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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1837荷主研究者:2011/02/06(日) 14:09:35

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110128/bsd1101281226010-n1.htm
2011.1.28 12:23 Fuji Sankei Business i.
進む東京、関西ゼロ…乗客守るホームドア、整備へ知恵

東京メトロ副都心線の渋谷駅に設置されているホームドア(日出間和貴撮影)

 東京のJR目白駅で今月16日、全盲の武井視良(みよし)さん(42)がホームから転落、死亡した事故は、転落防止用のホームドアやホーム柵の整備という鉄道会社への課題を改めて浮き彫りにした。国はこれまでも鉄道会社にホームドアの設置を求めてきたが、列車の扉の位置が統一されていなかったり高額な投資がネックとなり、整備がなかなか進まない。そんな中、鉄道会社は知恵を絞り対策を講じている。

東京メトロは69駅…国交省も促進

 「すべての駅にホームドアやホーム柵を設置すれば転落事故は確実に減るだろう。でも、どれほどの金が必要なのか…」。関西の鉄道会社の管理職社員はこう漏らした。

 国土交通省は25日、鉄道各社に対し、可動式のホーム柵やホームドアの整備計画を提出するよう指示。国はこれまでも、これらの整備を含めた安全対策の構築を求めて通達を要請。平成22年3月末時点で全国38路線449駅に整備されたが、全国約9500の総駅数に占める割合は4.7%にとどまる。

 JR西は歓楽街に近い北新地駅(大阪市北区)で、夜間多発する酔客の転落事故を防ぐため、可動式のホーム柵を3月までに設置する。他の駅でも通過列車と接触しないように固定式のホーム柵はあるが、可動式の柵やホームドアは同駅以外に予定はなく、関西の大手私鉄5社には1駅もない。

 「車両によって扉の数が2、3、5となっており設置が困難」(京阪電鉄)など車両の構造上の問題や、「検討はしているが、ホームが狭くなる駅もある」(近鉄)ためホームの大規模な改良が必要など、それぞれの事情を抱えている。

 これに対して地下鉄では全国的に整備が進んでいる。東京メトロは今年度中に全179駅中69駅で設置する予定。同社は「扉の数など条件が整ったためで、今後も整備を進めていく」としている。

「接近音」「櫛状ゴム」

 JR西では、視覚障害者がホームに入る列車と接触する事故を防ぐため、平成23年度から、列車の到着を知らせる「接近音」を、列車が完全に停止するまで鳴らし続けることを決めた。

 現在、列車の入線前に接近音が鳴り止み、駅員のアナウンスが流れるが、ホームの多い駅では視覚障害者がどこに列車が入るのか判別が難しいのだという。

 ホームと列車の隙間への転落の対策も実施。曲線形のホームのために年間3〜5件の転落事故が起きていたJR六地蔵駅(京都府宇治市)では21年8月、ホームと列車との隙間を覆うために櫛状のゴムを設置したところ、転落事故はなくなった。このため同じ曲線形の膳所駅(大津市)でも、今年度中に設置する予定にしている。

とりあえず「内方線」

 ホーム柵やホームドアの整備が進まない関西の私鉄だが、視覚障害者が杖(つえ)や足の感触でホームの内側と線路寄りを判別する「内方線」と呼ばれる点字ブロックの設置は進んでいる。

 京阪電鉄は昨年3月、関西の大手私鉄5社のうち初めて全駅で整備を終えた。JR西では、大阪駅(大阪市北区)や、さくら夙川駅(兵庫県西宮市)など、リニューアルや新規開業の駅を中心に内方線の整備を進めている。

 昭和42年に国内で初めて自動改札機を取り入れた阪急電鉄は平成24年度末までに、内方線を全駅で整備する予定。またホームの非常通報ボタンとATS(自動列車停止装置)を連動させ、ボタンを押すと電車のブレーキが自動的にかかる独自のシステムを導入、整備を進めている。

 ホームから転落して大けがを負った経験を持つ全日本視覚障害者協議会総務局次長の織田洋さん(56)は「内方線は有効だと思うが、靴を履いているのですぐに感知できないこともある。やはりホームドアやホーム柵を設置してもらいたい」と話している。


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