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選挙・議員関連情報スレ

913とはずがたり:2003/08/19(火) 17:11
http://www.asahi.com/special/seikyoku/TKY200308190070.html

自民長老の世代交代迷走
 駆け込み世襲続々 進まぬ若返り

 総選挙の足音が近づくなか、自民党のベテラン議員らが世代交代の波にもまれている。民主・自由両党の合併で野党に地盤を奪われる恐怖感も増してか、元気なうちにと「世襲」に駆け込む議員もいれば、若返りを拒否して、地元が分裂状態に陥っている選挙区もある。新陳代謝がうまく進まない政権党のいまを象徴する現象といえそうだ。

 ●元気なうちに

 7月半ば、ある自民党のベテラン議員が派閥幹部を訪ねた。「今期限りで引退します」。だが、こう念押しもした。「当面は内密に。地元で後継を息子にする根回しがありますので……」

 最近、引退を表明した自民党の衆院議員は10人を超えるが、根回しを無事終えたこの議員を含めて世襲の予定は8人=表。1選挙区で1人しか通らない小選挙区は一度負けると奪い返すのは難しい。「『自分が元気なうちに息子に譲ろう』と考えるのが議員心理」(自民党幹部)らしい。

 だが、党改革は骨抜きになる。自民党は1月の党大会で、新顔候補の選考で「公募方式」活用を考慮すると打ち出し、実際に総選挙に向けて公募は九つ行われたが、結局は世襲の「通過儀礼」になった例も少なくない。

 前回落選した佐藤孝行元総務庁長官が引退する北海道8区は5人が公募に応じたが、道連の選考の結果、佐藤氏の次男健治氏(46)に決定。不満を持った落選者の一人が「公募に漏れても出馬しない」との事前の誓約を反故(ほご)にして無所属での立候補を表明した。

 原田昇左右氏の引退に伴う静岡2区の場合、公募に応じたのは原田氏の長男令嗣氏(51)だけ。宮崎県連では一時、全国政選挙で公募・予備選をする案が浮上したが、後継に長男を予定している江藤・亀井派会長の江藤隆美氏(宮崎2区)らが反発して、お蔵入りになった。

 ●地元に反発も

 ただ、民・由合併で勢いづく野党を前に、ベテランが地元に突き上げられるケースも目立つ。

 7人の首相が輩出した保守王国・山口。2区で前回落選した故佐藤栄作元首相の次男、佐藤信二元通産相(71)は今月8日、岩国市のパーティーで「今後も国家国民に尽くしたい」と立候補に意欲を示したが、山口県連が同日出した結論は別。安倍晋三官房副長官の実弟の岸信夫氏(44)か、山口選出の林芳正参院議員(42)か、だった。

 佐藤氏は参院1回、衆院7回の当選を数え、佐藤派の流れをくむ最大派閥橋本派の支援を受ける。だが民主党の新顔に7千票余りの差で負けた前回の結果が、県連を別の候補擁立に突き動かしている。

 15選挙区のうち九つを民主党が占める愛知。8区の自民党現職の大木浩氏(76)は前回、民主党候補(当時39歳)に約600票差の辛勝だった。今回、地元の自民党県議が推す38歳の弁護士が「公認が得られなくても無所属で戦う」と手を挙げているが、これも「民・由合併効果で自民党の次の選挙はさらに厳しい」(党幹部)との危機感が背景にある。

 昨秋、奈良3区の奥野誠亮氏(90)が後継に当時58歳の長男を指名した際、「息子さんというからいくつかと思えば60歳近い人。このままでは党の新陳代謝が進まない」(森前首相)と自民党内から批判が出た。だがその後の党の反応は迷走気味だ。

 今春の統一地方選でも混戦を制するキーワードのひとつは「若さ」だった。「二世議員」には地盤の私有化との批判も多く、民主党がそこに照準を絞って選挙戦略を練る可能性も高い。「自民から出られない優秀な若手が民主へ流れかねない」と、自民党選対関係者は警戒感を募らせている。


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