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選挙・議員関連情報スレ

4020名無しさん:2016/06/15(水) 15:52:40
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061300429&g=pol
大人に気後れしないで=憲法学者・木村草太氏【18歳選挙権インタビュー】

 テレビや論壇で活躍する憲法学者の木村草太氏に、選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることについてインタビューした。

 -初めて投票所に足を運んだのはいつか。
 大学生の時でしょう。20歳になって投票権を得て。

 -当時の思い出は。
 その時は、地方選挙と国政選挙が重なったのでたくさん投票箱に入れた記憶がある。

 -特別な思いはあったか。
 いいえ。権利だから当たり前のことだ。

 -18、19歳の頃、特に興味があったことは?
 法律の勉強をしていた。

 -選挙というのはどういうものか。
 日本国民として国政に参加する権利と義務があるのでその義務の履行と考えている。

 -夏の参院選で憲法改正は争点となるか。
 あまり感じない。憲法を変えなければいけない政治課題が起これば盛り上がるが、今のところそういう政治課題は全くない。

 -安倍晋三首相は憲法改正に意欲を示している。
 大人でも憲法の全文を読んで改正を議論している人はあまりいない。改正に賛成しておくと格好良いというファッションのような投票行動を取るのは一番まずい。理解できないことについて下手に態度表明しないことは誠実な態度だ。

 -18歳選挙権の課題は何か。
 18歳になって政治参加を求めるための教育をきちんとしているかが問われる。何をどう教育するのかということを考えなければいけない。教育が追い付いていない。

 -若者の政治への無関心が指摘されている。
 政治的な興味はあると思う。自分の社会をこうしてほしいとか、将来働く場所をどうしてほしいとか考えてはいるが、1票を投じることによって政治を動かせるという意識が弱いのではないか。

 -その原因はどこにあるのか。
 国民と政治家との間に、非常に距離があるということではないか。政治家はどうしてもまとまった票が取れる組織の方を向く。これは与野党同じだ。ただ、若者は非常に今、つらい立場にいる。ブラックバイトやブラック企業が問題となって久しいが、若者でないと実感できない政治問題は確実にあるので、そうしたものを表明するという意識は持ってほしい。大人たちに気後れしないでほしい。

 -各党、さまざまな方法で若者に投票を呼び掛けている。
 有権者は、普段は一般市民だが投票の時だけは強大な権力を自分が握っているという自覚をまず持ってほしい。だから、投票箱の前に行くところまでは義務だと思う。その上で国民全体のために白票を投じるという選択肢はあるかもしれない。あらゆる党への不信を表明する行動は取ってもいいと思うが、投票所の前まで行くのは市民、国民としての義務で、託された権限、権力の責任の重さを自覚して投票所に行ってもらいたい。

 -若者はどのように選挙に臨めばよいのか。
 投票は孤独にやるもの。憲法でも投票の秘密は絶対に保障しないといけないということなので、投票箱の前で投票する時は、誰に入れたか誰にも知られない。そういうことの意味を考えてほしい。

 -若者が継続して投票所に足を運ぶにはどうしたらよいか。
 若者に選択肢を示せるような政党側の組織の問題はあるだろう。あとはそれぞれの危機感のようなもの。現状維持でいいとか誰でもいいと考えている人は投票に行かない。

 -若者も危機感を持つべきだと考えるか。
 権力や政治がやってることに不満を持った時、それを意見表明していくことが政治への参加だと思う必要はある。

 -若者へのメッセージを。
 沖縄問題に興味を持ってほしい。若者は自分の身分のようなものが確定していないので、実は若い人の方が国政全体を見渡し、高みから政治判断ができるのではないか。本土と沖縄では基地問題をはじめいろんなことにギャップがある。ぜひ若い人たちは沖縄問題に興味を持ち、それを投票で表現してみてほしい。
 
 木村 草太氏(きむら・そうた)東大卒業後、首都大学東京准教授(憲法)を経て、2016年より同大教授。著書に「憲法の急所」など。横浜市出身。35歳。 (2016/06/13-15:45)


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