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農業総合スレ

210とはずがたり:2005/04/01(金) 04:41:45
【辣韮】

大自治体の時代に② 旧名への愛着変わらず
http://mytown.asahi.com/toyama/news01.asp?kiji=5424

「歯ごたえがあるでしょう」。塩漬けされたらっきょうを見せる谷井定夫さん=細入村で
 「細入村のらっきょうは粒が大きくて、歯ごたえがある。お客さんからは他で買うのとは違うと言われます」
  細入村楡原の谷井定夫さん(66)は、50人ほどの仲間とともに「やるまいけらっきょう作り会」を結成。02年から畑を借りて作っている。

  神通川峡谷に沿った村では古くから、傾斜地の畑を利用した、らっきょうの生産が盛んだ。

  会の結成は、一手に生産してきた「らっきょう生産組合」が農家の高齢化で解散に追い込まれたのがきっかけだ。谷井さんは会社勤めが長く、栽培の知識もなかったが「特産品がなくなったら、この村には何も残らない」と立ち上がった。

  02年度に2トンだった収穫量は03、04年度に各5トンと伸びた。「このらっきょうが名実ともに細入村の特産だ」と自信を持ち始めた。村が合併で「細入村」の名を消す選択をしたのは、そのころだった。

     □

  新市の名称「富山市」に続く住所表示に、町村名を残すか否か。住民の意向を反映させようと、富山市以外の6町村はアンケートを実施した。対象者は自治会や無作為に抽出された住民など。その結果を踏まえ、議会などで決めた。

  愛着があるなどの理由で、そのまま町名を残すのは八尾町、婦中町。このうち八尾町のアンケート結果は「八尾町」を残すが77%。「八尾」を残す13%を加えると90%にのぼった。町議の一人は「八尾町という名に、我が郷土の誇りと愛着がある表れ」と話す。

  山田村は「村」を削り、「山田」を残した。

  一方、細入村では2回目の調査で、「細入」の名を残すが54%、残さないが45%。村は「拮抗(きっこう)していて、方針を決めるには至らない」と判断。報告を受けた議会が、新市の一員として広域的に交流する意思表示をしようと、名を残さない道を選んだ。

  大山町と大沢野町も、同様の選択をした。大山町は残さないが54%、残すが39%。大沢野町は「大沢野町」を残すが36%、「大沢野」を残すが24%。残さないは38%にとどまったが、町は、将来を担う若い世代で名を残さないという意見が多かったことを尊重した

     □

  しかし、町村名が消えても、住民の地名への愛着は変わらない。

  近年、恐竜化石が次々に発掘されている大山町。毎夏に見学ツアーを企画し、恐竜の町をアピールしてきた。恐竜をモチーフにしたクッキーも販売されている。「合併後に化石が発見されたら、学名には大山を残したい」と町の担当者。

  細入村の道の駅では、らっきょう漬けが一番の人気商品という。谷井さんらは村名が消えても「細入」の名を残して販売する予定。「細入という名称自体がブランド。村で育てた誇りがつまっているから簡単にはなくせない」


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