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短詩人/Hyperion

419秋魚:2013/02/12(火) 22:37:54
(無題)
  馬ぼくぼく我を絵に見る夏野かな  はせを

・・Hayabusaに二週間乗らないと肉体も精神も萎縮する。旅に病んだ芭蕉を追っていた。発句の名人というより本人はたしか脇を付けるのが得意と言っていたが。「旅に病む」というのは「旅中で心身を病む」というのではなく「旅に憑かれて夢中になる」意であろう。・・「旅に病み夢は枯野をかけめぐる」という辞世だが、旅の発端というものがあるはずだ。その発端は天和二年(1682年)の江戸の大火にはじまる。俗に言う八百屋お七の因縁の火事が深川の庵を灰にした。お七にとっても恋の妄執の発端となった大火だった。・・「江戸駒込の大円寺から出火した火事は、本郷、下谷、神田、日本橋、浅草、本所、深川まで類焼し江戸の七分どおりを灰じんと化した。」「火はついに江東に及んで、深川の芭蕉庵も急火に囲まれ、芭蕉は潮にひたって危うく難をまぬがれたという。」

・・焼け出された芭蕉は、その後、門人の別荘のある甲州の谷村(都留市)に流寓する。このとき甲州街道を歩いているはずだ。・・多摩川は谷保村のあたりの石田で渡ったと思われる。今は石田大橋という日野バイパスの橋がある。・・極楽湯に向かう。この道は大きく二つのアップダウンがある。芭蕉が甲州に入るには八王子高尾の先で大垂水峠を越えねばならない。大変なヒルクライムになるという。自分もこの大垂水峠を越えて相模湖までいってみたい。今日は極楽湯に向かって多摩でヒルクライムの練習になる。いつぞやの川越街道と比べて道は断然いい。・・もう2度走っているが、この程度の上り坂ならギアチェンジ一つくらいで楽にこなせる。・・ipodというメディアプレイヤーをつけて走った。このipodは最近入手してバッハ「ピアノコンチェルト」、ショパン「ノクターン」、セリーヌディオンのポップスとかシャッフルして聴ける。自転車に乗りながら音楽を聞くというのは危なくないかと思いつつ、でもかなり快適なライダーになった。外の音も入ってくる。後ろからの音が聞きづらいが、いいリズムで走ることができる。これはヒット。


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