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金融機関観察スレッド

1■とはずがたり:2002/11/07(木) 17:40
銀行・証券・信託銀行・生保・損保といった金融機関とその子会社・関連会社の観察スレッド

195とはずがたり:2004/01/25(日) 23:35
http://www.asahi.com/money/aera/TKY200311110158.html
金融庁・謎の辣腕検査官 銀行が震え上がる理由
2003年11月03日号

 「目黒さんが来るらしい」。銀行関係者はそれだけで身構える。
 融資先の経営状況から銀行のガバナンスまで、正論を貫く検査が信条という。
 東京・大手町。UFJ銀行東京本部のある会議室にこの秋、金融庁検査局第4部門の目黒謙一統括検査官(56)が指揮する約20人の検査マンたちが陣取った。
 「えっ、目黒さんっ……」
 UFJ側は当初、今回の検査責任者が、ベテランの目黒と知って身構えた。「凄腕(すごうで)の検査マン」「資産査定のプロ」と言われ、ここ数年、厳しい検査で金融界から畏怖(いふ)されてきたからだ。
 「貸出先の資料を出してほしい」
 「取締役会は、どう機能しているのか」

●お茶や弁当持参の検査
 訛(なまり)のある木訥(ぼくとつ)な口調だが、言うことは厳しい。
 「表情は温和。でも、狙った点を厳しく突いてくるので怖い」
 ある関係者はそう言った。
 9月から始まった検査の詳細は明らかではないが、厳しいやりとりが続いたようだ。融資先のチェックだけでなく、銀行の企業統治(ガバナンス)が適切に機能しているかどうかも、今では重要な検査項目だ。
 検査チームはポットに入れたお茶や昼食の弁当を持参。銀行側からの供与は一切受け取らない。旧大蔵省時代の馴れ合い検査とは様変わりだ。ある検査関係者が話す。
 「(一時は乖離幅が大きかった)銀行の自己査定と我々の検査との乖離はだいぶ縮小してきたが、まだ組織に完全に定着したとは言い切れない。定着させる意味で、しばらく厳しい検査が必要だ」
 目黒は昨年のメガバンク検査で、大規模なコンピューターシステム障害を引き起こした「みずほグループ」の統括検査官を担当。竹中金融相の不良債権処理加速策の影響もあって、みずほは03年3月期決算で2兆円の不良債権処理と1兆円の増資に追い込まれた。目黒から厳しい注文がついたことも、その一因だった。
 「一言で言うと職人肌。大工の棟梁みたいな人だ。事前にあらかじめデータを蓄えた上で『この会社の査定はこうだろう』と狙い撃ちしてくるので、言い逃れができない。情状酌量もしてくれない」
 みずほ関係者はそう振り返る。経営陣直々に厳しい意見を言うが、「清廉で実直な人」(みずほ関係者)と、評判は悪くない。

 ●「正論で信頼できる」
 それ以前に目黒が担当した三菱東京フィナンシャル・グループも、01年3月期決算で不良債権処理額を当初計画より倍増させ、赤字に陥った。三菱関係者が言う。
 「相当、厳しい方ですね。まあ、おかげで早くウミを出せて、結果的には良かったですが……」
 目黒は、いわゆる「ノンキャリ」官僚として1966年に旧大蔵省に入省した。76年以降は金融部門をほぼ一筋に歩み、その多くを検査部門で過ごした。大量処分者を出した大蔵不祥事では文書厳重注意を受けたこともあるが、元同僚の一人はこう言う。
 「厳しさばかり注目されるが、正論を吐く、信頼できる人」
 この元同僚によると、大蔵省時代、検査部門は大部屋に集められ、役所内では低い位置づけだったが、金融監督庁(現・金融庁)発足後は検査の重要性の認識が高まり、地位が向上。しかも、竹中改革が後押しして、債権分類の統一化、DCF法による査定、さらにはガバナンスのチェックまで、検査項目は増える一方。公務員の定数が抑制されるなか、検査部門は94年の110人が03年には460人に激増している。
 「前線で働く人は増えてもマネジャー層が少ない。増えた要員を時代の要請に応えられるよう、どう教育するかが課題です」と、検査局のある補佐は打ち明ける。
 目黒は、同じ検査マン出身の木村耕三がノンキャリ初の審査課長に就く直前の6月、検査監理官という指導役に就いた。それでも現場で部隊を引き連れなければならないのは、こうした中堅層の人材不足が背景にある。現場と指導役の兼務で、
 「大変な激務でしょう。使命感だけが彼を支えている」
 と、元同僚は見る。(敬称略)
 (編集部・大鹿靖明) (11/12)

196とはずがたり:2004/01/25(日) 23:35
>>193

http://www.asahi.com/business/update/0125/003.html
別資料大量発見でUFJ銀の融資先資料を再検証 金融庁

 金融庁は、昨夏から続けているUFJ銀行に対する検査で銀行側から提出された融資先企業の経営状況に関する資料を、検証し直す方針を固めた。立ち入り検査で、提出資料より悪化した財務内容を示す別の資料が大量に見つかったため。精査し、場合によっては資産査定の見直しや引当金の増額を求める。UFJは「資料を隠す意図は全くなかった」としている。

 関係者によると、昨年秋、UFJの内部情報に基づき、正式な資料が保管される部屋とは別の部屋を探したところ、融資先の財務状況や収益予想などについて記した資料が見つかった。

 UFJは、大口取引先の収益見通しに応じて幾通りかのシミュレーションをしており、見つかったのはその資料としている。

 金融庁が大量の資料を収集したことなどに対してUFJ側に不満が出ており、意見の対立も生じている模様だ。

(01/25 09:13)


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