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環境問題

122とはずがたり:2004/04/04(日) 16:55
凄いねぇ。天然現象やん。

http://www.asahi.com/science/update/0403/001.html
女性ホルモンで東京湾の魚がメス化 尿に含まれ海へ

女性ホルモンが魚をメス化させる

 東京湾の魚にみられる「メス化」現象の主な原因は、下水処理水に含まれる天然女性ホルモンの可能性が高いことが、東京都環境科学研究所の調査でわかった。メス化は人工化学物質と女性ホルモンの複合的作用が原因とみられてきたが、同研究所は下水処理場近くの海域調査や実験を通し、「人工化学物質より、女性の尿などに含まれる女性ホルモンの影響が大きい」としている。

 同研究所によると、下水処理場からは、女性ホルモンを含む処理水が排出されている。人間の女性や動物のメスの尿などに含まれる女性ホルモンは、魚のオスが一定量を摂取すると、体内でメス特有のたんぱく質ビテロジェニンを生成し、精巣内に卵細胞を形成することがある。

 同研究所の和波一夫研究員らは02〜03年、東京湾の京浜運河など、下水処理場に近い海域を中心に魚19種類861匹を捕獲し調査した。

 結果によると、ボラ、コノシロ、サッパ、ヒイラギのオス計23匹のうち5匹の精巣内に、本来メスが持つ卵細胞があった。卵細胞はなくてもビテロジェニンの血中濃度が、汚染の少ない九州などの海のボラ(オス)と比べ、数百〜数千倍に上るボラもいた。

 下水処理水には、メス化の一因とされる人工化学物質の環境ホルモン(内分泌撹乱(かくらん)化学物質)も含まれるが、天然女性ホルモンの方がメス化を促す作用が強いという。同研究所は既に実験で、下水処理水で育てたメダカがメス化する現象を確認している。

 今回調査した下水処理場に近い海域の女性ホルモン濃度は、沖合の海水に比べて最高約4倍にのぼるなど、高かった。今後、ボラが食べる海底の泥なども分析し、さらに裏付けを進める。

 一方、男性の尿などに含まれる男性ホルモンの魚への影響については、世界的に調査研究例がほとんどなく、未解明な部分が多いという。魚のメス化は今のところ、生態系には影響していないとされるが、水産庁生態系保全室は「環境ホルモンと女性ホルモンの作用バランスを探ることは、将来の対策を考える上で重要な研究」と言う。

 和波研究員は「メス化の原因としては環境ホルモンが注目されがちだが、生態系保全のためには天然女性ホルモンを視野に入れた対策が必要だ」と話している。 (04/03 17:41)

123とはずがたり:2004/04/04(日) 16:58
環境ホルモンに関しては決着がついて,そんなもんなかったと言うのが主流になって来ているようです。
確信犯的にマスコミで煽って研究費ふんだくろうとした輩が居たなら問題だ。

http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=4490
環境ホルモン 人心を「撹乱」した物質 西川洋三著
「危機」の思いこみ正す優れたガイド

本紙掲載2003年10月19日

 環境ホルモン(内分泌撹乱(かくらん)化学物質)の話題を最近見かけないと思わないだろうか。健康食品だの、自然食品だのの礼賛記事等には登場することもあるけれど、精子が減少して人類滅亡だの、自然がメス化して生態系がめちゃくちゃだのといった、一時の華やかな話題はもうほとんどない。それもそのはず。本書によれば、実は環境ホルモンの話は、その筋ではもはや完全に下火なのだ。これまで騒がれてきた各種の現象も、よく調べると何の関係もないものばかり。魚がメス化してたのも、下水からの人間の自然な女性ホルモンの影響でしかない。一時は危険視された各種物質も、学界ですでにほとんどがシロ判定となっている。環境ホルモンの影響で人間の精子が減ったという研究も、かなりアヤシイ。

 だけれど、こうした情報はちっとも報道されない。人々は相変わらず、環境ホルモンが大問題だと思いこんでいる。

 本書はその思いこみをきちんと正してくれる。この問題を大きく煽(あお)った『奪われし未来』を機に、環境ホルモン問題は過大な関心(そして予算)を集めてきたのだけれど、十年もしないうちに、それが杞憂(きゆう)だとわかってしまった。その空騒ぎの過程が、本書には簡潔に描かれている。

 筆致は冷静で説得力に富む。そして読むうちに、ぼくたちも各種の環境問題に対する態度を改める必要があることがわかる。化学合成物質はなんでもよくない、といった思いこみはやめよう。その手の変な思いこみにかられて、必要以上に恐怖心を煽る善意の団体にも注意しよう。同時にマスコミ報道も、つい派手な「問題」報道に偏りがちで火消しをしない(この朝日新聞も含め)。一般の市民はマスコミ報道を鵜呑(うの)みにせずに自分でじっくり判断する習慣を身につけなきゃいけないのだ。

 本書(そして本書を含むシリーズ)は、環境をめぐる各種問題について、こうした態度を身につけるための優れたガイドだ。環境ホルモンの危機におびえていたみなさん、本書を読んで安心してください。ぼくも安心しました。人類の未来はまだまだ明るいのです。

 評者・山形浩生(評論家)

   *

 日本評論社・213ページ・1600円/にしかわ・ようぞう 43年生まれ。コンサルタント(化学品安全分野)。

126とはずがたり:2004/04/07(水) 04:42
【発電関係レス一覧】
>>2
<節電>「ケチケチ作戦」各企業が展開 東電の原発停止で
>>43-44
三重のゴミ発電所、ふっとびましたぞ
>>95
市民ら出資し太陽光発電所
>>116
風力発電計画、江刺と玉山にも
>>124
日本風力開発と三井造船、市原の風力発電所完成
>>125
福山RDF発電所が本稼働、処理能力は国内最大規模

127とはずがたり:2004/04/07(水) 17:54
究極のエコ・カー走行実験へ 水力発電で水素供給
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040407-00000013-nnp-kyu

 ホンダ、鹿児島大学などの産学チームは、水力発電で製造した水素を使った燃料電池車の公道走行実験を、今月二十日ごろから鹿児島県・屋久島で開始する。水力発電を活用することで、地球温暖化の原因となる化石燃料を一切使わない国内初の“究極エコ・カー”が世界自然遺産に登録された島を駆ける。

 走行実験は、ホンダや鹿児島大が廃棄物ゼロの循環型社会を目指して展開している「屋久島ゼロエミッションプロジェクト」の一環。同島は年間一万ミリにも及ぶ豊富な雨量を活用し、既に電気のほぼ100%を水力発電でまかなっている。同島で水力発電事業に携わる屋久島電工(東京)は、鹿児島大の委託を受け、水力発電による電力で水を電気分解し、水素を製造するシステムを昭和電工などと開発。燃料電池車にこの水素を供給する「水素ステーション」を三月末に完成させた。

 水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を生み出す燃料電池車は、走行中に二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NO2)を排出しないのが特徴でトヨタなど各社が競って開発している。ただ、水素の製造過程では石油などの化石燃料が使われており、「究極の低公害」をうたう上で唯一のネックとなっていたが、“屋久島産”の水素が難問を解決した。

 ホンダが提供するのは同社の燃料電池車「FCX」。航続距離を自社製品比で四十キロ長い三百九十五キロとするなど最新鋭の燃料電池システムを搭載した。ホンダは環境面でのアピールに加え「屋久島は湿度が高く、公道の起伏も激しい。燃料電池車の実用化に向け、耐久面でも適切なデータが得られる」と期待している。(西日本新聞)
[4月7日2時28分更新]

128とはずがたり:2004/04/21(水) 16:23
めっちゃいきてぇ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040421-00000014-ryu-oki
<八重干瀬>命輝く「幻の大陸」現出

平良市池間島の北方に広がる巨大さんご礁群「八重干瀬(やびじ)」が20日午後、姿を現した。八重干瀬は、旧暦3月3日(21日)の浜下り(サニツ)の時期に最も浮かび上がるという“幻の大陸”。この日は全国から訪れた約700人が船で渡って上陸し、生命の輝きにあふれたさんご礁での散策を満喫した。
 今回は、生物採取の禁止などを盛り込んだ「八重干瀬観光上陸における観光振興と環境保全のガイドライン」の策定後、初の上陸となった。参加者は、さんご礁ガイドの説明に耳を傾けながら、ガイドラインに従って採取はせず、広大なさんご礁に生息する生き物との触れ合いを楽しんだ。
 東京から来た西原文子さん(60)は「さんご礁が浮かび上がってくるなんてうそだと思っていたが、本当だったのでびっくり。海もきれいで感動している」と笑顔を見せた。地元海運業者による観光上陸は22日まで行われる。(琉球新報)
[4月21日10時37分更新]

129とはずがたり:2004/05/01(土) 13:14
子供の頃メジロは飼ってはダメ,みたいなことを家族かなんかから聞いていたのを憶えているが,「知事の許可があれば1世帯1羽だけ飼育できる」という保護規定があったのですな。

それにしても良く鳴くことが出来るメジロの飼育に成功したのに逮捕でその技術が失われるのはなんか勿体ないねぇ。

鳴いたメジロが違法の証拠、無許可飼育の男起訴…大阪 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/animal.html?d=30yomiuri20040430i314&cat=35&typ=t

 無許可でメジロを飼育していたとして、大阪府警保安1課と四條畷署は大阪市西区九条南、鳥餌販売業山坂徹容疑者(62)を鳥獣保護法違反(飼育禁止)の疑いで逮捕、大阪地検は30日、起訴した。また、山坂容疑者の知人の男4人も同法違反容疑で書類送検された。

 起訴状によると、山坂容疑者は昨年10月から今年4月にかけ、無許可でメジロ5羽を自宅で飼育した。府警は4月11日に自宅を捜索、メジロ21羽、ウグイス1羽を保護した。

 府警によると、山坂容疑者は鳴き声コンテストで競わせるため、30年以上前からメジロを飼育。同容疑者のメジロは「よく鳴く」と評判で、マニアらの間では1羽40万―50万円で売買されていたという。

 メジロは知事の許可があれば1世帯1羽だけ飼育できるが、愛鳥団体から今年2月、「何羽も持参してコンテストに参加する者がいる」と指摘があり、府警が内偵。捜査員が約1週間にわたって張り込み、メジロの姿は確認できなかったものの、鳴き声から「間違いない」と判断した。

130とはずがたり:2004/05/28(金) 19:25
山肌に階段?いえ雑木再生
http://mytown.asahi.com/tokushima/news01.asp?kiji=4149

 東祖谷山村名頃の国道493号沿いにある山肌に、長さ110メートルにわたって高さ15メートルほどの丸太とムシロの階段が築かれている=写真。山肌は約15年前道路幅を広げるのに切り取った斜面で傾斜は約45度。昨秋まで吹き付けた芝が生えていた。

 県池田土木事務所西祖谷詰所などによると、付近の山にもあるカエデやシデ、トチ、ナラなどの苗を植え、雑木林の景観を再生するのが狙い。「丸太筋工」と呼ばれる工法を取り入れた。

 工事では斜面の芝をはぎ取り、その後に丸太で階段状に土留めさくを作り苗木を植えて、土が流されないようにムシロで覆っている。99年以降に県は8カ所で同じ工法を採用して雑木林を再生する工事をしている。
(5/28)

131とはずがたり:2004/06/01(火) 20:13
出し平、宇奈月ダムの連携計画 排砂量は17万トン見込む−−今年 /富山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040601-00000003-mai-l16

 富山県・黒部川の出し平ダム(宇奈月町)を管理する関西電力と、宇奈月ダム(同)を管理する国土交通省北陸地方整備局は31日、今年の両ダムの連携排砂計画を発表した。原則として6〜8月の期間中に出し平ダムで流入量毎秒300トン、宇奈月ダムで同400トンを超える最初の洪水時に実施し、排砂量は17万トン(昨年9万トン)程度の見込み。
 また、融雪や梅雨時の大雨で出し平ダムの流入量が同250トンに達した場合も実施する。
 今年は、下流河川への土砂の残留を防ぐため、排砂から最低3時間、宇奈月ダムから毎秒300トン程度を放流する。
 連携排砂は土砂たい積によるダム機能低下防止と海岸浸食抑制を目的にしている。01年から過去4回実施した。出し平ダムでは宇奈月ダム完成(01年4月)以前の91年12月から排砂し、連携を含めた両ダムの排砂は計12回、延べ約532万トンにのぼる。
 一方、富山湾に流出した土砂により漁業被害を受けたとして同県入善、朝日両町の漁業者らが02年、関電に対し排砂差し止めと損害賠償を求める訴訟を起こしている。(毎日新聞)
[6月1日19時32分更新]

132とはずがたり:2004/06/09(水) 16:52
モニターの埃から有害な化学物質を検出 (Hotwired)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/computer/display.html?d=08hotwiredi04&cat=8&typ=t

 コンピューターのプロセッサーやモニターに付着する埃に、生殖系と神経系に異常を引き起こす可能性のある化学物質が含まれている、と複数の環境グループによる調査が明らかにした。

 『シリコンバレー有害物質問題連合』(SVTC)、『コンピューター・テイクバック・キャンペーン』(CTC)、『クリーン・プロダクション・アクション』が3日(米国時間)、報告書(PDFファイル)を発表した。家庭やオフィスで一般に使われている機器の表面から臭素系難燃剤を検出し、その危険性を指摘したものとして、初めての調査結果の1つと言えるだろう。

 家電メーカーは1970年代に、難燃剤としてポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)などの化学物質(日本語版記事)を使い始めた。メーカー側は、発火を防ぐ働きをするこれらの有害物質が、プラスチックのケーシングから外に漏れることはないと主張していた。

 「この報告書は、すべてのコンピューター・ユーザーに大きな衝撃を与えるだろう。化学業界がこうした有害物質の商業利用を図ったために、すべての人々が化学物質に曝されているのだ。こういう業界のやり方は、人間を含めたさまざまな生物に影響を与えている」と、SVTCのテッド・スミス会長は述べた。

 埃のサンプルは、ニューヨーク州、ミシガン州、テキサス州の大学付属コンピューター研究所、カリフォルニア州の州議会オフィス、メイン州の子供向け博物館の来館者用コンピューター・ディスプレーなど、8州におよぶ数十台のコンピューターから採取され、危険度が高いと思われる3種類の難燃剤について検査が行なわれた。

 最も汚染が激しかったのは、ニューヨーク州の大学で使われていた新型のフラットパネル・モニターだった。これは、新しい機種が必ずしもクリーンではないことを示している。

 PBDEは数種類あり、そのうち「ペンタ-PBDE」「オクタ-PBDE」は、今年中に市場から一掃されることになっている。しかし複数の環境保護団体が、「デカ-PBDE」も規制するよう求めている。

  PBDEは、ポリ塩化ビフェニール(PCB)と同じく有機ハロゲン化合物の一種で、多くのラット実験において神経系の異常を引き起こすことが確認されている。PCBは1920年代から消火剤、蛍光灯、液体絶縁材などに使われたが、1970年代に使用禁止となった。しかしPCBは容易に分解しないため、いまなお環境中に残存している。

 PCBについては、米厚生省の有害物質・疾病登録局などいくつかの研究所で、人の胎児の脳に損傷を与えることが確認されている。

 PBDEと特定の病気あるいは障害との直接の関連性はまだ確認されていない。カリフォルニア大学デービス校をはじめとする研究機関では、臭素系難燃剤と自閉症との関連を探っているが、結果が判明するのは何年か先になる。

 今回の報告書を検討した外部の独立系研究者たちによると、消費者はコンピューターを投棄すべきではないが、特別な手袋をはめる、コンピューター・モニターとの接触を最小限にするといった対策は不要だという。埃に含まれるPBDEを除去する方法はまだ発見されていないため、特殊な掃除用の布やスプレーなどで PBDEとの接触を減らすことはできない。

 「埃に含まれるPBDEの割合はかなり高いが、危機的な状況というほどではない。私は今も、古いコンピューターのモニターを目の前に置いて使っているが、捨ててしまおうとは思っていない。しかし新しいものを買うときは、こういった化学物質が含まれていないものを選ぶつもりだ」と、環境保護団体『天然資源保護評議会』(NRDC)の上級科学者で、カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部のジーナ・ソロモン助教授は語った。

 ヨーロッパ諸国が1990年代末から臭素系難燃剤を含んだ製品の販売禁止に乗り出したことをきっかけに、米国の家電業界もこうした化学物質の一部について、削減あるいは排除を始めた。

  PBDE系の難燃剤を回路基板に使い続けているコンピューター・メーカーは多い。また、CPU周辺とモニターには鉛、水銀などの有害物質も含まれている。しかし、米デル社、米アップルコンピュータ社といったメーカーでは、2002年からPBDEの使用を中止または削減している。

 「次にコンピューターを買うときには、安心していただいていい。当社は多くの供給業者と提携しているが、全製品について、検査と製品安全データシートの提出を義務づけている。これは注意を要する重要な問題だ。当社は臭素系難燃剤に大きな関心を持っており、これからも重視していく」と、デル社は述べている。

[日本語版:鎌田真由子/湯田賢司]

133とはずがたり:2004/06/09(水) 16:53
環境ホルモンは嘘だったというのが環境系の人たちのコンセンサスになりつつあると聞いたのだが…

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040601303.html
男性の不妊症が世界的に急増、環境ホルモンなどが原因か
Stephen Leahy

2004年5月28日 2:00am PT  5月23〜28日(現地時間)にカナダのモントリオールで開催された第18回世界不妊学会で、男性不妊の発生率が世界的に急上昇しているという研究報告が行なわれた。科学者チームは、環境中の有毒物質や飲料水中の薬品などが原因ではないかと推測している。

 「この50年間というもの、人間、動物、そして魚でも、精子の数が減少し続けている」とモントリオール大学のセルジュ・ベリズル教授(産婦人科学)はモントリオールの新聞『ガゼット』紙上で述べている。

 まだ議論はあるものの、複数の分析結果で、男性の生殖能力にはっきりとした減退が生じていることが示されたと、シカゴのイリノイ大学メディカルセンターの男性不妊の専門家、ゲイル・プリンズ博士は語る。

 原因はまだ特定されていないが、ほとんどの殺虫剤に使用されている内分泌撹乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)と呼ばれる一連の化学物質が、動物の生殖システムに大きな影響をもたらす場合があるという有力な証拠があると、プリンズ博士はインタビューで述べている。

 「ポリ袋やプラスチック容器に入ったものを、私は絶対に電子レンジで温めないようにしている。プラスチックが熱されたときに浸出する化学物質があるからだ」とプリンズ博士は述べている。また、プリンズ博士は精製水を飲み、食物や環境内の殺虫剤にさらされる危険性を、可能な限り減らすよう気をつけている。「殺虫剤が生殖システムに影響を与える可能性について、確たる証拠が存在する」とのことだ。

 いっぽう、ドイツの科学者チームが、汚染レベルの高い地域に住む女性は、双子を出産する確率が高いという研究結果を報告している。有毒廃棄物の焼却場近辺の地域では、ドイツの他地域とくらべて、双子の出生率が2倍になっていたという。

 プリンズ博士は、このような例は他には見られないと語った。「しかし、これは何かがある可能性に注意を喚起するものだ」

[日本語版:湯田賢司/長谷 睦]

134とはずがたり:2004/06/16(水) 20:46
自然破壊+税金の無駄+利権構造だ!!

●環境を破壊し貴重な自然を失わせることになる
●建設業者と政治が絡む利権の構図も透けて見える
●工事は奄美群島振興開発特別措置法(奄振法)に基づく公共事業で7割が国庫補助←コスト意識が薄弱になる。全ての国費補助は公共事業に関してはもう止めにしよう!
●フォレストポリスへはほかに観光バスが通れる複数のルートがあるが、観光バスの利用はほとんどないのが現状。「名音集落の方に抜ける林道を拡幅すれば観光バスが来ることも期待できる」←既に複数のルートがあるのにこなけりゃこれ以上ふやしてもこねーよ。

この辺
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=129/20/41.624&scl=25000&size=954,768&uc=1&grp=MapionBB&nl=28/18/40.666

奄美フォレストポリス
http://www.vill.yamato.kagoshima.jp/yamato07/yamato01.asp

大和村林道拡幅/環境保護団体が撤回要請へ
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news02.asp?kiji=3820

大和村が奄美大島最高峰の湯湾岳(694メートル)ふもとを通る林道の拡幅工事を計画していることが明らかになった。今年度から07年度までの計画で総額5億円。工事に伴い、絶滅が危惧(き・ぐ)されているオオトラツグミやリュウキュウアユへの影響を心配し、市民グループ・環境ネットワーク奄美(薗博明代表)は計画に反発、近く村に撤回を要請する。

拡幅が予定されているのは村南西部の名音集落から村営森林公園「奄美フォレストポリス」までの4・6キロのうち3キロ。幅3・5〜4メートルの個所を5メートルまで広げ、急カーブを直線化して観光バスも通れるようにする。

工事は奄美群島振興開発特別措置法(奄振法)に基づく公共事業で7割が国庫補助。村は今年度、測量費として8千万円を予算化している。

計画に対し環境ネットワーク奄美は、工事で削られた個所から赤土が林道下の川に流れ込み、リュウキュウアユの生息を脅かすとともに、拡幅に伴う森林伐採や道路舗装による周辺の温度上昇で、奄美大島だけに100羽前後しかいないオオトラツグミなどの生態系に影響が出かねないと指摘する。林道が、木の枝がアーチ型に覆いかぶさる自然観察ルートであることからも反対している。

奄美大島を世界自然遺産に登録しようという動きがある中で、薗代表は「逆方向の計画だ。建設業者と政治が絡む利権の構図も透けて見える」と批判。全国の環境保護団体とも連携して計画撤回を訴える方針だ。

村によると、フォレストポリスへはほかに観光バスが通れる複数のルートがあるが、観光バスの利用はほとんどないのが現状という。村建設課の泉有智課長は「名音集落の方に抜ける林道を拡幅すれば観光バスが来ることも期待できる」と話している。

(6/10)

136とはずがたり:2004/06/28(月) 10:04
染色体異常:産廃不法投棄現場のノネズミで発見
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/photojournal/news/20040626k0000m040049000c.html

異常が見つかった染色体。左下のM6の染色体の一つが分裂し染色体が31個になっている=石川宏写す

 青森、岩手両県にまたがる全国最大規模の産業廃棄物不法投棄現場に生息するノネズミに高い頻度の染色体異常があることが、弘前大学農学生命科学部の小原良孝教授(細胞遺伝学)と京谷恭弘研究員の調査で分かった。ロシアの化学薬品工場周辺のネズミで染色体異常が報告された例があるが、国内の野生生物でまとまった染色体異常が見つかったのは初めてという。小原教授は「直ちに人間に影響するとは言えないが、早急に他の野生生物を調査する必要がある」と話している。

 山や田畑に穴を掘ってすむノネズミの一種、ハタネズミを青森県田子町の投棄現場で30匹採取し、大たい骨の骨髄細胞の染色体を調べた。うち2匹は通常15対30本の染色体が31本あった。また、計1500細胞(1匹あたり50細胞)を調べたうち、染色体の切断や破損、別の染色体との交換などの異常が79件(1匹平均2.63件)もあった。

 比較のため現場から2キロ離れた場所の15匹を調べたが、染色体数異常のネズミは見つからず、染色体の切断や破損なども1匹平均0.8件にとどまっていた。

 地中で汚染物質を食べたり、体に直接接触したりした影響と考えられるという。現場ではダイオキシン類、ベンゼン、トリクロロエチレン、ジクロロエタン、フッ素などさまざまな化学物質が検出されている。今のところ原因物質は不明。

 小原教授は「青森県は10年がかりで撤去する方針だが、早急に撤去すべきだ。また、困難ではあると思うが、原因物質の特定もすべきだ」と話している。

 研究結果は10月に神奈川県厚木市で開かれる日本哺乳(ほにゅう)類学会で発表される。

 ◇青森県、公表せず

 染色体異常の研究結果は今年3月、青森県県境再生対策室に報告された。しかし、県は結果を公表しなかった。三浦康久室長は「染色体異常は重要な情報とは思ったが、県が責任を持って調査したものではないので公表しなかった。隠ぺいする意図はない。(不法投棄現場の)田子町民に知らせる必要はないと判断した」としている。

 ◇生態系の影響心配 北海道大学大学院の鈴木仁・助教授(生態遺伝学)の話 

 廃棄物に含まれるダイオキシンなどの有害化学物質に汚染された草を食べたのが原因だろう。ネズミを食べるキツネやイタチ、タカやフクロウなどでは生殖機能の低下などが起こる可能性もある。生態系全体への影響が心配で、食物連鎖を介した汚染物質の流れや生物への蓄積状況を早急に調べる必要がある。
毎日新聞 2004年6月25日 20時10分

137とはずがたり:2004/07/13(火) 18:32
養老氏が特別顧問就任 島根の中山間地域研究センター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040713-00000134-kyodo-pol


 島根県は13日、同県赤来町にある中山間地域研究センターの特別顧問に、ベストセラー「バカの壁」の著者で北里大学教授の養老孟司氏が就任したと発表した。
 都市化を危ぐし、里山生活の重要性を訴える養老氏の考えと、同センターの理念が一致しているとして、12日に澄田信義知事が就任を要請。養老氏は快諾したという。
 同センターは耕作条件が不利な中山間地域の問題を総合的に研究する専門機関として1998年4月に発足。今後は養老氏の講演を開催するほか、地域経営などで助言や協力をしてもらう。(共同通信)
[7月13日15時53分更新]

138とはずがたり:2004/07/23(金) 03:22
道頓堀川水泳大会、6年お預け
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_07/t2004072120.html

 大阪・ミナミの道頓堀川で8月8日に水泳大会を開く予定だった市民団体「ふるさ都・夢づくり協議会」(須知裕曠代表)は21日までに、「市民の理解が得られていない」として開催を平成22年8月8日に延期することを決め、参加予定者に通知した。今月初め実施した大阪市民100人を対象にしたアンケート調査で、開催について8割が批判的だったほか、地元商店街や河川管理者の大阪市からも再三中止を求められていた。

 今後の対応について、須知代表は「雨水貯留管の完成で川の水質が向上する6年後を待って開催する」と説明した。また、13日に関淳一大阪市長と会談した際に、開催延期の条件として道頓堀川の水質データを定期的に公表するよう求め、市長から同意が得られたという。

 同団体ではこのデータを使って、川沿いに電光掲示板を設置、大腸菌の濃度などを表示する。

ZAKZAK 2004/07/21

139とはずがたり:2004/07/24(土) 04:07
シカ食害で森林丸裸→土砂流出…復旧費用1千万円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040723-00000206-yom-soci

 シカの食害で東京・奥多摩山系の森林が荒廃している問題で、砂漠化した斜面の土砂が今月11日の豪雨で多摩川の上流部=逆川(さかさがわ)=に流れ出し、東京都奥多摩町の水道取水口を泥でふさいでいたことが23日、分かった。

 約7200人の町民の水のほとんどをこの取水口で賄う同町では、緊急取水口を上流に設けて急場をしのいだが、本格的な復旧工事には約1000万円かかる見込み。河村文夫町長は「シカ食害が住民の水を脅かしている」と話している。

 土砂が流れ出たのは、奥多摩山系の川乗(かわのり)山(1364メートル)の約4ヘクタールの砂漠化した山すそ。町などが1991年にスギなどを伐採した後に植林したが、急増したシカのエサ場となり、草木は食べ尽くされ、乾いた土と大小の石が斜面にむき出しになっている。

 奥多摩町で局地的に降った11日の豪雨は、砂漠化した斜面の土砂を多摩川につながる逆川へ大量に押し流し、川は茶色に濁った。土砂は流出場所から約2キロ下流の町営水道取水口にまで達し、水質汚濁に気付いた町が取水を停止した。

 町は急きょ、プラスチック製の水道管を他の支流に延ばして取水を再開したが、秋の台風シーズンを前に、1000万円をかけて本格的な水道管の設置に乗り出す必要があるとしている。

 都民の水源である多摩川源流部では、シカがこの10年で6・6倍の約2500頭に急増。その食害で83ヘクタールの森が裸地化しており、都は、今冬から来春にかけて、シカの駆除に乗り出す構えを見せている。河村町長も「シカの食害は、植林のような対症療法ではもう限界にきている」と話している。(読売新聞)
[7月23日14時37分更新]

140とはずがたり:2004/07/24(土) 04:12
琵琶湖の魚、節水で守れ…水位低下で産卵場所ピンチ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040723-00000506-yom-soci

 ニゴロブナなど多くの固有種が危機に瀕(ひん)する琵琶湖の生態系を守るため、国土交通省近畿地方整備局は大阪、京都、兵庫など琵琶湖を水源とする淀川下流の住民に、テレビCMなどで節水を呼びかける一大キャンペーンを始めた。

 夏場の水位低下で産卵場所となる水辺のヨシ帯が干上がるからで、生態系のための節水アピールは例がない。同整備局は併せて淀川から支流の大川(大阪市)へ流す水量を渇水時レベルに下げるなど、水位低下を抑える具体策にも乗り出した。

 6月から10月の出水期、琵琶湖の水位は基準よりマイナス20センチ以下に下げられる。水位上昇による浸水被害を防ぐため、「琵琶湖総合開発」がほぼ完了した1992年、瀬田川洗堰(あらいぜき)(大津市)によるこの水位操作が始まった。

 ところが実際には、水の需要がピークを迎える梅雨明け以降、水位はマイナス20センチから下がる一方で、同40―90センチの低水位が雪解けの2―3月まで続いた。歩調を合わせるように漁獲高が激減。約60の固有種のうち、87年に109トンだったニゴロブナは近年20―30トン台で推移し、ホンモロコも10年前の245トンから約20トンに落ち込んだ。

 整備局が昨年5月から大規模な生態系調査を実施したところ、産卵は水際に集中し、孵化(ふか)後の稚魚はヨシ帯の奥へと向かう習性があることが判明。水位操作がヨシ帯を後退させ、産卵・生息場所を奪っている――と結論づけた。

 しかし、治水上の問題からすぐには水位操作の変更はできないため、整備局が取った手段が節水の呼びかけ。「人間のためだけの水ですか」などと書いたポスターを作製、週明けにも電車に中づり広告を出す。テレビCMで訴える一方、住民への説明会も開く。

 今月上旬には淀川から大川への流水を渇水時並みにカット、多めに設定していた水道事業者への放流量も必要分に限ることにした。

 整備局は「こうした対策で毎秒30立方メートルの節水が可能。実現すれば琵琶湖の水位は1か月で約10センチ回復する」としている。

 近畿地方整備局の諮問機関・淀川水系流域委員会委員長の芦田和男・京都大名誉教授(河川工学)の話「人間中心の開発で琵琶湖をいじめすぎたことに多くの人が気付くべきだ。一人一人が自分でできる節水を実行してほしい」(読売新聞)
[7月23日14時47分更新]

141とはずがたり:2004/07/24(土) 13:00
シマフクロウ保護で北海道の山林買い上げ 日本野鳥の会
http://www.asahi.com/national/update/0724/002.html

 日本野鳥の会(柳生博会長)は23日、絶滅の危機に瀕(ひん)しているシマフクロウを保護するため北海道根室市にある民間の山林約13ヘクタールを保護区として購入したと発表した。同会が野鳥保護区として土地を購入したのはタンチョウ、オオセッカ、ノグチゲラ、イヌワシに続いて5種目。

 購入した山林には、現在、シマフクロウ一つがいが確認されているが、具体的な場所や、周辺環境、購入金額について同会は「保護上、明らかに出来ない」としている。

 シマフクロウは、極東の狭い範囲に分布し、国内では北海道のみに生息する。魚食性で、全長約70センチ、翼を広げると約180センチあり、フクロウとしては世界最大級。

 営巣木や餌の減少などから現在は北海道東部の知床、根室、十勝の各地域に計100〜130羽が生息しているに過ぎない。国の天然記念物に指定され、日本版レッドデータブックでトキに次ぐ「絶滅危惧(きぐ)種1A類」に分類される。 (07/24 00:23)

142とはずがたり:2004/07/27(火) 02:01
中国・オルドスの砂漠化防げ 特産品販売で植林 内モンゴル
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news002.html

 中国内モンゴル自治区のオルドス地方で深刻化する砂漠化現象をくい止めるため、福岡県津屋崎町の元青年海外協力隊員、坂本毅さん(38)が、新ビジネスを通じた緑化支援に乗り出す。特産品を輸入販売し収益を植林活動に役立てるほか、講演や現地ツアーを通じて日本人にモンゴル民族の暮らしや地球環境問題に関心をもってもらうのが狙い。「一方的援助ではなく対等な経済交流を通じて、日本とオルドスの絆(きずな)を強めたい」と意欲を燃やしている。

 坂本さんは一九九一年から三年間、協力隊員としてオルドス地方のモンゴル族高校で日本語教師を務めた。帰国後は一時、会社に就職したが、二〇〇一年に再び訪中。国際協力機構(JICA)ボランティア調整員として今年二月まで三年間、北京を拠点に隊員らの活動を支えた。

 坂本さんが派遣された当時から、現地では羊の過放牧などによる草原の砂漠化が問題になっていた。家が砂丘にのみ込まれ移転を余儀なくされた住民の話や、植林に必要な資金が不足している実情を聞き、坂本さんは協力できる方法を探っていた。

 新ビジネスの柱となるのは緑化支援商品のネット販売。現地の風物をデザインしたTシャツやカップ、天然塩、革工芸品などを販売し、売り上げの一割を苗木購入費に充てる。苗木一本は約二十円で、千円の商品が売れれば五本の苗木を植えることができる。

 坂本さんは九月の販売開始を目指し、六月末にホームページ「オルドスの風」を開設、企業や個人、国際関係団体などに協力を呼びかけている。将来は日本とオルドスとの貿易・投資コンサルタント、植林ツアー、学校交流活動も目指す。

 最初に植林活動を支援するのは、坂本さんの教え子が副鎮長(助役)を務めるオルドス西部の町、チャガンノール鎮。坂本さんは「現地で築いた人脈を生かし、経済、環境、教育の各分野で連携していきたい」と話している。「オルドスの風」のアドレスはhttp://www5f.biglobe.ne.jp/~ordos-banben

143とはずがたり:2004/07/28(水) 12:02
2004年07月28日(水)
現代版「ノアの箱舟」、絶滅危機のDNA保存へ 英機関
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20040728/K0027200708064.html

 絶滅寸前の生物の遺伝子情報を網羅的に保存し、将来の研究のために残す計画を、英自然史博物館など英国の研究機関が27日発表した。箱舟に乗った動物たちが大洪水を生き延びた旧約聖書の「ノアの箱舟」伝説に倣い、「凍結箱舟計画」と名づけた。研究者が将来、絶滅種を再生する可能性も報じられている。

 計画に参加するのはロンドン動物学協会、ノッティンガム大学など。絶滅の危機にある哺乳類(ほにゅうるい)や爬虫類(はちゅうるい)、昆虫など数千種から組織片を採取し、抽出したDNAと共に、ロンドン市内の研究室地下に零下80度で保存する。外国の研究機関とも連携し、相互にバックアップ用のDNAなど遺伝子情報を保管し、不慮の事故に備える計画だ。

 計画に加わる研究者は、気候変動や生息地の破壊などのために今後30年で哺乳類の4分の1、鳥類の10分の1が絶滅の危機にあるとして、「多くの遺伝子情報を保存する『知の銀行』づくりを目指す」と話している。

 種の保存に役立てるとともに、種が絶滅した場合にも科学者が進化史を研究できる資料を整える。BBCなどは、技術進歩や社会的な合意形成によっては、クローン技術などを使い、絶滅した種の再生を図る可能性もあると報じている。

144とはずがたり:2004/07/28(水) 19:14
森の癒やし効果、医学的に解明へ 千葉県内で実験
http://www.asahi.com/national/update/0728/026.html

 森の癒やし効果を医学的に解明する世界でも珍しい森林浴の実験が、千葉県内で始まった。産官学で作る「森林セラピー研究会」が27、28の両日、同県君津市の森林とJR千葉駅前で歩行などの前後に脳活動やストレス関連物質など3種類7項目の測定を実施。林野庁では「森林浴効果を医学的に調べ、総合的に解明するのは日本で初めての試みだ」としている。

 君津市の県立清和県民の森では27日、大学生6人が20分間森林の中を歩いたりした前後に、脳活動や心拍のばらつき、血圧などの生理反応や、ストレスホルモン、ストレス関連物質の測定などが行われた。別の大学生6人は同様の実験をJR千葉駅前で実施した。

 独立行政法人森林総合研究所(茨城県つくば市)の宮崎良文・生理活性チーム長は「森林浴の効果がさまざまな生理的な指標でより客観的に判断でき、リラックス効果が実証できるだろう」と話している。

(07/28 15:15)

145とはずがたり:2004/07/31(土) 01:19

ビスフェノールAに環境ホルモン 環境省、魚へ作用確認
http://www.asahi.com/science/update/0727/002.html

 環境省は26日、透明なプラスチック容器などに使われる化学物質「ビスフェノールA」に、魚類をメス化する内分泌撹乱(かくらん)物質(環境ホルモン)作用があることが動物実験で確認されたと発表した。同作用が明らかになった化学物質は、ノニルフェノール、4−オクチルフェノールに次いで3種類目。同省は人への影響は認められないとしている。

 水槽のメダカを用いた実験で、河川の平均的なビスフェノールAの濃度の4000倍以上に相当する1リットル中1179マイクログラム(マイクロは100万分の1)で、2割のオスの精巣に卵細胞ができた。

 一方、人への影響を調べるためのラットを用いた実験では、人が通常飲み水などから1日に吸収する量の4倍強(体重1キロあたり50マイクログラム)を与えても、特異なメス化などの症状は見られなかったという。

 ビスフェノールAの国内使用量は年間約50万トン。ポリカーボネート樹脂に含まれ、透明なプラスチック容器に広く使われているという。環境ホルモン作用が疑われるとして98年ごろ社会問題化し、哺乳(ほにゅう)瓶や学校給食容器の使用中止が相次いだ。

 同省は「直ちに使用禁止するレベルではないが、生態系への影響などを考えれば、使用や製造の自粛を業界団体に求めたい」としている。

 魚類に対する同作用は、工業用洗剤の原料などに用いられるノニルフェノール、4−オクチルフェノールの2種類で確認されている。 (07/27 10:57)

146とはずがたり:2004/07/31(土) 19:59
至急烏を駆除しる!!

やんばるの森侵食 生態系均衡崩れる 環境省鳥類調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040731-00000015-ryu-oki

国頭村の環境省やんばる野生生物保護センターはこのほど、やんばる地域に生息する鳥類の調査結果(1998-2004年)をまとめた。それによると、全域でハシブトガラスが増加、外来種のシロガシラが生息域を広げていることが分かった。ヤンバルクイナなどの在来種が個体数を減らしている一方、もともとは数が少なかったり、生息していなかった種類が増え、やんばる全域の鳥類相が大きく変化していることが明らかになった。調査した自然保護専門員の小高信彦さんは「生態系のバランスが崩れているということ。この数年の間にすごい勢いで変化している」と指摘している。
 調査は、名護市以北の26定点で一定時間に観察された鳥の種類と個体数を記録するもので、98-2000年、03年、04年に行われた。ハシブトガラスは古くから北部地域に生息しているものの、98年には確認されなかった地点もあった。しかし、03年には全地点で確認された上、04年には3地点で15羽以上が群れるようになっていた。
 シロガシラは台湾原産のタイワンシロガシラとみられ、70年代に本島中南部で見られるようになった。98年の北限は大宜味村塩屋と東村平良を結ぶS-Tライン付近だったが、04年には国頭村我地まで広がった。
 また、1回の観察で最も多く観察された「最優先種」は、S-Tライン以北で98-2000年にはヒヨドリ9地点、メジロ3、カラス2だったが、03年にはカラス8、ヒヨドリ4、メジロ1となり、カラスが以前から住む鳥の生息地で増殖していることも分かった。
 カラス、シロガシラともに各地でつがいや繁殖が確認されており、今後さらに増える可能性もある。
 増加の原因や影響はまだ明らかではないが、カラスは狩猟能力が高く、すでにヤンバルクイナやノグチゲラを捕食するのが確認されている。(琉球新報)
[7月31日10時32分更新]

147とはずがたり:2004/07/31(土) 20:00
土建国家日本,干潟を軽視し過ぎ!!

泡瀬干潟守る会 総合事務局に工事中止要請
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040731-00000005-ryu-oki

 沖縄市の泡瀬沖合埋め立て事業予定地の水深6メートル地点で確認されたコアマモの群落は極めて貴重として、「泡瀬干潟を守る連絡会」は30日、沖縄総合事務局に同事業と8月の海上工事再開を中止するよう求めた。同事務局は今後、独自の調査をして、環境アセスで保全基準となる被度(地表を覆う割合)50%以上の海草藻場が確認されれば、「移植するか、その場所を工事予定地から回避するかなどを検討したい」とした。同事務局と県港湾課は8月の工事再開を目指しているが、コアマモの群落を含む海草藻場の保全をめぐり、工事スケジュールが遅れる可能性も出てきた。
 同連絡会が日本自然保護協会と行った合同調査から、コアマモの群落は、本年度の事業対象地域内、約800平方メートルにわたり広がっていることを報告。今回、確認された群落は、浅瀬に生息するものに比べて、葉が40センチメートルと長い。同保護協会によると通常浅瀬に生息するコアマモが6メートル地点に生息することは本州でもまれという。
 同連絡会は「事業者(国)が被度50%以上の海草藻場はないとした発言は事実に反する。われわれの調査では50%以上は多くみられた」と指摘し、再調査を求めた。さらに、同事務局による大型海草の移植ではなく場所そのものの保全を要望した。(琉球新報)
[7月31日10時32分更新]

149とはずがたり:2004/09/12(日) 17:39
要するに氷室のこと?

<愛・地球博>会場内の冷房、冷蔵は雪冷房 経産省が構想
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040912-00000008-mai-bus_all

 経済産業省は、来年3月開幕の「愛・地球博」(愛知万博)会場に、東北などの豪雪地帯で降り積もった雪を活用した「雪冷房」を設ける。万博の目玉になるシベリアのマンモスの冷凍展示に活用するほか、夏場は、冷房装置を設け、来場者に雪の自然冷風を体験してもらう。地球に優しい新エネルギーとして「雪氷エネルギー」をPRするのが狙いだ。
 愛知万博では、シベリアの永久凍土から発掘したマンモスを展示する予定になっている。その冷凍維持に、雪を活用する考え。そのほか、小型の雪冷房装置を会場内の休憩場などに設置し、「雪冷房」として来場者に冷風を届けることも計画している。雪合戦など子どもたちが雪で遊べるコーナーなども設ける。
 雪は、「雪だるま財団」(新潟県安塚町)の協力を得て、東北地方などで冬場に降り積もった雪を利用する。雪の貯蔵には、輸送用断熱コンテナなどを活用する。
 雪氷エネルギーは「雪氷エネルギー」と呼ばれ、新エネルギーの一つ。冷蔵や冷房に使えば、その分だけ電気やガスなどの使用を抑えられ、温室効果ガスの排出も抑制できる。東北地方などでは、雪をエネルギーとして活用する取り組みが進み、コメや野菜など農産物の長期貯蔵のほか、一戸建て住宅やマンションの冷房にも使われている。経産省によると、一戸建て(冷房面積50平方メートル)の場合、1シーズンに約20トンの雪が必要になると試算されている。
 同省は、愛知万博での取り組み用に、来年度予算で2000万円を予定している。
(毎日新聞) - 9月12日6時3分更新

150とはずがたり:2004/09/17(金) 02:47
環境問題という範疇には入り切りそうにないけどね

<英国>「キツネ狩り」禁止に 1000年の歴史に幕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040916-00000029-mai-int

 英貴族の伝統的なスポーツである猟犬を用いた狩猟を禁じる法案をめぐり、法案に反対する1万人が15日、英議会に押し寄せ、警察官と衝突する騒ぎとなった。法案は同日、下院で可決され、1000年の歴史を誇る英国の「キツネ狩り」は、06年には姿を消すことがほぼ確実となった。
 角笛の響きや猟犬のほえ声を背に、真っ赤な乗馬服のハンターが馬でキツネを追う姿は、英国を象徴する光景の一つだった。しかし、近年は動物愛護運動の高まりで国民の多数はキツネ狩りに反対していた。
 ブレア政権は昨年、キツネ狩りを「許可制」とする法案を上程。下院で全面禁止に改められたが、上院で否決されて不成立。今回は全面禁止に変更して上程し、この日、賛成多数で可決した。上院が否決しても下院議決を優先する規定が適用され、法案は成立する見通しだ。可決されたのはイングランド、ウェールズでの狩猟禁止。スコットランドでは既に02年に禁止となっている。
 この日、法案に反対する農民らが議会に押しかけ、BBCによると衝突で18人が負傷し11人が逮捕された。5人が法案を審議中の議場に入り込み「民主的なやり方じゃない」と抗議したため、審議が一時中断した。
 「ノルマン時代(11世紀)から続く伝統だ」との「伝統尊重型」の反対意見とともに、ガソリン代の高騰や職不足に苦しむ地方在住者が、同法案への反対を口実に都市在住者を重視するブレア政権への不満をぶつけたとみられている。
(毎日新聞) - 9月16日10時40分更新

152無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/09/30(木) 23:18
<京都議定書>ロシアが批准法案を閣議決定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040930-00000106-mai-int

 【モスクワ町田幸彦】ロシア政府は30日、地球温暖化防止を目指す京都議定書の批准法案を閣議決定した。近く下院議会に提出され、今年末か来年初めの批准が確実とみられている。1997年の地球温暖化防止京都会議で採択された京都議定書は、ロシアの批准により発効要件を満たし、来年前半に発効する見通しとなった。温暖化の原因となる温室効果ガスの排出削減を目指す国際的枠組みは、議定書から離脱した最大排出国の米国を除いたまま始動する。
 批准法案は下院、上院の順で審議される。両院ともプーチン大統領の与党が圧倒的多数を占めており、法案を可決する見込みだ。法案提出の準備と議会での審議には数カ月かかるとみられる。議定書はロシアの批准から90日後に発効する。
 ロシアは議定書に署名していたが、温暖化が起こっているかどうかへの疑問や、経済成長への悪影響などを理由に、批准反対論が出ていた。しかし、プーチン大統領は5月、ロシアの世界貿易機関(WTO)加盟を認めた欧州連合(EU)との首脳会議で、議定書の批准準備を進める方針を表明していた。温室効果ガスの排出権取引などでロシアが得られる利益を重視したとみられる。
 京都議定書は02年に日本やEUが批准するなど、すでに124カ国が批准している。発効要件を満たすには、90年の二酸化炭素排出量が先進国全体の17.4%を占めるロシアの批准が必要になっていた。
 議定書発効に伴い、日本は温室効果ガス排出量を08〜12年までに90年比で6%の削減を義務付けられる。
 世界の排出量の約3分の1を占める米国は議定書交渉から離脱している。米国抜きでは排出削減の実効が上がりにくいため、今後は米国の復帰が焦点となりそうだ。
 【ことば】京都議定書 94年発効の気候変動枠組み条約に基づく97年の同条約第3回締約国会議(地球温暖化防止京都会議)で採択された。先進国の08〜12年の温室効果ガス排出量を90年比で少なくとも5%以上削減することを義務づけた。55カ国以上が批准し、かつ、批准した先進国の二酸化炭素排出量(90年)の合計が先進国全体の55%以上になることが発効の条件となっている。

153とはずがたり:2004/10/11(月) 15:06

(´・(ェ)・`)可愛がってあげないとね〜。

捕獲クマ 原則山に
異常出没で県が対応策 市町村に通知
http://mytown.asahi.com/fukui/news02.asp?kiji=4226

 集落でのクマの出没が異常に増えていることを受け、県自然保護課は住民の安全とクマの保護のための対応策をまとめ、34市町村に通知した。この中でクマの出没情報を住民に速やかに広報することや児童生徒の集団登下校などを要請。一方、クマの保護の観点から、捕獲したクマは緊急を要する場合以外は原則として山に戻し、2回目に集落に出てきた親グマは射殺できる、などとする指針を作成した。

 県によると3日現在、県内ではクマの目撃情報が340件と昨年度同時期の62件の5倍以上寄せられ、昨年度同時期の10頭を大きく上回る56頭が捕獲されている。

 人が襲われるケースも相次ぎ、勝山市で5日夜、農作業小屋の前で無職女性(69)が右手をかまれるなど、計9人が重軽傷を負った。山中にエサとなるドングリ類がなく、冬眠に備えるため、果実や残飯を目当てに人里に下りて来るらしい。クマの出没は、初雪が降って冬眠に入る11月末まで続くという。

 県は通知で、市町村に対し、集落にある木に実った柿や栗は早期に収穫し、肥料用に畑にまいた生ごみを撤去する▽ススキなどの下草を刈り取り、クマの隠れ場所をなくす▽触れると微量の電気が流れる電気柵(さく)を山際に設置する、などを求めている。

 また、警察署や消防署などの協力を得て、警戒パトロール隊をつくるよう促している。クマの活動が活発化する朝夕、音楽を流したり鈴の音を鳴らしたりしながら、出没のおそれのある地域を車で巡回するものだ。

 同時に「ツキノワグマの捕獲に関する取り扱い指針」を作成し、集落に入り込んで人に危害を加える恐れが高いケースを除き、捕獲したクマは原則的に山に戻す方針を打ち出した。

 捕獲後もクマが山で生活できるよう、ツメやキバを傷つける恐れのある鉄格子型のオリでなく、ドラム缶型のオリを使うよう求め、捕獲後は、唐辛子入りのスプレーをかけたり、爆竹などを鳴らして再び集落に出てこないよう「教育」する。捕獲時にクマの体にタグやペイントを取り付け、2回目の捕獲であることが分かった場合は、子グマを除き射殺できる、などとしている。

 環境省によると、ヒグマのいる北海道以外で生息するクマはツキノワグマ。繁殖力は弱く、国内でも紀伊半島や東・西中国地域など6地域では、「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定されている。

(10/9)

154とはずがたり:2004/10/16(土) 19:10
琵琶湖のブラックバス激減…滋賀県、駆除へ意気盛ん
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041016-00000307-yom-soci
 ニゴロブナやモロコなど琵琶湖の固有種を食い荒らすブラックバスが激減している。滋賀県が始めた駆除事業や再放流禁止措置の効果が出ているためで、昨年の漁獲量は70トンと前年比47%減。

 釣り客も減り、貸船業者は悲鳴をあげているが、県は「琵琶湖の生態系が回復する兆しがある」と今後も駆除を進める方針。

 県の2002年3月の推計によると、琵琶湖にはブラックバス約500トン、ブルーギル約2500トンが生息。同年4月から外来魚の駆除が本格化し、全体の捕獲量は2002年度が521トン、2003年度は444トンに上った。

 昨年4月には外来魚の再放流を禁じる条例を制定。釣った魚の回収箱や、いけすを58か所に設置したほか、外来魚500グラム当たり50円の地域通貨と交換する事業も始め、昨年は計25・5トンを回収した。

 こうした取り組みが奏功し、近畿農政局大津統計・情報センターによると、昨年のブラックバスの漁獲量は70トンと前年の133トンに比べ、47%も減った。

 この影響で、以前は多く釣れた50センチ以上の大物が1日かけても釣れないことが多くなったという。貸船業者は「夏は例年、客足が鈍るが、今年は週末でも予約ゼロの日があった。こんなのは初めて」と嘆く。

 県琵琶湖レジャー対策室の沢田喜之室長は「琵琶湖本来の姿を取り戻すため、今後も外来魚の駆除は進めたい」と話している。
(読売新聞) - 10月16日15時57分更新

155とはずがたり:2004/11/05(金) 04:49
枚方東部道路に対する俺の評価は非常に高いがこれは酷いなぁ。

http://homepage2.nifty.com/soenjinosizen/kouji/top(4).htm
2000年10月12日朝日新聞

枚方市尊延寺と津田を結ぶ国道307号バイパス「都市計画道路枚方東部線」の建設工事に伴って、府が絶滅危惧Ⅱ類に指定しているフクロウがほぼ毎年、子づくりをする巣箱のかかった山桜が伐採されていたこと
が十日わかった。巣箱は市民団体「尊延寺の自然を守る会」が設置しており、山桜の保存を求める同会に対し、府枚方土木事務所はこれまで「工事区間にはかからないだろう」と説明していた。しかし、実際には工事区間内に入れた上、同会に何の連絡もしないで山桜を伐採。巣箱も廃棄していた。

156とはずがたり:2004/11/12(金) 00:04
大滝ダム・白屋地区地すべり危険!
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kiinyu/dam2/kaihou55.htm
奈良県川上村にほぼ完成した大滝ダム湖への貯水試験により、ダムサイト上流右岸にある白屋地区では地割れ現象が起きています。

6月8日、会のメンバーが白屋地区住民の懇切丁寧な案内を受けて、現地見学したところ、道路や民家の中にまで、地割れや亀裂が走り、家は傾き、今にも大きな地滑りが起こりかねない最悪な状況になっていました。
 国は不必要な巨大ダムを作ったがため、自然環境を破壊しただけでなく、住民の貴重な財産や尊い生命まで危険な状況に追いやっています。これこそ、巨大ダム建設にともなう弊害の典型というべきでしょう!
 事業の責任者である国土交通省は、至急に住民の心配を完全に取り除くため、緊急な対策を今すぐに講じる必要があります。また、現在、開催中の「紀の川流域委員会」はこの問題を第一に取り上げ、事なかれ主義で腰の重い国土交通省に具体的な解決策をしっかりと提案すべきだと考えます。別紙の通り、当会からもこの件を含めて「お願い書」を提出します。

当会は「紀の川は一つ」という立場から、紀の川の上流部でおこっている問題に対しては、地区住民の考えを第一にしつつも、同じ川の流域に住むものとしてできうる限り支援していきたい考えです。

白屋地区の問題については、すでに、大阪市立大工学部の高田直俊先生が古くから関わっており、ダム建設前から危険なことを指摘してきました。別紙に高田先生の報告がありますのでぜひご覧下さい。

http://www.jsssw.jp/Complete_Knowledge/780888164955289.html
 続・大滝ダム白屋地区亀裂問題

 8月1日「大滝ダム白屋地区亀裂現象対策検討委員会」(委員長・渡正亮・日本地すべり学会顧問)は「ダム貯水が亀裂の原因」と断定、因果関係を認めた。
 委員会は同日、大阪市内で第2回会合を開き、①亀裂は貯水後に確認された②降雨とは特に関連が認められないーなどの理由から、亀裂を引き起こした地滑りはダム貯水によって発生したと断定した。また、今後も地滑りが進行する恐れがあるとして、早急にダムの水位を低下させる必要があると指摘した。(毎日新聞 08/02)

前回報告したように、ダム貯水との因果関係が確認されて移転補償に向けた調査、話し合いが進められる訳です。
 私達も地元の要望どおり出来るだけ早く全戸永住移転の実現に国土省が対応するように要請したいと思います。

 事故に対する地元住民の解決の方向性が出た代わりに、私達と「紀ノ川流域委員会」の河川整備計画の審議には、多大な問題提起を引き起こす結果になるという皮肉な現象がもち上がる可能性があります。
 国土省はこの事態を受けて、ダムの水の抜き取りにかかるとのことです。ダムは6月に完成式典を行う予定になっていたが、運用の目処が立たなくなった訳です。

 現況の「紀ノ川流域委員会」は大滝ダムの完成にともない運用が十分機能しての紀ノ川河川整備計画であり、その内容は紀伊丹生川ダム建設の中止に因るゆり戻しのきつい内容になっています。従って、運用が当分見込めないということであればまたどのような反動的河川整備計画案が浮上してくるやも知れません。既に、紀ノ川大堰に続く二つの改修工事として可動堰計画が示されています。この内容は第15回「紀ノ川流域委員会」報告書に記載しています。
 とにかく、大滝ダムと紀ノ川治水計画は相関語として成り立っている訳でこれからの大滝ダムの動向が注目されます。
 この件については次回「流域委員会」の審議内容をみながら対応していかなければならないでしょう。
 先ずは1日の「対策検討委員会」の記事報告まで。

157とはずがたり:2004/11/12(金) 00:10
http://blog.livedoor.jp/tknmst/archives/590743.html
 現在でもその危険から37世帯、76人がプレハブの仮設住宅暮らし。「65歳以上の高齢者が7割、独り住まいも多い」とのこと。

大滝ダム 最低利用水位で暫定運用-来年6月15日まで
http://www.nara-shimbun.com/n_soc/041030/soc041030a.shtml

   ダム湖岸の一部で複数の亀裂が見つかり、地滑りへの警戒と対策工事のため、完成後の運用が見送られていた川上村の大滝ダムについて、国土交通省近畿地方整備局紀の川ダム統合管理事務所は29日、非洪水期の来年6月15日までの期限で、暫定的な運用を行うと発表した。昨年4月に同村白屋で亀裂が見つかり、水位を最低まで下げて以来、1年半ぶり。

 貯水位をこれまでの標高258メートルから最低利用水位の同271メートルまで13メートル上げる。この貯水によって毎時3100キロワットの発電ができ、また、異常渇水時の緊急用水として約470万立方メートルを備蓄できる。

 すでに洪水吐きゲートは上下段とも閉鎖しており、29日午後1時半現在の貯水位は約267メートル。今月中には271メートルに達する見通し。

 白屋地区の水面は現在より約6メートル上昇する。同管理事務所によると、大滝ダムではゲートを全開していたものの、6―10月にかけての台風などに伴い、最高で標高284メートルまでの貯水位の上下を観測。しかしこの間、白屋地区の地滑りデータに異常が認められなかったことから「暫定運用が白屋地区の地滑りに影響しないと判断した」としている。

(2004.10.30 奈良新聞)

158とはずがたり:2004/11/12(金) 00:15

ダム建設現場と白屋地区
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=135/57/46.104&amp;scl=70000&amp;size=954,768&amp;uc=1&amp;grp=MapionBB&amp;nl=34/20/14.137

159とはずがたり:2004/11/21(日) 04:01
三番瀬再生会議 浦安市長が参加拒否
http://mytown.asahi.com/chiba/news02.asp?kiji=4681

  浦安市の松崎秀樹市長は19日の定例記者会見で、県が来月に設置を目指している「三番瀬再生会議」に、委員として参加しない意向を明らかにした。今年1月にまとまった再生計画案が、市の既存の都市計画などを無視している、というのが理由。再生会議は、地元自治体も委員として加わることを設置要綱に盛り込んで準備中だが、関係する市川、船橋両市も参加に難色を示していて、案の既成事実化を警戒する地元自治体と県との間で、調整が難航しそうだ。

  地元3市は、三番瀬の再生計画案をまとめた「三番瀬再生計画検討会議」(円卓会議)では正式メンバーではなく、オブザーバー参加だった。

  再生会議は円卓会議の後継組織で、県が決める再生計画が、円卓会議の精神に合致しているかを判断する知事の諮問機関になる。再生会議では、地元自治体が傍観者的な立場でなく審議に加わるべきだとして、9月に決まった設置要綱には3市と習志野市が正式な委員として参加することが盛り込まれ、県が各自治体に打診してきた。

  しかし松崎市長は、市内の住宅・商業用造成地の一部が、計画案では「自然再生の実験用地」などと位置づけられていることに反発。「財源対策もないままの計画案には反対してきたが、委員として審議に加われば、今後の具体的な決定に財政面を含めて責任を持たざるを得なくなる」として、県から正式な参加要請があっても受け入れない考えを明らかにした。オブザーバー参加もやめるという。

  浦安市と共に三番瀬問題の連絡協議会を設けてきた市川市と船橋市も、県からの打診に対し、同様の姿勢を伝えている。「(計画をチェックする)委員ではなく、県と一緒に計画を作る側に回るべきだ」(市川市)など、それぞれニュアンスに差はあるが、対応は足並みをそろえる方向だ。

  一方、県三番瀬再生推進室は「松崎市長の発言を直接聞いたわけではないので、現在問い合わせている。まだ打診の段階で、正式な要請はこれから。委員として地元4市に参加してほしいという意向と、12月中に会議を立ち上げるという予定は変わらない」という。

(11/20)

161とはずがたり:2004/12/03(金) 05:42
>約20キロを1日2往復
結構天ぷら油って走るんだねぇ。交通綜合スレの鉄道スレかエネルギースレか迷ったが。。

てんぷら廃油が燃料のエコバス、試験運行 若葉台−賀露地区で鳥取のNPO /鳥取
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041202-00000317-mailo-l31

 家庭から出たてんぷら廃油を燃料にしたエコバス「いなばエコリモわいわいGO号」(定員29人)の試験運行が1日、始まった。鳥取市若葉台地区と同市賀露地区を結び、地域の活性化を図るのも狙いの一つ。鳥取環境大の学生らで作るNPO法人「鳥取発エコタウン2020」が来年1月末まで無料で走らせ、4月以降の事業化を目指す。
 バスは「焼肉工房パオ・フレッシュパーク」(同市若葉台南)から「ジャスコ北店」(同市晩稲)の約20キロを1日2往復する。燃料の廃油は地元小の児童が家庭から持参するが、廃油集めに協力したり、ボランティア活動に参加するなど「地球にいいこと」を宣言すると、運転手から乗車券となる会員証を渡され、自由に乗り降りできる。
 きっかけは「孫を賀露のかにっこ館に連れて行きたい」というお年寄りの声。同市の交通網は市中心部から放射状に広がるため、マイカーを持たないお年寄りや学生から、郊外同士を結ぶ公共交通機関を求める声が上がっていた。
 同法人の吉村元男・鳥取環境大教授は「昔は山に住む人と海の近くに住む人が、肉や魚を直接交換していた。バスの運行で、地域同士の交流を進めたい」と話している。
 運行は毎週水・木曜と今月27日〜1月7日を除く週5日。
12月2日朝刊 
(毎日新聞) - 12月2日17時15分更新

162とはずがたり:2004/12/04(土) 10:49
県森林組合、岩国に工場建設へ 間伐材などでペレット燃料を製造 /山口
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041203-00000245-mailo-l35

 県森林組合連合会(河村建夫会長)は、間伐材などを活用したペレット燃料の製造工場を岩国市に建設する。年間1500トン、灯油に換算してドラム缶(200リットル)3850本分の燃料を、各地の公共施設の暖房施設に供給する計画。
 ペレットは、間伐材や製材所から出た木くず、竹などを破砕、乾燥、圧縮し、直径8ミリ、長さ2センチに大きさに固めた燃料。単位体積当たりの熱量が大きく、ボイラーやストーブの燃料として利用されている。
 工場は岩国市天尾にある森林組合の岩国共販所に建設する。総事業費1億5000万円で県と国が1億円を助成する。来年春に着工し、同12月の操業開始を目指す。
 燃料は、今年度に整備を完了する山口市の県林業指導センターの冷暖房、錦町の錦グリーンパレス内にある温泉施設の給湯ボイラーやすでに完成した本郷村の山村留学センターの床暖房などへの活用を想定している。
 県林政課は「ペレット製造工場は全国でも数少ない取り組み。県東部を中心にエネルギーの『地産・地消』が進めば」と期待している。
12月3日朝刊 
(毎日新聞) - 12月3日17時20分更新

163とはずがたり:2004/12/04(土) 20:35
水源涵養の涵ぐらい漢字で書けないのかね?埠頭の埠とかも。
税金導入するなら無駄な林道建設ストップが大前提だと思われるがその辺はどうなんでしょか。

森林環境税、県民税に上乗せ方式で 06年4月から導入へ−−県懇話会報告 /奈良
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041204-00000210-mailo-l29
 ◇県懇話会、知事に報告
 森林の荒廃を止めて保全を進めるために、県が新税として導入を検討してきた森林環境税について、県法定外税懇話会(座長、南川諦弘・大阪学院大大学院教授)はこのほど、個人・法人県民税に上乗せする形で導入する方法が望ましいとする検討結果を柿本善也知事に報告した。県は来年2月の県議会に議案を提案、1年間の周知期間を置いて、06年4月からの導入する方針だ。
 県内の森林は県土の約77%を占める28万4000ヘクタール。このうち約6割がスギ・ヒノキの人工林。林業の後継者の減少や経営難で、間伐などの森林保全活動が難しくなり、下草が生えず地肌が見えた森林が増えるなど、荒廃が進んでいるという。
 報告書は、森林の公益的機能として、土砂流出の防止▽水源かん養▽野生動植物の生活の場としての自然環境保全▽地球温暖化防止などを挙げた。その上で、森林を県民全体が守るべき貴重な環境資源と位置付け、森林保全のための新たな課税は、森林整備や県民意識の向上に有効とした。税負担についても森林の幅広い機能を理由に、県民全体が基本とすべきとの考えを明らかにした。
 課税方法は、現在の県民税の均等割りの税額に新たな税額を加える方法で、個人県民税については、現行の年間1人1000円に500円、法人県民税については資本の規模により異なるものの、均等割りの5%(4万円〜1000円)を徴収する。税収は年間約3億円を想定。森林環境税による事業として、森林所有者への意識啓発や森林での体験学習などを挙げている。
 森林環境税は高知、岡山両県で既に導入され、鳥取、鹿児島両県で来年4月から導入する予定。県は報告書を受け、導入に向けて今月中に県民に対する説明会を開く予定。
12月4日朝刊 
(毎日新聞) - 12月4日17時10分更新

164とはずがたり:2004/12/07(火) 15:52
二井知事 「森林税」導入前向き 県内漁協合併 国と支援内容協議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041207-00000011-nnp-l35

 二井関成知事は六日の県議会本会議で、森林保全の財源としての新たな税について「来年度導入へ精力的に検討を進めたい」と述べ、前向きの姿勢を示した。また、難航する県内五十八漁協の合併について、支援内容を国と協議したことを明らかにした。いずれも山手卓男議員(自民)らの代表質問に答えた。

 森林保全の財源問題は県土の七割を占める森林が、林業従事者の減少や高齢化で荒廃が進む中、対応策として打ち出された。県の諮問機関「やまぐち森林づくり財源検討委員会」(会長・藤井大司郎山口大教授)は「森林の恩恵は、県民誰もが幅広く受けている」として、県民税への上乗せ方式で一致。現在、税額などを詰めている。

 同様の「森林関係税」は高知、岡山県が既に導入している。

 県内五十八漁協の合併は、漁協の経営基盤強化とともに、県信用漁業協同組合連合会が先物取引の失敗などで生じた約百五億円の繰越欠損金解消が目的。しかし四十八漁協しか合併仮調印を行っておらず、県は支援明言を留保している。

 二井知事は「参加漁協は増えそうで、収支見直しも進んでいるようだ」と述べ、「喫緊の課題と認識している」と言明した。また水産庁などと協議、「(県の支援内容として)合併時の資本額の半額程度を、県を含む地元で負担。合併後の経営安定のため、漁業者が負担する額と同程度を県が支援」などの提案があったことを明らかにした。
(西日本新聞) - 12月7日2時44分更新

165とはずがたり:2004/12/08(水) 20:04
「環境先進国」の実像:
ドイツの挑戦と限界/2 転機迎える、ごみ回収制度
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20041208ddm007070069000c.html
 ◇分別方式に不要論台頭

 世界の模範となったドイツの厳格な人手によるごみ分別が、機械による分別の実験を機に転機を迎えている。実験は「人間が分けるより効率的で環境に良い」とされ、ごみ回収の制度自体の見直しも始まっている。

 巨大な円筒状の「ふるい」がうなりをあげ、回転してごみを分ける。ベルトコンベヤーの上にはセンサーが設置され、ペットボトル、缶など材質ごとに反応。ノズルから噴射される空気が「資源」を吹き飛ばして回収する。「ドイツは長年、人手によるごみ分別の世界王者だった。技術革新でそれも変わる」。独西部エッセンの分別施設でRWEウムベルト社の担当者は自慢げに話す。

 機械化分別の実験は、包装材回収コンテナと一般ごみを一つにまとめ「ワン・コンテナ」と呼ばれ、従来より多くの資源を回収する。「環境に優しい」というのは、都市部では分別の意識が低く、一般ごみのうち50〜20%が資源化できるのに捨てられているからだ。

 同社は昨年、一般ごみ800トンから約34%の資源回収に成功。包装材ごみと一般ごみを交ぜた1800トンの実用レベルでも「良い結果」を得た。まとめて機械で分別すれば市民の手間も省け、資源も活用できるという。国会も1日、実験に関する公聴会を開催し、政府は「慎重に検討する」と話す。

 ただ、機械化分別は湿ったごみに弱く、ガラスや紙のほか、生ごみを事前に分けるのも前提だ。施設建設費用も高く、「企業がもうけ口を作りたいだけだ」という批判も残る。

 一方、ワン・コンテナの出現はごみ回収の制度自体も揺さぶっている。ドイツは90年、包装材リサイクルのため「デュアルシステム」(DSD)社を設立した。同社はメーカーから集めたライセンス料を基に、回収・再利用を専門の会社に委託。製品には緑のマークがつき、回収は黄色のコンテナで行われてきた。

 しかし、実験の結果、人による分別不要論が台頭し「もう黄色コンテナは終わり」の声も出た。DSD社の独占体質にはカルテル対策庁からクレームがつき、同社は昨年から再利用委託で入札を実施、今秋には出資の自由化も打ち出した。さらに米国の会社が買収に関心を寄せている。

 ごみ処理に詳しいある連邦議員は話す。「ドイツの制度は時代に合わなくなった。構造改革が必要だ」
毎日新聞 2004年12月8日 東京朝刊

166& </b><font color=#FF0000>(yMt3sMdw)</font><b>:2004/12/13(月) 06:02
独逸ネタが出ていたので書いておきます。
滞在しているBaden-Wuerttemberg州Freiburgのごみ分別です。

1. 資源ごみ(食品のパック、牛乳などのパック、缶、ペットボトル)

2. 紙

3. 生ごみ

4. ビン(さらに緑、茶、透明の種別あり)

資源ごみについてはごちゃまぜの感がありましたが、やはり後で分けているんですね。
細かく分けすぎても誰もやらないだろう、という理由で一緒なんですかね。

また、ビンでは預かり金のあるものもあります。
スーパーに回収機が置いてあって、入れるとレシートが発行され、レジで現金に換える仕組みです。
1リットルのビンで15セント(20円程度)です。
預かり金のないビンを回収機に入れるとビンが返ってきます。
識別はバーコードだと思います。

167ぽんこ:2004/12/13(月) 06:04
名前にぽんこと書いたつもりが文字化けです。

168とはずがたり:2004/12/13(月) 20:58
>>165-168

おお,本場よりレポ感謝。>>166-167

日本でも預り金制度とかできないのかなぁと思うことしばし。

それにしてもドイツでも「都市部では分別の意識が低く(>>165)」は意外でした。

169とはずがたり:2004/12/20(月) 10:56
小川原湖で水揚げ激減・魚介成長不足
http://mytown.asahi.com/aomori/news01.asp?kiji=7401

  小川原湖に異変が起きている。シジミ、シラウオ、ワカサギの漁獲量が減っているのに加え、魚介の成長不良が目立つのだ。専門家の調査では今年の猛暑など異常気象や富栄養化の影響が指摘されている。国内有数の内水面漁業産地の危機に、県などは周辺住民に生活排水の汚れを減らすように呼びかけている。(志村亮)

 小川原湖に春を告げるシラウオ漁が解禁された4月下旬の早朝、上北町の漁業者沼尾次男さん(53)は湖の異変に気づいた。水面が緑に染まっているのだ。漁を始めて約20年。「そんなことは初めてだった」という。

 ●目立つ「口開け」

 青森の02年の内水面漁業の漁獲量は8752トンで北海道や島根と並んで国内トップクラス。その半分ほどは小川原湖の漁獲だ。特に全国1位のシラウオとワカサギのほとんどは小川原湖産だ。

 春先の沼尾さんの嫌な予感は当たった。漁協の荷さばき施設で最近3カ月間に扱われたシラウオの漁獲量は、昨年同期の83トンから約3分の1の29トンに激減。シジミも1743トンが1403トンに、ワカサギも98トンが65トンにそれぞれ減った。

 成長不良も深刻だ。シジミは11月上旬まで、元気がなくて貝殻を閉じることができない「口開け」のものが目立った。また、11月の調査では、シラウオ、ワカサギの多くが昨年同期の半分以下までにしか成長していないことも分かった。

 ●プランクトン大発生

 危機感を募らせた小川原湖漁協は、11月に4回、国や県、大学の研究者らを招いて原因や対策などを検討した。

 緑の水は、湖の富栄養化に特徴的な植物プランクトンの大発生だった。昨冬から夏までの降水量が少なく、湖水が海に流れず停滞したことなども条件に合致したという。

 シジミは、えら呼吸と同時にえさを集め、食べきれない分をはき出す性質がある。「口開け」は大量の植物プランクトンをはき出し続けたため、衰弱した影響と考えられるという。また、シラウオ、ワカサギは9〜10月にえさの動物プランクトンが少なかったことや、猛暑で水温が上がり成長が止まったことが要因と見られるという。

 ●低い下水道整備率

 気象状況については「対策が練りようもない」と沼辺武志組合長。当面、シジミが持つ湖水浄化能力に期待して稚貝の放流を増加させ、周辺地域に生活排水の汚れを減らすよう呼びかけるという。

 小川原湖に通じる河川は本支流を含めると約30。流域の9市町村(十和田市、三沢市、七戸町、六戸町、上北町、東北町、下田町、天間林村、六ケ所村)には、約9万世帯が生活している。

 県環境政策課によると、流域の下水道整備率は5割ほど。汚水処理施設を通っても富栄養化の原因のリンや窒素がゼロになるわけではないが、少なくとも残り半分の家庭の生活排水は「垂れ流し状態」にあるという。

 同課は、台所の排水口にネットを張って調理くずや食べ残しを流さないようにしたり、風呂でのセッケンやシャンプーの量を減らしたりすることなどを求めている。

「富栄養化」
 海や湖沼水の窒素やリンなどの栄養塩類の濃度が高くなること。富栄養化が進み、プランクトンが異常発生する「赤潮」や「アオコ」が異常発生すると水中の酸素が不足し、魚介類が死滅することがある。

 台所、洗濯、風呂などの生活排水や肥料を含んだ農業排水が原因となることが多い。みそ汁一杯(200ミリリットル)を魚が住めるまでに薄めるには、浴槽(300リットル)4・7杯分のきれいな水が必要だという。
(12/18)

170とはずがたり:2005/01/16(日) 20:00

白鳥受難 どんと祭花火で飛び立ち感電死 宮城・石越
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050116-00000005-khk-toh

 宮城県石越町で14日夜あった、どんと祭の花火大会の音に驚いて白鳥が飛び立ち、事故死したとみられることが15日分かった。同町の花火大会は9年前にも同様の事故があって白鳥への影響が指摘され、規模が縮小された経緯がある。地元の愛鳥家からは「花火大会自体を見直してほしい」という声が上がっている。

 死んだ白鳥は全長約130センチの成鳥で、右翼に焼け焦げたあとがあった。14日午後8時ごろ、石越町に隣接する若柳町の迫川沿いの商店前に横たわっているのを商店主が見つけた。

 石越町の花火大会は午後7時から1時間、迫川の白鳥越冬地から約3.6キロ離れた町役場付近で開かれた。開始直後から、多数の白鳥が飛び去る音を迫川周辺の住民が聞いており、7時45分ごろには大会の目玉の2尺玉が打ち上げられた。

 白鳥の死体を調べた「日本雁(がん)を保護する会」(本部若柳町)の呉地正行さんは「2尺玉に驚いて突然飛び立ったため高度が保てず、電線にぶつかって感電死したのではないか」とみている。

 石越町の花火大会は、1996年に同様の事故で白鳥が死んだことを受け、翌年から目玉の3尺玉をやめ、比較的音の小さな仕掛け花火などを打ち上げている。しかし今年は4月に町村合併で町が無くなることから、記念に2尺玉を打ち上げた。

 事務局の石越町商工会は「2尺玉の音なら影響が少ないとの専門家の意見があり、住民の強い希望もあって打ち上げを決めた。残念な結果になり申し訳ない」としている。事前に若柳町の愛鳥家団体に、通知はしていたという。

 冬の花火大会の音が原因で、鳥が越冬地を変える可能性は専門家から指摘されている。2000年に鳥取県米子市の米子水鳥公園で、02年には陸前高田市の気仙川で、それぞれ花火大会が原因で一時的に白鳥が減ったため、両地域とも翌年から花火大会が取りやめになった。

 宮城県の調査によると、若柳町の迫川沿いは1000羽以上の白鳥が越冬する県内河川最大の越冬地。呉地さんは「どんと祭は大切な行事だが、白鳥も同じく大事な地域の財産。花火大会は別の行事に切り替えてほしい」と訴えている。

(河北新報) - 1月16日7時2分更新

171とはずがたり:2005/01/17(月) 11:03
鉄より木の方が堅いから難しいのか。。

広がる木製ガードレール
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?kiji=5031

  カラマツなどの間伐材を使った木製ガードレールの設置が県内の国道や県道で進んでいる。県は今年度中に全県で計6キロを完成させ、来年度にはマスタープランを作って年々増やしていく計画だ。木製ガードレールは間伐材の利用促進につながり、景観にもいいと、開発に取り組む自治体や企業が出てきているが、本格的な事業が始まったのは全国で初めてだ。(伊藤景子)

  南安曇郡堀金村。国営アルプスあずみの公園に向かう県道に入ると、木目の鮮やかなガードレールが現れる。4車線の道路の片側に約100メートル。昨年7月、公園のオープンに合わせて設置された。「あれ?」という表情で目をとめるドライバーがいる。県豊科建設事務所によると、「見栄えがいい」と住民らの評判は悪くない。

  道路法で定める一般道路に設けられた木製ガードレールとしては県内第1号の作品だ。

  県が木製ガードレールの導入を決めたのは03年。カラマツやスギを中心に毎年約51万立方メートルの間伐材が出るが、利用率は2割弱。残りは森の中に放置され、山を荒らす原因になっている。建築用材、学校の机・いすに続く間伐材の第3の使い道としてガードレールに目をつけた。

   □ ■ □ ■

  県内には約5100キロの道路が走り、1942キロのガードレールが設置されている。すべて鋼製だ。「さびたり曲がったりしたものを順次、木に付け替えていけば、相当な量の間伐材がはける。公共工事になるので、建設業も活気づく」と県道路維持課。

  「信州型木製ガードレール」事業と名付け、同年6月、県内の中小企業に製品開発を呼びかけたところ、11社が応募。書類などで3社に絞り、国土交通省が義務づける「衝突実験」の費用約2千万円の半額を補助した。3社とも実験に成功し、事業がスタートした。

  そのうちの1社「ログガード協会」は、間伐材の商品開発を手がけてきたイーエムシー(長野市)、設計コンサルタントの長野技研(松本市)など3社で設立され、スギのガードレールの開発に成功した。

  鋼と違って木は柔軟性がない。乗用車がまともに衝突すれば、乗っている人は大きな衝撃を受ける。衝突実験は2回失敗。乗用車のタイヤの高さに鋼製の補助棒をつけ、衝突した車がこの補助棒ではね返されるような構造にすることで、ようやくクリアした。

  長野技研の久保田努常務は「木は難しい素材だが、多少ぶつかってもゆがんだりへこんだりしない。山国の景観にも似合う。ビジネスチャンスになるだろう」とみる。

  今年度、県内では堀金村のほか飯田市、上田市、北佐久郡軽井沢町などの国道と県道に木製ガードレールが登場する。総工費は約2億円。鋼製の約3倍のコストになるが、県は「環境政策として力を入れていく」とし、来年度に「防護柵マスタープラン」を作ってガードレールのデザインや色、設置条件を決め、観光地を中心に木製の割合を増やしていく方針だ。

   □ ■ □ ■

  日本で最初に木製ガードレールを開発したのは宮崎県日向市の和光コンクリート(金丸和生社長)。金丸社長の父、和光会長(68)の生家は林業。安い外材に押されて郷里の山が荒れるのを見て心を痛め、間伐材のガードレールへの利用を思いついた。

  98年、国交省の「防護柵設置基準」が改正され、それまで「鋼材」と限定されていた材料の規定がなくなったのを機に、本格的に開発に取り組んだ。県などに採用され、一般道では全国で約2キロの実績がある。

  昨年11月には徳島県がスギのガードレールを県道に約360メートル設置することを決め、12月には北海道で林産試験場と企業による開発の研究がスタートするなど、試みは全国に広がりつつある。
(1/17)

172とはずがたり:2005/01/20(木) 19:53
面白い試みですね。
毎年50万円でこの位のことが出来るのでしょうか?
また森林の整備促進とは?
>協定では、沖電気が5年間にわたり毎年50万円を同市に提供。
>市はこの支援金で、市内2280ヘクタールの民有林の植栽や下刈り、
>枝打ちなどを実施し、森林の整備促進を図る。

小諸市・沖電気工業:「森林の里親」協定を締結−−森林整備を推進 /長野
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000044-mailo-l20

 企業と市町村が協力して、山国・長野の森林整備を推進する「森林(もり)の里親」協定が、小諸市と沖電気工業(本社・東京都港区)の間で締結され、19日に同市役所で調印式が行われた。森林の里親は、03年下期から始まった県の事業。今回の調印で8市町村、9企業が締結した。
 荒廃が懸念される里山の整備、活性化を目指す同市の構想と、企業の社会貢献として「山と緑の協力隊」の森林ボランティア活動をする同社の思いが一致し、里親が実現した。
 協定では、沖電気が5年間にわたり毎年50万円を同市に提供。市はこの支援金で、市内2280ヘクタールの民有林の植栽や下刈り、枝打ちなどを実施し、森林の整備促進を図る。また沖電気グループは、長野沖電気(同市耳取)を中心に、同市の野間取山林組合林の「里親の森」で、間伐などボランティア作業を展開。地域住民との交流の場としても活用する。
 調印式には「仲人役」の県林務部や市、沖電気などから関係者約50人が参加。同社の西村俊・総務部長は「いま企業は製品を作るだけでなく、環境に配慮し社会貢献を推進する時代。今回の森林の里親を通じ、新たな交流を深めたい」とあいさつした。[藤澤正和]
1月20日朝刊
(毎日新聞) - 1月20日16時35分更新

173とはずがたり:2005/01/20(木) 21:18
此処でもやられてました。
こちらの方は10年間で3000万円と規模がでかい。
麦酒など飲料は水が命ですからね。

琵琶湖森林づくりパートナー協定 多賀のキリンビールと組合が締結
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050119-00000064-kyt-l25

 滋賀県多賀町に工場のあるキリンビール(本社・東京都)と、同町でスギ・ヒノキ林の管理をしている大滝山林組合は19日、琵琶湖の水源林を守るための「琵琶湖森林づくりパートナー協定」を結んだ。
 協定に伴い、同社は10年間に、間伐や草刈りなどの森林整備費計3000万円を同組合に寄付する。また、両者は市民団体と連携し、森林の大切さを伝える活動もする。
(京都新聞) - 1月19日21時40分更新

森林づくり:キリンビールと大滝山林組合、協定結ぶ「琵琶湖は大きな資産」 /滋賀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000284-mailo-l25
 キリンビール(本社東京、荒蒔康一郎社長)と琵琶湖上流の森林を所有する大滝山林組合(多賀町、木下慶一・管理者)が「琵琶湖森林づくりパートナー協定」を結ぶ調印式が19日、大津市内のホテルで開かれた。
 キリンビールはこれまで滋賀工場など全国7工場の水源林で植林活動をしてきたが、「琵琶湖は日本にとって大きな資産」(荒蒔社長)と、より長期的に森林づくりにかかわるための協定を初めて結んだ。協定は10年間で、キリンビールが、同組合の直営林820ヘクタールの森林作りのための費用として3000万円を寄付。森林を守るための啓発活動、森林環境教育や森林ボランティア活動の支援などを一緒に行う。
 協定は昨年施行した県の「琵琶湖森林づくり条例」の基本理念に沿っている。調印式には国松善次知事も立ち会い「山を守らないと琵琶湖は守れない。条例が掲げる協働による森林づくりのスタートが切れた」と話した。
1月20日朝刊
(毎日新聞) - 1月20日19時37分更新

174とはずがたり:2005/01/20(木) 21:20
頼むし折角の税金を林道建設=自然破壊及び地域経済に一時的なカネが入って終わり何て事の無いように頼みたい。
間伐材を利用した産業振興等,自立に向けた施策に使って欲しいところ。

<ミネラルウオーター税>山梨県が05年度内に導入可否決定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000049-mai-soci

 山梨県が導入を検討している「ミネラルウオーター税」について、山本栄彦知事は19日の記者会見で、05年度中に導入の可否の結論を出す考えを示した。また、必要に応じて、業者と直接意見交換する場を設ける意向を示した。
 課税の公平性の観点から課税対象を工業用水などにも拡大すべきだとする業者側の主張には、「話し合いがスタートしてからのこと」として、業者との交渉の中で検討していく意向を示した。
 県税務課や森林環境部など庁内の関係部署で作る地方税制研究会が、税率や課税目的をまとめた最終報告書を今年度中に完成させ、山本知事に提出する方針。報告書には税率や課税目的、税収の使途など同税の詳細な検討結果が盛り込まれる予定。
 山本知事は最終報告書の提出を受け、関係部局に再度、地下水のどの用途に対して課税をするかなど、詳細を検討するよう求める。[宇都宮裕一]

(毎日新聞) - 1月20日12時47分更新

175とはずがたり:2005/01/24(月) 10:26
<ブラックバス駆除>オスに避妊手術、再放流 滋賀県
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050124-00000013-mai-soci

 琵琶湖固有の魚を食べて生態系を破壊するとして、釣った外来魚の再放流を禁止している滋賀県で、捕獲したブラックバス(オオクチバス)のオスに避妊手術を施して再放流する駆除法の研究が進んでいる。県水産試験場が漁船の上でも可能な外科手術法を開発。実験池で成果を上げており、「撲滅の決め手に」と期待が高まっている。
 ブラックバスはオスが巣作りをし、メスの産卵後も他のオスや外敵から卵を守り続けることから、この習性を“逆手”にとる。手術は精巣と精子放出口をつなぐ管を切断する方法で、精子を体外に放出できないようにする。手術を受けたオスは、精子が出ていないのに「卵は受精した」と勘違いし、未受精卵を守り続けることになる。
 バスのメスは春ごろ、複数のオスと交尾して断続的に産卵し、受精卵は数日でふ化する。体が大きくて強いオスほど優先的に営巣し、メスとの交配を繰り返しているとみられ、同試験場は30センチを超す大型のオスを捕獲した場合、避妊手術後に再放流する方が、放流しない方法よりも、結果的にバス全体の減少を早められるとみる。
 今年度は3種類の手術方法を実験池で試した。かぎ針で管を引っ張り出してはさみで切断する方法では、手術したオス15匹すべてがメスとの繁殖行動を起こしたが、うち受精に成功したのはわずか4匹。一方、手術をしなかった場合の受精率は100%だった。
 滋賀県は現在、県内の漁協を通じて外来魚の駆除事業を進めている。環境省も21日に特定外来生物被害防止法に基づき輸入や移動などを禁じた「特定外来生物」の指定リストにオオクチバスを入れる方針を決めるなど、駆除の環境整備が進む。
 同試験場の関慎介技師は「ある程度駆除が進んだ段階で避妊オスを放流すれば、バスを琵琶湖から根絶できる。不妊率の向上や効果の検証が今後の課題で、船上でもできる手軽な手術方法にしたい」としている。【平野光芳】
(毎日新聞) - 1月24日10時18分更新

176とはずがたり:2005/01/29(土) 11:05:16
横浜市:ハマレンガの製造、今年度まで 累積赤字歯止めかからず中止決断 /神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050128-00000042-mailo-l14
 ◇下水汚泥焼却灰の再生品「ハマレンガ」
 横浜市のリサイクルレンガ「ハマレンガ」の製造が今年度で終了することが27日、分かった。下水道の汚泥焼却灰のみを材料にしたレンガとして注目を集め、みなとみらい地区(横浜市西、中区)の玄関口・桜木町駅前広場でも活用された。焼却灰のリサイクル推進と収益の一石二鳥を狙ったが、累積赤字の拡大に歯止めがかからず、工場設備の更新時期に合わせ、製造中止を決断したという。
 ハマレンガは、同市金沢区の南部汚泥処理センターで95年から製造を始めた。汚泥の焼却灰をプレス機で成型。約1000度の高温で焼いて、長さ20センチ、幅10センチ、厚さ6センチのレンガが完成する。同広場のほか、中華街南門付近の歩道や市営地下鉄「センター北駅」前でも利用された。現在は1個78円で、市のリサイクルプラザや下水道処理場で販売している。
 公共事業や市民向けの配布、販売のピークは01年度で約200万個。03年度は79万個に落ち込み、赤字額も約1億2000万円に膨らんだ。累積赤字は約10億円。昨年4月には、黄や緑など5色のカラーレンガの受注販売も始めたが、申し込みは1件もなかったという。歩道用としては、水はけが悪く、滑りやすいため、道路整備を担当する市の道路局や都市計画局から敬遠されたのが痛手となった。
 市下水道局は「リサイクルせずに捨てていれば6億円の費用がかかったが、赤字幅は大きくなる一方。設備も老朽化し、製造を続けるには大規模補修が必要になる。事業を見直すしかなかった」と説明している。
 年間2万トンの焼却灰のうち、2500トンをレンガ用に利用していた。今後は民間への販売やセメント原料として活用する方針。今年度から達成している焼却灰の100%再利用は今後も維持するという。

1月28日朝刊
(毎日新聞) - 1月28日16時30分更新

177とはずがたり:2005/01/31(月) 23:01:05
捕鯨再開すべし!

国内唯一「鯨の橋」32年ぶりに改築…3頭分の骨で
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050131i404.htm

 国内で唯一、クジラの骨を使って作られた大阪市東淀川区の「雪鯨橋(せつげいきょう)」が架橋250年の2006年秋、32年ぶりに改築される。

 商業捕鯨が停止され、改修できないと思われてきたが、調査捕鯨を利用することで可能になった。

 来年は日本で組織的な捕鯨が始まってから400年の節目にも当たり、関係者は「国際的な捕鯨論争が続くなか、捕鯨文化を伝えるシンボルにしたい」と期待している。

 この橋は、臨済宗の寺「瑞光寺」境内の池に架かる幅3メートル、長さ約6メートルの石橋で、欄干がクジラ3頭分のあご骨と肩甲骨でできている。

 江戸中期の1756年、当時の住職が捕鯨で知られる和歌山県太地町に立ち寄った際、クジラの不漁に悩む漁民らに懇願され、祈願したところ豊漁に恵まれ、漁師らがその礼として骨と黄金を寄進、寺ではクジラの供養にと橋を造った。

 骨は風雨にさらされて細るため、寺は江戸、明治、大正、そして昭和(1974年)に太地からの寄進を受けて改修し、現在は5代目になる。欄干に触れる観光客が増え、10年前から急速に風化した。

 改修が必要になったが、国際的な反捕鯨のあおりで、骨の入手が困難と悲観する声も出ていた。しかし、日本は2002年から、科学的データ収集を目的に、平均体長12メートル以上のイワシクジラ、マッコウクジラなどの調査捕鯨を開始。

 そこで寺は昨年6月、太地町を通して、日本捕鯨協会(東京都中央区)に協力を依頼したところ快諾を得、イワシクジラ3頭分の骨が提供された。

 骨は油分を抜くため、昨年9月から境内近くの土中に埋めてあり、来年掘り出して着工する。
(2005/1/31/14:46)

178とはずがたり:2005/02/01(火) 19:12:16
素晴らしい。

内蒙古、砂漠化の速度が抑制される
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200502010222.html

 国家林業局によると、内蒙古自治区の土地の砂漠化は現在相対的に安定状態にあり、砂漠化の勢いは全般的に抑制されている。観測によると、1994〜1999年の内蒙古自治区全域の砂漠化土地の増加は0.87%であったが、現在は0.25%となり、正常な変化の範囲にある。

 調査データによると、内蒙古の現在の森林面積は1998年より約330万ヘクタール増え、森林カバー率はもとの14.8%から17.57%となり、生態系は目に見えて改善された。砂漠化は初歩的に「全般的には抑制され、局部的には好転が見られる」という状況になっている。観測によると、広大な面積の砂漠はいずれも植生カバー率が高まり、砂地の面積が縮小している。長年の整備を経て、コルチンとモウス両砂漠の生態系の状況が大いに改善され、フンシャンダク砂地の整備にも効果が見られ、生態環境が好転している。内蒙古大砂漠も周辺の生態整備が行なわれたことで、拡大に歯止めがかかっている。ウランブホ砂漠は周辺の林地ベルトが近年10キロほど内側に伸びたため、黄河に流れ込み砂の量を著しく減少している。

 専門家の話では、2002〜2004年に内蒙古自治区全域の人工造林、飛行機による播種造林、山を封じての造林は累計約456万ヘクタールとなり、年平均91万2000ヘクタールに達している。これらの造林によって砂漠化の拡大は効果的に抑制されている。

(02/01)

179とはずがたり:2005/02/01(火) 22:42:30
校舎に営巣するツバメを守ろう 同志社高3年・平田和彦君が訴え
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050201-00000068-kyt-l26

 京都市左京区岩倉の同志社高(瀬尾赫子校長)の校舎に営巣するコシアカツバメやヒメアマツバメを守ろうと、同高生物部長の3年平田和彦君(18)が1日、学校法人同志社の大谷實総長らに要望書を提出した。
 同高一帯では、来年春の開校を目指して同志社大付属小が建設されるほか、同志社中(上京区)を移転する計画もある。要望書は、同高生徒会長や父母の会会長らとの連名で、高校校舎が建て替えで取り壊される可能性があることを指摘し、「校舎を将来建て替える場合、工事はツバメの繁殖期を避け、新しい建物は営巣できるような構造にすること」を求めている。
 コシアカツバメは天井が吹き抜けになっている廊下の上に営巣。100個以上の巣が確認されている。平田君は2年間にわたって観察を続け、空いた巣を利用して京都府レッドデータブックで絶滅危惧(ぐ)種に指定されているヒメアマツバメなども営巣していることを突き止めた。
 同日、記者会見した平田君は「ツバメの営巣地が観察できることは教育の場としても貴重」と訴えている。
 学校法人同志社では「要望の趣旨を尊重し、適切に対応したい。小学校建設については、営巣地から25メートル離れており、影響はない」としている。
(京都新聞) - 2月1日22時11分更新

181とはずがたり:2005/02/09(水) 16:03:25
九州で産廃税一斉導入確定 総務省 熊本、宮崎に同意 4月から
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050209-00000021-nnp-kyu

 総務省は八日、九州七県が四月から一斉に導入を目指す法定外目的税「産業廃棄物税」について、同省への申請が遅れていた熊本、宮崎両県の同税導入に同意した。福岡、佐賀、長崎、大分、鹿児島各県については昨年十月に同意済みで、九州七県での新年度からの同時施行が確定した。税収は産廃の排出抑制やリサイクル促進などの施策に活用される。

 産廃税導入は昨年五月の九州地方知事会で合意した。産廃を排出する事業者が納税義務者となる。税率は原則、最終処分場への搬入産廃一トン当たり千円、焼却処分場への搬入産廃一トン当たり八百円だが、熊本県が最終処分場のみの課税とするなど、地域の実情に応じた課税方式を取り入れている。
(西日本新聞) - 2月9日2時48分更新

182名無しさん:2005/02/16(水) 22:00:17
環境税阻止へ議員根回しを、経産省が業界団体にメール
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050215-00000214-yom-pol

 15日の衆院予算委員会で、経済産業省が環境税導入を阻止するための電子メールを業界団体を送っていたことがわかった。
 民主党の中塚一宏氏が質疑の資料として提出した。
 2004年11月4日に同省の製造産業局化学課が業界団体に送ったもので、「主要工場所在地の選挙区の国会議員に工場関係者が環境税反対の陳情を行う」「(環境税導入を進める)若手議員の会の発足総会があるので、参加しないよう議員に根回しする」などを求めている。
 根回しの結果は製造産業局参事官室で取りまとめるとしている。
 中川経済産業相は、同課がメールを出したことを認めた上で「ちょっと、やり過ぎではないか」と述べ、今後このようなことがないよう注意すると答弁した。
(読売新聞) - 2月15日22時24分更新

183とはずがたり:2005/02/17(木) 00:07:49
タヌキは結構図太い動物ですから,人間馴れしてるし,大東京のど真ん中でも生きてけるんですね〜。
是非残して欲しい緑ではあります。近くに住み皆さん募金でも如何ですか?

都会派タヌキ受難 住み家の森に集合住宅計画 東京
http://www.asahi.com/national/update/0216/TKY200502160263.html

 東京の都心近く、新宿区下落合4丁目にタヌキの住む森がある。旧家の屋敷跡だったが、建設業者に買い取られ、集合住宅の建設計画が持ち上がった。近隣の住民たちは森を守るため、区に土地を買い取って公園にするよう求めたが、区も財政難。住民らは土地代の3分の1に当たる募金を集めて区を後押ししようと、「下落合みどりトラスト基金」を立ち上げた。

 住民らが「タヌキの森」と呼ぶ屋敷跡は、新宿区下落合4丁目の区立おとめ山公園と、区立下落合野鳥の森公園に挟まれた高台にある。

 敷地約1890平方メートルで、木造家屋が残っている。庭には樹齢約200年のケヤキや、サクラ、キンモクセイが茂り、野鳥の声も聞こえる。両側の公園と一体となり、濃い緑に包まれている。

 タヌキが見つかったのは2年前。隣に住む声楽家の栗林義信さん(71)宅の庭に、ひょっこり現れた。エサをやると毎晩来るようになり、最近は2匹に増えた。「まさかタヌキなんて。近所でも”タヌ様”と評判になった」という。

 この森に、建設業者2社が地上3階建て、約30戸の集合住宅の建設を計画していることを、住民が知ったのは昨年11月。業者の説明会で木々を残すよう求めたが、話し合いは平行線だった。

 住民たちは、森の保全を求める陳情書を区議会に提出。区議会環境建設委員会も、区に働きかけることを全会一致で採択した。しかし、区は「財政難で買い取りは困難」と消極的。そこで住民らは募金を募り、それをもとに区に敷地を買い取ってもらおうと考えた。

 募金の目標は、土地代約7億5000万円の3分の1に当たる2億5000万円。1月から募り始め、近くの篤志家から2億円の寄付を受け、計2億1000万円になった。残りは樹木の伐採などの工事が始まる4月前までに集める考えだ。公園化できなかった場合は、募金者に全額返還するという。

 同基金の事務局長、武田英紀さん(39)は「区が買い取るという約束はないが、住民たちが動き出すことが大切。美しい景観を何とか次世代に残したい」と話す。業者側も「条件が整えば、応じないこともない」としている。 (02/16 17:29)

184とはずがたり:2005/02/25(金) 14:03:55
こういうのって昔は篝火でやってたんですかね?
個人的には,四万十というイメージだけで窪川や中村という伝統或る地名や渡川という本来の河川名を消そうとする動きに鰻が抗議してるのだと思うw

四万十川のシラスウナギ漁、今期は不漁 例年の1割
http://www.asahi.com/national/update/0225/004.html

 冬の風物詩、夜のシラスウナギ漁が高知県中村市の四万十川河口で続いている。腰まで水につかったり、小舟に乗ったりした漁師らが電球の光で水面を照らす光景は、幻想的だ。昨年12月1日に解禁された今季は、一晩の水揚げが例年の10分の1程度。買い付け業者は「25年やってるけど、こんな不漁は初めて。相次いだ台風のせいか、地球温暖化の影響か……」と嘆く。漁は3月まで。 (02/25 03:09)

185とはずがたり:2005/02/25(金) 14:06:49
こんな書き込みも。発見。ただし現在では四万十川が正式名称になってるようです。

http://www.glin.jp/arc/arc.cgi?N=379

[20031] 2003 年 9 月 19 日 (金) 09:26:00スナフキん さん
 基準の見直しにより、消滅の地名(悲)

ふと、地図の校正をしていて気になる自然地名が目に止まりました。こと自然地名に関しては様々な観点から同一地物・複数名称になることも多く、その判断が非常に難しいため、明確なよりどころとして「国土地理院の地形図」を元に文字編集している地図が昨今は多いようです。しかしこの目に止まった自然地名、地形図に全面的に因ったとすると、消えてしまうのです。

名栗川

地形図上にはこの名称は表示されておらず、名栗村上流域に至るまでずっと「入間川」です。埼玉県内のみならず、川遊びやキャンプ・ハイキングなどのアウトドア志向の高まりにより、「名栗川」は広く市民権を得た名称だと思っていましたが、地理院からは完全に無視された格好です。恐らく、現地で野営経験のある者から言わせれば、名栗村内では「入間川」と言っても話が通じないほどではないかと思うのですが、だからと言って出典に従わない例外をどんどん作ってしまうと収拾がつかなくなってしまう上、編集者の意図が強く働きすぎる恐れもあるので、なじみ・愛着のある川名ですが涙を呑んで地図上からは消えてもらいました…。ちなみに、コンサイスの地名辞典にはしっかり掲載されています。

これと似たケースがいくつかあって、悩みの種です。落書き帳発足直後の話題(アーカイブス:途中で名前が変わる川や街道の由来とは?)にかぶりますが、その後例が挙がっている様子もないのでここで書き記しておきます。

六郷川

これも地形図を調べても、縮尺を問わず「多摩川」と書かれているだけですが、地名辞典には明確に「六郷川」として項目が立っています。地形図がそれを示していないので、具体的にどこからそう呼ぶようになるのかがイマイチはっきりしません(これは上記名栗川にも言えることですが)。県境で明確に名称の変わってしまう「信濃川・千曲川」や「紀ノ川・吉野川」、「宇治川・瀬田川」とはまた違うニュアンスを感じるのですが、どう表現していいものやら…。

また、地理院もどうしたらいいか分からないのか、括弧書き・サブネーム付きで表現されているもののうち、メジャーどころでは以下のようなものを確認しています。実際にはもっとあるでしょうね。

高瀬川(七戸川)
阿賀川(大川)
相模川(馬入川)
熊野川(新宮川)

特に4番目の熊野川は地理院も大混乱しており、再三括弧の中身が入れ替わったりしています。親玉というか、総元締めにフラフラされると困るんですよねぇ。もともと建設省(現国土交通省)は河口から源流に至るまで、徹頭徹尾名称は通すという方針をうち立てたことが過去にある(資料室長・談)ようですが、信濃川で例外を認めたことでほつれが生じ、今は事実上サジナゲ状態に陥っているのが実状のようです。

気になる書き込みがありますが、レスはまた後ほど。ただ今、一応勤務中なので(自爆)。

[20034] 2003 年 9 月 19 日 (金) 10:24:28愛比売命[utt] さん
 渡川・面河川

[20031]スナフキんさん
 かの清流で有名な四万十川は、正式名称は「一級河川・渡川」です。最近になって、「四万十川」の名称の方がメジャーになったということで、看板を「四万十川」も併記するようになったようですが。。。
 あと、通称名で思い出しましたが、高知県中部を貫流する仁淀川、上流部の愛媛県では「面河川」と呼ばれて。。。少なくとも、私はそう思っていましたが、ある日、あいテレビ作成の釣り番組で、「今日は、高知県土佐市の、面河川河口で大型キスを狙います!!」なんて、女性キャスターが明るく紹介していたので、「あれ?面河川って名称、仁淀川の全体を指す別名なのか?愛媛名なのか??」と、謎が深まるばかり。。。ちなみに、その番組は高知県でも放映さています。

186とはずがたり:2005/02/26(土) 01:41:17
とは総研では木炭主導の中山間地域経済再生を提唱して居ります。
経済発展を続ける中国は以降,経済発展と国土の切り売り防止に務めるでしょうから,これからは木炭は国内で生産・流通させることを主眼とすべきであります。
消費者も炭火焼き食文化を発展させましょう。
灯油もいちいち石油ストーブに入れなきゃいけないし,最近高騰してるし暖かい静岡県で気密性も高くない一戸建てとかは冬の暖房は火鉢と木炭推奨〜♪

〔2005年01月07日掲載〕
木炭危機、「県産」復権の好機
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20050107/ronsetu.html

 酉(とり)年といえば、まず鶏が思い浮かぶ。そして鶏といえば何と入っても焼き鳥。それも真っ赤な炭火に落ちた脂が音を立て、その煙でうまさが増した熱々の串(くし)が頭をよぎるなら、正真正銘の左党だ。実は左党を嘆かせるような異変が、焼き鳥の周辺で起きている。

 それは木炭の供給に黄色信号がともったことである。どこで生産されているか気にしたこともなかったが、国内の年間消費量約18万トンのうち3分の1の約6万3000トンを中国から輸入していることを知り驚いた。特に焼き鳥やウナギのかば焼きなどに使う白炭に限ると、中国産が消費量の8割を占めている。白炭の場合、値段は国産の半分で、店側にとってありがたいに違いない。しかし、中国政府は昨年10月から木炭の輸出を禁止してしまった。

 理由は森林保護。原料となる天然林の伐採が止まらず、洪水が多発しているため、全面禁止に踏み切った。中国産に頼りきっていた日本にとってダメージは極めて大きい。林野庁はおがくずを原料にした、おが炭の利用を呼びかけているが、こだわりを持つ店主や客が果たして満足するだろうか。「いつも食べる焼き鳥の火はガス。炭がどうなろうが関係ない」という向きもいるだろうが、うちわであおいで焼き上げる粋な光景が消えるのは寂しい。

 ここで思い出すのが、米国の牛海綿状脳症(BSE)問題だ。米国産牛肉の輸入停止は2年目に入り、外食産業への打撃は一段と深刻さを増している。国産に比べて格段に安いとあって、外食産業は当然のごとく大きく依存してきた。輸入停止後は代替メニューを考えたり、オーストラリアや中国からの輸入を増やしたりするなど対策を講じているが、業績は低迷、回復の見通しはたっていない。やはり安いからといって、輸入に全面依存することは危険だ。

 木炭の場合も牛肉同様、安い輸入品に押され、国産は衰退の一途をたどってきた。本県の生産量は全国3位だが、最盛期と比べるとお話にならないような少なさだ。粉炭を除いた生産量で比較すると、昭和15年の17万トン超から、平成14年にはわずか1055トンにまで激減した。林野庁はおが炭の利用を勧める一方で、国内生産者に増産を呼び掛けているが、すぐに間に合うというものではあるまい。

 県は、木炭を循環型社会の実現、中山間地域の振興のために欠かせないものとして着目してきた。昨年度、産地づくりを目指して炭振興基本方針を策定、施策の柱として「生産者の育成」「供給体制の整備」など5つを挙げた。これを受け昨年9月、県炭生産者連絡協議会が発足した。消費者との意見交換、大学の研究者との交流などを行い、木炭全体の需要拡大を図る方針だ。郡山市で開かれた「うつくしま炭セミナー」では早速、会員が製品を展示販売し、消費者へ魅力を発信した。
 今回の騒動は県産の木炭にとって、転機になるに違いない。中国に端を発した飲食業界の“危機”を、県産復権の好機とできるように生産者をはじめ流通業者、消費者、行政が知恵をしぼり、協力していくべきだろう。そのスクラムはきっと木炭だけにとどまらず、林業再生にもつながるはずだ。(芳見 弘一)

付録
楽天の木炭屋さん
http://www.rakuten.co.jp/sumi/101227/

187とはずがたり:2005/02/28(月) 01:54:03
佐世保鎮守府の生き証人を守れとの右翼から緑を保護しろと環境派の左翼迄立ち上がるべきではないでしょうか?

それにしても色んな組織が有るもので
>旧軍港市国有財産処理審議会(軍転審)

移植地譲渡案 国が突然撤回
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news01.asp?kiji=4591

「遺産」クスノキ悲鳴
 旧海軍が所有していた国有地について、財務省が佐世保市への無償譲渡を一時は応じる姿勢だったのに、突然撤回していたことがわかった。譲渡地を当て込んで、市は西九州自動車道の工事で障害になる明治期からのクスノキを移植する計画だった。工事は目前に迫っている。移植地がないと、十数本が伐採される恐れもあり、市は困惑している。

佐世保の西九州予定地 地元、保存訴え

  クスノキは、1889年に佐世保鎮守府が設置された当時から茂っていた。高さ15メートルの巨木もある。

  問題の国有地は面積約1800平方メートル。02年度まで海上自衛隊が官舎用地として使っていたが、延伸される西九州道への用地提供で分断され、現在は空き地だ。

  市は昨年12月、近くの道路予定地に茂るクスノキ十数本の大半を譲渡地に移植する計画を財務省に打診。近くの県道拡幅で減少する公園の代替地にもなり、財務省は了解。旧海軍が所有した国有地の扱いを決める旧軍港市国有財産処理審議会(軍転審)で無償譲渡の承認を得る姿勢を示した。県も05年度予算に譲渡地の整備費を計上した。

  ところが、財務省は22日、市に無償譲渡をしない方針を伝えてきた。無償譲渡や売却の条件として、旧軍港市転換法は「平和産業港湾都市の再建のための高い必要性」と定めるが、今回は「あるとは認めがたい」というのが理由。「減少する公園の補償金も県から受けている」などとして、25日午後の軍転審への提案は見送られた。

  年1回の軍転審では、公益性の高い事業に対する国有地の無償譲渡はほぼ認められてきた。今回の撤回を福岡財務支局は「総合的に判断した結果」と説明するが、市幹部は「大筋合意していた話が突然ひっくり返った。国も金がなくなり『無償』にケチがついたのか」と首をかしげる。

  西九州道の延伸工事は07年度中の開通を目指し、新年度から高架橋の橋げた工事が始まる。

  市公園街路課は「移植地がないと、切られるクスノキがあるかもしれない。貴重な歴史遺産でもあり、1本でも多く残したいのだが」と話している。

  学識経験者や地元住民でつくり、西九州道の延伸が景観に与える影響について検討している委員会の委員で、佐世保市のホテル社長、遠田公夫さん(59)は「旧海軍の要衝として発展した佐世保の生き証人。佐世保では『高速道路は要らない』という人はいるかもしれないが、『クスノキは要らない』という人はいない。切ってしまえば、今まで刻まれた佐世保の歴史を消し去るようなものだ」と保存を訴える。(上遠野郷)

(2/26)

188とはずがたり:2005/03/05(土) 01:36:42
京丹後市・(新)宮津市・(新)福知山市・与謝町?の成立に華を添えるか?

丹後地域:大江山連峰など、天橋立と一体化して国定公園に−−府が申請へ /京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050304-00000280-mailo-l26

 府は3日、日本三景の一つ、天橋立などの沿岸部と大江山連峰などの内陸部を含む地域を「丹後天橋立大江山国定公園(仮称)」として環境省へ申請し、新規指定を目指すと発表した。同日の府環境審議会で報告した。
 府の素案によると、新規指定を目指すのは、天橋立や琴引浜など、現在、若狭湾国定公園に指定されている地域のうち由良川以西の約3700ヘクタールと、大江山連峰と世屋高原の約2万300ヘクタールの計約2万4000ヘクタール。ブナ林やススキ群落などがある大江山山頂、希少な動植物が生息する大フケ湿原などが新たに加わる。
 一方、同川以東で若狭湾国定公園に指定されている府内の約2000ヘクタールは、南に隣接する約1800ヘクタールを合わせて計約3800ヘクタールに変更することを同省に申請する。この地域内でオオミズナギドリの生息などで知られる無人島の冠島、沓(くつ)島は、木の伐採や建物の新改築が出来なくなる「特別保護地区」に府内で初めて指定したいという。
 府は今後、関係市町と調整した後、今夏にも環境省に申請。来年春にも中央環境審議会の答申を受けて指定されることを目指す。府公園緑地課は「京都縦貫自動車道などの基盤整備で京阪神からの観光客が増え、自然荒廃が進むことも予想される。自然環境の保全と適正な利用を図りたい」としている。
 同課(075・414・5272)は今回の計画で、自然資源の保護と利用、自然公園への期待などについて、府民の意見を募集している。今月末まで。[横田美晴]
3月4日朝刊
(毎日新聞) - 3月4日17時2分更新

189とはずがたり:2005/03/05(土) 05:37:30
産廃処理場並みの嫌われ様ですね。貼りつけるスレに迷いますが。。

樹木葬公園造成:「散骨禁止条例案」発表 北海道長沼町
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050305k0000m040163000c.html

 北海道長沼町郊外の山林内で、札幌市のNPO法人「22世紀北輝行研究会」(向井隆会長)が散骨を目的とした樹木葬公園を造成し、周辺住民らが反対している問題で、同町は4日、散骨場の造成や運営などを禁ずる条例案を発表した。3月定例議会で成立し、5月1日から施行される見通し。同町によると、散骨禁止を定めた条例は全国でも例がないという。

 条例案は「何人も、墓地以外の場所で焼骨を散布してはならない」と規定。さらに「遺骨が粉砕され顆粒状になったものであっても、その形状にかかわりなくこれを『焼骨』とする」など、焼骨や散布などを事細かに定義し、散骨に向けた一切の“抜け道”を防いだ。

 また、違反行為があった場合は、町長が勧告や命令、立ち入り調査を行えると明記。従わない場合は、散骨場を事業として行った者は6月以下の懲役または10万円以下の罰金、町長の措置命令に従わなかった者は2万円以下の罰金または拘留−−などと定めている。

 この問題では、同法人が▽散骨場禁止条例を制定しない▽制定した場合、町は(造成にかかった費用などの)補償に応じる−−などを求めている。板谷利雄町長は「条例案は、何としても散骨場をやめてもらうという町民の強い意志の表れ。補償も応ずる考えは一切ない」と強調。同法人の太田安男専務理事は「樹木葬は時代の流れなのに、理解してもらえず非常に残念。条例に触れない方法を考えるが、その方法がなければ、公園計画そのものをやめるしかない」と話している。[山田泰雄、丸山博]
毎日新聞 2005年3月5日 3時30分

190とはずがたり:2005/03/08(火) 13:15:25
それでもトヨタをバックに成功してしまうんでしょうねぇ。
愛知環状鉄道・中部国際空港・愛知環状自動車道・尾張瀬戸道路・愛知高速鉄道東部丘陵線・・・。
関西がやろうとすると皆こける。。

野鳥の会が愛知万博不参加、周辺環境保護で協会と対立
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050307-00000514-yom-soci

 25日開幕する「愛・地球博」(愛知万博)への参加を表明していた「世界自然保護基金(WWF)ジャパン」「日本野鳥の会」「日本自然保護協会」の環境保護3団体は7日、「会場周辺での希少生物の保護策について博覧会協会から十分な報告がない」として、万博への不参加を表明した。

 3団体は4月29日の「みどりの日」に博覧会協会主催のシンポジウムに、パネリストとして参加することで協会と合意していた。

 しかし、昨年11月から3団体は、万博瀬戸会場周辺に生息する希少生物の「ホトケドジョウ」と「ムササビ」の保護措置の報告が不十分だとして、博覧会協会側に生物などへの影響を調べるモニタリング委員会の開催を要求していた。博覧会協会から「開幕前は無理」との回答を受けたことから、シンポジウム不参加を通告した。

 3団体は、貴重な自然が残る海上(かいしょ)の森の保全を求め、跡地に住宅を建設するとした万博会場の当初計画に強く反発、会場縮小など計画変更に力を発揮した。それだけに3団体の不参加は、「環境博」を掲げる愛知万博に少なからぬ打撃となりそうだ。

 博覧会協会の椋(むくのき)周二・会場整備本部長は「モニタリング委員会は座長が必要と判断した時に開催している。開幕後に委員会を開催する方向で、引き続き調整したい」とし、7月以降に開催を予定しているシンポジウムへの参加を3団体にあらためて要請している。
(読売新聞) - 3月8日1時16分更新

191とはずがたり:2005/03/10(木) 19:27:38
ニートを脱却できた暁には是非募金の一つや二つもしてみたいねぇ。

レバノン杉、復活の兆し 伐採監視・植林…徐々に回復
http://www.asahi.com/international/update/0309/009.html

樹齢4千年とされる杉の横を、近くのスキー場への道路が走る。世界遺産にも登録され、観光開発が進んでいる=カディーシャ渓谷で
http://img.0bbs.jp/u/tohazugatali/13_12http://0bbs.jp/tohazugatali/

 古代からレバノンの象徴とされながら一時は絶滅寸前とまでいわれたレバノン杉が復活しつつある。シリアの間接支配に抵抗する民衆が街頭デモで掲げる国旗にも鮮やかな緑色で染め抜かれ、運動は「杉革命」とも呼ばれる。98年に国連の世界遺産に登録された雪深いレバノン山脈の森を訪ねた。
 「これが、国旗の杉のモデルです」
 標高2020メートル。キリスト教マロン派の住民が暮らすカディーシャ渓谷で、保護活動を進めるアントワーヌ・タウクさん(58)が指さした。
 樹齢4000年。豊かな枝ぶりに見えたが、裏に回ると枝の半分が無残に折れていた。周辺には樹齢5000年を筆頭に、3000年以上の杉が13本ある。
 数千年の昔、杉はレバノン全体を覆っていた。しかし古代からの伐採に加え、75年から15年続いた内戦と気候変動で枯死が急増。計18カ所の保護区に計800万〜1000万本が残るが、面積は国土の3%まで減った。
 カディーシャでも村人が「神の杉の森」と名付け、16世紀から守ってきたが、生き残ったのはやっと約4000本。森の直径は約300メートルしかない。
 聖書はレバノン杉に計103回言及する。聖なる杉をマロン派の人々は18世紀から象徴として用いた。オスマン・トルコ帝国の支配が終わった20世紀初頭に国旗に登場、その後、現在の形になった。
 中部シュフール保護区で活動するアッサド・セルハルさん(46)によると、内戦後、ボランティアによる24時間の違法伐採監視が始まった。
 鍵は植林だ。森の核となる古代の木々を周囲の土壌崩壊から守る盾となる。目標はカディーシャで6万本、シュフールで10万本。政府が500万ドルを拠出し、国連や仏、日本も援助を始めた。
 保護団体は00年から1本100〜150ドルで苗木の個人出資者を募っている。タウクさんは「まだ目標の2割、ぜひ協力を」と話している。
  ◇
 〈キーワード・レバノン杉〉 マツ科の針葉樹。芳香を持ち腐りにくいため建材、船材として珍重された。古代エジプト・クフ王のピラミッドから出た「太陽の船」やツタンカーメン王の人形棺、古代ローマ帝国の船などで使用された。紀元前2000年とされるギルガメシュ叙事詩に、王が杉を求めて森の神と戦ったと記され、聖書で「神が植えた」とたたえられる。レバノン国内の保護区のほか、シリアやトルコにも残る。 (03/09 16:47)

192とはずがたり:2005/03/10(木) 19:29:21
>>191-192

レバノン国旗
http://www.sarago.co.jp/nfhtm/lb.html

> 数千年の昔、杉はレバノン全体を覆っていた。
是非国土緑化の恢復がなされんことを!

193とはずがたり:2005/03/17(木) 23:10:18
石原の一貫性の無さが露呈。都の環境局の言い訳も支離滅裂。

<東京都交通局>排ガス規制不適合の都バス、地方に売却へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050317-00000121-mai-soci

 三井物産が排ガスの浄化性能を偽ってディーゼル車の粒子状物質除去装置(DPF)を販売していた問題で、東京都交通局は同社製DPFを装着しているため都内で走行できなくなった都バス239台を、排ガス規制のない地方のバス事業者に売却する方針を決めた。同局は「地方からの引き合いが多いし、まだ走れるバスを鉄くずにする方が環境負荷が高いと判断した」と説明する。しかし、石原慎太郎都知事はこれまで、規制に適合しない車両を地方に回しているとして大手運送業者を批判してきた。「公害の地方移転」との指摘とともに、都の姿勢の一貫性に疑問の声も出ている。
 都交通局によると、地方に売却するのは、購入から12年たち、04〜06年度に新車への買い替え時期を迎える都バス。排ガス規制のある首都圏4都県以外の自治体やバス会社から購入の申し出があり次第、外郭団体を通じて売却する。これまでも都バスの買い替え時期には、主に中小バス事業者に1台平均43万円で売却していたという。
 石原知事は議会答弁や記者会見で「零細運送業者が自分の骨身をそいで(DPF装着に)協力してくれたのに、大手は東京では罰金も食らう自動車は他へ回している。そういう不均衡、不公平ってものを国は認識して、国全体に大きな網をかける姿勢をとるべきだ」と、国の取り組みの遅れを指摘するとともに、大手運送業者による不適合トラックの地方への配置換えを批判してきた。
 それだけに今回の都の方針には疑問の声が強い。ダンプ運転手でつくる建交労栃木県本部の山内健人書記長は「公害の地方移転であり、自分勝手で地方軽視だ」と批判。都トラック協会の遠藤啓二環境部長代理も「知事があそこまで言っていたのだから、都バスもきれいさっぱり廃車にすべきだと言いたくなる」と話す。これに対して都環境局は「地方にはもともと規制がないのだから、規制不適合の都バス売却が新たな大気汚染を招くわけではない。現行法にも違反しない」と説明する。
 東京、千葉、埼玉、神奈川の4都県では03年10月以降、条例による規制で、新車登録から7年を経過したディーゼル車(乗用車を除く)は排ガス浄化装置を取り付けない限り走行できなくなった。旧型車が地方に移され、環境悪化の地方拡散が指摘されてきた。[奥村隆]
(毎日新聞) - 3月17日22時24分更新

194とはずがたり:2005/04/09(土) 23:08:24
大問題だ!

塩釜・桂島 アサリ“天敵”猛威 壊滅、潮干狩り中止
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050409-00000011-khk-toh

 宮城県塩釜市・桂島の潮干狩りイベント「海の幸、新緑と島まつり」の実行委員会は8日までに、29日に開催予定だったまつりの中止を決めた。干潟のアサリが、“天敵”の巻き貝「サキグロタマツメタ」に食い荒らされ、壊滅的な打撃を受けたため。まつりが中止に追い込まれたのは初めてで、関係者はショックを受けている。

 浦戸漁協によると、数日前に約8000平方メートルの潮干狩り場で試験掘りをしたところ、サキグロタマツメタの食害でアサリが死滅し、ほとんど採取できない状態になった。
 島民でつくる実行委は7日夜、中止を決定。既に潮干狩り場は閉鎖しており、まつりへの参加を申し込んでいた約300人には、文書で経緯を連絡するという。

 島おこしを目的にしたまつりは、1989年にスタート。潮干狩りやアサリのつかみ取り、アサリ汁の無料試食など毎年、島外から1500人前後の来場客があった。
 宮城、福島県などの干潟で猛威を振るうサキグロタマツメタについては昨年から、桂島でも目立ち始めた。アサリの稚貝に紛れ込んできた可能性があるという。

 昨年5月のまつりでは、駆除するため、会場に巻き貝とアサリの交換所を設けるなど、島民は対策に苦慮していた。
 塩釜市商工観光課は「多くの観光客が訪れるゴールデンウイークの恒例イベントだけに中止は寂しいが、メーンのアサリが採れないのでは致し方ない」と話している。

[サキグロタマツメタ]殻高約5センチの巻き貝。二枚貝に密着し、直径2―3ミリの穴を開けて捕食する。本来の生息域は中国大陸沿岸や朝鮮半島。鳴瀬町東名浜、石巻市万石浦のほか、相馬市の松川浦などでアサリの食害が報告されている。

(河北新報) - 4月9日7時4分更新

195とはずがたり:2005/04/12(火) 01:39:36
リポートいわて 宮古湾のニシン1㌧超える
http://mytown.asahi.com/iwate/news02.asp?kiji=7707

 宮古湾でニシンの数が増えている。独立行政法人水産総合研究センター宮古栽培漁業センターによる稚魚放流活動などが実を結び、03年、04年と2年続けて水揚げ量は1トンを超えた。地元漁業者が湾内での産卵・孵化(ふ・か)もも確認した。湾ではサケは2月終わりまでで、4月ごろからマスが、夏にはイワシや小型のサバがとれるが、2月ごろからマスが始まる4月ごろまで、ほとんど漁獲対象がない。この端境期を埋める魚になってくれればと関係者は期待している。(村山惠二)

  ●放流稚魚戻る

  宮古栽培漁業センターは84年から宮古湾でニシンの稚魚を放流している。85年にわずか1・2キロだった水揚げは、87年に約100キロになった。92年からは50万尾を目標に放流し、水揚げ量は徐々に増え、03年から2年続けて1トンを超えた。

  ニシンはサケのように、生まれた場所に戻る回帰性がある。卵を産むと死ぬサケと違い、ニシンは毎年産卵に戻ってくる。同センターはニシンに標識を付け、放流後の行き先や、放流数に対する捕獲数(回収率)などを調査している。

  95年からニシンを担当している同センター技術開発員大河内裕之さん(39)によると、4月ごろ放流された稚魚は秋ごろまで湾内で育つ。その後、太平洋を北海道の噴火湾に向かい、2年ほどで宮古湾に戻り、湾奥の藻場や磯建網(小型の定置網)などに産卵する。

  平均すると、湾内で網にかかったニシンの約20%は、放流後に戻ってきたものだという。回収率は0・6〜0・7%だが、大河内さんは「サケと違って、ニシンは全量を捕獲できない。網にかかった数の3倍いるとすれば、約2%は戻ってきていることになる」という。

  ●自然孵化に期待

  県宮古地方振興局も昨年度から湾内の定置網でニシンの産卵調査・孵化試験をしている。昨年度は2カ所で合計で1500万粒の産卵を確認し、うち9割が孵化したと推定している。振興局の遠藤良雄水産部長は「設備や費用のかかる人工孵化に比べ、費用も手間もかからない自然孵化に注目している」と言う。

  宮古湾奥の赤前地区の漁業山根幸伸さん(48)らは、栽培漁業センターの調査に使うニシンの捕獲や振興局の調査に協力している。山根さんは01年、自分の磯建網で孵化直後のニシンの稚魚の採取に成功し、湾内でニシンが産卵・孵化していることが分かった。

  湾口から見て、右岸は護岸工事が進んでいるが、左岸は藻場(藻が繁殖している場)や干潟が多く残っている。山根さんは「網の中でニシン以外にもクロソイやアナゴなど50種類以上の稚魚を見つけた。放流の効果だけでなく、藻場や干潟があることが、魚の生育に役立っている。ニシンを本格的に増やしたければ、いまある自然を保護することが必要だ」と訴えている。

(4/10)

197香川県民 </b><font color=#FF0000>(MeYXRY3Y)</font><b>:2005/05/08(日) 23:14:53
産廃現場など見学−豊島でアースデイ
http://www.shikoku-np.co.jp/news/locality/200505/20050508000238.htm

 香川県小豆郡土庄町豊島の産業廃棄物不法投棄を教訓に地球環境問題を考えるアースデイかがわin豊島(同実行委主催)が八日、豊島で開かれた。県内外の約百三十人が産廃不法投棄現場と北側海岸の干潟を見学し、環境保全の大切さや自然の回復力を体感した。

 北側海岸は、二〇〇一年に汚水流出を防ぐ遮水壁を設置して以降、海草のアマモが回復。この日の観察会では、子どもらが干潟を掘り、モクズガニ、イソガニ、ミミズハゼなどを見つけ、多様な生き物が生息しているのを確認した。

 参加者は産廃不法投棄現場も見学。無害化処理事業が決まるまでの住民運動の経緯について、豊島住民から説明を受け、豊島問題の背景や意味を学んだ。

 干潟の観察に先立ち、香川大名誉教授の岡市友利氏が瀬戸内海の生物環境について講演。北海岸の清掃も実施し、大量の発泡スチロールやプラスチック製品などのごみを集めた。

 岡山市の大学生、岡田悦子さん(21)は「豊島を見ると、自分の責任を問われている気がする。今後の豊島がどうなるのか見守り、友人などにも住民の気持ちを伝えたい」と話していた。

 行事は「豊島は私たちの問題ネットワーク」の実行委が一九九七年から毎年開いている。

198とはずがたり:2005/05/15(日) 00:05:25
不忍池再生へ「スワン作戦」、大発生のハス退治に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050514-00000106-yom-soci&amp;kz=soci

池の富栄養化によるハスの繁茂を防ぐため放たれたハクチョウとカワウ除けのため小島に放たれたオオワシ(東京都台東区上野公園の不忍池で=2005年4月9日撮影)
 
 東京・上野動物園の不忍池で、傷ついて保護されたハクチョウなどを放ち、大繁殖してしまったハスの芽を食べさせる実験が進められている。

 同池にすみついているカワウと共存させつつ、池を美化しようという試みだ。かつては「渡り鳥の楽園」として知られた不忍池を、情緒あふれる池に復活させようと、動物園では実験に期待を寄せている。

 不忍池は3つの部分に分かれ、動物園内にあるのは北側の「鵜(う)の池」。かつての不忍池は、森鴎外が小説「雁」の一節で「水の面を、十羽ばかりの雁が緩やかに往来している」と書いたように、数多くのガンやカモ、ハクチョウが飛来する場所だった。

 同園の記録によると、不忍池にカワウが放されたのは1949年。羽田空港の建設などで主要な営巣地がことごとくつぶされた東京湾のカワウを守ろうという取り組みだった。

 よほど池の水が合ったのか、最初は19羽だったカワウは右肩上がりで増え、ピーク時の92年ごろには3200羽以上に。その後、台場に営巣地を作って引っ越しさせるなどしたが、現在も400〜500羽が池で暮らしている。

 カワウは肉食性で、東京湾にエサの小魚などを食べに行く以外は1日のほとんどを、不忍池の島で生活している。池の水はフンが溶け込んで富栄養化、ハスが水面の半分近くを覆うほどに大繁殖し、美観が損なわれ、ガンやカモなどが入り込むスペースもなくなってしまった。枯れたハスの栄養分が水に溶け込んでさらに繁殖するおそれもあるため、同園では、定期的に茎などを刈り取っているが、この費用に年間200万円もかかっている。

 傷ついた鳥を使う計画は2年ほど前に、池の中にある島の1つでオオワシのつがいを飼い始めたことがヒントになった。オオワシは2羽ともハンターに撃たれて飛べないが、カワウは怖がって島に近付かなくなり、カワウのフンで草や木が枯れ、“はげ山状態”だった島に緑が再生したのだ。

 同園ではハスの駆除にも傷ついた鳥を使ってみようと、越冬で渡ってきた時に新潟県で保護されたコハクチョウやオオヒシクイなど十数羽を池に放した。

 ハクチョウなどはもともと植物をエサにしているため、「ハスを食べさせて減らせるのでは」と考えたのだ。

 現時点では、目に見えてハスが少なくなるほどの効果は確認できていないが、コハクチョウが水の中に頭を差し入れて、ハスの芽などをついばんでいる姿も観察されており、園側は「鳥の数が増えれば効果が出るはず」と期待している。

 実験を指揮している小宮輝之園長は「傷ついた野鳥を、狭いかごから広い場所に放してやれるのも利点の1つ。少しずつハクチョウやガンを増やし、生態系のバランスがとれる数を見極めたい」と話している。

 ◆不忍池=元々は海だった場所とされ、海岸線の後退などで中世までにできたと考えられている。江戸時代に寛永寺を建立した際、比叡山延暦寺に近い琵琶湖にならって、竹生島にみたてた池の中の島に弁財天が作られた。北側の鵜の池のほか蓮池とボート池に分けられており、戦後の上野動物園の拡張で、鵜の池は動物園の西園に組み込まれた。
(読売新聞) - 5月14日19時8分更新

199とはずがたり:2005/05/15(日) 10:20:42
蓮だの鹿だの自然による自然破壊には難しいねぇ。
尾瀬地域に「人間は絶対に襲わないオオカミ」でも導入しますかねぇ?

ニホンジカが尾瀬に定住の兆し (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/top/story.html?q=20050515it02_yomiuri

 群馬、福島、新潟県境の日光国立公園・尾瀬で、かつては生息していなかったニホンジカが定住の兆しを見せている。2月には冬季では初めて尾瀬沼近くで目撃された。

 専門家の推測によると、暖冬の影響で20〜30キロ離れた日光地域のシカの生息数が増え、植生が豊富な尾瀬へと移動するようになったためという。これらの“新世代ジカ”が群れで定住すると、高山植物の食い荒らしが深刻化する恐れもある。福島大の木村吉幸教授(動物生態学)らは残雪期の今月から尾瀬沼近くに自動撮影カメラを設置し、本格的な生態把握に乗り出した。

 シカが出没しないとされてきた尾瀬中心部。1990年代半ばから、春から秋にかけてシカが植物を食べたり、湿原を踏み荒らしたりした跡が環境省などに報告され始めた。

 宇都宮大の小金沢正昭教授(野生鳥獣管理学)の定点観測によると、福島県側の大江湿原などでは、2003年の夏場の1日当たり発見頭数が9・14となり、97年の1・5の約6倍に増えた。小金沢教授らの観測をもとに、同省は尾瀬中心部で02年に135頭前後が出没したと推計している。

 尾瀬ヶ原まで約8キロの福島県檜枝岐(ひのえまた)村の小沢平(こぞうだいら)周辺でも3年ほど前から、シカが冬季にヤナギの樹皮を食べた跡が目立ち始め、山あいの同村・矢櫃平(やびつだいら)で今年2月下旬、オス1頭が目撃された。木村教授は「冬季に尾瀬の中心部とこれほど近い距離で見つかったのは初めて」とし、越冬する新世代ジカではないかと指摘する。木村、小金沢両教授らは〈1〉これらのシカは日光地域に生息する約1万2000頭の一部〈2〉かつては数年周期の豪雪で大量に餓死したが、暖冬傾向で個体数が増えたうえ、積雪に耐性を持つようになり、尾瀬に移動するようになった――と推測している。

 木村教授らの現地調査によると、シカが食べる植物も00年の23種から04年の85種と大幅に増加。ミズバショウやニッコウキスゲなど尾瀬を代表する花を含んでおり、水生植物のミツガシワの群落が食い尽くされた例も判明している。

 今月から設置したカメラは15台。動物などが近づくとその熱に反応して内蔵センサーが働き、シャッターを切る。木村教授は「近くの日光白根山では、増えたシカの食害で、高山植物のシラネアオイが全滅寸前になった。尾瀬も景観が一変する可能性があり、新世代ジカへの対策が求められている」と話している。

 ◆ニホンジカ=全国に生息するが、東北や北陸など雪の多い地方では少ない。体重の割に足が細く、50センチ以上の雪で身動きが取れなくなるというのが通説。1990年代半ばまでは、積雪が3メートルを超える尾瀬中心部には出没しないとされてきた。

[ 2005年5月15日9時30分 ]

200とはずがたり:2005/05/26(木) 00:24:37
鵜ってペリカンの仲間なんですねぇ。何故急に大繁殖?

漁業打撃
http://mytown.asahi.com/gifu/news02.asp?kiji=4300

 県内の河川で、アユなどがカワウに食べられる被害が深刻さを増し、漁業に大きな打撃を与えている。捕獲をしても追い払っても、飛来し続けるカワウ。漁業関係者らは対策に頭を悩ましている。(小松隆次郎)
 カワウはペリカン目ウ科の野鳥で、体長は80〜85センチと長良川などの鵜飼(うか)いに使われるウミウよりやや小さい。魚類や甲殻類を食べることから、漁業関係者にとっては生活の糧を奪う「大敵」となっている。
 県内では4〜5年前から、木曽川や根尾川などで、アユやアマゴ、ウグイなどが食べられる被害が目立つようになった。
 県水産振興室が03年度のカワウによる食害の被害額を算出したところ、「県の魚」であるアユだけで14億490万円に上り、ほかの魚種も含めると総額は20億9191万円に達した。
 東海農政局が4月に発表した昨年1年間の県内の河川での漁獲量は1077トンで、3年連続の減少。特に4割を占めるアユは463トンで、ピークとされる92年の1719トンの3分の1以下にまで落ち込んでいる。

 漁獲量の減少について、県水産振興室は、河川環境の悪化や冷水病の流行などに加え、カワウによる食害が大きく響いているとみている。
 県と日本野鳥の会県支部などの調査では、輪之内町の水門川付近にある県内唯一のカワウの集団営巣地(コロニー)で、01年4月に17個だった巣は、その後毎年のように増え続け、今年4月末には、01年の約17倍にあたる291個が見つかった。
 広がる一方の食害に対し、県は昨年7月に漁業関係者向けの「カワウ食害対策指針」を作成。漁業関係者らも捕獲などで食害を防ごうと躍起だ。
 県自然環境森林室によると、93年度に県内のカワウ捕獲(銃殺)数は36羽だったが、10年後の03年度は283羽、04年度はその倍以上の688羽にのぼった。

 捕獲のほかにも、花火で追い払ったり、かかしを立てたりなどの対策を続ける漁協も多い。だがいったんやめると再び飛来するため、食害を防ぐ抜本策とはならない。
 県水産振興室の担当者は「アユ以外にも希少種が食べられることで、生態系が崩れることにもつながりかねない」と被害の広がりを心配する。
 県内33漁協でつくる県漁業協同組合連合会も昨年4月、「カワウ対策委員会」を立ち上げた。今夏、県内一斉にカワウの飛来調査をするなど対策に本腰を入れる構えだ。
 県漁連幹部は「漁師の生活だけでなく、遊漁者も減り漁協の経営にも影響を及ぼしかねない。まずはカワウがどれだけ飛来するのか正確につかみ、有効な対策につなげていきたい」と話している。
(5/25)

203とはずがたり:2005/06/04(土) 17:17:09
下草刈りや枝打ちなど森林の整備に使われるなら良いんじゃないか?
林道などの整備に名を借りた環境破壊に使われるなら反対だ。

ミネラルウオーター:山梨県と業界、税導入でせめぎ合い
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050604k0000e040030000c.html

 南アルプスや富士山を抱える「名水」の産地の山梨県が、地下水を育成する森林の保全を目的とした法定外税「ミネラルウオーター税」導入を検討し、課税対象のミネラルウオーター業界とせめぎ合いを続けている。県は13日に採水業者や学者を交えた検討組織を設けて導入の可否を判断する意向だが、業界側は「課税の根拠がない。導入前提では応じられない」と反発を強めている。

 「日本ミネラルウォーター協会」(東京都新宿区)によると、県内の生産量は記録が残る99年以降、6年連続日本一。99年の38万キロリットルが04年は53万キロリットルに伸び、国内シェアの約4割を占める。大消費地の首都圏に近く、売価の13〜14%を占めるとされる輸送コストを節約できるためで、最大手のサントリーなど大小約30社が地下水を採取している。

 00年4月に法定外目的税が認められたことなどで県は地方税制研究会を設置し、うなぎ登りの増産傾向に着目した。05年3月に「県の水源育成事業などではぐくまれた地下水そのものを採取・販売する事業活動は、特別の受益を得ている」として、採水業者を対象に1リットル0.5円の課税が望ましいとの結論を出した。04年実績で2億6500万円にあたり、今後5年間で新たに実施する県有林などの水源林整備や森づくりの啓発事業(年2億7000万円)の財源にするという。

 これに対し、業界側はこの2年半、県に計15回も反論・質問書を提出し、「業界の工業用水(地下水)使用量は県全体の1.33%にすぎず、課税の公平さに欠ける」などと主張。IT産業は03年に工業用水の27.4%にあたる約984万キロリットルを採水したが、県側は「一定額の利益を生み出すための採水量はIT産業の約10倍で、依存度が高い」「地下水の再利用はIT産業(85%)に比べ、ミネラルウオーター産業(0%)は使い切りで著しく低い」と反論するなど“水掛け論”が続いている。

 麻生太郎総務相は3月の衆院委員会で「ボトル1個だと分かりやすいから取るんだと見える。ちょっと待った方がいいんじゃないかと正直思う」と導入に疑問を投げ掛けた。県は総務省の意向を探りながら検討を続ける方針だが、白籏敏行・同協会参与は「森林保全は重要だが、費用負担のあり方はゼロから議論すべきだ」とけん制している。【藤沢宏幸】
毎日新聞 2005年6月4日 11時28分

204とはずがたり:2005/06/04(土) 17:31:51
クールビズもただでさえ税金をきっちり取られてるサラリーマン層に税金の控除もないのに更に新しい服買え靴替えろと搾取の対象としか思われてないようだ。バカにされてるぞ,怒れサラリーマンよ!

経済効果1000億円? クールビズで出費が増加
http://www.asahi.com/life/update/0604/002.html
2005年06月04日02時23分

 中央官庁で6月から始まった夏の軽装化(愛称・クールビズ)の経済効果は、1000億円に上るとの試算を第一生命経済研究所がまとめた。夏物スーツを買う代わりに、シャツやスラックス、靴などを新調すると仮定した。地方公務員や民間企業で広がれば、衣類関連の小売業や製造業などへの波及効果が大きいとみている。

 軽装化に伴う一連の出費は、普通に夏物スーツを買うより約3万円多いと想定した。国家公務員の男性約25万人分なので、まず約75億円になる。

 さらに、地方自治体や民間企業の約12%が「今後、軽装を奨励する」という調査結果に着目。国内の男性ホワイトカラー計1500万人にこの数字を当てはめてはじいた直接の経済効果が約619億円だ。

 これに衣料関連の小売業などへの間接的な恩恵も含めた全体の波及効果は1008億円に上るという。ただし、追加出費があっても他の支出は抑えないという前提だ。

 ネクタイを外すだけで、お金は使わない人も多いはず。「百貨店などが便乗セールをすれば、買い替えを刺激する効果もあるのでは」(永浜利広・同研究所主任エコノミスト)と期待している。

205とはずがたり:2005/06/04(土) 18:19:29
2005年06月04日(土)
外来魚、琵琶湖周辺にも 滋賀県調査、密放流原因?
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20050604/20050604a4660.html

 日本固有の生態系を壊すとして、6月1日施行の外来種被害防止法で「特定外来生物」に指定されたブラックバスやブルーギルが琵琶湖周辺の河川やため池、ダム湖にも広く生息していることが4日までに、滋賀県の調査で分かった。

県水産課は、琵琶湖から遡上(そじょう)した可能性が残る河川を除き、ダム湖やため池では密放流が原因とみている。在来魚が駆逐されたとみられる池もあるが「琵琶湖の外来魚駆除で精いっぱいで、周辺水域まで手が回らない」と話している。

2002年12月から04年12月にかけて、野洲川や姉川など河川438地点と、ため池290地点、ダム湖30地点で、住民への聞き取りや捕獲などの方法で外来魚の生息状況を調べた。

その結果、ダム湖は50%、ため池は49%、河川は17%で生息を確認。琵琶湖を囲むほぼ全域に分布していることが判明した。外来魚が確認された池の4割では、在来魚が見つからなかった。

206とはずがたり:2005/06/06(月) 02:55:01

アゾラのページ。なんと掛川でも大発生したことがあるのだそうな。窒素固定能力で
http://www.asahi-net.or.jp/~it6i-wtnb/azolla.html
http://www.asahi-net.or.jp/~it6i-wtnb/azollanews.html

アイガモ農法、環境省が外国産水草の使用「ダメ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050605-00000115-yom-soci

 「アイガモ農法」とよばれる稲の無農薬栽培で使われることがある外国産の水草「アゾラ」について、環境省は、希少な在来種と交雑したりする恐れがあるとして、特定外来生物被害防止法の規制対象に指定、使用を禁止する方針を決めた。

 環境に優しい農業として注目されているアイガモ農法だが、生態系保護の観点からは、慎重な配慮が求められそうだ。

 アイガモ農法は、雑草や害虫の除去にアイガモやアヒルを活用する稲作。水生シダの一種のアゾラは、窒素分が豊富で肥料になるため、アイガモと組み合わせる農法が広がっている。アゾラは、カモのエサになり、水田をびっしり覆って雑草の生育を抑制する効果もある。日本にも在来のアゾラがあるが、夏の高温に弱く、アイガモ農法には使えない。かつて雑草として駆除され、絶滅危惧(きぐ)種となっている。外国産のアゾラが全国に広まるにつれ、こうした在来種がさらに衰退すると懸念されている。

 アゾラの使用を推進してきた岡山大学の岸田芳朗・助教授は「アゾラの雑種の中には、胞子を作らず、交雑の恐れのないものもある。農法を維持できるよう、水田から外へアゾラを出さない技術を工夫したい」と話している。
(読売新聞) - 6月6日0時50分更新

208とはずがたり:2005/06/08(水) 10:27:25
世界的に有名になっちゃった白神の環境保護の気運が高まるのは良いんですが,一方で環境客の増加が原因やもしれぬこういうニュースは心が痛みます。。

クマゲラ:白神山地で確認できず 本州で絶滅危機
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050608k0000m040145000c.html

 青森県と秋田県にまたがる世界遺産、白神山地の象徴として知られる、国天然記念物のクマゲラ(キツツキ科)が今年5月の繁殖期に1羽も確認できなかった。89年から生態を調べている「本州産クマゲラ研究会」の藤井忠志代表は「本州のクマゲラは絶滅したとは言えないが、厳しい状況になりつつあるのは確か」と心配している。

 クマゲラは北海道に約200羽生息している。同会によると、本州では青森、秋田、岩手の3県で確認された九つの繁殖地のうち七つが白神山地に集中している。97年から03年までの7年間、同一のつがいが毎年1〜3羽のひなを育てていたが、03年から04年にかけて雌がいなくなり、04年は繁殖が確認できなかった。ただ、雄と前年に巣立った1歳の幼鳥だけは観測できており、1羽も確認できなかったのは今年が初めてという。

 藤井代表は「いくつかあった営巣地のいずれでも個体は確認できていない。白神のブナ林は20羽は生息できる広さがあるはずだが、観光客の増加などで脅かされている」と危機感を募らせ、行政などの保護対策を求めている。[小山由宇]
毎日新聞 2005年6月8日 3時00分

210片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/15(水) 01:53:29
>>208
ちょっと違いますけど、前に読んだニュースを思い出しました。

熊野古道「苔」が消えた!! 「大門坂」の石段SOS
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050606-00000019-san-soci&amp;kz=soci
世界遺産 観光客急増で剥落、保護策もなく
 和歌山、奈良、三重の三県にまたがる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のハイライトとして多くの観光客が訪れている「熊野古道」。その中で最もよく中世以来の雰囲気を残しているとされる那智山の「大門坂」(和歌山県那智勝浦町)で、石段に自生していた苔(こけ)の剥落(はくらく)が、ほぼ全面にわたって進んでいる。登録後に急増した観光客が石段を歩いたのが原因という。来月で世界遺産登録から丸一年。和歌山県では「早急な対策が必要だが、観光振興を考えると入山制限をするわけにもいかない」と、遺産保護と観光の両立に頭を悩ませている。
 大門坂は、那智山のふもとから山上付近にある那智の滝や熊野那智大社、青岸渡寺へ向かう約六百メートルの石畳の表参道。中世以来、熊野詣での上皇らが通った道として知られる。両脇に樹齢数百年のスギ、ヒノキ、クスノキの鬱蒼(うっそう)とした森が広がり、昔ながらの熊野古道の雰囲気を残している。
 観光客の間では、これを登り、那智の滝などに向かうコースが人気となっている。観光ポスターには、苔むした大門坂の写真が使われることが多く、その古道らしい雰囲気を求めて全国から観光客が集まる。
 ところが、世界遺産登録後に観光客が急増。登録後初の秋の観光シーズンとなった昨年十一月には、前年の約五倍の約二万人が大門坂を歩いた。また、今年のゴールデンウイークの五月三日から五日の三日間では二千二百人と前年の約三倍に増えた。平日でも大型バスで乗りつけた観光客が次々と石段を登る。
 登録前は、「雨の後など苔で滑りやすいので注意してください」などと観光客に注意を促さねばならないほど苔が生えていたが、登録後、観光客の靴底で自然に削り取られてしまったという。
 これについて、地元の那智勝浦町教委では、「苔自体は法律や条例などで保護の対象にはなっておらず、観光客が歩いて自然にはがれるのはやむをえない。景観的には苔があったほうが雰囲気があるのは確か」。
 和歌山県教委文化遺産課世界遺産班の小田誠太郎班長は「登山用の頑丈な靴で歩く方もおり、苔だけでなく石段自体の劣化の兆しもある」とし、「なんらかの制限をしなくてはならない状況だが、入山制限など大掛かりなものは無理。例えば、現地でわらじのようなものを買ってもらって、それを履いて歩いてもらうなどの方法が可能性としては考えられる」と話している。
(産経新聞) - 6月6日15時12分更新

211とはずがたり:2005/06/16(木) 22:22:10
雑記帳:
「有明海を守ろう杯」サッカー 佐賀で開催へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050617k0000m040100000c.html
 ◇佐賀・福岡の社会人16チームが集うサッカー大会「有明海を守ろう杯」が7、8月、佐賀県で開かれる。漁業被害が深刻な有明海の実情を知ってもらう目的で、今年2回目。

 ◇同県川副町のチームが、近年のノリ不作で漁民メンバーがやめたのを機に企画。漁民団体や漁協と協力し、会場で有明海再生を訴える署名集めや乾ノリのプレゼントをする。

 ◇06年のW杯ドイツ大会出場を決め、意気上がる日本サッカー。「この上げ潮ムードに乗って、有明海再生への“潮流”を巻き起こしたい」と主催者。参加チームも募集中。[山下託史]
毎日新聞 2005年6月16日 21時24分

212とはずがたり:2005/06/25(土) 01:59:25
この時期にこんな記事乗せるのは読売の都議選へ向けた石原与党援護か?
まぁ空気が綺麗になっても渋滞は環状高速道路が出来ない内は劇的には改善されない筈。頑張ってつくってくれい。

東京の大気急速に改善、SPMの環境基準達成率97% (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/diesel.html?d=24yomiuri20050624i215&amp;cat=35&amp;typ=t

 東京都の大気測定で、ディーゼル車から排出される浮遊粒子状物質(SPM)が、2004年度、都内の幹線道沿いに設置された排ガス測定局の97%で、国の環境基準を達成したことが24日、わかった。

 前年度の12%から急速な飛躍を見せており、地方を含む全国の達成率77%(03年度)も上回った。1984年度からの観測開始以来、東京の大気が浄化したと認められるレベルに達したのは初めて。

 SPMは、ぜんそくや肺がん、花粉症などの原因とされる。

 都は交通量の多い国道や交差点など34か所に測定局を設置。国が示す環境基準は大気1立方メートルのうち0・1ミリ・グラム以下で、都はこれを何地点で満たしたかを毎年、発表している。

 都によると、04年度は34か所のうち、「環状7号線・松原橋」(大田区)の測定局を除く33か所で達成。03年度は4か所だけだった。01、02年度は達成はゼロだった。

 環境省によると、全国には都を含め、390か所に測定局が置かれているが、03年度の達成率は77%。さらに首都圏と中京、阪神などの都市部の測定局に限ると、62%に低下する。

 これに比べても、都の04年度の達成率は極めて高い。首都圏の4都県は03年10月、SPMの排出を抑制するため、微粒子除去装置の装着を義務づけたディーゼル車規制をスタートさせており、都ではその効果が表れたとみている。都環境局は「昨夏は猛暑で、SPMを地表にためる要因となる光化学スモッグが多発していたのに、これだけ改善したのは驚きだ」としている。

[ 2005年6月24日23時20分 ]

213とはずがたり:2005/07/10(日) 16:38:24
こんか感じに白神売り込めばいいと言う事で強気なんか?>藤里合併せず

藤里開発公社の「白神山水」世界へ/国際線で採用の見通し
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050709f

 藤里町の第三セクター・藤里開発公社(石田誠一社長)が製造販売しているミネラルウオーター「白神山水」が、国際線旅客機で機内食と一緒に提供する飲料水として採用される見通しとなった。航空会社数社が導入に意欲を示しており、早ければ今月中にも正式決定する見込み。

 機内提供用の小型ボトル(200ミリリットル)の「白神山水」購入を決めたのは、全日空グループのエーエヌケー商事(本社東京)。機内食などを提供している関連会社とともに各航空会社に打診したところ、エア・カナダなど数社が採用に前向きな姿勢を示したという。

 このため、同公社は製造ラインに200ミリリットルの専用ラインを追加、5日から機内用ボトルの生産を開始した。同商事への納入は当面月間約1000本だが、国際線への採用が決まると出荷量は月間1万本単位に膨らむ見込み。ラベルには「世界自然遺産 白神山地の自然水」を英語で刷り込んだ。

<写真:機内提供用に生産された「白神山水」の200ミリリットルボトル=藤里町の製造工場「白神山水の館」>

(2005/07/09 11:23)

214名無しさん:2005/07/10(日) 17:58:49
>>209

中国は日本の10数倍の面積なのに、住めるところは日本の3倍しかいないそうですね
かなりの人口密度です

ちなみに日本の面積は約38万平方kmで世界59位
排他的経済水域を含めると約447万平方kmで6位になるみたい

215とはずがたり:2005/07/10(日) 18:10:36
>>214
住めるところは日本(の総面積)の3倍それとも日本(の住めるところ)の面積の3倍のどちらですかね?

海洋国家日本ですねぇ>世界6位
江戸時代に日本は平和を享受し産業も発達したけど,鎖国せず安土桃山期の海外貿易振興策をそのまま続けていても面白かったかもしれないとつくづく思います。

216とはずがたり:2005/07/13(水) 16:13:35
難しいねぇ。。それにしても吉野へは近鉄で行け。パーク&ライドも検討できないのか?

熊野古道 噴き出た「負の遺産」 世界遺産登録1周年
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050713-00000024-san-soci

渋滞に悲鳴/地権者トラブル/救急車出動も急増
 南アフリカで開かれているユネスコの世界遺産登録委員会で、早ければ十三日中にも北海道・知床が日本では三番目の自然遺産として正式登録される。優れた自然や文化遺産を保護する登録効果が期待できるが、登録一周年を迎えた「紀伊山地の霊場と参詣道」(三重、奈良、和歌山三県)では、登録手続きをめぐる地権者とのトラブルや、観光客の増加などに伴う悪影響など“負の遺産”も浮上している。
▼醜い落書き
 緑あふれる山道に、赤や黄色の蛍光塗料がべったりと塗られた木々。来訪者を仰天させる“落書き”が、熊野古道の「八鬼山道(やきやまみち)」を三重県尾鷲市の登り口から二、三キロ入った付近にある。
 百カ所以上の殴り書きは、「だまし世界遺産」などと遺産登録を批判する内容。書いたのは地権者二人だ。遺産登録の前提となる国史跡の指定を目指して市教委が行った測量と、古道脇の木の伐採を届け出制とする市の景観保護条例制定に対する抗議だという。
 地権者側は「測量に不備がある」などと主張。「条例で林業は打撃を受ける。反対する地権者も多かったのに制定を強行した」と批判している。市教委は、測量や条例制定に「問題はない」と反論。両者の主張は平行線をたどり、落書きも当分消されそうにない。
▼ゴミ、水不足
 遺産登録後、観光客が急増したことで、奈良県吉野町では、渋滞の深刻化や水不足、ゴミ処理増など、地元がさまざまな負担を強いられている。
 同町の吉野山は年間約百万人の観光客が訪れるが、サクラが見ごろの春には車の列が二十キロにも達する“渋滞名所”でもある。そこへ世界遺産ブーム。昨年七月以降、「世界遺産」を売り物にした旅行商品が次々と登場。観光バスが急増して、渋滞は悪化の一途だ。
 十三日には、交通機関の関係者による協議会が発足。対策もやっと動きだしたが、「根本的な解決は難しい」(町関係者)のが実情という。
 また、山間部の貴重な水資源を利用する公衆トイレの利用者も激増し、今春は水不足が深刻化。大量に発生するゴミもすべて地元が処理を負担しており、「地元だけでやるのはもはや限界」と町関係者は悲鳴を上げる。
▼不心得者
 熊野本宮大社が鎮座する和歌山県田辺市本宮町へは昨年一年間に、前年の二倍に当たる約百十五万人が来訪した。特に同町伏拝地区から同大社に向かう約三・五キロの古道は、手軽な散策コースのため、ハイカーが集中。近くの住民は「プライバシーが守れない」とぼやいている。
 ただ、遺産登録については住民のほとんどが歓迎しており、市観光振興課は「多少、窮屈な所が出てきたとはいえ、自分の町が世界的に認められたことを、みんな誇らしく思っているはず。“うれしい悲鳴”というのが現状でしょう」と説明している。
 また、奈良県など古道の一部では、携帯電話の電波が届かない場所もあり、民家で電話を借りる観光客が増えたが、電話代を払わず立ち去る不心得者もいるとか。
 散歩気分で山道を歩く人のけがや急病、遭難騒ぎなどのトラブルも多発。救急出動の急増に頭を抱える三重県の紀北消防本部は「登山と同じ装備で臨んで」と呼びかけている。
 ■世界遺産 1972年にユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」に基づき登録される、優れた自然や文化的価値の高い建造物。世界134カ国で788件、日本では姫路城など12件が登録。今年の世界遺産委員会で正式登録が確実になっている「知床」は知床半島の先端部と沖合3キロの海域を合わせた約7万ヘクタールが対象地域。北半球の流氷到達の南限で世界的に希少な動植物が生息している。
(産経新聞) - 7月13日15時45分更新

217名無しさん:2005/07/14(木) 01:12:42
<レジ袋有料化>コンビニは反対文書を提出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050713-00000086-mai-bus_all

 コンビニエンスストアなどが加盟する日本フランチャイズチェーン協会(FC協)は13日、容器包装リサイクル法の改正で経済産業省と環境省がレジ袋有料化を検討していることについて、有料化に反対する見解を文書で両省に提出したことを明らかにした。スーパーが加盟する日本チェーンストア協会がレジ袋有料化の法制化を求めているのに対して、無料化の継続を訴えるコンビニ業界の考え方の違いが明確になった。
 有料化反対の理由についてFC協は、コンビニには手ぶらで来店して買い物をする人が多く、バッグを持参する人がほとんどいない点や、弁当や総菜を電子レンジで温めて出すため、持ち運ぶためのレジ袋は欠かせない、としている。同協会は「レジ袋を薄くするなどの減量化の取り組みは進めてきた。今後、有料化に代わる対策がないか考えていきたい」と話している。【小原綾子】
(毎日新聞) - 7月13日20時2分更新

219とはずがたり:2005/07/19(火) 16:47:50

環境・林業・貿易関係全てに於いて素晴らしい試みではないか!

住商、台風被害の風倒木を中国輸出へ 急成長で需要急増
http://www.asahi.com/business/update/0719/086.html
2005年07月19日15時54分

 住友商事は、昨年9月の台風18号の影響で北海道で深刻な問題となっている風倒木を、木材需要が急増している中国に輸出する。大手商社による大規模な国産丸太の中国向け輸出は初めてという。北海道の森林環境の悪化防止と同時に、中国向け輸出ルートを今後拡大していくことで国内林業の活性化にもつなげたい考えだ。

 8月上旬に道南地区のトドマツやエゾマツ約4000立方メートルを積んだ第1船が函館港から大連向けに出航する。住商はロシアから中国に丸太を輸出するビジネスを手がけており、その販売経路を利用する。道産材取り扱い大手の日本製紙木材の協力を得て大連の業者にロシア材とほぼ同じ水準の価格で販売する。

 今後、道内他地域の風倒木だけでなく、国産間伐材の輸出も検討しており、年内だけであと数回運ぶ計画だ。

 昨年9月、台風18号の暴風域に巻き込まれた北海道では、札幌市で最大瞬間風速が50.2メートルを記録、各地で被害が出た。とくにトドマツやカラマツの人工林での被害が大きく、被害面積は約3万7000ヘクタール。被害額は100億円超とみられている。

 風倒木は放置しておくと腐朽してキクイムシのすみかとなり、周囲の立ち木にまで虫害が及ぶ。国や自治体が風倒木の搬出費用を補助したり有効利用を検討したりしているが、多くは手つかずだった。さらに短期間に大量の風倒木が市場に出回ったため、道産材業者は市況の急落に苦しんでいた。

 中国は急成長や持ち家政策の広がりで木材需要が急増。これに対し、天然林保護のために伐採制限政策をとっているために供給は頭打ちで、木材輸入を増やしている。

220とはずがたり:2005/07/19(火) 16:48:58

これも良いですね〜。

伝統の「浴衣」でクールビズ 人気急上昇
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/keizai/20050719/e20050719002.html
2005年 7月19日 (火) 15:21

ファッション性アップ 街着、接客…

 道路に打ち水、街歩き、接客も…。職場でのクール ビズがもてはやされる中、日本の伝統着、浴衣の人気が急上昇している。大阪の百貨店では女性用、男性用ともに売り上げを大きく伸ばし、御堂筋で打ち水運動を行う市民団体は、浴衣姿の打ち水娘を募集。銀行などでは浴衣での接客も定着してきた。見た目にも涼しい浴衣が、クール ビズ人気に後押しされて、徐々に広がりつつあるようだ。(加納裕子)

 大阪高島屋(大阪市中央区)によると、女性用浴衣の売り上げは昨年に比べ10%増加。クール ビズ人気に後押しされてか、男性用は約40%も増えた。広報・IR室は「従来の素材は綿が多かったのですが、綿麻混紡や涼しい合成繊維が登場し、より薄くて涼しくなっています」。

 今年は特に、薄いデニム生地の浴衣など、ファッション性が高い浴衣が人気で、「見た目にも涼しい街着として定着しつつあります。男性からは“和”の良さが見直されつつあるようです」という。

 大阪市信用金庫本店(同)は十九日から、天神祭にあわせ、女性が浴衣姿で接客をスタート。同金庫広報室は「見た目が涼しく祭りムードも盛り上がる。クール ビズを意識して、店内も涼しげに見える飾り付けをしています」。

 「浴衣で打ち水」を提案するのは、NPOなどでつくる大阪打ち水大作戦本部の須知裕曠本部長(58)。昨年夏、都会のヒートアイランド現象を緩和しようと、御堂筋で約二千人が一斉に打ち水を行う「大阪打ち水大作戦」を実施し、気温を平均一・七度下げることに成功した。

 二回目となる今年は八月十日。三年前に浴衣姿の打ち水を見て感激した須知本部長は「浴衣でするといっそう風情があり、涼しさを感じられる」と浴衣姿を推奨しており、「普段から男性も女性も浴衣で打ち水を。涼しくて風情のある街になります」と強調する。

 現在、大作戦の実施に先駆けて、「打ち水娘・打ち水男」も募集。二十日までの応募を書類審査し、二十七日、浴衣姿での公開最終審査を大阪市内で行う。浴衣で美しい打ち水を行える人を選ぶといい、須知本部長は「老若男女を問いません」。

 最近、大阪・ミナミの商店街でも浴衣姿の人が徐々に増えつつある。四年前から「浴衣での街歩き」を提唱してきたという商店主らは、最近の浴衣の流行に手応えを感じているという。「浴衣の人が増えるとにぎやかな雰囲気になる。祭りだけでなく、普段も浴衣でミナミへ」とアピールしている。

221名無しさん:2005/08/06(土) 22:42:01
<エチゼンクラゲ>「過去最悪の大発生の恐れ」水産庁が警告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050806-00000057-mai-bus_all

写真
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050806-02617224-jijp-soci.view-001

 最大で傘の直径2メートル、重さ150キロに達する巨大な「エチゼンクラゲ」が、今年も日本海沿岸で大発生しそうだ。発生元の東シナ海で、例年になく大量に発生したと推定されるためだ。網を破るなど漁業に深刻な被害を与えるため、水産庁は「過去最悪の大発生となる恐れがある」として、日本海沿岸の自治体に注意を呼びかけている。
 エチゼンクラゲは東シナ海で発生した後、夏ごろに日本に接近。秋から冬にかけ、成長しながら日本海を北上する。津軽海峡を越えて太平洋側に流れ込むこともある。以前は数十年ごとに大発生していたが、最近は02年から毎年、大発生を続けている。
 水産庁によると、今年は韓国から「7月の調査で、韓国海域では去年より多く出現した」との情報が入った。また、山陰沖では、例年より1〜2カ月近く早い7月中旬から目撃され始めたという。
 これらの情報を基に、水産庁は「まだ直径40センチ以下の小型が多いが、個体数は昨年より多い」と判断。日本海側の府県や漁業団体などに対し、目撃情報の早期提供と、漁業者への注意喚起を求めている。【望月靖祥】
(毎日新聞) - 8月6日18時36分更新


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