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政権交替を検討するスレ

1268名無しさん:2009/09/10(木) 10:54:00
民主中心政権へ 人権守り血が通う政治を/改革度と統治力が問われる2009年8月31日 日本の政治は、政権交代という歴史的な転換点を迎えた。
 第45回衆院選で「国民の生活が第一」と訴えた野党の民主党が300議席超の記録的大勝を果たし、同党を中心とする政権誕生を確実にした。
 景気対策など「実績」を強調した麻生太郎首相と自民、公明両党の連立政権は、有権者から強烈な「ノー」を突き付けられた形だ。
 日本のかじ取りを担う新首相には民主党の鳩山由紀夫代表が就く方向だが、鳩山氏には憲法に立脚し、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3原則を大切にする政権運営を求めたい。

国民軽視に有権者「ノー」
 思えば戦後、一時期を除いて連綿と続いた自民党支配は、これらの3原則をないがしろにしがちだった。最近では小泉政権の聖域なき構造改革路線が顕著な例で、「三方一両損」「痛み分け」などもっともらしいことを言いながら社会的弱者にだけ痛みを強いる結末に、国民の不満が高まった。
 安倍政権では該当者不明の「宙に浮いた」年金記録が約5千万件に上ることが発覚し、社会保険庁に対する怒りが沸騰した。この問題は福田、麻生両政権に引き継がれたが、解決に至っていない。
 薬害肝炎問題もしかり。九州訴訟原告の福田衣里子(えりこ)さんは、薬害の責任を認めようとしない政府に「見くびらないで」と唇をかんだ。見下された思いは消えず、今衆院選で長崎2区から民主党公認で出馬し、初当選した。原爆投下を「しょうがない」と発言した自民党の久間章生元防衛相との戦いを制したのは、今選挙戦を象徴するシーンの一つといえよう。
 人間が人間らしく生きる環境をこの国はつくり得ているのか。今衆院選で、このことが真っ先に問われたのは間違いない。本紙加盟の共同通信社が衆院解散直前に実施した全国電話世論調査でも、投票の際に重視する課題は「年金や医療など社会保障」が40%超とトップだった。
 「景気や雇用」がこれに次ぐ課題とされたが、自民党の惨敗ぶりを見れば、有権者は現行の経済成長路線の継続に懐疑的、否定的だったことがよく分かる。
 ところが自公政権は「失政」を反省するどころか、成果だと決めつけて選挙戦に打って出た。与党が民意をくみ取れないのは今に始まったことではないが、もはや「重症」の域にあった。
 国民の審判は明解だ。自民党は選挙区で首相経験者や現職閣僚、党派閥の領袖らを軒並み落とし、公明党も代表と幹事長が落選の憂き目に遭った。「自民党をぶっ壊す」と宣言した小泉氏が党を巨大化させ、逆に「日本を守るのは自民党」と断言した麻生氏が党を壊滅状態に陥れたのは皮肉だった。
 自民党の敗因は、国民をなめ切ったかのような政権運営を続けたことに尽きよう。選挙結果を謙虚に受け止め、猛省して出直しを図ってもらいたい。

脱基地対策も試金石に
 政権交代を決めた民主党は、選挙戦で示したマニフェスト(政権公約)の実現に向け、改革度と統治力が問われることになる。
 国の総予算207兆円の全面組み替え、天下りの根絶、企業団体献金の禁止は、官僚や族議員らの激しい抵抗が予想される。子育て・教育、年金・医療、地域主権、雇用・経済も重要なテーマで、変革は容易ではない。
 しかし、ひるんではならない。第三極の各党の協力も仰ぎながら、官僚支配の打破、不当な利権政治との決別、腐敗体質からの脱却に挑んでほしい。
 沖縄問題では、脱基地対策が試金石となる。県民を危険にさらして外交・安保もなかろう。民主党は米軍普天間飛行場の県外・国外移設を主張しており、対米交渉をリードする気概が求められる。
 仲井真県政は正念場だ。沖縄選挙区で民主2人、社民1人、国民新1人が当選したことで、名護市辺野古沖に固執する現計画の練り直しを迫られよう。
 懸念材料もある。新政権が全議員の3分の2を占めることの「危うさ」だ。巨大化で数の論理を振りかざし、民意と異なる法案の強行採決を繰り返した自公政権の二の舞いだけは勘弁願いたい。
 民意は血が通う政治の実現である。人権を重んじ、平和主義に徹すれば「国民生活が第一」の看板も輝く。原点に立ち返り、国民本位の政治を確立してもらいたい。


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