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都市計画道路・高速鉄道スレッド

194とはずがたり:2003/09/28(日) 14:37

http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0420.html
<8>船出             ・
両岸交流の夢 ネットで展開  

 柳都大橋と新潟みなとトンネル開通にちなんできょう20日、「臨港丸」という名のホームページ(HP)が開設される。開設するのは、インターネットやガイドマップで、生まれ育った下町地区の情報発信を続ける野内隆裕さん(34)=新潟市艀川岸町=と、山の下地区を紹介するHPを開いている、大倉淳一さん(32)=同山の下町=の2人。インターネットを通じて知り合った2人は、「信濃川を挟んで向き合いながら、すぐに渡れなかった両地区が橋やトンネルでつながる。今後の交流の証しとして開設した」と話す。
 HPのタイトルは、万代橋下流で1924年から40年まで、両岸を連絡していた渡し船「臨港丸」から拝借した。ピーク時は1回100人以上を乗せ、1日25往復もしたという。約六十年ぶりの両岸の〝渡し船〟復活。開通後には、インターネットで知り合った仲間が実際に会うオフ会を呼びかけ、橋とトンネルを散策する計画だ。

  ■   ■

 新潟の歴史に興味を持つ野内さんは、下町の寺や路地のお地蔵さんなど、地元の名所名物をHPでこれまで紹介してきた。「僕にできることは、今ある新潟の姿を記録に残すこと。新潟島と歴史的にかかわりの深い山の下をもっと知りたい」と語る。行きたいときに、すぐ対岸へ足を伸ばせる橋とトンネルは、歓迎すべき新スポットだ。「今まで見たことがない角度からまちが眺められるのは新鮮。新しい新潟の発見になる」と、開通を心待ちにしている。
 一方、大倉さんは「地元の情報を発信し合って交流すれば楽しいし、新潟全体のまちづくりにもつながる」と話す。その半面、橋とトンネルに投じられた1500億円の重みも感じる。「せっかくできたんだから、生かすも殺すも使い方次第」。新しいHPでは、野内さんの下町情報、大倉さんの山の下ガイドが一つのページに仲良く同居して、アクセスを待っている。

  ■   ■

 地元では5月19日の同時開通を前に、記念イベントの準備が進む。祝賀ムードが徐々に高まるなか、「欲しいときにできなくて、できるとなったら2本もできた」という住民の声も聞こえる。住民の手の届かないところで進められてきた巨大プロジェクト。「なぜ2本も?」の声はかき消されがちだ。
 2本の〝橋〟の後に続く大型公共事業が新潟市内にある。JR新潟駅の周辺整備構想だ。同駅を中心に約2.5キロの立体化と、それに伴う駅周辺整備で、全体の計画事業費は1800億円と巨額だ。駅前広場など周辺整備では、計画に市民意見を反映させる手法が試みられている。
 手法を立案したのは新潟駅コンペ市民窓口委員会の与田一憲委員長。成熟した時代に向かう中で、公共事業と市民のあり方について「市民一人ひとりが、地域全体をどうするかという視点で、意思を表明できるかどうかが重要」と指摘する。
       (おわり) (このシリーズは報道部・小林啓之、田島慶太、写真部・荒川慶太が担当しました。)


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