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都市計画道路・高速鉄道スレッド

191とはずがたり:2003/09/28(日) 14:30
http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0417.html
<5>部分完成             ・

いまだ進まぬ アクセス整備  

 強い潮の香りが漂う中、巨大な灰色の口がぽっかりと開いている。新潟市の信濃川右岸にできた新潟みなとトンネルランプ(出入り口)。今後、延びた道路が同市東部の幹線道路である主要地方道新潟港横越線(赤道)と国道113号に接続することになっているが、同区間の開通までにはまだ数年かかる。5月は、いわば部分完成だ。
 右岸ランプ近くの同市臨港一に住む滝沢宇平さん(72)は昨年7月、未完成区間の整備などトンネル開通に伴う関連事業の整備促進を求めて平山征夫知事に陳情した。滝沢さんは山の下地区自治振興協議会長を務め、地域の問題に積極的にかかわる。
 「初めはトンネルに期待していたが、今のところ何のメリットもない。かえって周辺の交通量が増え、生活環境が悪化するぐらい。工事が始まってかなり時間もたつ。だらだらやるのではなく、つぎ込んだ費用の効果が見えるようにしてほしい」
 滝沢さんは、開通後も使い勝手の悪さが残るトンネルへの不満を率直に口にする。

  ■   ■

 みなとトンネルを含む港口部ルートは当初、1996年度完成をめどに事業が進められていた。しかし、景気の悪化などもあって目標はずれ込んだ。開通を前に、当の国土交通省内部からも「巨額の費用に見合う交通量の確保は厳しい」と不安の声が聞こえる。こうした見方が出る背景には、周辺整備の遅れも影響している。
 ルート建設の主要な目的の一つが港湾交通の円滑化。将来の1日交通量は2万4000台を見込む。とはいえ、それは港湾整備が進展した場合の話だ。トンネル構想が出た後の86年に改訂された県の港湾計画では、新潟西港は2000年を目標に流通拠点化やレクリエーション施設の整備が進むはずだった。
 だが、ゴールとされていた00年に港湾計画が改訂され、先延ばしとなった。目標年次は当初計画より約10年遅れの「平成20年代前半」。将来像でマリーナや緑地を併せ持つ西港の完成が、いつになるかは不透明だ。
 県港湾課では「昔のように資金が潤沢なら、目標に合わせてやりたいが、今は経済が冷え込んでいるから」と先行きの厳しさを説明する。


  ■   ■

 新潟港周辺地域整備計画調査には、信濃川左岸部のみなとトンネルルートを西新潟の海岸部を走る道路とつなぐ構想もある。実現すれば、東西に長い新潟市域を結ぶ広域幹線として機能を発揮しそうだが、今のところ具体的なスケジュールが決まっているわけではない。
 「当初予定通りの成果が得られないといっても、巨大公共事業にはよくあること。長い目で見てほしい」。行政関係者からはこんな声が上がる一方、「結局はやりやすい部分しか事業化してこなかったのではないか」と疑問も漏れてくる。


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