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短詩人/Hyperion
751
:
秋魚
:2017/02/05(日) 01:26:13
(無題)
・・おの/\こゝろをのどめて、あすは此の山をこゆべき用意せさせて、うちや
すみしに、夜中過るほど、いたくくるしげなれば、をしうごかし侍れば、只今
の夢に定家卿にあひたてまつりしといひて、玉のをよ絶えなばたえねといふ哥
を吟ぜられしを、聞く人、是は式子内親王の御哥にこそと思へるに、又このた
びの千句の中にありし前句にや、
ながむる月にたちぞうかるゝ
といふ句を沈吟して、我は付けがたし、みな/\付け侍れなどたはぶれにいひ
つゝ、ともし火のきゆるやうにしていきも絶えぬ。
・・箱根湯本での、宗祇の臨終の様子。夢の中で定家があらわれたといい、吟じた歌は「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることのよわりもぞする」という式子内親王の歌。
玉の緒は玉を結びつける糸だが一つではなく複数の玉であろう。忍ぶ恋と題されている。
水無瀬川の記憶か?
式子内親王
後白河天皇の第3皇女。母は藤原成子(藤原季成の女)で、守覚法親王・亮子内親王(殷富門院)・高倉宮以仁王は同母兄弟。
・・定家との秘された愛恋は有名。
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