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都市計画道路・高速鉄道スレッド

2051チバQ:2012/05/17(木) 22:48:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120517-00000007-maiall-soci
<首都直下震度7>どうすれば? 地下鉄「魔の水路」に パニック避け地上へ
毎日新聞 5月17日(木)16時29分配信


東京の「大動脈」である地下鉄の安全性への関心が高まっている=東京都台東区の東京メトロ銀座線上野広小路駅で4月4日、梅村直承撮影

 もしも地下鉄の中で「震度7」の地震に遭ったら−−。広大な海抜ゼロメートル地帯を抱える首都東京の地下空間に、網の目のように張り巡らされた地下鉄。巨大地震や津波、そして液状化現象に耐えられるのかを検証した。【小国綾子】

 東日本大震災では仙台空港アクセス線の地下トンネルが津波で水没した。津波が東京を襲うと地下鉄はどうなるのか。ヒントとなるのが、国の中央防災会議の2009年のシミュレーションだ。

 「200年に1度の大雨で荒川土手が東京都北区で決壊」と設定したところ、地下鉄の地上出入り口に高さ1メートルの止水板を設置しても、結果は「東京都市部の22路線130駅、総延長約200キロのうち、最大で17路線81駅、約121キロで改札階まで水没する」。海抜ゼロメートル地帯だけでなく、地表に水が到達しない霞ケ関駅や六本木駅も浸水することが分かった。地下の線路網が“水路”となって被害を拡大させるからだ。シミュレーションに関わった関西大社会安全学部長、河田恵昭(よしあき)教授は「震災対策で最も遅れているのが地下鉄の水害対策」と断言する。

 東京都は4月に見直した首都直下地震の被害想定で、元禄型関東地震(海溝型)による津波を、東京湾平均海面を基準に最大2・61メートルと想定した。東京湾の防潮堤の高さは3・5メートル以上あるが、河田教授は「防潮堤や海岸護岸が巨大地震で壊れたり、液状化現象で沈下する可能性がある。河口にある水門や鉄扉が計画通り閉められなければ津波が川を遡上(そじょう)する恐れもあり、09年のシミュレーションが現実のものになる。津波は大雨による浸水などより破壊力があり、さらに被害が拡大する」と警鐘を鳴らす。

 怖いのは津波による水だけではない。「東京は液状化しやすく、地下水位も高い。地震による液状化や潮位上昇による地下水位上昇で、市街地の地表から水が噴き出し、氾濫することはあり得る。震災直後は大丈夫だったが翌日には地下鉄水没、などという事態も起こり得るのです」

 鉄道各社は対策を講じてはいる。東京メトロはこれまで、地上に開いた約950カ所中約900カ所の換気口に、遠隔操作で閉鎖でき、水深2メートルに耐える浸水防止機を設置した。うち102カ所については水深6メートルにも耐える新規格に更新中だ。「駅出入り口に設置する止水板(70センチ)の高さを上げたり、駅の出入り口自体をかさ上げするなど、さらなる対策を講じている最中」(広報部)という。河田教授も「東京の地下鉄のトンネル内には約10カ所の防水ゲートがあり、水没までの一定時間はかせげる」と評価する。

 ただし、巨大地震後の混乱の中、地下鉄職員が客の避難誘導から止水板設置まで短時間に行えるのか。また非常用電源自体が被災し停電した場合、浸水防止機を手動で閉められるのか。河田教授は「難しいだろう。大都市は津波による市街地氾濫を一度も経験していない。だから備えが遅れた」という。


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