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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1659チバQ:2010/02/03(水) 12:21:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100203-OYT8T00079.htm
堺市中心部のLRT計画中止 阪堺線存続に課題
税金30億円投入の是非は?

 高齢者、環境に優しい交通手段として注目された、堺市中心部のLRT(次世代型路面電車)計画は、中止が決定した。全国の自治体で富山市に次ぐ2番目、大都市では初の本格導入を目指したが、市民の理解を広く得られず、車社会との共生の難しさが浮き彫りに。路線新設とともに、改修を予定した経営難の路面電車・阪堺電気軌道の市内区間も、計画中止で存続の危機に陥っている。(阿部健)

 「大変残念と申し上げざるを得ないが、市民が支持した結果。やむを得ない」。竹山修身市長との会談で中止を了承した、南海の山部茂専務は先月22日の記者会見で厳しい表情を見せた。

 計画では、市が南海高野線堺東駅と同本線堺駅を結ぶ路線(1・7キロ)を新設。阪堺線の市内区間(7・9キロ)も、軌道や停留所を譲り受け大規模改修し、新車を導入。南海と子会社・阪堺が施設を賃借して運行する公有民営方式を予定していた。だが、目抜き通りに複線を新設、車道2車線を一方通行の1車線に減らす計画に、沿線住民や商業者から「生活が不便になる」「客足が遠のく」と反発があった。



 欧州などで導入が進むLRTは、乗降しやすい低床車両、騒音・振動の少ない軌道などが特徴だ。国土交通省によると、国内約60都市で導入を検討。京都市は、先月21日に公表した交通戦略にLRTの導入検討を盛り込んだ。しかし、3年前に4車線道路の2車線を専用レーンにし、LRTに見立てたバスを走らせる社会実験を行ったところ、沿道住民アンケートで約半数、商業者では7割が導入に反対。堺と同様の不安の声がある。

 富山市では、赤字だったJR富山港線の存続策として浮上。全7・6キロのうち、路面上の路線新設は1・1キロで、ピーク時でも1時間6往復程度、全線が単線で済んだ。4車線道路のうち1車線が減る区間もあったが、反対はほとんどなかったといい、同市の担当者は「赤字ローカル線を存続させたいという、市民の機運にも後押しされた」と、地方都市の事情を説明する。



 堺市では新設区間だけで整備費が85億円に上り、竹山市長は昨秋の市長選で「費用対効果が疑問」などと新設中止を訴え、支持を広げた。しかし、阪堺線の対策は選挙戦で触れず、初当選後に存廃問題が浮上した。

 市内の阪堺線は並走する南海線と競合し、2008年度の乗客は10年前の約半分に激減。単年度赤字が約2億円に上り、阪堺は03年、市に廃止を申し入れていた。そして、阪堺と南海、前市長が存続策として合意したのが、LRTへの改修や新設路線との相互乗り入れだった。

 竹山市長と昨年末に会談した阪堺の山本拓郎社長は、市による新車導入や公有民営化など計画に準じた支援を求め、「実施しないと存続はない」と訴える。竹山市長も存続を望むものの、約30億円が必要と見込まれ、「(沿線だけでなく)全市民にとって税金を投入するのがいいのか、まだ判断できない」と話す。南海の山部専務は「秋頃までには示してほしい」と要望しており、市民の合意を得て、存続につながる方策を打ち出せるか。市に残された時間は少ない。


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