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殺人の是非について

36臨床心理士 ◆apeYsRjEVs:2023/01/13(金) 03:35:58
つまるところ、当たり前のことであるが、殺人が容認されていないのは社会の治安のためでしかない。
人を殺してはいけないのは、概念であり、コモンセンスとして社会を構成する人間の共通の認識であることも当たり前。
自由意思で殺すことも、殺さないこともできるのも、当たり前の前提。

ただ、殺人はどうしていけないのか、という問いに対して、社会の通念ではなく、哲学として回答するのが非常に難しい。
人はだれしも哲学者であるが、お互いに哲学者として殺人を肯定するのか、否定するのか、是非が問われている。
社会の共通認識は社会に所属する以上、一定の枠組みで守らなくてはいけないが、哲学的に殺人を容認、否定するかどうかは別問題。
純粋無垢な子どもが、何故人を殺してはいけないのか、と大人に問うた時に、社会のルールではなく、真実としてどう説明するかが焦点。
宗教のドグマは通用しない現代で、合理的に説明するのが難しい。まさか、社会では許されないけれど、哲学的には(本当は)人を殺してもいいんだよ、などと説明するわけにはいかない。無垢な子どもにそんなことを伝えられない。
バレなきゃ殺してもよい、とか、報復を受けなければ殺してもよい、と説明するわけにはいかない。「同胞の報復を受けなければ殺人は容認される」という命題に対して、いかに合理的に反論するか悩ましい。
純粋無垢な子どもを前にして、如何に返答するかが問われていると思う。
バレなきゃ殺していいし、仕返しされなければ何してもOKなどと、返答していいわけがない。それが結構な問題なのだが…。
みなさんは子どもを前にして、どう返答なさいますか? 私には正解が分からない。


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