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都市計画道路・高速鉄道スレッド

192とはずがたり:2003/09/28(日) 14:35
 <6>眠りの時代             ・
http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0418.html
空き地が点在 不況の影濃く  

 移転で生まれた空き地や空き家が点在する新潟市並木町。文字がかすんでしまった「万代島ルート反対」の看板が立つ。古くからの家並みが寄り添うように集まる風景がここ数年、懐かしい風景として注目を集める。
 その一角にある築70年の木造の自宅で、小林洋士さん(53)=同市南毘沙門町=は「10年早く、今みたいな状況が生まれていたらよかった」と残念がる。「下町(しもまち)の町並みと暮らしを守る住民の会」事務局を務め、柳都大橋を含む信濃川左岸部の万代島ルート計画に反対してきた。
 左岸側ルートの中でも、大橋から東堀通までの約1.3キロは既に事業化され、用地買収が進んだ。街の表情も変わった。古い街並みの再評価がもっと早かったら、公共事業費削減の兆しがもっと以前から表れていたら、計画は違ったものになっていたかもしれない―「10年早く」の言葉には、こんな思いがにじむ。

  ■   ■

 柳都大橋を含む万代島ルートは、バブル絶頂期の1992年に都市計画決定された。都市計画決定は私権の制限などを伴うため、いったん決まれば白紙に戻すのは事実上不可能だ。  しかし今、ルートは橋以外はほとんど手が着けられていない状態。さらに、長い景気低迷で公共事業は制約を受ける。時代の急変は計画にくっきり影を落とす。
 当初、「平成10年代後半」とされていたルートの完成目標は大幅に遅れた。国土交通省新潟国道工事事務所では、東堀通までの事業化区間工事は「5年以内には完了したい」と明言。一方で、右岸側計画には慎重な言い回しだ。
 右岸計画のメーンは幹線道路・栗の木バイパスを拡幅工事。中央に高架道路を造り、高架部分で新潟バイパス紫竹山インターチェンジから橋までをノンストップでつなごうというもの。同事務所は栗の木バイパス着工に関して「財政的制約も大きい。今後の交通需要予測を見ながら、時期や高架道路の形状を含めてチェックの必要がある」と説明する。

  ■   ■

 「旧大蔵省から新潟市に2本も連絡路が要るのかといわれたこともあった。それを当時のスタッフが力を合わせ、市の将来のために必要だと認めてもらった」。同市OBは2本の〝橋〟実現にこぎ着けるまでの苦労を語るが、バブル景気から平成不況に至る過程で、時代と計画との間にはズレが生まれつつある。
 「万代島ルート栗の木線沿線権利者同盟」事務局長で、栗の木バイパス高架化に反対してきた今井義隆さん(70)=同市明石2=は「役所の人も、異動すると年の初めぐらいはあいさつに来たもんだが、ここ2、3年は来ない。今は眠りの時代ですよ」と語り、拍子抜け、といった調子で苦笑いした。


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