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都市計画道路・高速鉄道スレッド

2112チバQ:2012/08/19(日) 18:31:44
>>2050>>2077
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1337698864389_02/news/20120528-OYT8T01635.htm
郷土再生 県都の交通
LRT導入滞る議論

選挙、景気低迷が影響
 「当初の目的に沿った形で、LRT(次世代型路面電車)など公共交通の整備を進めてもらいたい」。今年2月下旬、宇都宮市内で開かれた宇都宮商工会議所の役員と、清原工業団地(同市)内の企業で構成する「清原工業団地総合管理協会」の役員による意見交換会で、協会のある役員が訴えた。



JR宇都宮駅東口に宇都宮市が設置したLRTを紹介する看板(7日)  鬼怒川の東に位置する清原工業団地は、県と同市が作った「宇都宮市街地開発組合」が1973年から造成を始めた。現在、388ヘクタールに36の企業・組合が工場や事業所を構え、約1万3800人(2010年8月現在)が働く。製品出荷額が市全体の50%以上を占める、「栃木のものづくりを支える重要拠点」(市商工振興課)だ。

 同協会が10年8月に行った調査によると、同工業団地内で働く人の約85%が自動車通勤で、同工業団地に向かう道路は、朝の渋滞が慢性化している。県警が今年3月、朝の通勤時間帯に鬼怒川に架かる県道「宇都宮向田線」の柳田大橋付近の状況を調べたところ、同橋の西側で、最大1・8キロの渋滞が確認されたという。

20年前検討開始 宇都宮市中心部と東部地区を結ぶ新交通システムの導入は約20年前、同工業団地などに向かう道路の渋滞対策として検討が始まった。2001、02年度には、県と同市が、新交通システム導入基本計画の策定に向けた調査を実施。03年5月、調査を基にした、JR宇都宮駅から宇都宮テクノポリスセンター地区までの約12キロにLRTを走らせ、同駅から西へ約3キロの延伸も検討するとする報告書が公表された。


 99年に県経済同友会の「県都宇都宮活性化委員会」委員長として、LRTの早期導入を求める提言書をとりまとめた新井賢太郎さん(77)は「朝、JR宇都宮駅から清原工業団地に車で向かった場合と、新幹線で東京に向かった場合で、到着時間がほとんど変わらないほど渋滞がひどかった。県全体の公共交通網を構築するという点でも、LRTの導入が出発点になると考えていた」と振り返る。

 一方、2000年に就任した福田昭夫知事(現衆院議員)は、採算面などからLRT計画に難色を示していた。県は、LRT導入に前向きな報告書が公表された約4か月後、渋滞対策については、「早期に鬼怒川に橋を架けるなどして対応する」としたうえで、LRT導入は「検討すべき課題が多い」との理由から、同市に対し、〈1〉5年間程度整備スケジュールを凍結する〈2〉早期整備を希望する場合は市主体で行う――との方針案を示した。

 04年、ともにLRT導入を推進する福田富一知事と佐藤栄一市長が就任。05年には、県と同市が行政と学識経験者などからなる委員会を設置し、採算性や運営手法などLRTを導入する際の具体的な課題について検討を始めた。

 しかし、県内バス大手の関東自動車(本社・同市)が「既存の公共交通の衰退につながる」などと反対。08年の市長選では最大の争点とされた。その後は、政権交代やリーマン・ショック後の景気低迷などが影響し、議論は停滞している。ある市幹部は「(08年の)市長選の後は、選挙への影響を避けるため、LRTにあえて触れないという風潮が強くなった」と証言する。

■宇都宮市長は意欲

 宇都宮市は昨年、市が第5次市総合計画で掲げた「ネットワーク型コンパクトシティ」の概要や公共交通の重要性を広報するチラシを市内約20万世帯に配布。さらに市内21か所で、それらを市民に説明する機会を設けた。

 佐藤市長は、東西基幹公共交通の選択肢として、LRT導入に意欲を示しているが、同市交通政策課の芳賀教人課長は「情報を市民に提供し、広く意見を聞きながら、公共交通についての議論を進める。今年度は基幹公共交通について、LRTや連節バスなど具体的な手法についても住民に説明したい」と、「LRTありき」でないことを強調している。

(2012年5月25日 読売新聞)


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