉田ドクトリンは色々な意味で限界です。
123
:
さむらい
:2004/08/16(月) 23:07
ル―ズベルトとスターリンの思惑、
スターリンに同調する共産主義者及び共産主義シンパの思惑による
日本無力化の思惑は別として
日本国憲法9条の平和主義自体は悪くはないと思いますよ。
戦後の日本の平和主義、戦前からの日本人の平和主義的な考えが示されている
という意味ではいいと思いますよ。
戦後の日本の平和主義は
軟弱外交の元となり様々な国益の損失をもたらしましたが
元々日本が決して自ら侵略をするような国家ではないということを
改めて世界に示したという点では悪くなかったと思いますよ。
124
:
とはずがたり
:2004/08/17(火) 15:19
折角更正したのに余りにもひどい仕打ちではないか?
少年時の非行で退職迫る 大分県警、男性巡査に (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/police.html?d=17kyodo2004081601004411&cat=38&typ=t
大分県警に採用され警察学校に入校中の男性巡査(29)が「少年時の非行を理由に退職を強要された」として、不利益な扱いをしないよう求める措置要求書を16日、大分県人事委員会に提出した。警察官が人事委に要求書を出すケースは珍しく、男性側は「労働権の侵害」と訴えている。
要求書などによると、男性は大分県に居住中の18歳当時に、窃盗や器物損壊などの事件で取り調べを受けた。家庭裁判所の審判で、少年院送致などの処分をしなくても立ち直れると「不処分」の決定を受けている。
男性はこの事件で接した警察官が親身に将来の心配をしてくれたことなどから立ち直り、警察官を志したという。
ほかの県の大学に進み、卒業後は大学のあった県の警察に入り数年間勤務。故郷の大分県に戻り、今年4月に大分県警に採用された。
[ 2004年8月17日2時2分 ]
125
:
121
:2004/08/17(火) 23:31
>>122-123
確かに、9条2項が、連合国による終戦直後の日本無力化策というのは、忘れてはなりません。当時は、連合軍の半永久的な占領も考えられたようですから、9条2項を文字通り解釈しても、国防上の問題は生じなかったと言えましょう。しかし、いざ独立すると、主権国家として国民の生命・財産を守る義務が生じるわけですから、文理上は苦しいけれど、自衛権を独立国の常識として読み込まないとやっていけなかったのですよね。美濃部達吉の天皇機関説並みの、よく言えば柔軟な、悪く言えば強引な解釈でした。本来であれば、この時点で2項は削除するか、核兵器その他の大量破壊兵器等の保有を否認する内容に変えておくべきでした。改憲までしなくとも、有事法制はやっておくべきでした。あの自民党ハト派の代表格・宮沢喜一元首相さえ、昔から有事法制制定を主張していたのですから。ところが、悲しいかな、当時の世論はそれを許さなかったのですね。これは、社会党や共産党のポピュリズムにも問題はありますが、自民党も60年の日米安保改定において国民への説明が不足して余計な反発を招き、体力を浪費したことも原因だったと思います。
現在、構造改革こそあまり進みませんが、地方分権や市場原理強化を柱とする「小さな政府」がトレンドとなる中、改めて国家の役割が問われています。個人、家庭、自治体でできないことを国家や地域的国家連合が行う、という考え方に立てば、安全保障は国家の重要任務です。従って、新しい憲法を創る際は、侵略戦争禁止、自衛権保持、自衛軍の存在、大量破壊兵器の保有禁止、国際協力への参加などの基本方針を、安全保障関連条項として盛り込むべきですね。
ちなみに、「軽武装経済重視路線の吉田ドクトリン」などという言い方をされますが、吉田元首相自身は、ある程度経済が発展した段階で、堂々と憲法改正し、自衛軍の存在を明記することを考えていたようです。この辺は、加瀬俊一「吉田茂の遺言」に詳しく書かれています。
9条1項は、原点は1927年の不戦条約ですが、「和の国」に極めて相応しい条文ではないでしょうか。祖国の名誉のためにも、この方針は未来永劫貫かねばならないと思っています。
126
:
とはずがたり
:2004/09/02(木) 02:44
公平を期さねばならない判事が「高度の緊張関係にあったため、穏当を欠く表現が用いられてもやむを得ない」のかね?
判事への賠償請求、最高裁が退ける…元教師の敗訴確定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040831-00000416-yom-soci
群馬県立高校の元教諭と代理人の弁護士が、井上薫・前橋地裁高崎支部判事(当時)に名誉を傷つけられたなどとして、井上判事と国に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は31日、元教諭側の上告を退ける決定をした。請求を棄却した2審判決が確定した。
1、2審判決によると、井上判事は、元教諭が起こした別の訴訟を担当したが、元教諭側は「異常な訴訟指揮があった」として、井上判事らを損害賠償を求めて提訴。判事側の答弁書に「適法な訴訟指揮に因縁をつけて金をせびる趣旨」などと記載されていたことから、元教諭側は請求の趣旨に名誉棄損を加えていた。
1審判決は名誉棄損だけを認めて井上判事に20万円の支払いを命じたが、2審判決は「双方が高度の緊張関係にあったため、穏当を欠く表現が用いられてもやむを得ない」と指摘した。
(読売新聞) - 9月1日1時37分更新
127
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/09/02(木) 19:01
>>126
「異常な訴訟指揮があった」という理由で訴訟を起こされた後のことですね。
訴訟の当事者として攻撃しあう関係だからある程度はしょうがないというところでしょう。
訴訟指揮についての賠償は一審でも認められてませんし。
個人的には腹も立ちますが。
128
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/09/04(土) 21:36
回答率にもよりますが、もはや護憲徹底派は相当弱くなってますね。
今後10年のうちに動きがある可能性も高い感じですね。
その場合でも国論を二分しないかたちの案が通るでしょうけれども。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=STORY&NGID=main&NWID=2004090401002445
国会議員84%が憲法改正容認 時代に合わない、6割
共同通信社は4日、衆参両院議員全員を対象に8月に実施した憲法改正問題に関するアンケート結果を集計した。
それによると、48・5%が「憲法改正に向けて積極的に議論すべきだ」と改憲に積極的で「議論の結果、改正しても良い」とした議員を加えた「改憲容認派」は84・5%に達した。国会の憲法調査会などで憲法論議が加速する中、改正に積極的な議員の姿勢があらためて浮き彫りになった。
自国と密接な関係にある外国への攻撃を自国への攻撃とみなして反撃する集団的自衛権の行使については賛否が拮抗(きっこう)。時限立法ではなく必要に応じた自衛隊の海外派遣を可能にする恒久法制定は反対が賛成を上回った。
改憲容認派に理由を尋ねたところ「憲法規定が時代に合わなくなっている」(59・9%)が最も多く、次いで23・1%が「新たな権利、義務の盛り込みが必要」と答えた。
129
:
とはずがたり
:2004/09/06(月) 18:31
追跡・憲法:衆院憲法調査会 自民、民主と連携模索−−公明けん制の狙いも
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20040901ddm005010191000c.html
◇5日から両党、EU諸国視察
衆院憲法調査会の自民、民主両党のメンバーが5〜17日、今年6月18日に採択されたばかりの欧州連合(EU)憲法と加盟国の憲法との関係などを調査するため、EU諸国を訪問する。EU憲法に強い関心を持つ民主党の意向を自民党が尊重した形。自民党側には、民主党の改憲派との連携を模索するとともに、9条改正を検討しない方向となった公明党をけん制する狙いがあるとみられる。
視察団は自民党が中山太郎会長のほか、船田元、保岡興治、中谷元、近藤基彦の各氏、民主党が仙谷由人、枝野幸男の現前政調会長の計7人。来年5月に予定されている最終報告書の作成に向け、最後の海外視察となる。
「国際貢献の明文化など、自民、民主両党の考えには一致する論点がたくさんある」
自民党憲法調査会長でもある保岡氏は最近、民主党に「ラブコール」を送っている。憲法改正には各議院の総議員の3分の2以上の賛成が必要なことから、「憲法問題を軸にした政界再編」というシナリオも用意したうえで、民主党を巻き込んだ議論をする必要があるとの考えに基づいている。
これに対し、仙谷氏ら民主党のメンバーは、経済や安全保障を包括したアジアとの共生を唱え、多国間共同体(アジア版EU)創設も見据えた改憲論を展開。日米同盟に重心を置く保岡氏らと一線を画してきた。このため、自民党側には共同体の先進であるEU視察を受け入れることで、協調を求めたい考えがある。
こうした中、民主党の岡田克也代表が無投票当選を決め、今後2年間は「小泉自民VS岡田民主」の争いが続く見通しになったことを受け、民主党は政権交代を目指して対決色を強めている。一方で公明党は、「9条堅持」を強く打ち出し始めた。
自民党改憲派の中には「2年のうちに憲法で『ガラガラポン』という局面は必ず来る」との見方がある半面、「憲法論議が今の政治状況の犠牲になってしまう」との焦りも生まれており、狙い通りの視察となるか不透明だ。
毎日新聞 2004年9月1日 東京朝刊
131
:
とはずがたり
:2004/09/08(水) 12:22
殺人や婦女暴行の厳罰化いいかもね。
>米国ではすべての州で殺人の時効が撤廃されており、ニューヨーク市は婦女暴行のDNAが残る場合には時効を停止している。
窃盗で公判の男、16年前の主婦殺人自供…時効が成立
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040908-00000301-yom-soci
1988年に東京都昭島市の主婦が自宅で刺殺された事件で、窃盗罪などで公判中の男(42)が、「自分がやった」などと犯行を認め、警視庁捜査1課と昭島署から殺人容疑で書類送検されていたことが、7日分かった。
事件は、昨年11月で殺人罪の公訴時効(15年)が成立しており、東京地検八王子支部はすでに、男を不起訴処分にしている。殺人罪などを巡っては、法制審議会が8日、時効期間の延長を盛り込んだ刑法・刑事訴訟法改正要綱を法相に答申する。
殺人容疑で書類送検されたのは、今年1月に千葉県警に窃盗容疑などで逮捕され、千葉地裁で公判中の茨城県取手市の無職の男。
調べによると、男は88年11月1日午前、昭島市つつじが丘3の公団で、主婦河野葵子(ようこ)さん(当時40歳)の胸を刃物で刺し、殺害した疑い。
同日夜、帰宅した夫が、台所であおむけに倒れている葵子さんを発見した。葵子さんは刃物で左胸を2か所刺されており、警視庁は殺人事件として捜査したが、物証に乏しく、捜査は難航。同庁は時効直前の昨年9月、容疑者不詳のまま東京地検八王子支部に書類送検し、事件は事実上、迷宮入りしていた。
事件が動き出したのは今年1月。千葉県警が、盗難車に乗っていた男を窃盗容疑で逮捕したところ、男は、約20年にわたって全国で空き巣や事務所荒らしを繰り返していたことを自供した。さらに、昭島市の主婦殺害事件についても「自分がやった」と供述し、上申書も提出したという。
同県警から連絡を受けた警視庁捜査1課と昭島署が、供述の裏付け捜査をしたところ、葵子さん方の電話の受話器から部品が外され、通話できないように細工されていたことなど、供述には犯人しか知り得ない「秘密の暴露」があり、信ぴょう性は極めて高いと判断。今月1日、男を殺人容疑で東京地検八王子支部に書類送検した。同支部は3日、公訴時効の成立を理由に、男を不起訴処分とした。
葵子さんは当時、夫と2人暮らし。夫はすでに転居しており、大規模な団地群でも当時のことを記憶する人は少なくなっていた。
◆時効期間の延長、8日に答申提出◆
最近、時効後に殺人事件の容疑者が浮上するケースが目立っている。
東京都足立区の小学校の元警備員の男(68)が先月、26年前に女性教諭を殺害したと自供し、供述通り、男の元自宅の床下から女性の遺体が見つかった。また、長野県生坂村のダムで80年3月、男性の水死体が見つかった事件でも、元服役囚の男が20年たって犯行を自供し、長野県警が昨年10月、この男を殺人容疑で書類送検したケースもあった。
米国ではすべての州で殺人の時効が撤廃されており、ニューヨーク市は婦女暴行のDNAが残る場合には時効を停止している。
日本でも専門家から殺人罪などの時効が短すぎるとの声が上がり、時効期間の見直しを進めてきた法制審議会は、「死刑にあたる罪」の時効について、15年から25年に延長するなどとした刑法・刑事訴訟法改正要綱の答申をまとめ、8日、法相に提出する。
(読売新聞) - 9月8日3時14分更新
132
:
とはずがたり
:2004/09/14(火) 15:25
五十数人飛び越し=宅間死刑囚の刑執行−民間団体
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040914-00000056-jij-soci
死刑確定から1年以内という宅間守死刑囚(40)に対する異例の早期執行に、民間の死刑廃止団体からは疑問の声が上がっている。
「死刑廃止フォーラムin大阪」によると、宅間死刑囚より前に死刑が確定し、執行されていない死刑囚は五十数人に上るという。宅間死刑囚への死刑は五十数人を飛び越して執行されたことになる。
(時事通信) - 9月14日15時1分更新
133
:
とはずがたり
:2004/09/14(火) 15:28
付属池田小事件:宅間死刑囚の死刑執行 判決確定から1年
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040914k0000e040051000c.html
大阪地裁に護送される宅間守容疑者=大阪府警池田署で2001年6月10日午前10時26分、梅村直承写す
児童8人が犠牲になった大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)の乱入殺傷事件(01年6月)で、1審・大阪地裁の死刑判決が確定した宅間守死刑囚(40)に対する死刑が14日、大阪拘置所で執行された。事件発生から3年3カ月余り。昨年9月26日の判決確定から1年足らず。宅間死刑囚は確定から6カ月以内の執行を求めていたが、今回の早期執行は、死刑存廃論議とあわせて波紋を広げそうだ。死刑執行は、野沢太三法相が昨年9月22日に就任して以来初めて。
刑事訴訟法は、判決確定から6カ月以内に執行を命令し、5日以内に執行すると定めている。しかし、数年から10年以上たって行われるのがほとんどで、宅間死刑囚のケースは極めて異例だ。
確定判決によると、宅間死刑囚は01年6月8日午前10時過ぎ、包丁を持って大教大付属池田小の通用門から敷地内に侵入。休憩時間中の南校舎1階教室などで、2年生と1年生の計8人を刺殺。このほか、児童13人と教師2人に重軽傷を負わせた。宅間死刑囚はその場で教師に取り押さえられ、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。大阪地検は精神鑑定で刑事責任能力が認められたとして、殺人、殺人未遂などの罪で起訴した。
宅間死刑囚の弁護側は大阪地裁の公判で、心神喪失か心神耗弱を主張。再度の精神鑑定が実施されたが、「情性欠如者(人間らしい良心を持たない人)ではあるが、精神病ではない」として、完全な責任能力が認められた。宅間死刑囚は一貫して事件について、反省の気持ちを表さず、法廷では「どうせ、死刑になるんだ。はやく死刑を執行しろ」などの発言を繰り返した。
大阪地裁は03年8月28日、死刑を言い渡し、川合昌幸裁判長は「離婚や父親への恨みから、自暴自棄に陥り、子どもを道連れにした」と動機を指摘。「再発防止のための真剣な取り組みが社会全体でなされることを願ってやまない」との所感を述べた。
弁護側は控訴したが、宅間死刑囚がその後、自ら控訴を取り下げたため、9月26日に判決が確定。宅間死刑囚は確定直後、弁護団に「半年以内、できれば3カ月以内の死刑執行を望む」との手紙を送っていた。遺族側からも早期執行を求める声があった。
◇福岡でも1人
また、嶋崎末男死刑囚(59)にも14日、福岡拘置所で死刑が執行された。
嶋崎死刑囚は、元暴力団組長で、借金返済などのために88年3月、元組員らと共謀し、1億円の保険金目当てに組員(当時44歳)を大分県の山中でがけ下に突き飛ばして殺害した。同6月までに、口封じのためさらに組員2人を殺し、宮崎県の山中に埋めた。
1審の熊本地裁は「死刑の適用には慎重になるべきだ」と無期懲役を言い渡したが、2審の福岡高裁は「残虐極まりなく、極刑をもって臨むほかない」と死刑を言い渡し、最高裁も99年3月、2審を支持した。
毎日新聞 2004年9月14日 11時56分
135
:
灯台の下は暗い
:2004/10/12(火) 03:22
憲法 第2章 9条 2項
外交権として 経済・文化・人道目的による自衛隊の海外派遣
但し、国会による法律に基づく事、
憲法 第3章 13条 2項
基本的人権の保護のために 抵抗権 の規定を挿入
但し、憲法の直接適用を認める事。
136
:
とはずがたり
:2004/10/13(水) 17:23
>>135
憲法改正案でしょうか?
137
:
とはずがたり
:2004/10/13(水) 17:23
被害者の無念や犯罪の理不尽さなどを思うに死刑は当然だと思うが如何でしょうか?
出所後に被害者を刺殺、被告の上告棄却…死刑確定へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041013-00000011-yom-soci
婦女暴行事件の被害者が警察に届け出たことを逆恨みし、出所後に被害者の日本たばこ産業(JT)の女性社員(当時44歳)を刺殺したとして、殺人、窃盗罪に問われ、1審で無期懲役、2審で死刑の判決を受けた無職持田孝被告(62)の上告審判決が13日、最高裁第2小法廷であった。
滝井繁男裁判長は、「特異な動機に基づく誠に理不尽で身勝手な犯行であり、社会に与えた影響も大きい」と述べ、被告側の上告を棄却した。死刑が確定する。
この事件の裁判では、同じ認定事実を基にしながら、1、2審の判断が分かれた。最高裁が2審判決を支持したことで、逆恨みなど悪質な事情があれば、被害者が1人でも死刑になりうることが改めて明確になった。
判決などによると、持田被告は1989年12月、この女性に対する婦女暴行傷害、恐喝未遂の事件を起こし、懲役7年の実刑が確定。服役中、「女性が警察に届け出たため逮捕された」と恨みを募らせ、殺意を固めた。出所2か月後の97年4月18日夜、東京都内の団地に帰宅した女性を待ち伏せ、エレベーターホールで刺殺。女性のハンドバッグなどを盗んだ。
(読売新聞) - 10月13日15時38分更新
138
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/10/14(木) 16:09
教育基本法改正求める意見書可決 県会 自民、単独で強行
http://www.saitama-np.co.jp/news10/14/06p.htm
県議会は九月定例会最終日の十三日、自民が単独提案した「教育基本法の早期改正を求める意見書」を賛成多数で可決した。ほかの四会派は反対したが、最大会派の自民が押し切った。県議会では意見書の提案は全会派一致を原則にしており、最終日の本会議で緊急提案されるのは異例。
意見書は、少年犯罪やいじめ、不登校など課題が山積する中で「青少年の健全育成、国際社会で認められる国民の在り方を考え、新たな教育の方向性を示す必要がある」と指摘。伝統文化の尊重と国を愛する心の育成、家庭の意義と家庭教育の重視などの観点から国会で議論し、同法を改正するよう求めている。
県議会では、意見書の提案は原則として議員定数の十二分の一の賛成が必要で、事前に議会運営委や常任委に諮るのが通例。自民は水面下で他会派と調整したが不調。一部会派には文言の修正を求める動きもあったが、自民が応じなかった。
提出議案の採決後、自民の吉田弘氏が緊急提案した。本会議は約一時間の休憩後に再開、意見書案の質疑と討論を経て採決され、閉会は午後七時半近くにずれ込んだ。
討論では、自民の島野直氏が「教育の危機的状況を打破し、教育の在り方を根本から、考え直すべき」と賛成。
一方、公明の西山淳次氏は「国を愛する心などの規範や徳目を法律に盛り込むことには慎重であるべき」、地方主権の会の神杉一彦氏が「こうした重要な問題で県議会の意思表示をするには十分な論議が必要」として反対。共産の河村勝子氏は「教育基本法の理念に立ち戻るべきであり、改正は戦前への逆戻り」、民主党の秦哲美氏は「基本法が戦前の軍国主義の反省の上につくられたことを忘れるべきではない」と反対意見を述べた。
市民団体など抗議
県議会で教育基本法の改正を求める意見書が可決されたことを受けて、教職員組合や市民団体などは十三日、「改正によって問題が解決するという主張はあまりに短絡的」「改正ではなく、教育基本法を生かす取り組みが必要」と抗議する声明を発表した。
「埼玉教職員組合(日教組埼玉)」と「埼玉高等学校教職員組合(埼玉高教組)」は、憲法の理念を教育で具体化するものが教育基本法と指摘し、「教育基本法改悪から憲法改正へと続く一連の流れは、平和国家から戦争のできる国へと舵(かじ)をきるものであり、断じて容認できない」としている。一方、埼玉県教職員組合(埼教組)の贄田教秋書記長は「可決されたのは非常に遺憾で、自民党に怒りを覚える。多数決をかさにきて、ごり押しするのでは県民に理解を得られない」と話した。
「埼玉県平和運動センター」は同日、「強引に採択されたことを危ぐする」と声明を発表した。
市民団体「子どもの人権埼玉ネット」と労働組合や有識者で構成される「子どもと教育・文化を守る埼玉県民会議」は十三日までに意見書を採択しないこと求める要請書を各会派あてに出した。同ネットは「国を愛する心は押し付けられるものではなく内発的なもので、心の強制は憲法の思想・良心の自由に抵触する」と抗議している。
139
:
とはずがたり
:2004/11/14(日) 08:02
紀宮さまの婚約内定 お相手は都職員の黒田慶樹さん
http://www.asahi.com/national/update/1114/003.html
天皇家の長女紀宮(のりのみや)さま(35)の婚約が内定した。お相手は次兄の秋篠宮さまの学習院時代の同級生で、東京都職員黒田慶樹さん(39)=東京都渋谷区在住。天皇、皇后両陛下は結婚を了承しており、来春式をあげる予定。当初、今月9日にも発表される予定だったが、新潟県中越地震や台風の被災者が苦しんでいるさなかに慶事を発表するのは忍びないという両陛下とお二人の強い意向で、延期された。発表は12月にずれこむ見通しで、黒田さんも「今は何も申し上げられない」と語っている。
皇室典範の規定により紀宮さまは結婚後、皇族の地位を離れることになる。
黒田さんは学習院初等科時代からの秋篠宮さまの親友で、幼い頃から東宮御所を訪問し、両陛下や紀宮さまとも当時から面識があった。大学時代には秋篠宮さまが主宰していたサークル「自然文化研究会」に所属。秋篠宮さま、紀子さまと研究旅行などの活動をともにし、卒業後も秋篠宮家と親しい関係が続いていた。
関係者によると、黒田さんが秋篠宮家を訪ねた際、幼なじみだった紀宮さまと久しぶりに再会。秋篠宮さまが仲を取り持つ形で、手紙や電話などで交遊を深め、今夏に結婚の意思を固めたという。
黒田さんは大手自動車会社に勤務していた慶次郎さんと寿美子さんの長男。88年に学習院大法学部を卒業後、三井銀行(当時)に入社、外国為替などの業務を担当していた。その後、首都の都市計画に携わりたいという希望で東京都職員に転身、現在は都市整備局に勤務している。慶次郎さんは黒田さんが大学在学中に死去、母の寿美子さんと暮らしている。
紀宮さまは69年4月18日、当時、皇太子だった天皇陛下の第3子として誕生。お名前は清子(さやこ)。初等科から学習院に学び、92年に学習院大文学部国文学科を卒業。学生時代からバードウオッチングに打ち込み、現在は山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の非常勤研究員として鳥類の研究・保護に取り組んでいる。福祉活動にも熱心で、盲導犬の普及活動などに力を注いでいる。
内親王の結婚は、三笠宮さまの次女容子(まさこ)さんが結婚した83年以来。天皇家では、60年に結婚した昭和天皇の五女島津貴子さん(幼名・清宮〈すがのみや〉)以来となる。 (11/14 07:03)
140
:
とはずがたり
:2004/11/17(水) 16:32
保守党が女性天皇を認めるとはどういうことだ!?
自民が憲法改正素案 「自衛軍」設置、女性天皇は容認
http://www.asahi.com/politics/update/1117/004.html
自民党憲法調査会(保岡興治会長)は17日、憲法改正草案大綱の素案をまとめ、同日の憲法改正案起草委員会に提示した。前文を含む現行憲法の全面改正を目指すもので、焦点の9条については「戦争放棄」をうたった1項は残すものの、「自衛軍」の設置と集団的自衛権の行使を明記した。象徴天皇制は維持するが、天皇を「元首」と明確に位置づけ、女性天皇も認めた。
素案は前文に盛り込む「基本的考え方」と、「総則」から「改正」までの9章で構成。今年1月からの調査会の議論を踏まえ、調査会幹部がまとめた。年内に大綱をまとめ、結党50年の来年11月に党の憲法改正草案として正式決定する。
安全保障に関する規定では、「個別的、集団的自衛権を行使するための必要最小限の戦力を保持する組織として、自衛軍を設置する」とし、現行の憲法解釈では認められていない集団的自衛権行使の容認に踏み込んだ。また、自衛軍の任務として、「国際貢献のための活動」を明記、海外での武力行使を伴う活動にも道を開いた。
一方で、武力行使を伴う活動を行う場合、原則として事前の国会承認を義務づけるなど、一定の歯止めをかける規定も整備。「国民の責務」として「国家の独立と安全を守る責務」を挙げたが、徴兵制は否定している。非核3原則も憲法に盛り込むとした。
天皇については「元首」としての位置づけを明確化。「皇位は世襲で男女を問わず皇統に属する者が継承する」として、女性天皇を容認した。「日の丸」を国旗、「君が代」を国歌とすることも「総則」に盛り込む。
基本的人権に関しては、「新しい権利」を追加するとして、具体的には(1)名誉権(2)プライバシー権(3)肖像権(4)知る権利(5)犯罪被害者の権利、を挙げた。青少年を保護するため、「出版及び映像に関する規制を法律で定める」との規定も創設する。
国会は二院制を維持するが、衆院の優越性を強化する。地方自治では新たに道州制を導入し、自治体を道州、市町村、自治区(仮称)に分ける。
憲法改正手続きを緩和し、国会が国民投票を提案できる条件を、現行の衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成から過半数の賛成に変えるほか、国民投票を実施しなくても、衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成で改正案を成立させることができるとした。 (11/17 11:41)
141
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/11/17(水) 21:54
読売に要旨が載っていましたが、思ったより形になってきてるなあという感じでした。
(通すことをある程度考えて案を作ってきてるなあという気もしました。)
一番心に残ったところは、ややくだらないところですが「閣僚は衆院議員に限るが次期衆院選に立候補表明していれば指名可」なんてのはいかがかと思いますね。
そこまで窮屈に縛った上に抜け穴を作るなんて、自民党の汚い部分が憲法に刻印されてしまうようでイヤです。
自衛軍を国家緊急事態のところに規定して9条と切り離しを図っているのも特徴的だと思いました。
(自衛という目的があいまいになっている現状、この名称にはやや違和感があります。「軍」にはそれほど違和感ないのですが。)
女性天皇に関しては、ちゃんと議論がされていませんね。今上→秋篠宮→敬宮→眞子内親王・・・という継承順を笠原英彦・慶応大学教授が中央公論で書いていたことがあるんですが、この根拠や如何というところ。感情的にはそれで行きたいところなんでしょうけど。
それ以前に女系の導入について自民党でも安倍幹事長代理くらいしか問題意識を明らかにしていません。このまま崩れてよいものでしょうかね。
(しかし、子供が二人程度という日本国民の現状を皇族にも反映させると男系が断絶してしまいかねず、そういうことを議論すると「不敬」的に感じられてしまう面があって。
いくら旧皇族を復活させてもパッチを当てた程度の意味しかなく、男系断絶の危機または遠縁の皇位継承のおそれは残りそう。。)
改正憲法では現行憲法の規定を引き継いで、あとは皇室典範によるという「逃げ」の手段をとるのが現実的で最も可能性が高いでしょう。
衆参両院を残すということで、まずは疑問を感じましたが、道州制とセットにして、再議決要件を軽減したことで、私はある程度納得いきました。
道州制にして、地方自治の権限を増し、各道州政府が代表を出すというのであれば、検討に値する構想になると思います。
(知事の三選禁止を法律で定める、といいながら、三選以上の現職に推薦を出す自民党がどこまで考えてるか分かりませんが。)
衆院の選挙制度を憲法で小選挙区と比例代表と定めてしまうのはいささか疑問。むしろ一票の格差に踏み込んでほしい(諸外国ではどうなっているのかな?)。
財政の健全化について書き込むのは、検討に値するよい問題提起だと思います。
「憲法裁判所」に関しては、はっきりとした意図が読み取れません。
付随的審査制になんらかの不満があるのかもしれませんが。裁判官の選任方法は「(略)」となっていましたが気になるところです。
憲法改正発議要件を過半数にする、及び国会議員の三分の二の賛成で国民投票を省略できるというのもどうかと思います。
このへん、国民が作った憲法が思いつきで動かされまくる危惧があります。
むしろ、国民投票制や国民発議制を積極的に導入する方向もありうるんじゃないかと思います。
ここまで書いたものは、新聞で読んだ記憶に基づいてるので誤ってる部分があるかもしれません。
全体的に私の理解は深くないのでまた勉強したいところです。(国家緊急事態の規定なんかよくわかりませんし。)
142
:
名無しさん
:2004/11/17(水) 23:38
女性天皇問題は本質からの目くらまし役でしょう。
これは一法律である皇室典範の問題ですから。
参院の扱いは中途半端に過ぎますね。
二院派の自分から見ても、こんなのだと無いほうがマシに見えます。
>「閣僚は衆院議員に限るが次期衆院選に立候補表明していれば指名可」
これ本当ですか…いくら自民とはいってもここまで酷いとは思いたくないのですが。
憲法裁判所の意図は、一般の裁判所に違憲合憲の判断を禁じて、
政治や行政への違憲判決が出るのを防ぐということでしょう。
地裁でよく違憲判決が出るのを苦々しく見ているんでしょうね。
143
:
名無しさん
:2004/11/17(水) 23:38
この試案については、保岡興治・自民党憲調会長の試案としての側面が強い、という朝日新聞の記事がありましたね。ということは、必ずしも自民党内の結論ではないかもしれませんね。
統治機構の部分について、無党派さんが指摘された点に関し、私なりに考えてみました。
閣僚は(原則として)衆議院議員とするという点は、「選挙で選ばれた議員で構成する国会(厳密には国会の多数派)が、行政府を統制する」という議院内閣制の意義を考えたものではないでしょうか。議院内閣制発祥の地・イギリスで、閣僚は必ず議員であることが要求されています(民間人なら貴族院議員に任命)。どこの国かは忘れましたが、民間人が閣僚になる場合は、一定の期間内に議席を得ることを規定していたはずです。類似の規定と見ていいでしょう。
憲法裁判所については、内閣法制局が憲法解釈を独占しているかのような現状を変える意図があるものと思われます。現在の裁判所は、具体的な事件に付随する形でしか、憲法判断が認められません。ある法律が憲法違反に当たるか否か、という抽象的な事案に対する判断を行う組織として意図されているのでしょう。政治(国会と首相・内閣)と司法府の接点という点もあるのではないかと思います。
国民投票についてですが、確か人権規定や平和主義の章を改正するには、必要不可欠ではなかったでしたっけ?国民投票制や国民発議制は、国民が必ずしも深く理解していない問題について、いっときの時流で判断されかねず、やはり慎重であるべきでしょう。この点、国民代表を通じて政治的決定を行う、という規定があることにも注目ですね。
選挙制度を憲法に書く点についてですが、アメリカ合衆国憲法にあったはずです。イタリア憲法にも、ある程度の記述があった気がします。恐らく、衆議院が政権選択の場、民意集約の場であることを示したいのでしょう。いずれにせよ、選挙制度の重要性を踏まえつつも、本当に憲法に書くべきことか、検討が必要ですね。
自衛軍については、国家緊急事態のところに、武力行使は必要最小限云々というのが繰り返されています。実際、自民党内でも、中曽根元首相をはじめ、9条1項(侵略戦争放棄)はそのままと考える人が多いのではないでしょうか。なお、国家緊急事態の枠組みは、現行自衛隊法や事態対処法に沿っているようですね。
無党派さんのご指摘にはありませんが、行政権が内閣ではなくて首相にある点も注目すべきかと思われます。もともと「合議体の長」であるはずの首相の地位が、法律上も変わってしまうのですから。
144
:
143
:2004/11/17(水) 23:51
>>142
これはこれは、行き違いだったようですね。
憲法裁判所については、内閣法制局の問題が大きいようですよ。役人が憲法解釈を決めるのは何事か、と。新聞紙上でも、何度か話題になっていました。また、最高裁が憲法判断を過度に控えたり、地裁が主文(確定すれば既判力を生ずる)とは関係のない傍論で憲法判断を行いあたかもそれで違憲が確定したかのような誤解を与えたりする現状を考えたものなのではないでしょうか。
145
:
143
:2004/11/18(木) 00:01
三連続で失礼します。先日、中曽根・宮沢両元首相、武村元蔵相が、衆院憲法調査会で意見を陳べていましたね。その記事に付き、主要六紙を読み比べてみましたが、内容がまちまちですね。恐らく、各社の都合のいいように解釈したり、記事になりそうなところだけ書いたりしたせいでしょう。国会図書館Webの会議録検索で、吟味する必要がありますね。
146
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/11/18(木) 00:09
詳しい方のレスポンスを得て嬉しく思います。
自衛軍といって国会緊急事態のところに定義を置いてるにもかかわらず、9条のあたりでは国際貢献をうたって武力行使容認を意図するなど、
何が自衛で何が国際貢献なのか、というのがよくわからないです。むしろあいまいにしてるのかもしれませんが。
議院内閣制の意義のところはそういう考えもありうると思いますが、今この仕組みに変えるのはなぜ、と思いますね。
首相に行政権、というのとのバランスもあるんでしょうか。
(たしか、読売には、参院議員が閣僚になったら失職、というようなことも書かれていたと思います。)
憲法改正の国民投票が必須の場合についてはまだ見ていません。
国民投票制や国民発議制については、私もそれほど知悉してるわけではないので、自分で書いておきながらも、慎重であるべきという意見を聞くとそれももっともだと思います。道州制が導入されるなら、そこでの展開もありうるとは思います。
147
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/11/18(木) 00:23
抽象的違憲審査については、憲法の少々の手直しと裁判所法の改正でなんとかならないものでしょうか。
抽象的違憲審査専用の憲法裁判所などを作ると、従来の裁判所とコンフリクションを起こすのが必定でないかと思えるんですが。
(憲法問題なら全部憲法裁判所、というのならドイツとよく似た形といえるでしょうか?)
148
:
とはずがたり
:2004/11/18(木) 01:30
産経の報道です。
自衛軍設置を明記 憲法改正自民原案 女性天皇認める
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041117-00000025-san-pol
来年十一月に自民党独自の「新憲法」草案公表を目指す同党憲法調査会(保岡興治会長)がまとめた憲法改正大綱の原案が十七日判明した。現行憲法で戦争放棄を規定した九条に関しては、平和主義を維持した上での「自衛軍」設置を明記して、集団的自衛権の行使や国際貢献のための武力行使を容認した。また、女性天皇を認めたのも特徴。調査会は同日から起草委員会で議論を重ね、来月中旬にも憲法改正大綱をまとめる。
原案は九章構成で、百三条ある現行憲法の全面改正を前提にした自民党「新憲法」試案といえる内容。
「総則」として、象徴天皇制と国民主権▽基本的人権の尊重▽新たな平和主義を提示し、「国旗は日章旗、国歌は君が代」と明記した。
戦争放棄規定を維持した上で「内閣総理大臣の最高指揮監督権の下に、個別的又は集団的自衛権を行使するための必要最小限度の戦力を保持する組織として自衛軍を設置する」として、国際貢献のための武力行使を容認している。
天皇については「日本国の元首」とし、「日本国の歴史、伝統及び文化並びに日本国民統合の象徴」と位置付けた。女性天皇については皇室典範の改正で対応すべきだとの意見が多い中、あえて「皇位は世襲のものであって、男女を問わずに皇統に属する者がこれを継承する」と憲法改正で容認する考えを示した。
「国民の責務」の項目では、「国家の独立と安全を守る責務」と、国家緊急事態の際、国や地方自治体などに協力する義務を記す一方、徴兵制の禁止を明確にした。
新しい人権としては、名誉権やプライバシー権、肖像権、知る権利などを追加した。国会は二院制を維持するが、衆院の優越性を強化、参院議員は閣僚になれないと規定した。
憲法改正試案をまとめた主要政党は自民党が初めて。
<自民憲法改正大綱原案の骨子>
一、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の憲法三原則維持
一、日の丸、君が代を国旗、国歌に規定
一、天皇は「日本国の元首」。女性天皇容認
一、肖像権、プライバシー権、知る権利などを追加。環境権と環境保全の責務。生命倫理の配慮
一、国民に国家の独立と安全を守る責務。徴兵制は認めず。自衛軍設置
一、自衛軍の任務は防衛、治安、災害緊急事態などの秩序維持、国際貢献のための活動(武力行使を含む)。武力行使は必要、最小限の範囲。非核三原則明記
一、首相の国家緊急事態布告(防衛、治安、災害緊急事態)。基本的人権、自由の制限
一、衆院の優越強化。参院議員の閣僚不登用。憲法裁判所の新設
一、道州制導入。憲法改正要件の緩和
(産経新聞) - 11月17日15時19分更新
149
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/11/18(木) 23:17
小沢さんは嗅覚が鋭いなぁ・・・。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041118-00000211-kyodo-pol
内閣法制局はでたらめ 小沢氏、憲法9条解釈で
民主党の小沢一郎副代表は18日夜、都内で講演し、イラクへの自衛隊派遣などをめぐる内閣法制局の憲法9条解釈について「(戦後)その都度、でたらめな解釈をずっとしてきている。(そもそも)内閣法制局が判断する権限も資格もない」と批判した。
イラクへの自衛隊派遣について内閣法制局は、戦闘行為が行われない「非戦闘地域」への派遣は可能とし、憲法上認められない集団的自衛権の行使には当たらないとしている。小沢氏は「法律解釈などを官主導でやってきた名残だ。解釈の役割があるとすれば、国会の(衆参両院)法制局がやればいい」と強調した。
150
:
143
:2004/11/18(木) 23:57
>>146-147
平和主義と自衛軍・国際貢献についてですが、平和主義の章と自衛軍関係の章を分けているのは、後者の規定を前者の中におくと、法律として据わりが悪いからだと思われます。立法・行政・司法という統治機構の先に自衛軍の規定がくることになりますからね。
自衛とは、日本が急迫不正の侵害を受けているときに、国の独立と平和、ひいては国民の生命と財産を守るための措置をこと、とでも言えばよいでしょう。自国が攻められて発動するのが個別的自衛権、同盟国が攻められて発動するのが集団的自衛権です。なぜ同盟を結ぶかといえば、軍事費を抑えつつ、より強固な安全保障体制を築くためだと思われます。ただ、「集団的自衛権と称して、同盟国・米国のために地球の裏側まで行くのか」、という議論が自民党内にも根強くありまして、この辺は「武力行使の謙抑性」という制約があると見ることができます。この点、中曽根・宮沢両元首相は、現行憲法下においても、「横須賀沖の公海上にいる米艦隊が、日本を護っていて攻撃された場合は、自衛権を行使できる。しかし、カリフォルニア沖の公海なら、それはできない」という見解で一致しています。自民党案は、「日本国は、個別的自衛権及び制約された集団的自衛権を有する」ということを、確認規定として置いていると言えましょう。
また、自民党案に言う国際貢献とは、日本が国連指導下の集団安全保障に積極的に参加するということだと考えられます。そして、国連の旗の下において初めて、自衛とは直接関係のない形で武力行使を可能にする、という趣旨でしょう。この点は、現行憲法で疑義のあるところを、政策的配慮から決着をつけるものと言えます。ただ、国連中心主義が確立されていない以上、PKFが限界でしょうね。
議院内閣制については、原則として選挙で選ばれた政治家が閣僚となるべきであり、その趣旨には賛成します(余談ながら、竹中国務相は、2001年参院選に出るべきでした)。ただ、首相主導の内閣にするのはいいとして、行政権そのものを首相に与えてしまうのは、議院内閣制の性質を著しく損なう気がしてなりません。余談ですが、個人的には、副首相に関する規定を置くべきだと思います。副党首をこれに充てて、首相を補佐しつつ、官房長官や党幹事長の上に立ち、政府と与党にまたがる調整を行わせることを想定しています。
憲法訴訟については、あなたの仰るような観点から、最高裁に抽象的違憲審査権を与えることも考えてよいと思います。ただ、最高裁の業務が煩雑にある恐れがあります。
道州制を含む地方自治については、「補完性の原理」を規定した点で、個人的には満足です。地方自治体の重要性増加に併せて、国政に地方代表を取り入れるという点にも、賛成です。ただ、全州1区の公選にした方がいいと思いますが。
151
:
143
:2004/11/19(金) 23:43
>>149
確かに、官僚機構に過ぎない内閣法制局が憲法解釈を行うことを批判するのは、納得できます。しかし、国会職員機構に過ぎない議院法制局に憲法解釈権を行わせるのは、説得力がないと思います。やはり、最終的な憲法解釈は、裁判所が行うべきでしょう。その意味で、抽象的な憲法判断を裁判所に行わせるという発想は、一応の合理性があると思います。
152
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/11/20(土) 11:12
>>150-151
私は、議員以外から大臣になりうる人材を調達することもあっていいのかなあ、とも思いますが。
首相の権限を強める方向なら制限をさらに加重するのは逆効果ではないか、と。
選挙に出るやらでないやらというのも不安定な話ですし。
私は最高裁判所の強化は重要だと思います。憲法改正とは別の話になるかもしれませんが。
抽象的違憲審査は誰が訴え出て誰が裁くかというところが問題ですね。
153
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/11/20(土) 11:40
「徴兵制禁止」明記に異論 自民、導入要求ないが…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041119-00000243-kyodo-pol
自民党憲法調査会(保岡興治会長)は19日午後、党本部で憲法改正草案の起草委員会を開き、改憲の大綱素案に盛り込んだ「権利・自由、国民の責務」について議論した。徴兵制については、導入を求める意見は出なかったが、徴兵制の禁止規定を明記することに否定的な意見が相次いだ。このため最終案で表現を見直すことにした。
出席者からは、徴兵制の禁止規定に関して「防衛政策上の問題であり、憲法事項ではない」「むしろ志願制と書くべきだ」との異論が相次いだ。
徴兵制という文言は禁止規定であっても刺激が強すぎるとの観点から「あえて書かない方が国民にとって受け入れやすいのではないか」との指摘も出た。
154
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/11/20(土) 11:42
自民改憲原案、参院軽視と批判=片山氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041119-00000596-jij-pol
自民党の片山虎之助参院幹事長は19日午後の記者会見で、自民党憲法調査会の憲法改正大綱原案が衆院の優越を明確にしたことについて「そういう考え方もあるだろうが、それが正しいとは思わない。党としての調査会の意見なら、1つの意見をもって全体の意見のように書くのは問題だ」と批判した。
同原案では、参院で否決された法案の衆院での再議決要件を現行の3分の2から2分の1に引き下げているが、片山氏は「3分の2程度にしなければ両院の意見の調整は起こらない。政策能力も専門性も含めて参院の方が上だ」と反論した。
155
:
143
:2004/11/20(土) 13:23
>>152
私の考えとしては、議院内閣制における閣僚は、国会議員であるべきだと思いますね。政策の結果責任が、選挙で問われる形になりますから。これが、民間人閣僚だと、失敗しても国民の審判を仰ぐことがないですから、直近の国政選挙に出て、国民の審判を仰ぐべきなのです。制限と言っても、要は次の選挙で当選すればいいだけのことです。比例単独候補でもいいわけです。一内閣における民間人閣僚もせいぜい2、3人ですし、実質的には、首相権限への制約は少ないのではないでしょうか。
具体的事件を伴わない抽象的違憲審査の創設は、国民代表機関である立法府の判断を覆すことに繋がるわけですから、三権分立に大きく関わる問題です。従って、これを設けるには、憲法改正が必要だと思います。出訴権者は、濫訴を防ぐためにも、国会議員等に限るべきでしょう。判決を行う裁判官は、やはり最高裁判事が、大法廷で行うべきでしょう。
徴兵制禁止は、憲法条項として導入している国はないようです。ただし、国家の自衛のためとはいえ、一般国民に遍く兵役を行わせるのは、効率が悪いでしょう。一方で、古代ギリシアの民主政は、兵役への見返りという側面がありました。裏を返せば、主権者である国民が、納税義務と横並びで抽象的な国防義務を負うのは、当然のことだと思われます。
衆議院の再議決要件の緩和については、実際に衆議院で三分の二の賛成を得るということは大変なことであり、参議院で通らなければ事実上潰れる、という現状を考えたものでしょう。しかし、2分の1では、わざわざ二院制を保つ意味がありません。5分の3が順当なところでしょう。繰り返しかもしれませんが、参議院を州代表とすること、人事・決算の議決権、条約の先議権を持たせることには賛成です。衆議院は権力創出の府、参議院は権力監視の府、という整理ですね。ただ、参議院議員の閣僚登用を認めると、その整理が曖昧になるきらいはありますね。
156
:
無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>
:2004/11/20(土) 23:12
地方公務員の人の話を個人的に聞くと、道州の実現には程遠いし、自民党議員の裏腹さを見るにつけてもそうだな。。。
道州の理念は嫌いではないですが、そんなリソースはあるんですかね。
とりあえずぶち上げてみるのが今の日本流でしょうか。
あ、私たち国民が基盤整備すべきと・・・
民間人閣僚だったら国民の審判を仰がない
議員閣僚だったら仰ぐ
・・・だから議員閣僚は国民の付託という意識をもって仕事をする、ということなのかもしれませんが、
実際上、首相を輩出する与党が圧力をかけてどうにかすればいいんじゃないでしょうか。
すぐに結果を出して国民の審判を仰ぐとも限らないし、落としたはずの比例議員は復活するし、
そのへん、そんなに適切に仕事が反映されて、選挙でも民意が表現されるものなのか、という感じがします。
首相の出た与党の成績、という大枠では反映されるといってもいいとは思うんですが。
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