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農業総合スレ

1110荷主研究者:2010/06/06(日) 13:37:30

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100524/bsc1005240500000-n1.htm
2010.5.24 05:00 Fuji Sankei Business i.
繊維技術応用、農業で収益 日清紡、日東紡が野菜工場建設

日東紡が手がける野菜工場は土に代わる栽培地に繊維を使うことで、害虫を減らせる

 繊維・紡績メーカーが相次ぎ繊維技術を生かした野菜工場で農業分野に進出している。日清紡ホールディングスが近く野菜工場の試験設備を建設し、農業に参入するほか、日東紡も野菜の試験栽培に乗り出した。天候不順で野菜の価格が高騰したことから、自然環境に左右されずに効率生産が可能な野菜工場が注目されている。土に代わる栽培地の素材に自社の繊維技術を応用できると判断した。繊維事業不振に伴う生産集約で空いた土地を有効活用して、新たな収益源に育成する狙いもある。

 日清紡は、7月に藤枝事業所(静岡県藤枝市)と徳島事業所(徳島市)でいずれも100平方メートルの野菜工場の試験設備を稼働させる。合計の投資額は7000万〜8000万円。

 水処理施設用に販売しているスポンジ状のウレタン樹脂と、マスクなどに使う不織布を組み合わせた栽培地を採用。高い吸水性や抗菌性を実現した。藤枝には加工設備も設け、加工食材販売の可能性も検討する。

 同社は昨年、国内需要の減少で繊維事業の再編を打ち出した。今後は島田事業所(静岡県島田市)を閉鎖するほか、残る藤枝事業所と美合事業所(愛知県岡崎市)も研究開発に特化する。

 藤枝の野菜工場は生産縮小で空いた敷地を、徳島事業所もデニム生地生産を縮小した子会社に貸していた土地を活用する。

 日東紡も野菜工場を千葉市内の自社保有地に建設し、4月にトマトの試験栽培を始めた。栽培地には玄武岩に石灰を混ぜて加工し、害虫を減らせる「ロックウール」と呼ぶ繊維素材を使い、当初は年間1億円の売り上げを目指す。

 農業参入に伴い、オランダの農業用ロックウールの大手メーカー、グロダンと国内の独占販売契約を結び、自社以外の野菜工場向けにもロックウールの外販を行う。同社は建材向けロックウールなどを生産しているが、需要落ち込みで2012年3月までに自社生産から撤退する予定で、千葉工場(千葉市稲毛区)の生産を段階的に縮小している。農業用のロックウールに切り替えることで新分野を開拓する。

 繊維業界では、繊維や紡績の国内生産を縮小する例が相次いでいる。

 各社は空きスペースを需要が拡大する高機能繊維などに転用する方針だが、縮小の規模が大きく、新たな収入源の育成と遊休地活用を模索する動きが続きそうだ。(井田通人)


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