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選挙・議員関連情報スレ

3291名無しさん:2010/06/21(月) 20:16:34
ニュース争論:タレント候補は是か非か(1) 小林良彰氏/中村敦夫氏(5/6ページ)
http://mainichi.jp/select/opinion/souron/news/20100529org00m070999000c5.html

 立会人 中村さん、タレントでもスポーツ出身の人と芸能界とジャンル別に分けた場合、永田町で一緒に仕事して感じる違いはありましたか?

 中村 これは別にタレント議員だけじゃなくて、おおよその議員は結局のところ、何を根拠に政治をやっているのか分かりにくいですよ。私がいま一番重要なのは次のようなことだと思います。政治も混迷してるし政党も混迷状態。そういう中から訳も分からず迷い出た亡者みたいな人たちが一杯いろんな新党を作ってるわけでしょ。みんな分かってないんですよ。言ってることは非常に部分的なことだけ言ってるわけです。もっと全体というものを、大きくつかむような時代認識とか、あるいはこの混迷から脱出するための突破口というか、そういう政治理念がないと、誰が当選しようと何も変わらない。そこ抜きに何か語っても無意味だという気がしますね。

 今、近代というものが終わりかけている。先がないというのが大きな流れだと思う。これは世界レベルの話ですよ。人類史的な問題もある。大きな点から考えると環境破壊。要するに開発と無限の経済成長を求めていくことが、環境破壊につながっているということが、だんだん明らかになってきたわけです。人類の存続の危機にまで進んできてしまっている。これどうするかが、すごく大きな問題です。昔の自由主義とか社会主義のテーマでない。生産の拡大と経済の成長を、何よりの人間の幸せの目標として暴走してきた結果、人口爆発が起きているという問題もある。産業革命以来、人口は15〜16倍と急激に増えたわけでしょ。地球が養える容量を超えてしまっている。こういう問題も旧来の政治思想では解決できない。

 20世紀の前半くらいまでは、それまでの近代主義に希望があった。そこで、自由主義か社会主義を選ぶ。両方とも生産の拡大ということでは同じですから。富の分配の仕方についての意見が違ったわけです。それだけの違いで同じ穴のむじなだと思うんですが、50年代からいろんな問題が起きるんですよ。それをこの二つの政治思想では解決できない。例えば、人口爆発、環境破壊、官僚制、格差、あるいはジェンダーという問題、民族問題も出てきますね。これまでの二つの主義とか、労働組合が中心になって進めてきた反体制パワーでは駄目という時代になって、混迷が一挙に人々の前に出てきた時があるんです。

 その象徴的な瞬間が1968年のパリの5月革命です。アメリカではベトナム反戦がものすごい勢いで盛り上がった。古い価値観に対してヒッピーたちが反乱を起こした。日本では全共闘運動が起きた。1968年以降、二つの政治思想ではもう駄目だと。ヨーロッパでは学生や知識人中心にいろんな試みがあって、そこから緑の党とか、社会民主主義の新しい考え方とかが出てきているわけです。だけど、日本はずーっと遅れてですね、アメリカもそうなんですけど、そういう意味で何か出てこないんですよ。同じようなこと言ってるわけですね。民主党も自民党もね。


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