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農業総合スレ

1とはずがたり:2003/08/06(水) 19:22
農業問題一般。土地制度その他

武部農相よ、農協を解体しよう!
http://kaba.2ch.net/giin/kako/993/993748216.html

武部農水相について語る・・・
http://kaba.2ch.net/giin/kako/1009/10090/1009030603.html

1569とはずがたり:2014/11/15(土) 09:11:11
小麦は知ってたけどバターにも農水官僚どもの利権があったのか!農水官僚の給料全部取り上げて国民のパン代とバター代に回せやヽ(`Д´)ノ

無駄な農水官僚どもは全員麦畑農家と牧場に天下りやね( ゜д゜)、 Peッ

バター値上げの背景に、農水省の「白モノ利権」
http://www.alterna.co.jp/13436

大手乳業各社は8月1日の出荷分から、家庭用のチーズやバターの希望小売価格を引き上げた。加工用の牛乳の生産量が減って、仕入れ価格が上昇しているという理由だ。

特にバターについては今年5月、農水省が7千㌧の緊急輸入をするなど品不足は深刻で、スーパーで数量制限はいまも続いている。

だが、農業ジャーナリストの浅川芳裕氏は「よく考えればおかしくないか。同じ乳製品の牛乳やチーズなどが品不足になることはない。なぜバターだけが、頻繁にお店の棚から消えるのか」と疑問を投げかける。浅川氏によると、その裏には「農水省のバター利権があるという。オルタナ37号(2014年6月発売)第一特集「農水省がおかしい」から抜粋して紹介する。(オルタナ編集部)


バターについては、2008年にも品薄騒動があった。だが、翌年春には過剰在庫を抱えたかにみえた矢先の同年夏にはまた品薄になった。同省は2010年にも緊急輸入をしている。

よく考えればおかしくないか。同じ乳製品の牛乳やチーズなどが品不足になることはない。なぜバターだけが、頻繁にお店の棚から消えるのか。

実は奇妙でも何でもない。その答えは、天下り団体「農畜産業振興機構」によるバター輸入独占業務にある。

通常の食品であれば、国産が足りなければ民間の事業者が輸入すれば済む。しかし、バターについては農水省のバター利権があるため、そうはいかない。独占輸入のペーパーワークだけで、毎年10億円以上の収入を得る。2億円近くある同機構の役員報酬の原資になっている。自ら輸入数量をコントロールし、バター不足を演出する自作自演だ。
 
4月には小麦価格の値上げが発表されたが、バター利権と同じ「農水省の独占業務問題」である。日本の小麦の需要量(年間約550万㌧)の9割は外国産で、農水省が安い輸入小麦を無関税で全量買い取り、「マークアップ」と呼ばれるマージンを1㌧につき2万円ほど上乗せして高く製粉会社に販売する国家統制が行われている。

マークアップとは、1割に満たない国内の小麦農家のために支払われる補助金原資である。これにより製粉会社への売り渡し価格は国際相場の約2倍になる。消費者は高いパンや麺などの小麦製品を買わされ、差額は農水省の差配を通じた、生産者への補助金バラマキに化ける。

国産小麦の生産量はわずか74万㌧で、生産額は260億円しかない。それなのに補助金の総額は約1300億円にのぼる。生産額の5倍の補助金で農業が強くなるはずがない。

一方で農水省にとっては、この補助金を特別会計にすることで、自分たちの利権にできる。輸入価格に上乗せされる輸入小麦のマージンは、農家の保護というより、役所の利権温存に使われているのだ。マークアップを廃止すれば、小麦の値上げは必要ない。

バターや小麦利権は「TPP問題」とも密接に関係している。農水省では「白いモノ(麦、バターなどの乳製品、コメ、砂糖)を扱うと出世する」(農水省OB)伝統がある。

白いモノとは農水省が独占する国家貿易品目であり、すべてTPPで「聖域品目」とされているものばかりだ。

農水省は麦500万㌧、コメ80万㌧を輸入する世界に冠たる「輸入商社」である。TPPで、農水省が恐れるのは国内農業の壊滅ではない。貿易の自由化によって「農業保護」を名目に享受してきた輸入独占権を失うことにある。

浅川 芳裕(あさかわ・よしひろ): 農業ジャーナリスト・農業総合専門サイト「農業ビジネス」編集長。1974年山口県生まれ。カイロ大中退。著書『日本は世界5位の農業大国』『TPPで日本は世界一の農業大国になる』など多数。

1570とはずがたり:2014/11/15(土) 09:15:27
御用新聞読売は農水利権には全く頬被りで牛に責任転嫁w
こう云う時の為の世界自由貿易市場なんだけど。

酪農王国 バター不足…仕入れ高騰 菓子店悲鳴
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/feature/CO003966/20140929-OYTAT50017.html
2014年09月29日
昨夏猛暑 乳牛バテる

 バターの価格高が市民生活に影響を与えつつある。価格上昇の背景には、酪農家の減少で原料となる生乳の生産量が減っている要因に加え、昨夏の猛暑の余波で乳牛の体力回復が遅れてバターの生産量が前年同期割れとなっている要因がある。大量のバターを必要とする洋菓子業界は、需要期のクリスマスを控えて危機感を強めている。
(伊佐治真樹史、写真も)

 ◎NZから緊急輸入

 千歳市の洋菓子店「パリ16e」では、主力の焼き菓子「北サブレ」などの製造に1か月当たり約250キロのバターを必要とする。だが、昨年末から乳業メーカーから割り当てられるバターは約3割減、仕入れ価格は1本(450グラム)当たり約30円値上がりしている。

 店では苦肉の策として、4月から毎月、生クリームを原料に80〜90キロのバターを手作りしている。既製品のバターと比べ1個当たり20円ほど割高になるという。本堂一史社長(65)は「酪農王国の北海道でバターが足りなくなるのは情けないし悲しい」と語る。

 バターの小売価格も値上げが相次ぐ。雪印メグミルクは7月から家庭向け「雪印 北海道バター」(200グラム)の希望小売価格を8円アップ、明治も8月から「明治北海道バター」(200グラム)を8円値上げし、393円とした。

 クリスマスケーキでバターの需要が高まる12月を見据え、ニュージーランドなどからバター7000トンの緊急輸入が実施され、政府は26日、3000トンの追加輸入を発表した。メーカーに販売し、需要を賄う計画だ。農林水産省牛乳乳製品課は「消費の増える冬に欠品しないようにメーカー側が出荷を抑えている側面も考えられる。需要に応えられるよう、市場にバターを供給する体制を講じたい」としている。

 ◎搾乳量戻るまで1年

 バター不足の直接の原因としては昨夏の高温が挙げられる。乳牛は暑さに弱く、猛暑になると乳の出が悪くなる。全国的に猛暑を記録した2013年度の生乳生産量は、全国で前年度比2・1%減の745万トン。約5割を担う北海道でも同2・1%減の385万トンにとどまった。牛の体力が回復し、搾乳量が元に戻るまでは約1年かかるといい、今年4〜7月の道内生産量は前年同期比2・6%減だった。

 賞味期限の短い飲料用牛乳用やチーズ用に、生乳が優先的に振り向けられている事情も、バター不足に拍車をかける。長期保存できるバターは生産調整の対象になりやすく、主産地の北海道のバター生産量は13年度、前年度比7・5%減の5万3528トンだった。

 こうした要因が重なってバターの価格が上昇。14年7月時点の大口需要家向けは1キロ当たり1295円と、5年前(09年度)と比べて177円値上がりしている。

 ◎10年で6万8000頭減

 バター不足の遠因には、道内の酪農家戸数が減っている点がある。畜産統計によると、道内の酪農家戸数(14年2月時点)は6900戸と、10年で2130戸減り、乳牛の飼育頭数も約6万8000頭減った。別海町で乳牛110頭を飼育する西田尚さん(38)は「乳価やバターの価格が上がっても、円安や原油高で飼料価格や電気代といったコストが増えている。将来が心配で、後継者がいても継がせないという農家は多い」と話す。

 道は「飼料作りや、子牛の育成を共同で行う組織や施設を整備し、設備投資や規模拡大を行える環境整備が必要」(畜産振興課)としている。

2014年09月29日

1571とはずがたり:2014/11/15(土) 09:42:17
農水行政にちょい言及しているのは良しとしても経済知らない頭が悪そうな毎日(とコメントしてる農水官僚)の記事。牛乳が競争激しくて値段上げられないなら急いで牛乳では無くバターに回せば良いだけの話し(その場合値上がりするのはバターだけでは無く牛乳やバターも少しずつ品不足になり値が上がるが)で農家か乳製品会社か市場統制しているなら農水官僚の誰がそれいずれかが無能ってことである。
ミネラルウォーターより安いと行ってるけどホールセールとリテールの単価一緒にしてるんでわ?
TPPで供給が出来なくなった国内牧業に代わって世界から安く安定供給出来るのである。日本の国内産業に価値を見出すなら米加の様なシステムを導入すれば良い(価値あると個人的には思う)。

スーパーに行ったら:バターがない! 五つの理由
毎日新聞 2014年11月13日 17時47分(最終更新 11月13日 19時55分)
http://mainichi.jp/select/news/20141114k0000m020014000c.html

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/nogyo/002.jpg

 グラタンを作ろうと冷蔵庫を開けたらバターが切れていた。近所のスーパーを3軒はしごしたが、ない、ない、ない! あるのはホテル仕様の高級商品だけ。聞けば全国的に「バター不足」という。なぜバターは消えたのか。そこから見えてくるのはなにか。【小国綾子】

 「一足違いで売り切れました」。東京都練馬区のスーパー「アキダイ」で秋葉弘道社長は申し訳なさそうに言う。「今月初めに国産メーカーのバターを入荷したが10日ともたず売れてしまいました。不足は深刻で月1回の入荷が精いっぱい。11月中の再入荷はもう無理です」。バターの棚は空っぽだ。

 クリスマスを前に洋菓子業界も深刻だ。「安いバターは普段の倍、高級バターも3割くらい値上がりしている」と全日本洋菓子工業会の副理事長で、東京都千代田区の老舗洋菓子店「ゴンドラ」の細内進社長。「うちの店は春先から不足を予想し、地下の大型冷蔵庫に在庫を確保したが、業界ではマーガリンやショートニングに切り替えた店もあるようだ。円安でチョコレートやアーモンドなど輸入品も値上がりしダブルパンチです」

 牛乳やチーズの棚はいっぱいなのに、なぜバターだけが不足するのか。

 ◇1 需給調整役

 農水省牛乳乳製品課の担当者は「原因は国内の生乳生産量の減少」という。2013年度の国内生乳生産量は約745万トンで前年比2・1%減。14年度上期(4〜9月)は前年同期比2・5%減だった。

 「国内で生産された生乳の半分は牛乳となる。牛乳は保存性がなく、国民に不可欠な飲料なので最優先で確保する。牛乳需要を満たしてから生クリーム、チーズに割り当て、最も保存の利くバターや脱脂粉乳は後回し。生乳の需給調整役なのです」(同課)

 つまり生乳生産量が減ると真っ先にバターが消える。実際、14年4〜9月、バターと脱脂粉乳に回された生乳は前年同期より8・8%減った。ではなぜ生乳が減ったのか。

 ◇2 昨夏の猛暑

 農水省は直接の引き金を、昨夏の猛暑、それも北海道の気温の高さと見る。「暑さで乳牛の体力や免疫力が落ち、多くの牛が乳房炎にかかった。抗生物質を投与するため、回復後もしばらく生乳を出荷できない。体力の落ちた牛は種付けもうまくいかず、猛暑の影響はその後1年以上引きずることが多い」という。

 北海道の生産量は昨夏から今春の多くの月で前年より3、4%も減っている。牛はデリケートな生き物なのだ。ところが「猛暑? そんな一時的な問題じゃない」という声が酪農家から聞こえてくる。

1572とはずがたり:2014/11/15(土) 09:43:19
>>1571-1572
 ◇3 酪農家の減少

 「問題の根は深い。北海道では毎年200戸の酪農家が消えている。しかも若い人、経営力のある人からやめていく」と指摘するのは、北海道新得町で乳牛600頭を飼育する有限会社「友夢(ゆうむ)牧場」社長、湯浅佳春さんだ。このままでは離農は止まらず、生乳生産量は減少し続ける恐れがあるという。

 離農の原因は高齢化や後継者不足などさまざま。しかし「最大の原因は経営が大変だから。円安で餌が昨年、今年と1割ずつ値上がりしている。ところが乳価(生乳販売価格)はほとんど上がらない。せめて乳価をもっと上げてくれないと、酪農家は頑張る意味を見いだせなくなっている」。

 乳価は各地の農協連合会などの生産者団体と乳業メーカーとの交渉で決まる。「1キロ90円で生乳を売るんですよ。ミネラルウオーターより安いのか、とがっかりします」と湯浅さん。

 内外の酪農政策に詳しい鈴木宣弘・東大教授は「日本は生産者団体に比べ、買い手側の交渉力が強く、乳価がなかなか上がらない。最近は大手スーパーや量販店が価格決定の主導権を握り、牛乳を安売りの目玉商品とするため、値崩れしやすいことが背景にある」と指摘する。

 酪農家はこの10年で約1万戸減り、13年、とうとう2万戸を割り込んだ。湯浅さんは「酪農家の経営はもうギリギリ。今は肉の方が高く売れるため、乳牛ではなく和牛を種付けする酪農家も増えている。ますます乳牛頭数は減り、生産量が減る恐れがある」と打ち明ける。

 酪農家が後継者確保や設備投資をためらうのにはもう一つ理由がある。日本の酪農の将来が見えないのだ。

 ◇4 TPPの行方

 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の重要5項目の一つが「乳製品」。日本乳業協会の試算によると、TPP参加でバターが自由化されれば、国内市場839億円のうち85%程度が輸入品に置き換わり、国内製品のみの市場規模は126億円に縮小するという。酪農家の受ける打撃は計り知れない。

 消費者にとっては「バターが安く買える」わけだが、鈴木教授は警鐘を鳴らす。「中国などを中心に需要が増えた結果、世界的に乳製品は品薄で高騰している。子供を育てるのに不可欠な乳製品を輸入ばかりに頼っては、食の安全保障は守れない。バター不足だけで消費者がこれほど困るのだから、牛乳が手に入らないとなればどうなりますか」。バターが足りないなら輸入すればいい、という単純な話ではないのだ。

 ◇5 輸入のさじ加減

 現在、国は国内の酪農家を保護するため、バターや脱脂粉乳に高い関税をかけ、農畜産業振興機構に独占輸入させることで、輸入量を管理してきた。ところがこのさじ加減が難しい。

 今年は不足を見込んで、5月にバター7000トンを緊急輸入。さらに9月、バター3000トンと脱脂粉乳1万トンを追加輸入した。年に2度の緊急輸入は異例中の異例だ。08年の緊急輸入では翌年の在庫のだぶつきを招いた。需給バランスが崩れれば、生産調整につながりかねない。

 鈴木教授は「米国では、生産コストと市場価格との差額を政府が補填(ほてん)する制度がある。カナダでは酪農家の生産コストをカバーできる水準の買い上げ価格を政府機関が提示する。そうやって酪農家の経営を支えている。一方日本では、飲用牛乳には生産コストが膨らんでも収入がカバーされる保障がない。このままではバターばかりか日本の牛乳は守れません」と言い切る。

 「消えたバター」は、日本の酪農政策からTPPにまでつながっている。


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