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都市計画道路・高速鉄道スレッド

2058荷主研究者:2012/05/19(土) 17:26:49

http://mainichi.jp/area/okayama/news/20120413ddlk33010579000c.html
毎日新聞 2012年04月14日 地方版
スコープ2012:倉敷市政の課題/下 南北の一体化、急務 踏切の安全性確保も/岡山

 JR倉敷駅東側の寿町踏切で2月2日午後。遮断機が降りて、和歌山ナンバーの車が閉じ込められた。近くで理容店を営む山田靖男さん(67)が遮断機を持ち上げようと走ったが、ドライバーは車から降りて踏切の非常ボタンを押し、接近中の下り列車は手前で止まった。駅北側の大型商業施設は昨年11月に開業したばかり。山田さんは「正月三が日だけで6回は車が閉じ込められた」と話す。そして「鉄道高架化が実現しないなら(道路を線路の下に通す)アンダーでもいい」と対策を求める。

 同駅周辺の高架事業が都市計画決定されないのは高架と一体の土地区画整理が進まないためだ。「進展しないと高架工事中の仮設線路の用地も確保できない」(県都市計画課)。しかし、問題の根源は高架計画の生い立ちと深く関係している。

    ◇

 元倉敷市建設局長で後に助役も務めた中戸哲生さん(76)=現・早島町長=は「国が倉敷の高架を『新規着工準備箇所』としたのが異例だった」という。JR、市のほか、国、県も費用負担する鉄道高架事業は通常、区画整理などまちづくりの後に着工する。

 なぜ異例だったのか。中戸さんは「高架実現に動いた故渡辺行雄市長と故長野士郎知事の関係が良好だったことと、地元選出の故橋本龍太郎総理の誕生」を挙げた。「橋本首相から『応援しよう』と返事をいただいた」

 だが倉敷市は、せっかくの好機を生かせなかったという。区画整理で新たな道路など公共用地用に土地が取られ、所有面積が減ることに住民の抵抗が強い。前市長も現市長も何度か現地に出向いたが合意に至っていない。中戸さんは「トップは何度も住民に頭を下げて熱意を示す必要がある」と指摘する。

    ◇

 渡辺市長と長野知事は、倉敷チボリ公園建設を推進したコンビだった。市が賛否で割れる中、半ば強引にJR倉敷駅北口のクラボウ工場跡地に公園を誘致し97年に開園した。だが多額の税金投入にもかかわらず経営難で08年末に閉園した。

 その後に大型商業施設が進出。かつて「鉄道で分断された南北一体化」という場合、寂れた駅北側の開発推進を意味した。大型商業施設が目立った集客効果を上げる今、「北のにぎわいを南にも」に変わった。南北一体化を進め、踏切の安全性を確保するには何が必要か。

 長年の課題が、15日に告示される市長選の争点として改めてクローズアップされている。【小林一彦】

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◆JR倉敷駅周辺高架化構想の経過

91・ 2 渡辺行雄氏が倉敷市長に初当選
    7 岡山市がチボリ事業から撤退
    9 長野士郎知事がチボリ公園の倉敷誘致方針表明
92・ 9 長野知事がクラボウ工場跡地へのチボリ立地を正式表明
95・ 2 チボリ公園誘致の賛否が争点の倉敷市長選で、渡辺氏が辛勝・再選
96・ 1 橋本龍太郎氏が首相就任
    4 渡辺市長死去
    5 再びチボリ問題が争点の市長選で、渡辺氏後継の中田武志氏が辛勝
96・11 長野知事が6期で引退
97・ 7 倉敷チボリ公園開園
98・ 4 JR倉敷駅周辺の山陽線と伯備線の高架が国の新規着工準備箇所に
    7 橋本内閣総辞職
05・ 4 水島臨海鉄道も着工準備箇所に
08・12 倉敷チボリ公園閉園
11・11 チボリ公園跡地に大型商業施設開業


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