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農業総合スレ

881チバQ:2009/09/07(月) 21:06:29
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090907ddm003010118000c.html
日本が変わる:農政トライアングル崩壊(その2止) 農協、変革迫られ
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 <1面からつづく>

 ◇「自民から候補出すなら話しない」 「中立」求める民主
 農協の持つネットワークは長く自民党の集票マシンになってきた。自民党は見返りに農協の求める政策を農林水産省に迫り、同省は予算や法案を通してくれる自民党の意向に従った。さらに農協はコメの生産調整(減反)などで農水省に協力する行政機能を持ち、補助金の受け皿となる特典を得てきた。

 この相互依存関係を農水省OBの山下一仁・経済産業研究所上席研究員は「農政トライアングル」と呼ぶ。

 しかし、最近は三角形の結束にもほころびが目立っていた。93年に非自民の細川政権で妥結したウルグアイ・ラウンド(前回の多角的貿易交渉)でコメの輸入が始まったことを契機に、国の食糧管理制度は廃止。コメを輸入しながら、一方で減反を推進する農政に農家は反発を強め、行政と一体化している農協からの離反が進み始めた。農家の農協離れは自民党離れにつながり、地方では農協自体が自民党と距離を置く動きまで出てきた。

 農協の政治組織である青森県農業者政治連盟(農政連)は衆院解散直前の7月10日に「自主投票」を決定した。96年の小選挙区制導入以降、同県農政連が自民党の推薦を見送るのは初めてだった。

 同県弘前市。3代続くリンゴ農家の成田松寿さん(56)は「民主党の政策に不安はあるが、農政を変えてくれるかもしれない」と思って、初めて民主党に投票した。県農政連の鳴海清彦副委員長(52)は「米価は下がり、減反は強化され、気がつくと所得は半分。農家の政治不信が強く、やっぱり推薦するのはおかしいべってなった」と説明する。

 選挙期間中、千葉県君津市や愛知県田原市の農協を視察した民主党の小沢一郎代表代行は「私も農協の組合員です。5、6反田んぼを作っていて供出農家の一人です」と自己紹介して愛想を振りまいた。農協の組合員は多様で、一枚岩ではないことを印象づける効果があった。

 民主党は全国農協中央会(全中)が自民党との関係を維持しようとする限り、攻撃を強める構えだ。農水省OBでもある民主党の平野達男参院議員は、農協に政治的中立を求める農協法改正案(先の通常国会で廃案)について「再提出する。今度は間違いなく通る」と全中をけん制する。

 全中は07年参院選に山田俊男元専務理事を自民党候補として送り出し、約45万票の大量得票で当選させた。民主党議員は「農協が来年の参院選でも自民党から候補を出すなら、もう我々と話をしないということになる」と指摘。これに対し全中関係者は「自民党が候補者を出すよう求めてくるのは間違いない。要請を断れば、今度は自民党と話ができなくなる」と頭を抱える。

 自民党とともに「野党」になるのか、民主党の求める「政治的中立」の道を選ぶのか。農協は険しい岐路に立たされている。


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