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農業総合スレ
1337
:
とはずがたり
:2012/12/07(金) 18:21:35
「お前の言っていることはキレイだが、グッと来ない」
なぜ立花は雄勝で「オーガッツ」の立ち上げに参画したのか。まずはいったん時間を戻し、立花が社会人になってから、どんな人生をたどってきたのか、紹介しよう。
立花は仙台出身。3人兄弟の長男として育ったが、母子家庭で、生活保護を受けながらの貧しい生活だった。苦学のうえ2浪して入った東北大学を卒業後、伊藤忠商事に入社。起業をするための戦略的な選択だった。
すでに就職活動時から「35カ年計画」を立て、「60歳手前の人生をイメージした」という。まず、社会人になってからの最初の5年間で「人」「モノ」「カネ」「情報」の4つを学ぶ。起業し、株式を公開する。その企業を、社会に不可欠な存在に進化させる。そして、最後には、世の中に役立つ仕組みを4つ、ゼロから生み出す、というものだ。
伊藤忠では、ファミリーマートへの出向なども含め当初の計画を1年超過して6年働いたが、きっちり起業。1999年末のことだった。業務用食材などをネットやカタログで販売する会社で、名前は「エバービジョン」。ビジョンを追いかける、という意味だ。対象は主に個人飲食店向けで、伊藤忠も出資してくれた。世話になった上司には、新会社の報告かたがた、ときどき相談してもいたという。
その相談相手の1人に、澤田貴司(伊藤忠商事→ファーストリテイリング副社長→現・リヴァンプ代表)がいた。澤田に、立花はいつも怒られていたという。
「お前の言っていることはキレイだけど、全然グッと来ないんだよ」。当時、立花には澤田の言っていることがよくわからなかったという。
突然の解任劇
「当時は、いいビジネスモデルをつくることだけを考え、マーケティングとか、商品戦略とか、頭でっかちのことばかり考えていた」。澤田は自分に「こういうものを売りたい」という熱意や覚悟、さらには「なぜ売りたいか」という理念が肝心だ、と教えたかったのだ、と、のちに立花は気づく。だが、このときは理解できなかった。
全力で働いた結果、「エバービジョン」を利用してくれる顧客の飲食店数は2万店舗を超え、社員スタッフは総勢40名となり、売り上げは20億円弱になった。だが、必死に仕事をしながらも、このままでは自分の理想に近づけないという、限界めいたものを感じていたという。「このままでいいのか」「本当は、自分は何をしたいのか」。
衝撃的な出来事が起こったのは、そんな矢先だった。10年1月の仕事始めの日。社長としていつものように年頭のあいさつをするつもりだったが、ミーティングの冒頭で突然、取締役から切り出された。「申し訳ないが、社長を辞めてほしい」。突然の臨時取締役会での社長解任劇だった。
相次ぐ増資で、立花関連の株主持ち分は33.4%を割り込んでおり、すでに立花のオーナー会社ではなくなっていた。多額の借金だけが残り、文字どおり、奈落の底に落ちた思いがしたという。
だが、解任されたその日の夜には、なぜか「ありがたいな」という気持ちになっていたのだという。怒りがすべて静まったわけではなかったが、「一から出直せばいいじゃない」。という妻の助言に救われた。ほとんどすべてがリセットされた瞬間だった。
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