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選挙・議員関連情報スレ

3293名無しさん:2010/06/21(月) 20:18:02
 要するに、ハイエンドなものではなくて、ミディアムエンドなもの作る必要があるわけです。ハイエンドなものは価格は高いけれど数が売れないから、開発コストが高い製品では採算が難しい。スーパーコンピューターがいい例です。1年間に何十台も売れないから採算がとれない。それでは、ローエンドの物、1台20万円の自動車は日本の生産コストでは作れない。だから、ミディアムエンドの物を作る、それを先に成功しているのが韓国です。韓国のサムソンは、国内の販売は1割程度で、9割は海外で売っている。日本は、ソニーは例外ですが、あとは50%くらいです。やはりそこが遅いのです。例えば、産業政策ひとつとっても、そういう時代を読んで先を行くということができていない。従来型をいつまでもやっています。

 例えば80年代に、アメリカはどん底でした。当時、私はアメリカにいました。しかもデトロイトの近くの州立大で仕事をしていたから、ジャパンパッシングの目にもあいましたけど。その時、アメリカが何をしたかというと、道路や橋の新規着工を抑えて、そのお金をインターネット・ハイウェイに投入したのです。そういう公共事業の転換をして、増収策に売って出たのです。日本はそんなことやらないです。相変わらず衰退産業にも補助金を出し続けています。やはり次世代のためになるような歳出が、いまだにできない。そういう新しい産業政策を生み出す力が既存の政治にない。それが、もしかしたら既存の政界にはいない人材で、時代を鋭く見ることができる人なら政治を変えてくれるのではないかという期待をもたせくれるわけです。それが結果的にタレントさんかもしれないし、別の職業の人かもしれないわけです。

 例えば、中村敦夫さんが参議院の東京選挙区で立候補した当時、多くの人が一票を入れたのは、木枯らし紋次郎で有名だったからではなく、ドキュメンタリー番組や情報番組の司会を長くやっていた時に終始一貫したぶれない発言が有権者の信頼を得たからだったと思います。それから、舛添さんはやはり専門の国際政治についてのポリシーがありました。それに比べて、有権者から見て当選後に何をするのかわからない人は、タレントで知名度があっても、それほどの票は期待できない。だから、タレント候補として一括りにはできなくて、その人なら既存の政治家にはできない何かをしてくれるという期待が持てるかどうかで判断するというのが、有権者側の心理です。それを、政党の側がわかっていないのではないですか。それなりの知名度があるタレントを出せば、ひょっとすると当選するかもしれないと思っているとしたら、政党は有権者を少しバカにしすぎていると思います。


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