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環境問題

1121とはずがたり:2019/12/13(金) 10:45:07

佐賀市発で世界初 最先端のCO2分離回収プラント
https://www.toshiba-clip.com/detail/3646
2017/9/6TAGS: R&D、 インフラ、 低炭素社会、 再生可能エネルギー、 火力

開発陣が奮闘!火力発電の技術を清掃工場に転用するには?

こうして、2013-14年の2年にわたって佐賀市「清掃工場バイオマス利活用促進事業」が始まった。東芝が小型のCO2分離回収実験プラントを納入し、1日10〜20kgのペースで焼却の際に発生するCO2を回収。累計8,000時間もの実証運転を通じてCO2の本格的な利活用方法を模索したのだ。

東芝が開発したCO2分離回収技術の中でも、三川パイロットプラントで実証を重ねてきた化学吸収法による燃焼後回収技術は純度の高いCO2を取り出せるのがポイントだ。

「アルカリ性のアミンという化学吸収液により、排ガスからCO2だけを取り出す仕組みです。アミンは低温の状態ではCO2を吸収し、高温になると排出するという特性を持っています。そこで、このプラントは吸収塔でアミンを排ガスに接触させ、その後、再生塔でアミンを加熱してCO2を分離回収するというプロセスを設けているのです。清掃工場の場合、CO2は排ガスの8〜14%程度。低濃度の状態から高純度のCO2を取り出したいのなら、この方式が最適です」(東芝 北村氏)

「火力発電所の排ガスと違い、清掃工場のガスには塩化水素が多く含まれています。これは金属に対して強い腐食性を持っており、プラントに使うためには、装置のさらなる工夫、設備の改良が必要でした。また、火力発電所とは異なり、排ガスはCO2濃度の変動が非常に大きいという特徴もあり、これへの対処も必要でした。三川パイロットプラントでの知見のフィードバックや実証実験での経験を通じ、その先にある商用プラントへと着実にステップアップしていったのです」(東芝 北村氏)

実験プラントがスムーズに稼働し、世界初となる商用利用への道筋も見えた。順調な稼働により、予想外の副次効果もあったという。

「いろいろなニュースで報道されることで、さまざまな企業が商用利用への参画を表明してくれました。実験プラントが事業者の『バイオマス産業都市構想』への賛同につながったのです。2年間の実証実験の結果、CO2を高純度で回収でき、さらにそれが農業に有益であり、人体には無害であることの確証も取れた。順調に進められたのは、市としての挑戦に全精力を傾けてくれた東芝の協力があってこそ。プロジェクトの研究部隊として、当事者として加わっていただけたからだと感謝しています」(佐賀市 前田氏)


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