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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1655チバQ:2010/01/30(土) 11:51:06
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001001290004
札幌市電延伸、成否は 春から本格論議
2010年01月29日




 札幌市が西4丁目―すすきの間(8・5キロ)を結ぶ市電の延伸に向けて、市内4地区を候補に具体的な検討を進めている。延伸は上田文雄市長の2期目の公約。市街地の回遊性や高齢者らの利便性を高め、都心の車を減らす環境面の効果も見込めるというのが理由だ。だが、規模を拡大して採算が取れるのか、懸念も根強い。市は収支の試算を含めた延伸計画を3月初めに市議会に報告する予定だ。4月以降、市民も交えて本格的な論議に入る。
(三木一哉)


   ◇


■4地区候補、エコ期待


 市が延伸先として検討しているのは(1)札幌駅・すすきの・西4丁目一帯を結ぶ都心地区(2)サッポロファクトリー、苗穂駅などを含む北東地区(3)市立札幌病院などを含む桑園地区(4)電車事業所の南側の山鼻南地区の4地区。いずれも市が2006年度の交通実態調査などをもとに選び、現存路線との組み合わせや経営改革で黒字を見込めると試算したエリアだ。工事費は各地区40億〜50億円とされている。


 市が市電を重視するのは、排ガスを出さず、自動車の都心への乗り入れを抑制できる環境面に加え、車の運転が難しい高齢者らを市街地に呼び込む効果も期待できるからだ。こうした利点に注目する自治体が増えており、富山市が06年に次世代型路面電車システム(LRT)を導入、注目を集めている。


 札幌へLRT導入を提唱してきた吉岡宏高・札幌国際大准教授(地域マネジメント論)は「都心での人の移動が容易になり、市街地の公共施設が有効活用できる。将来はアジアに都市型交通システムとしてノウハウを輸出することもできる」と話す。


■経営再建の効果期待


 経営は02年度から赤字が続く。沿線の学校移転などで利用者が減るなどしたためで、08年度は人件費・経費などの経常支出が12億7千万円になり、赤字額(営業損失)は2億2千万円だった。


 設備の老朽化も激しい。主力車両の200系(18両)は車齢半世紀前後。車庫も築42年で雨漏りだらけだが、赤字続きでは更新は難しい。整備業務の多くを外部委託し、合理化も限界に近い。土日祝日のフリー乗車券や沿線観光の宣伝もしているが、収支改善にはつながっていないのが現状だ。


 だが、1日2万人以上が利用する市電を廃止すれば、代替交通の問題が生じる。すでに廃止したバスを復活するのか、補助を出して民間事業者に任せるのか……。線路や電気施設の撤去費も含め、40億〜50億円と試算される。


 こうした点を総合的に検討し、市は将来を見据えた投資で、環境重視、高齢化対応の都心へと改造を進める方針を選択、人の流れを車から公共交通へ誘導することで経営を立て直せるとみる。経営方式も民間委託、民営化などへの転換を検討するという。路盤調査や設計などを経て、着工は13年度以降となる見込みだ。


■商議所は反対「効果に疑問」


 富山市で導入されたLRTは、郊外電車と路面電車網を再構築したもので、前身のJR富山港線では1日2千人余りだった利用者が約4千人に倍増、昨年度決算まで3年連続で黒字を計上した。また、一度は路面電車を廃止した福岡市、京都市などは路面電車の「復活」を検討中だ。


 一方、宇都宮市や堺市では、市のLRT計画に対し、「多額の財政負担が必要で、将来の採算にも不安がある」という反対論も強い。札幌もこれまでの論議で札幌商工会議所が反対を表明。「経営面、政策効果に疑問があり、特に地下鉄、地下道と三重の重複投資になる札幌駅前延伸には反対」としている。


 道内で市電を持つ函館市は将来的な課題として「路線の延長を検討する」としているが、現状では慎重姿勢だ。


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