したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

農業総合スレ

200とはずがたり:2005/02/17(木) 17:23:31
⑧県林業公社が清算 関係市町村、補償なし        2004.3. 3
http://www.iwate-np.co.jp/2003kikaku/syakkin/syakkin3.html#8
 約40年間も借り入れ以外の財源がない。

 借入金が元金だけで約458億円に上る県林業公社(鈴木一夫理事長)は、ついに清算される方向となった。

 同公社の借入金は、利息も含めると800億円弱にも上る。

 「約40年後には造林した木材販売により、最大で700億−800億円の収入が見込める」 1964年、こうして設立した公社。経済成長時のバラ色の夢はとうについえていたが、何の対策も講じられなかった。

 公社は当初計画の約25000ヘクタールの造林面積をほぼ達成。しかし、木材価格の下落で、最近の資産価値は400億円弱に落ち込んでいる。

 将来の販売見通しも不透明で、もはや公社が800億円近い負債を返済することは不可能。

 県の再建策は▽公社事業を県事業の県有林事業特別会計に一元化▽農林漁業金融公庫への借入金返済は県が引き継ぐ▽これまで公社に資金を貸し付けてきた県と18市町村は債権放棄−など。

 しかし、県有林事業特別会計は利息を含め、約900億円(2002年度末)の借入金があり、一元化することで、県の負債は約1216億円に増加する。

 さらに、これまで公社に支出してきた県の貸付金(約213億円)と18市町村の貸付金(計約27億円)は水泡に帰す。

 1兆4000億円(04年度末見込み)を超す膨大な借金を抱える県財政にあって、今回の「公社清算」は通常の借金以外にも、県が抱える外郭団体の隠れ借金をあぶり出している。

 2月19日。関係する13首長が血相を変えて県庁を訪れ、増田知事と会談した。

 「どの首長からも何の声も出なかった」

 岩泉町の伊達勝身町長は会談後、こう説明したが、首長たちの異様な沈黙は「了承」を意味してはいない。

 約1億8300万円を貸し付けている湯田町の細井洋行町長は「債権の無条件放棄に応じるかは別問題だ。町民の理解は得られない」と反発する。

 県の場合、債権放棄しても、公社事業を引き継ぐため、資産の6割は「債権保全」される。だが、関係市町村は何の補償もない。

 公社を指導・監督する県農林水産部の佐々木正勝部長は「県、市町村はそれぞれの責任を果たす必要がある。債権放棄を含め、関係機関と早急に協議したい」と語る。

 運営を続ければ雪だるま式に借金は膨らむ。一方、公社清算も各方面にジレンマを生む。

[県林業公社] 人工林率が低かった県北部を中心に11市町村が「社員」となり、1964年に設立。山林所有者と造林契約を結び、公社が植林や保育、伐採・収穫を運営。収益は6割が公社、4割は土地所有者に還元する「分収造林」という仕組みを構築。現在の生育年数は40年弱で伐採可能な50−60年にはまだ遠く、木材価格の下落で当初見積もりより資産が大幅減少している。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板