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農業総合スレ
1679
:
とはずがたり
:2015/07/04(土) 08:47:08
中国産増で価格下落も…越前オウレン林業遺産に
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150622-OYT1T50041.html?from=yartcl_outbrain1
2015年06月22日 16時08分
福井県大野市で生産されている薬用植物「越前オウレン」の栽培技術が先月、日本森林学会(東京)の林業遺産に選ばれた。
オウレンは、かつては国内各地で栽培されていたが、安価な中国産の輸入増などで現在、商用として出荷しているのは県内のみ。ほとんどが手作業で手間がかかるうえ、販売価格が下落しており、産地は後継者不足の問題を抱えている。栽培の現場を訪ねた。
オウレンはキンポウゲ科の多年草。腸の調子を整えたり、細菌の働きを抑えたりする効能があるとされ、根茎が漢方薬の原料となる。奥越地方の標高の高い自然林は生育の適地で、同市では平安時代には栽培されていたとの記録がある。
同学会は林業発展の歴史を伝えるため、13年度に「林業遺産」を設け、これまでに14件を認定。越前オウレンは、栽培技術の希少性などが評価された。
6月初旬。生産者の加藤好昭さん(66)に所有するオウレン畑を案内してもらった。畑は市街地から東へ約20キロの岐阜県境近く。細い山道を車で走ると、標高800〜1000メートルの雑木林に先祖から受け継いだ畑が計10ヘクタールある。携帯電話の電波はつながらず、聞こえるのは鳥のさえずりとカエルの鳴き声だけ。鮮やかな緑色のオウレンの葉が一面に広がっている。
この時期は、倒木や落ちた枝の撤去、草刈りなどを行う。オウレンは直射日光に弱く、「木漏れ日があたる、この場所がちょうど良い」のだという。
オウレンは種まきから4〜5年かけて苗を作り、その後約10年育てて収穫する。収穫は、春先の雪解け時と、8〜10月。根をほぐして天日乾燥し、余分な細い根や異物を取り除いて選別し、ようやく出荷できる。畑への道中には、繁忙期に泊まり込むための小屋がある。加藤さんは「ほとんど手作業で手間がかかるが、薬なので粗悪品は出せない。相当の根気が必要」と話す。
市内では加藤さんら18人が約30ヘクタールで栽培している。生産者数、栽培面積とも約50年前の4分の1程度。高齢化で畑を手放す人も多いという。
最盛期の1970年代に年間約10トンだった生産量は中国産の安いオウレンの輸入などで、昨年は0・87トンにまで減少。販売価格もピーク時の3分の1程度で、加藤さんは「生活が成り立つだけの収入が得られず、後継者が育たない」と嘆く。
それだけに、今回の認定を生産者らは「オウレンが再評価される機会になれば」と願う。市はオウレンの効能や栽培工程を紹介するパネル展を準備し、「市内外にアピールして市のブランド品にしたい」と意気込む。
少子高齢化に伴う医療費の増大などで、病気予防を重視した漢方薬は見直されている。安全で高品質な国内産原料への注目度も高まっている。県は薬用植物の普及を後押ししており、オウレンの草刈りや勉強会などの費用の補助事業を2012年度から実施。緑豊かな畑の景観は美しく、西川知事は「観光資源としての利用も進めていきたい」とする。今後は、担い手育成の仕組み作りも必要だ。加藤さんも「生産技術を後世に伝え、日本一の生産地を守りたい」と力を込める。(渡辺彩香)
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