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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1537とはずがたり:2009/10/11(日) 01:14:47

40歳のニュータウン 開発の陰で
(2)「建て直し」埋まらぬ溝(2007/02/16)
問題長期化、募る不信
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/kikaku/098/2.htm

 都市再生機構が八王子市で分譲した欠陥マンション群。建て直された“新居”に再入居した住民がいる一方、現在も建て直しを求め続ける住民がいる。外壁はひび割れし、室内は雨漏り。柱は手で触れただけでコンクリートがはがれ落ちる。ここの住民は、10年以上も不安な生活を余儀なくされている。
      ◇
 6階建ての中層2棟と14階建ての高層棟に57世帯が暮らす団地。欠陥があるとして機構に建て直しを要求しているが、機構は「ただちに避難するほどの危険はない」との立場を崩さない。他の団地では、機構が無償で仮移転を認めるケースもあるが、ここではマンションにとどまらざるを得ない状況だ。

 分譲当時(1990年前後)、5000万〜7000万円で売り出された物件に夢を託した住民の中には、「公団(現・機構)が建てたマンションなら大丈夫」と判断して購入を決めた人も多い。しかし今、住民には機構への不信感だけが残っている。

 管理組合が実施した調査では、漏水経験のある住居が6割を超え、内部にある鉄筋の露出部分が約100か所あることが判明した。

 施工上の問題だけではない。手抜き工事を巡る協議の中で、構造計算書の提出を再三求めた管理組合に対し、機構は「紛失した」と回答した。2003年、機構は、現存する構造図から作成した再計算書を提示したが、住民からデータの問題点を指摘され、再び計算書を作り直す失態を演じている。

 昨年5月、管理組合が自主的に構造図の分析を依頼した社団法人・日本建築構造技術者協会(JSCA)の検証の結果、中層棟の耐震強度が最弱部分で基準の58%しかないことが発覚。設計上の不備も明らかになった。

 その間に、高層棟12階の外壁タイルやコンクリート片が落下する事態も発生した。

 「心労からノイローゼになった」「地震があったら自分のことだけを考えて避難しようと家族内で話している」――。長期化する事態に、住民の苦悩は尽きない。
      ◇
 一方、機構は昨年10月、ようやく設計上の不備、再計算書の誤りを認めて謝罪した。しかし、「建築基準法の基準はぎりぎり満たしている」とし、建て直しには応じていない。

 「基準をぎりぎり満たすような計算法を意図的に用いたのでは」との住民側の疑念は晴れず、双方の溝は依然埋まらない。両者の協議は計61回も行われた。しかし04年春以後、直接の話し合いは途絶えたままだ。

 住民側は、問題解決のための調査などに4000万円近くを負担し、5年以上かけ、欠陥の証明と機構の責任を追及してきた。

 管理組合の高林賢治理事長は言う。「とにかく1日も早く安全な住まいで、安心して暮らしたいんです」。これは、ずさんな開発のひずみに苦しむすべての住民の切実な思いだ。


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