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都市計画道路・高速鉄道スレッド

2665チバQ:2015/02/03(火) 21:47:03
http://mainichi.jp/select/news/20150203k0000e020220000c.html
福岡市地下鉄:七隈線開業10年 皮算用外れ苦しい赤字
毎日新聞 2015年02月03日 12時52分(最終更新 02月03日 13時03分)

 福岡市地下鉄七隈線は3日、開業から10年を迎えた。鉄道の空白地域だった市南西部の住民の足として定着し、沿線の開発も進んで町並みを様変わりさせた。しかし、利用客は当初の想定を大幅に下回り、累積赤字は2013年度末で483億円に膨らんでいる。市は20年度に完成予定のJR博多駅への延伸で利用客が増え、黒字に転じることを期待しているが、厳しい経営が続いている。

 七隈線は市南西部の交通渋滞緩和や均衡あるまちづくりなどを目的に建設され、05年2月3日に開業した。市の東西を結ぶ空港線(13.1キロ)、市北東部を走る箱崎線(4.7キロ)に次ぐ市地下鉄3番目の路線で、天神南駅(中央区)から橋本駅(西区)までの12キロに16駅がある。建設費は2810億円だった。

 「天神まで行くのに便利になりましたよ」。橋本駅近くで酒店を営む溝口隆夫さん(66)はしみじみと語る。かつては天神までバスで1時間以上かかったが、今では七隈線で24分。「田畑が多かった」(交通局幹部)という七隈−橋本駅間は住宅開発が進み、地下鉄建設とともに整備された幹線道路周辺には大型商業施設や飲食店が次々と建ち並び多くの人が集まる。

 市の調査では、全16駅からそれぞれ半径500メートルの人口は14年10月現在、開業前に比べて10%増の14万4669人で、市全体の人口伸び率8.9%増を上回る。中でも天神南、薬院、六本松駅など市中心部に近い沿線人口の増加が目立つ。

 しかし、利用客は当初の想定を大幅に下回る。市は1995年の鉄道事業免許取得時、1日15万人と想定していた。開業時に11万人に下方修正(その後7万人に再修正)したが、実際は初年度約4万4000人にとどまり、赤字続きだ。初めて利用客が7万人を超えた13年度も、初期投資などの返済があり40億円の損失を計上した。空港・箱崎線は03年度に単年度黒字に転じており、3路線の中で「お荷物的な存在」だ。

 市は、思ったより郊外の沿線人口が伸びなかったことなどが要因と分析するが、関係者は「当初の利用客想定は国に免許をもらうための数字だった」と語り、過大な見積もりだったことは否めない。

 市が期待するのが、約450億円をかけて建設する天神南駅からJR博多駅への延伸(1.4キロ)だ。利便性の向上により、20年度の完成時には地下鉄3路線全体で2.1万人の新規利用客を見込み、七隈線の22年度の単年度黒字化を狙う。市担当者は「地下鉄は初期投資が大きく、黒字になるには時間がかかるが、多くの人に利用してもらえるようアピールしたい」と理解を求める。

 一方、博多駅との結節案は建設当初の計画でも浮上したが、採算面の問題で天神南駅までにとどめた経緯がある。延伸で利便性が向上したとしても、郊外の沿線人口が増えなければ根本的な利用客増加にはつながらない。市経済が持続的に成長し、都市が拡大することが鍵を握るが、将来的な人口減も見込まれる中、想定通りに採算が取れるか不安は残る。【下原知広、中山裕司】


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