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農業総合スレ
1256
:
とはずがたり
:2011/10/06(木) 16:52:46
温泉利用トラフグ養殖 袋井
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20111002-OYT8T00655.htm
食べ頃来年夏にも
袋井市諸井の日帰り温泉施設「遠州和の湯」が、温泉を利用した高級魚トラフグの養殖を始めた。稚魚は順調に生育しており、9月下旬には、共食いを防ぐためフグの歯を切る作業も行われた。来年夏には、育ったトラフグを、施設内のレストランのメニューに載せる予定という。
遠州和の湯は、1999年7月にオープン。地下約1500メートルからわき出る天然温泉が人気を集め、県西部地区を中心に年間約40万人が訪れている。
トラフグの養殖は、この豊富な温泉に着目。利用客に安い値段でフグ料理を提供することにとどまらず、いずれは地域の名物にしようという計画だ。海なし県ながら、先進的にフグ養殖に取り組む群馬県の養殖施設を見学するなどした後、今年8月には温泉施設の隣接地に5基の水槽を設置し、稚魚約2000匹の飼育を始めた。
トラフグを出荷できる大きさにまで育てるには、通常1年半の期間が必要とされるが、水温が30度近くある温泉を使うことで、約1年に短縮できるという。それに加え、同温泉の泉質はナトリウム塩化物泉で、塩分濃度が0・74%であるため、源泉を海水代わりにほぼそのまま使用できる。
育て始めた頃は約30グラムの大きさだった稚魚は現在、6倍の約180グラムにまで成長し、来年夏には800グラム〜1キロになる見込み。懸念された病気もないという。
責任者を任されている前田匡秀さん(38)は「まだまだ手探りの状態で、気温の下がる冬場をいかに乗り切るかが課題だが、いいフグを育てて、皆さんに喜んでもらえるようがんばりたい」と意欲を燃やしている。
(2011年10月3日 読売新聞)
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