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農業総合スレ
1460
:
とはずがたり
:2013/11/27(水) 09:01:05
こっちにも転載
901 名前:チバQ[] 投稿日:2013/11/26(火) 19:48:54
http://mainichi.jp/select/news/20131126k0000e020129000c.html
減反廃止正式決定:「国内農業」衰退に危機感 強化目指す
毎日新聞 2013年11月26日 11時04分(最終更新 11月26日 12時42分)
政府がコメの生産調整(減反)を廃止する方針を決めた背景には、農家の高齢化や後継者不足など国内農業衰退に対する危機感がある。農地の6割を占める水田でのコメ生産を自由化することで、意欲のある農業経営者を数多く育成し、国内農業の強化を目指す。
減反政策は、戦時中にできた食糧管理制度に基づくもので、主食のコメの生産・流通に国が責任を持つという考え方が根本にある。食管制度のもとでは、コメ生産者は経営判断を国に依存し、米価下落などのリスクも国が負っていた。1995年に食管制度が廃止され、2004年には作付けしない面積を割り当てる「減反」から、生産量の目標を配分する「生産調整」に移行したが、国による割り当てという食管制度の根幹は残っていた。
政府が減反廃止方針を決めたのは今回で2度目だ。02年の米政策改革大綱では08年度に減反を廃止する目標を掲げたが、07年産米の値崩れなどが原因で立ち消えになった。コメ農家の間にコメ余りに歯止めがかからなくなるとの不安が生じたためだ。余っている水田をどうするのか、明確な将来像を描けない限りコメ農家の不安解消は難しい。
政府は今回の減反廃止政策で、水田で飼料用米の生産を奨励する方針を示した。しかし、今回の政策が10月以降のわずか2カ月間で決まったこともあり、飼料用米の振興策には粗さが残る。飼料用米の保管場所や、配合飼料に加工する施設の整備、飼料用米の売り先の確保など今後詰めるべき課題が山積している。
今回の減反廃止方針は、政府が進める農家の規模拡大や、農家が加工や販売を行う「6次産業化」と同一線上にある。農家の創意工夫で所得を拡大し、後継者を確保し、国内農業を持続可能なものにする方向性は間違っていない。減反廃止を円滑に進めるためには4年間の移行期間で丁寧な環境整備が求められる。【中井正裕】
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