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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1536とはずがたり:2009/10/11(日) 01:14:18
2年半前の特集だけど。酷いね公団。。

40歳のニュータウン 開発の陰で
(1)欠陥マンションに苦悩(2007/02/15)
移転、建て直し…「生活奪われた」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/kikaku/098/1.htm

 多摩ニュータウン西部。南ヨーロッパ風の瀟洒(しょうしゃ)なマンション群の間をトラックが駆け抜け、クレーンが忙しく首を動かしている。マンションの新築現場のようだが、そうではない。手抜き工事が明らかになり、解体して建て直し中の「過去最大の欠陥マンション群」(国土交通省)だ。ここには、2005年の耐震偽装事件発覚で安全性に注目が集まる以前から、マンション崩壊に脅える住民がいた。


 八王子市にある46棟のマンション群(計919戸)は現在の都市再生機構が1989〜93年に分譲した。しゃれたデザインが建築雑誌などでも取り上げられ、応募倍率が80倍を超える人気の部屋もあった。しかし、一部の住民は入居当時から漏水、コンクリートのひび割れなどに悩まされたという。

 マンション群の中で最大規模の18棟(322戸)の団地。97年の大規模修繕の調査の際、ここでひび割れや漏水の実態が次々と判明した。「補修しようとするたびに欠陥が見つかる」(管理組合担当者)状態だった。

 大規模な補修が必要で、00年に一部の住民が仮移転を余儀なくされた。さらに他の棟や階でも欠陥が発見され、2年後には全戸移転が決まった。

 当初は「1年ほどで戻れるつもりだった」(同)という。しかし、03年に鉄筋の本数不足や、鉄筋を切断していたという重大な欠陥が見つかった。管理組合は「生命が脅かされる」と、機構に建て直しを要求。翌年、高層の2棟を除く中層16棟の建て直しが決まった。高層棟については、現在もなお機構と協議が続いている。

 最初の移転から6年以上経過した現在も、移転生活は続いている。多くの住民は「早く戻りたい」と語るが、いつ終わるともしれない交渉や建設に疲れ果て、3分の1の住民が「終(つい)のすみか」となるはずだったマンションを手放した。建て直し中の中層棟に再入居できるのは09年以後の見込み。高層に関してはメドすら立っていない。

 同じマンション群内の別の団地。各団地の棟によって欠陥への対応が分かれたため、すでに建て直しが完了し、再入居した住民もいる。真新しい白い壁がまぶしい。しかし夕刻になって点灯する部屋はまばらだ。

 6階建ての最上階に住む会社経営の男性(70)と妻(68)は昨年末、仮移転生活を終え、7年ぶりに「我が家」に戻った。

 仮移転前は長女、長男と同居していたが、この間に子どもたちは独立。夫婦だけになった。「家族での生活を、欠陥で奪われた」(妻)との思いが強い。移転中も払い続けてきた住宅ローンは、まだ残っている。

 「失われた時間、欠陥に耐えられずに去った住民を思うと、再入居を素直に喜べない」と夫婦は唇をかむ。この棟では、仮移転していた住民は今月中に戻ることになっているという。


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