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選挙・議員関連情報スレ

336オリーブの木:2003/02/09(日) 12:05
■国会論戦――面白くなってきた


 やればできるじゃないか。そう思わせる民主党の奮闘ぶりである。
 国会論戦のことだ。予算審議が始まったばかりだが、「学級崩壊」と言われた国会も、この調子なら少しはピリッとするかもしれない。

 民主党が小泉政権との対決姿勢をはっきりさせたことが大きい。対案を用意し、政権交代を訴える。皮切りとなった岡田克也幹事長の代表質問は象徴的だった。

 「経済失政」を指摘し、政府予算案を批判して雇用創出を重んじた党の考えを示した。補助金は一括交付金として自治体の裁量に任せよ、公共事業の受注企業からの政治献金は禁止すべきだ、とも主張した。

 自民党政権にできるか、というわけだ。岡田氏は異例の再々質問にも及んだ。

 予算委で先陣を切った菅代表は、党独自の来年度予算案を手に「小泉内閣か菅内閣か」と迫った。公共事業費の大幅カットが目立つ民主党案に、首相は「これで本当に持つのかなと心配する」と切り返したが、対案の提示は評価せざるをえなかった。

 顔ぶれの変化も印象的だ。柱となる菅、岡田両氏に続き、予算委では前原誠司、枝野幸男、原口一博と弁の立つ若い議員を前面に出した。質問文に頼らずとも二の矢、三の矢が継げる議員たちである。

 前原氏は新たな国連決議なしに米国がイラクを攻撃した場合の法的根拠をただし、政府を立ち往生させた。「仮定の積み重ねには答えかねる」という川口外相に、前原氏が「現実に起こりうる話を議論できずに何の国会か」と怒ったのはもっともだ。

 この問題では、本質を突くやりとりもあった。国際情勢の推移を見て判断するという首相に、前原氏は「自分たちがどう国際社会を作り出していくか、日本がどうしたいのかという視点がまったくない」と指摘したのだ。

 民主党内が経済政策や安全保障問題で一致結束しているとは言い難い。官僚の手を借りずに作ったという予算案にしても、盤石ではないだろう。保守新党騒ぎのようないざこざも尾を引いている。

 それでも、まずは国会で政府の誤りや矛盾をきちんとただし、論陣を張ってこそ野党第1党の意味がある。そこから党の求心力も生まれてくるだろう。今国会のすべり出しには、迷走続きだった民主党の議員たちも「潮目が変わりつつある」と手応えを感じている。

 さらに共産党の志位委員長が、自民党支部などが選挙前に企業献金を受け取っていたことを追及するなど、野党各党が攻勢をかけた。

 野党が元気になってきたのに、肝心の首相にまったく覇気が感じられないのはどうしたことか。正面から向き合おうとせず、「丸め丸めよ我が心」と柳に風の姿勢では論戦も深まりようがない。

 今度は首相が奮起する番である。


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