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選挙・議員関連情報スレ

981とはずがたり:2003/09/07(日) 21:42
http://www.asahi.com/job/news/TKY200309060116.html

鉄鋼労連、半世紀の歴史に幕 3産別で「基幹労連」結成

 産業別組合の鉄鋼労連(宮園哲郎委員長)が8日で半世紀を超す歴史に幕を下ろし、造船重機労連、非鉄連合の2産別と日本基幹産業労働組合連合会(基幹労連)に統合される。80年代半ばまで春闘相場を引っ張り、連合会長を出した労働界の名門も、「鉄冷え」などによる経営側の事業統合や合理化で組合員数はピーク時の半分ほどになっていた。「鉄は国家なり」と言われた時代がまた遠ざかった。

 鉄鋼労連は51年3月に、36単組、10万2219人で誕生した。

 賃上げ相場に大きな役割を果たしたのは、石油危機のインフレの最中だった75年の春闘で、抑えめの要求にとどめたことだ。大幅賃上げと狂乱物価の悪循環を断つ狙いだった。「闘う組合」の多かった当時の旧総評の中では特異な動きで、「労使協調」との批判も浴びた。

 結局、他の産別も続き、小栗啓豊・現副委員長は「日本経済が石油危機を乗り越える一因になった」と自負する。いま労使協調路線は労働運動の主流となっている。

 組合員は最盛時25万人を超えた。プラザ合意(85年)以降の円高不況時には大手5社(当時)だけで、全従業員の4分の1にあたる4万人の削減がはかられた。「生首を飛ばすな」の合言葉のもと、出向や配置転換を受け入れて解雇は最小限に食い止め、「最近のリストラとは違い、軟着陸に成功した」と小栗氏は振り返る。

 鉄鋼労連委員長だった鷲尾悦也氏を3代目の連合会長に送り出したが、組合員数は13万1000人(昨年6月現在)まで落ち込み、自動車総連(約70万人)や電機連合(約68万人)から大きく水をあけられた。

 統合には、「鉄の名前を残したい」と反対論もあった。しかし、このままでは10万人を切る日も近いと、影響力低下に対する懸念がまさった。「基幹」の名称に、鉄人たちのプライドが託されている。鷲尾氏は7月発行の「鉄鋼労働運動史(完結編)」に「一抹の寂しさを禁じえないが、産業構造転換や経済低迷による試練を乗り越えるには、統合は絶対に不可欠」と寄稿した。

 基幹労連は9日から組合員数25万5000人で再スタートを切る。 (2003/09/06)


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