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政権交替を検討するスレ

362とはずがたり:2004/01/15(木) 12:47
【前回2001年参院新潟選挙区野党系情勢(2)社民党】

http://www.niigata-nippo.co.jp/2001sanin/saninsen54.html
旋風の波紋<4>
「理念」に固執 裏目に 女性・無党派取り込めず  護 憲(01/08/08)

 参院選投票2日前の7月27日、新潟市の古町十字路は社民党比例代表候補の田嶋陽子に〝占拠〟された。「変えよう変えよう、男の政治」「変わる変わる、田嶋で変わる」。軽快な音楽に合わせ、応援の大学生が跳びはねる。田嶋はオレンジ色の服にサングラス姿で「よろしく」と名刺を配り歩き、記念撮影に応じた。
 選挙区候補の内田洵子は近くでマイクを握り「平和憲法を守ります」などと訴えたが、田嶋パワーに飲み込まれた。陣営関係者がつぶやいた。「内田は半年前から雪山にも入って県内を回ってきた。なぜ初めて来た人の方が注目されるんだ」

  ■愚直な集団

 テレビのバラエティー番組で知名度の高い田嶋の投入は、無党派対策に頭を痛める陣営の最後の賭(か)けだった。
 しかし、小泉改革を批判し「護憲」「反原発」の御旗を掲げる内田とはかみ合わず、内田は地元同市で3万2千票。同じ旧社会党ブロックの民主・関山信之に1万2千票のリードを許し、当選した自由・森裕子にも2千票差に詰められた。
 県連幹事長の山崎一三は「愚直な政策集団」と社民を評する。各党がイメージ戦略を駆使し「風」をつかもうとしたのと対照的に、「理念」にこだわりがある。
 自民の対立軸を目指しながらも、議席確保の現実的なターゲットは関山。改憲に前向きな民主との違いを鮮明にするため、党是の「護憲」は譲れなかった。
 内田の訴えも、旧満州での戦争体験に力が入った。ところが公示後、各地で演説会を開くと、地域選対から「主婦が多いので、もっと生活に密着した話をしてほしい」と声が上がった。陣営内にも県議団を中心に「構造改革反対でいくべきではないか」との不満が、くすぶっていた。
 同16日夜、内田の自宅に県連からファクスが届いた。「戦争の体験談はやめて女性、福祉を強調するように」。だが、内田は演説で「明日の平和より今日のメシといわれるけど、命を失ったらどうするのですか」と繰り返した。

  ■足腰の強化

 内田の戦いは、選挙区で全議席を失い、比例代表で3議席を確保するにとどまった社民の苦戦と二重写しになる。党是が「平和ぼけ」(県議)で求心力を失い、組織の高齢化という現実も突きつけられている。
 女性票を奪い合う森の猛烈な追い上げを感じながらも、「イメージ選挙は赤面してしまう」(幹部)として、女性・無党派対策は、内田が議員活動、市民運動を通じて築いた人脈に頼る部分が大きかった。
 県連は2年後の統一地方選で議員を増やし、「足腰の強い組織」への再構築を目指している。内田が見せた地域との連携は、党として継続することができるのか。
 内田に寄せられた支援メッセージの中に、ある女性が記した。「批判ではなく実行を」。無党派層の取り込みは、小泉内閣との対決や理念だけではない、具体的な政策を提示できるかに懸かる。次期衆院選まで残された時間はそう多くない。    (文中敬称略)


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