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都市計画道路・高速鉄道スレッド

2756チバQ:2015/07/11(土) 09:41:41
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015070590095800.html
乗客上々、効果は途上 名古屋市地下鉄、終電延長1年 
 「全国で最も遅くまで走る地下鉄」として、鳴り物入りで始まった名古屋市営地下鉄・東山線の終電延長が、7月で一年を迎えた。利用者は当初見込みを上回り、乗客サービス向上へ滑り出しは上々。ただ、電車増発の経費を賄えるほどではなく、夜の街のにぎわいにつなげる効果も見えにくい。目標達成への道のりは遠いようで-。

 4日午前1時前、東山線栄駅(中区)のホームには、終電を待つ酔客らが100人以上。「今日は会社の飲み会。3次会までゆっくりできてよかった」。愛知県大治町の会社員男性(23)は上機嫌だ。

 2カ月に一度ほど、午前1時1分栄発の終電を利用するというこの男性。終点の岩塚駅(中村区)からは歩いて帰宅でき、「この時間まで、電車があるのはありがたい」。

 ホームの階段に座っていた別の会社員男性(41)は、なぜかほっとした表情。同僚と杯を交わし、名古屋駅から乗ったが、車内でうたた寝。目覚めた拍子に間違えて栄駅で降りてしまった。「まだ電車があって助かりました」と恥ずかしそうに終電に乗り込んだ。

 昨年7月4日に始まった終電延長は、毎週金曜と祝前日に限って栄駅発の終電を45分繰り下げ、上下2本ずつ増発。2014年度の該当日は、7月の開始から9カ月間で計40日を数えた。

 市交通局は当初、終電延長が影響するとみられる午後11時以降の乗客は、一日平均1300人余の増と見込んだが、予想を300人上回る1600人増。特に年度末の2〜3月は好調で、一日4千人増えた日もあった。

 ただ、運賃収入は増えたが、初期投資や運行経費が1900万円膨らみ、差し引き900万円程度の赤字。一年を通して54日実施する2年目は、これまでの乗車率を維持すれば赤字は400万円程度に縮む見通し。交通局の担当者は「街のにぎわい創出のため、今後も継続したい」と力を込める。

 一方で、繁華街・栄などの夜が、終電延長のおかげでにぎやかになったとの実感は薄い。

 「アルバイトの大学生は『遅くまで働ける』と喜んでいるが、売り上げ増につながっているとの手応えはそれほど」と、駅近くの焼き肉店の店長。市に終電延長を申し入れた名古屋社交飲食協会の事務局長、清水達徳さん(77)は「延長はありがたいが、夜の街に人出が戻ってきたとは言い難い。もっともっと遅くしてもらえたら」とつぶやいた。

 繁華街から帰宅する客の奪い合いも予想されたタクシー業界。市内のタクシー会社の担当者は「実施日が限られているので、売り上げはほとんど変わらないようです」。東に向かう終電の終点、星ケ丘駅(千種区)近くで流していた男性運転手(62)も「景気のよしあしに比べれば、わずかな影響しかないですよ」と冷静に受け止めている。

 <エコノミストの内田俊宏・中京大客員教授の話> 地下鉄だけ遅くまで走っていても、繁華街の店が閉まり、他の私鉄やバスが動いていなければ、効果は限定される。だが、今後の地域経済を考える上で、訪日外国人観光客をいかに呼び込むかという視点は欠かせず、「夜の街を楽しみたい」とのニーズは強い。中部観光の滞在拠点として「名古屋の夜は早い」というイメージを変える覚悟があるのなら、今の赤字額は、それほど高い投資ではないといえるだろう。

 (北村剛史、丸田稔之)


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