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農業総合スレ

516とはずがたり:2008/08/10(日) 13:07:25
日本の飼料の低自給率は俺もかねがね心配していたところ。

飼料の自給率アップめざせ!進む「エコフィード」事業。
2008年08月09日 11:59
http://japan.techinsight.jp/2008/08/aritsu200808091159.html

日本の食料自給率は2007年度、カロリーベースで40%だったと、農林水産省が発表した。
海外からの輸入にたよっているのは食料ばかりではなく、家畜の飼料もほとんどが輸入なのだ。
今、この飼料を食品の残りかすで作る「エコフィード」が増加して、自給率アップにつながるのではと期待されている。

農水省がまとめた、2007年度の食料自給率40%は前年比1%のアップということだ。しかし、米国はおよそ125%、豪州は250%ほどあり、それからみてもとても安心できた状態ではない。
食料を輸入に頼るしかない状態になったのは、日本の食生活が欧米化して牛豚鶏などの畜肉の消費が増えたことも要因のひとつである。
牛1頭を育て上げるのに必要な水と飼料の量は稲や麦を育てるのに必要な水や肥料の比ではないのだ。畜産の増加で穀物の需要が増え、輸入量も増えたのである。

そんな、家畜の飼料を食品の残りかす(残渣(ざんさ))でつくる飼料が「エコフィード」の取り組みが進んでいる。
2008/08/08西日本新聞によると、
九州食品工場リサイクル事業協同組合(佐賀県神埼市)では、コンビニエンスストアや畜産農家が連携して「エコフィード」事業に取り組んでいる。
同組合の工場には、コンビニなどの食品工場から出る残渣(パンの耳、レタスのしん、果物の皮など)が毎朝運び込まれる。腐らないように、冷蔵車で運搬して、工場内でも低音管理で清潔に保管される。
1日約16トンになるという残渣は、無料で引き取られ、分別、粉砕、乾燥処理を経て「エコフィード」となるのだ。
市販の配合飼料の半額程度で契約農家に販売している。
販売当初は品質が不安定で生産者の評判も良くなかったが、改善を重ねて今では南九州を中心に販路も拡大できた。

同組合飼料化事業部の舩津武嗣部長は「残渣は再利用しなければ産業廃棄物になる。ごみ減量につながるエコフィードは、環境にも優しい一石二鳥の飼料です」と胸を張る。

エコフィード事業者は現在、国に登録しているだけで、37事業者になる。宮崎県では焼酎かすのエコフィードが事業化されるなど、地域の特性にあわせた広がりもみせているようだ。
エコフィードの改善などにも関わってきた、宮崎大農学部の入江正和教授は「エコフィードが普及すれば、飼料の自給率アップにつながり、世界の食料問題解決にも貢献できる」と期待する。

福岡県福岡市では「給食の食べ残しの持ち帰り禁止」に伴い、食べ残しの廃棄量が増えている。「持ち帰り禁止」の是非問題とは別に、環境問題にも発展しているのだ。「エコフィード」の幅が広がればこうしたケ−スにも活用できそうである。

(編集部:TAKEHSI)


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