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農業総合スレ
642
:
とはずがたり
:2009/02/03(火) 10:59:07
>>641-642
農林水産省によると、国内の07年度のチーズ総消費量は約28万トン。年約3%で順調に伸びている。欧州の輸出補助金の削減や世界的なチーズ需要の高まりで輸入価格も上昇。国産の割合は約16%で、シェア9割を占める北海道は「外国と競争できる環境になりつつある」(道農政部)。
こうした中、大手メーカーの明治乳業や雪印乳業、森永乳業が相次いで道内で設備を新設、チーズの増産態勢に入った。大量生産の大手のチーズは少量生産の工房より安いため、多くの工房が危機感を募らせている。
「大手と工房のチーズの境目が分からなくなってきた。今後は続けられなくなる工房も出るだろう」。共働学舎の宮嶋代表は、淘汰(とうた)の時代が訪れたことを示唆した。=つづく
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◇生産調整でチーズとバター明暗
今年問題になったバターの品薄は、生乳不足が原因の一つ。牛乳の消費が伸び悩み、06年3月の生乳の廃棄以来、減産型の生産調整が進んだためだ。牛は種付けから搾乳までに3年かかるため、すぐに増産へ移行できない問題もある。中国などの需要増などで輸入原料の高騰も品薄に影響した。一方、チーズは生産調整が行われた時点で、増産計画が立てられたため生乳が確保できていたという。
◇農家減少、進む高齢化
北海道の農家戸数は、65年は約19万8900戸だったが、05年には約5万9000戸へと減少。就業人口も90年の約20万8000人から05年は約13万1000人まで落ち込んだ。65歳以上が占める割合は90年の20・8%から05年の34・1%までアップ。特に40代の減少が著しい。
新規就農者は年間700人前後で推移しているものの、農業離れの歯止めになっていない。耕地面積も90年の約120万9000ヘクタールをピークに減少し続けている。
06年の農家1戸あたりの所得は、前年比約5万円減の509万円。経営別にみると、畑作が約801万円と最も多く、次いで酪農624万円、稲作約343万円となっている。
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◇ナチュラルチーズ
乳を乳酸菌や酵素で発酵させたチーズ。熟成させないフレッシュタイプ、カビを植えつけ熟成させた白カビタイプや青カビタイプ、外側を塩水や酒などで洗うウオッシュタイプなどがある。プロセスチーズは1種類または数種類のナチュラルチーズを溶かして加工したもの。
毎日新聞 2008年9月2日 東京朝刊
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