したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

選挙・議員関連情報スレ

3863名無しさん:2013/08/08(木) 12:59:22
 木村氏は「地方だと、周りに住んでいる人は誰を支持するという空気が分かる。リアルでは当たり前のように起きているのが、ソーシャルに顕在化してきただけ。今回、参院選のような全国区で、しかも選挙区が広いところからスタートできたのは色々な意味でよかった」と分析した。

 地方新聞の記者経験からすると、この指摘は合意できるところが多い。わずか数票で当落が決まる町村議会などでは、徹底的な票読みが行われる。それを支えるのは地域の濃厚なコミュニケーションだ。一方、ネットは匿名性が特徴だったが、フェイスブックの登場で実名化が進む。ツイッターも普段の書き込みから人物が推測される可能性がある。リアルがネットを侵食している。

 ネット選挙の成功事例として紹介されることの多いオバマ米大統領もリアルに踏み込んでいる。オバマ陣営はネット上にある個人データを分析し、戸別訪問や電話につなげて支持を広げていった。ネット選挙は、ネットだけで行われていても威力はないが、リアルと結びつけば大きな力を発揮する可能性がある。

 匿名性の高い都市社会では、政治信条や主義を表明せずに暮らすことができるが、ソーシャルメディアによって濃厚なコミュニケーションが作られるようになり、ネット選挙解禁が進むことで、政治的匿名性が脅かされ始めている。このような変化を受け入れる準備ができているとは言いがたい。フェイスブックには政治観を書き込む欄があるが、それほど利用されていない。まだまだ、政治的な態度表明はリスクが大きいのが現実だ。

■選挙終了で握手できるのか

 人気グループEXILE(エグザイル)のメンバーがネットで候補者を応援したとしてNHKは出演している番組の放送を急きょ取りやめた。一方で、赤旗で共産党を応援した女優はそのまま放送され、判断が分かれている。このニュースで起きたのはメディアの中立性に関する議論だが、政治的な態度表明のリスクととらえることもできる。

 リスクは、何も人気アーティストやタレントだけにかかわるものではない。業界や企業ぐるみで政党や候補者を支持することもある。社員が別の候補への支持をソーシャルメディアで表明することができるのかという問題がある。ソーシャルメディアはログを残す。過去に特定の政党や政策アジェンダへの反応や書き込みが解析され、政治スタンスが明らかになり、知らぬ間に不利な立場に追い込まれているかもしれない。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板