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選挙・議員関連情報スレ

2830千葉9区:2009/03/22(日) 22:48:48
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090322-OYT1T00788.htm
戦後保守政治の舞台が灰に…絶句する地元住民ら

 戦後保守政治の舞台にもなった神奈川県大磯町の旧吉田茂邸が22日朝、焼け落ちた。政財界の大物が通い、吉田元首相が退陣した後も池田勇人元首相や佐藤栄作元首相らが頻繁に訪れ、“政界のご意見番”に助言を仰いでいた。

 神奈川県内で相次ぐ、歴史的な建造物の焼失。大磯町は文化財に指定することにしていただけに、ゆかりの人や住民は落胆した。

 保存活動に携わった大磯ガイドボランティア協会副会長の吉川武士さん(67)は「米大統領も訪れた歴史の舞台だった。町の貴重な財産を守ろうとしたのに一瞬でなくなってしまうなんて」とぼうぜんとした表情で語った。

 旧吉田邸で吉田元首相のお手伝いをし、今は建物管理をしている竹内トキ子さん(83)は「私がふきんでふいた写真やテーブルも燃えてしまったと思うと、いろいろな思い出が浮かんで体が震える」と声を詰まらせた。

 旧邸から注文を受けて豆腐を届けに行ったことのある豆腐店経営、真壁兼太郎さん(82)は「素晴らしい調度品がたくさんあった。管理がしっかりしていたのにまさか焼けてしまうとは」と絶句した。

 県平塚土木事務所によると、2階には、当時の官邸と直接つながっていた黒塗り電話が展示されていた。内門は1951年、サンフランシスコ講和条約締結を記念して建てられたものだった。1階には79年の大平正芳首相とカーター米大統領の首脳会談が行われた客間や、蒋介石から贈られたというついたてなどが飾られた食堂があった。

 旧吉田邸は所有する西武鉄道が4年前頃から、売却する話が浮上したため、住民が保全を求めて署名運動を展開した。「迎賓館として活用しよう」という取り組みもあった。

 県が3年後の一般公開を目指し、西武鉄道から邸宅の寄付を受け、敷地を二十数億円で買収して隣接する公園と一体整備する計画を発表したばかりだった。

 県は「緑地や庭園の価値は高く、整備計画は進める。復元については西武鉄道や大磯町との協議を踏まえて対応を決めたい」としている。

(2009年3月22日21時26分 読売新聞)

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090323k0000m040074000c.html
旧吉田邸全焼:防火設備なく 貴重品も灰に

 蒋介石のガラス製ついたて、ネール元インド首相のクジャクはく製、カーター元米大統領が使った大テーブル……。神奈川県平塚土木事務所によると、22日焼失した同県大磯町の旧吉田茂邸には、歴史を物語る贈り物の数々も保管されていた。吉田元首相と首相官邸を結んだ「官邸電話」も含め焼失したとみられる。駆けつけた地元選出の河野太郎衆院議員は「建物は図面で再建できるかもしれないが、調度品は取り返しがつかない」と肩を落とした。

 火災の一報は午前6時2分。大磯町によると、旧吉田邸の警備員から「煙が出ています」と119番が入った。町や消防団に隣接市町からの応援も加え、消防車計18台で消火活動に当たったが、強風に妨げられ全焼を防げなかった。

 住宅を所有・管理する西武鉄道によると、警備員1人が敷地内に常駐し、漏電警報と消火器はあったが、火災報知機やスプリンクラーなどの防火設備はなかった。文化財ではないため消防法上の設置義務はない。

 ただ、神奈川県内では、火災報知機がない歴史的建物の焼失が相次ぐ。15日には横浜市戸塚区にある国の重要文化財「旧住友家俣野別邸」が全焼したが、原因は調査中。藤沢市の「旧モーガン邸」は07年5月と08年1月の火災で全焼、県警は放火とみて捜査中だ。

 旧吉田邸近くに住む小島あや子さん(58)は「2階から富士山も眺められ素晴らしい建物だった。自分の家が燃えたようなショック」と話した。【渡辺明博、吉住遊】

 ◇「象徴」なくなった
 ▽御厨(みくりや)貴・東京大教授(日本政治史)の話 戦後政治史に一つの区切りができそうな時期に、その象徴が一足先になくなった気がする。昔の政治家は大邸宅を構え、ぜいたくな空間で物事を考えていた。今の政治家にはない一つのあり方だが、そうした歴史を追体験できなくなるのは残念だ。


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