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農業総合スレ
1716
:
とはずがたり
:2015/09/08(火) 17:03:44
>>1715-1716
元請け事業に打って出る
次のターニングポイントは2009年。下請けだけではこれ以上の成長が難しいと考えた青木社長は、森林組合を通さない元請け仕事に打って出た。そこで、東京都の「地域人づくり事業」の補助金を使い、3名の従業員を採用。彼らを育てながら森林組合が受けないような細かな仕事をこなし、人間関係や信頼を積み上げていく。そうこうするうちに石原慎太郎都政の花粉対策事業が本格化。花粉を大量に噴出する杉を伐採し、花粉の出ない広葉樹などへの植え替えの仕事が増えてきた。林業の活性化のために都は、入札案件を細分化して門戸を広げたため、次第に仕事がとれるようになった。つまり、東京都の林業に競争原理が働くようになったのだ。しかも、これまでは間伐がほとんどだったが、それに植栽や下刈りも加わる。これで、春から夏にかけても仕事が見込めるようになった。
ほどなく、檜原村が、街道沿いの杉並木を広葉樹に植え替え、日光が通りやすくする事業をスタートし、それを同社が受託。また、最近、村では林野庁が進める「ウッドスタート宣言」を行い、東京おもちゃ美術館と提携。檜原産の木のおもちゃの製作に、東京チェンソーズが協力した。
補助金イメージ を払拭する 新人が育ち、動けるようになったのを期に、青木社長はさらに経営の質を変える。キャパをオーバーするなら外注してでも、より積極的に仕事を取りに行く体制に改めたのだ。加えてイベントにも力を入れる。
「一般の人たちにとって林業といわれてもピンとこない。でも自然環境保全や自然体験には非常に興味を持っています。だとすれば、こちらを入り口にして、結果として木材生産を含めた林業に興味を持っていただけるよう誘導することが必要だと考えました」
林業体験会やロープを使って木登りをするツリークライミングの講習会には、毎回数百人が集まり、年々問い合わせも増えている。
こうした試行錯誤のなかで、たどり着いたのが「東京美林倶楽部」の創設である。
「本社近隣の10ヘクタールの山を1500万円で購入、ここを使って、まずは一口3本5万円の苗木を植林してもらうという事業を開始しました」(青木社長)
植林から30年後に最初の伐採。たとえば子供たちの結婚のタイミングに引き出物や新築物件の一部に使用することもできる。2本を使用し1本は山に残すという仕組み。ユーザーの思い入れがあるので継続的なメンテナンスが期待でき、確実に「良い山」ができる。
「林業というと補助金というイメージですが、とにかく補助金に頼らない仕事をたくさん作っていく。そのために自社所有の山を持ったことは大きかった」
今回の東京美林倶楽部のプロジェクトで使用するのは1年で0・1ヘクタール。残りの使い道の可能性は無限にあるというわけだ。
近年、マスコミで注目されている「東京の家と森を育てる」がコンセプトのTOKYOWOOD普及協会にも参加。同協会の中心的存在の小嶋工務店とのコラボレーションも進行中だ。青木社長は地域振興と企業としての利益確保を同時並行的に実現し、林業振興のために日夜格闘を続けている。
COMPANY DATA
創 業 2006年
所在地 東京都西多摩郡檜原村小沢3840-2
社員数 8名
URL
http://tokyo-chainsaws.jp/
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