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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1011荷主研究者:2008/03/24(月) 00:21:55

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kyushu/20080203/20080203_002.shtml
2008年02月03日21時24分 西日本新聞
福岡市営地下鉄七隈線 開業3年、苦戦続く 沿線人口伸び遅く バスとの接続も不十分

 福岡市営地下鉄七隈線は3日、開業3年を迎えた。鉄道空白地帯の市西南部を貫く路線だが、1日当たり乗客数は当初計画の5割程度にとどまっており、苦戦が続く。都心部の交通渋滞緩和には一定の効果が見られるものの、現状のままでは、七隈線を福岡外環状線と並ぶ交通体系の主軸に位置付ける市の青写真実現も遠のく。乗客数が伸びない背景には、沿線開発による人口増が予想を下回り、民間バスの接続が向上しない事情もある。 (地域報道センター・河野賢治)

■乗客数 当初計画の5割

 1月31日夕。七隈線終点の橋本駅(西区)では、改札口を通り過ぎるサラリーマンの姿が目立った。ただ、人の列はほどなく途切れ、駅はすぐに閑散とした。

 改札を出た同区の男性(56)は普段、都心への出勤に高速バスを使う。「朝でも渋滞なし。25分で着くよ」。別の男性(47)は通勤の際、天神南駅で乗り換えており、「七隈線が博多駅までつながれば、乗客も増えるんでしょうけど…」。

 同線の1日当たり乗客数は2005年の開業から毎年増加はしている。07年度も約5万7500人(昨年12月現在)と、前年同期比で約9%の増だ。しかし、当初計画は約11万人。低迷が続けば、累積赤字解消を26年度とした収支計画も見直さざるをえない。

     ■

 伸び悩みの要因には、七隈線が博多駅に直結しておらず、空港線や箱崎線にも乗り入れしていない路線体系のほか、民間バスとの乗り継ぎの悪さも指摘されている。

 市内全域を走る西鉄バスで、沿線住宅地から七隈線の駅までをピストン輸送する路線は橋本駅にあるだけ。西鉄バスからすれば、短距離運行は減収につながりかねない。同市都市整備局は「西鉄さんには増便をお願いしているが、いい返事がもらえない」という。

 開業前、市が見込んだ沿線開発による人口増も読みが外れた。市が七隈線各駅から半径500メートル内で調べた人口動向では、05‐07年で橋本駅は約300人、賀茂駅では約30人の減少。他の駅も微増にとどまる。

 市都市整備局の有吉知美課長は「マンションや分譲住宅の建設が多いのは都心部まで。別府駅より西側の駅周辺は、まだ街の熟成が進んでいない」とみる。

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 一方、七隈線が交通渋滞を緩和しているのは確か。市が05年10月、天神地区への流入交通量を調べたところ、朝の出勤時に市西部から国道202号に入る車両数は、5年間で約400台の減、日中では約1000台減った。

 市は今後の七隈線のあり方として、路線の延伸も視野に入れる。今年1月には、財政難で凍結されていた2ルートの事業費の試算結果(計約1600億円)を公表した。

 市交通局の中村貴久課長は「市内の車が増えており、環境面からも延伸の必要性を考える段階にきている」と話した。

=2008/02/03付 西日本新聞朝刊=


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