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短詩人/Hyperion

593秋魚:2015/09/18(金) 21:56:40
(無題)
・・諏訪のホテルはたいてい温泉です。一晩中好きに入れるというので、でも二度使っただけです。自転車でアップダウンを何度もやって筋肉痛が来るはずですが、なんともないのは興奮が続いているからでしょうが、湯の癒しもあるでしょう。

 いよいよ本命の伊那に入ります。諏訪湖沿いに岡谷まで行きます。天竜川の開き口でここからずっと伊那谷へ流れだんだんと脇の水流を集め天竜渓谷はそれは見事なものです。(昔の記憶)・・あとは天竜川に沿ってまず辰野まで出ます。それからやはり天竜川沿いに伊那街道をひたすら進めばよいようです。・・岡谷−辰野という道、実はあまり良い道ではないです。特に自転車には。細い上に午前のこの時間、通勤ラッシュの車が続きます。距離も意外と長いです。奥多摩の悪路は経験済みでなんとかこなせるものの勝手のわからぬ初物はいやなものです。

 本命にたどりつくにやや困難な道はどうやっても存在する。岡谷−辰野という道、嫌な道でしたが、なんとかクリアしました。辰野−伊那はだんだん快適になります。辰野から箕輪に入ってこの土地の広いこと。なかなか抜けられなかったのは、早く伊那にたどりつきたかったからでしょう。・・この天竜川に沿って、これはうっかりしていたけれど、糸魚川−静岡構造線をなし、フォッサマグナ「大きい割れ目」の西の端に沿った道のことだった。・・あの八ヶ岳と南アルプスの狭間の平原も釜無し川が流れていましたが、フォッサマグナの構造をつくっています。地質学上の大きな発見があり、今回のツーリングもそこがステージなのに今気づきました。

・・自転車を走らせます。伊那にもう入っているようです。田園風景は、稲穂が金色に実りつつあるようです。記憶が定かではありません。・・この伊那街道、このまままっすぐいけば火山峠に行くはず。はじめに伊那市駅に寄ろうとしました。ガソリンスタンドで右折する道を教えてもらい、ちょうどその交差点に来た時、考えが変わりました。右にいけば伊那市駅、まっすぐなら火山峠。この近辺にミスズの郵便局があるはず。・・井月のお墓に寄ろう。

 近くの郵便局にずかずか入り、順番を無視して事務の人に声をかけました。ミスズに行きたい。郵便局はどこでしょう?若い事務員さんが仕事途中でしたが、ミスズはこの交差点を左折して高遠の方へ行ってください。すこし遠いです。おおまかな位置を教えてもらい、ありがとうをいって、すぐその道に走りました。火山峠のあとに井月のお墓をさがす予定でしたが、急に、お墓に寄りたくなりました。・・伊那から高遠に向う道があります。その途中ミスズの郵便局のあるところで左折しまっすぐいって突き当たりを左折とかざっと地図は頭に入っていました。・・実際ミスズ地区までかなりあり人に何度も尋ねました。坂を登り一段高い平地にでます。もう近いはずですが、耕運機を動かしている人に尋ねるとよく知っていました。にこにこ笑って今度は確実です。

 見晴らしの利く平地の中に一本の木があって、その下に井月のお墓があると頭にあります。この一帯白い花が満面に咲いていて蕎麦の花でしょうか。赤とんぼもちらほら。天竜川の向こうの山並みまで見晴らかせ光の広がりは空と一体でした。・・あの木だろうか?この見える光の風景の全体がステージのようでまさにそのど真ん中に一本の木があります。空気、光、地熱とか一体になって体に染みこんで来るようです。・・近づくと、囲い塀の横に案内板があってまちがいありません、ここに井月は眠っています。

 はるばる来ました。案内板の前に自転車を留めて、やっと来たか。自転車にぽつっと声をかけました。囲いを廻って簡素な墓地に入れます。塩原家の代々のお墓がいくつかあって、一本の木の下に丸い愛想のある墓石がありました。・・井月の墓です。

 なんというか万感の想いがこみあげてきて、墓に手を合わせたり、周囲をうろうろ、しばらくは何もできません。・・火山峠までは自分で歩いていました。そこで倒れてこのミスズの地に眠りにつくまで地元の人のお世話です。墓石も。・・降るとまで人には見せて花曇り。この句が刻まれていて今は磨耗で読めません。・・ペットボトルの水を墓石にかけました。


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